「新サクラ大戦」を編集中
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| 原作 = 広井王子 | | 原作 = 広井王子 | ||
| 脚本 = イシイジロウ(ストーリー構成)<br/>鈴木貴昭 | | 脚本 = イシイジロウ(ストーリー構成)<br/>鈴木貴昭 | ||
− | | キャラクターデザイン = [[スタッフ:久保帯人|久保帯人]](メイン)<hr>'''ゲスト'''<br/>堀口悠紀子<br/>BUNBUN<br/>島田フミカネ<br/>いとうのいぢ<br/>副島成記<br/>杉森健<hr>[[スタッフ:工藤昌史|工藤昌史]](ビジュアル設定) | + | | キャラクターデザイン = [[スタッフ:久保帯人|久保帯人]](メイン)<hr>'''ゲスト'''<br/>堀口悠紀子<br/>BUNBUN<br/>島田フミカネ<br/>いとうのいぢ<br/>副島成記<br/>杉森健<br/>Mika Pikazo(アニメ版のみ)<hr>[[スタッフ:工藤昌史|工藤昌史]](ビジュアル設定) |
| メカニックデザイン = [[スタッフ:明貴美加|明貴美加]] | | メカニックデザイン = [[スタッフ:明貴美加|明貴美加]] | ||
| 音楽 = 田中公平 | | 音楽 = 田中公平 | ||
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| 発売元 = セガゲームス | | 発売元 = セガゲームス | ||
| 発売日 = 2019年12月12日 | | 発売日 = 2019年12月12日 | ||
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X-Ω]] | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X-Ω]] | ||
| その他 = | | その他 = | ||
}} | }} | ||
− | 『'''新サクラ大戦''' | + | 『'''新サクラ大戦'''』は、セガゲームスより発売されたコンピュータゲーム。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
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ナンバリングタイトルとしては『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』以来14年ぶり、外伝を含むと『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~』以来11年ぶりの完全新作タイトルとなる。グラフィックは全て3Dで表現され、バトルパートは前作までのターン制SRPGからアクションゲームに変更、ジャンルも「ドラマチック3Dアクションアドベンチャー」へと生まれ変わった。 | ナンバリングタイトルとしては『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』以来14年ぶり、外伝を含むと『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~』以来11年ぶりの完全新作タイトルとなる。グラフィックは全て3Dで表現され、バトルパートは前作までのターン制SRPGからアクションゲームに変更、ジャンルも「ドラマチック3Dアクションアドベンチャー」へと生まれ変わった。 | ||
− | ナンバリングタイトルでありながら番号が割り振られていないのは本作がリブート作品という立ち位置にあるためで<ref name=famitsu201903> | + | ナンバリングタイトルでありながら番号が割り振られていないのは本作がリブート作品という立ち位置にあるためで<ref name=famitsu201903>https://www.famitsu.com/news/201903/30173892.html</ref>、登場キャラクターは元より、メインスタッフも従来から大幅な入れ替えが行なわれている。 |
− | + | ゲーム発売前よりメディアミックスが多角展開されており、漫画や小説の他、2020年にはテレビアニメ版となる『新サクラ大戦 the Animation』の放送と舞台の公開が予定されている。 | |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | 太正十九年。帝都・[[東京]]で「降魔大戦」と呼ばれる戦いが勃発。[[帝国華撃団]]、[[巴里華撃団]] | + | 太正十九年。帝都・[[東京]]で「降魔大戦」と呼ばれる戦いが勃発。[[帝国華撃団]]、[[巴里華撃団]]、紐育華撃団はこの脅威に立ち向かい、自らの消滅と引き換えに世界を救った。 |
その功績から、華撃団による都市防衛構想は世界中から認められ、「世界華撃団連盟(WLOF)」が設立。世界の各都市で華撃団が誕生する。各国の華撃団はWLOFが開催する平和の祭典「華撃団競技会」で歌劇と戦闘の技術を競い合い、自らの力を高めあった。2年に1度開催されるこの戦いは「世界華撃団大戦」と呼ばれ、人々は熱狂していった。 | その功績から、華撃団による都市防衛構想は世界中から認められ、「世界華撃団連盟(WLOF)」が設立。世界の各都市で華撃団が誕生する。各国の華撃団はWLOFが開催する平和の祭典「華撃団競技会」で歌劇と戦闘の技術を競い合い、自らの力を高めあった。2年に1度開催されるこの戦いは「世界華撃団大戦」と呼ばれ、人々は熱狂していった。 | ||
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;大葉こまち | ;大葉こまち | ||
:大帝国劇場の売店担当。金儲けに余念がないバリバリの大阪商人。風組隊員。 | :大帝国劇場の売店担当。金儲けに余念がないバリバリの大阪商人。風組隊員。 | ||
− | ; | + | ;司馬令二 |
:帝国華撃団のメカニック兼大帝国劇場の大道具係。神山とは兵学校時代の同期で腐れ縁。 | :帝国華撃団のメカニック兼大帝国劇場の大道具係。神山とは兵学校時代の同期で腐れ縁。 | ||
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:上海華撃団実働部隊・五神龍隊員。 | :上海華撃団実働部隊・五神龍隊員。 | ||
− | === | + | === 倫敦(ロンドン)華撃団 === |
;アーサー | ;アーサー | ||
:倫敦華撃団の実働部隊・円卓の騎士団長。 | :倫敦華撃団の実働部隊・円卓の騎士団長。 | ||
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:倫敦華撃団実働部隊・円卓の騎士団員。 | :倫敦華撃団実働部隊・円卓の騎士団員。 | ||
− | === | + | === 伯林(ベルリン)華撃団 === |
;エリス | ;エリス | ||
:伯林華撃団の実働部隊・シュヴァルツシュテルン隊長。 | :伯林華撃団の実働部隊・シュヴァルツシュテルン隊長。 | ||
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:伯林華撃団実働部隊・シュヴァルツシュテルン隊員で参謀格。 | :伯林華撃団実働部隊・シュヴァルツシュテルン隊員で参謀格。 | ||
− | === | + | === 莫斯科(モスクワ)華撃団 === |
− | ; | + | ;クラーラ |
:莫斯科華撃団の隊員で、壊滅前の隊員では唯一の生存者。アニメ版に登場。 | :莫斯科華撃団の隊員で、壊滅前の隊員では唯一の生存者。アニメ版に登場。 | ||
;ヴァレリー・カミンスキー | ;ヴァレリー・カミンスキー | ||
:新生・莫斯科華撃団の隊長。アニメ版に登場。 | :新生・莫斯科華撃団の隊長。アニメ版に登場。 | ||
− | ; | + | ;レイラ |
:新生・莫斯科華撃団の隊員。アニメ版に登場。 | :新生・莫斯科華撃団の隊員。アニメ版に登場。 | ||
− | === | + | === 降魔 === |
;夜叉 | ;夜叉 | ||
− | :仮面をつけた女性型の上級降魔。声や容貌が[[真宮寺さくら]] | + | :仮面をつけた女性型の上級降魔。声や容貌が[[真宮寺さくら|彼女]]に酷似しているが…。 |
;朧 | ;朧 | ||
:相手を苦しめ、絶望に落とす事を快楽とする男性型の上級降魔。 | :相手を苦しめ、絶望に落とす事を快楽とする男性型の上級降魔。 | ||
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== 登場メカ == | == 登場メカ == | ||
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;[[三式光武]] | ;[[三式光武]] | ||
:[[光武二式]]をベースに開発された霊子甲冑。物語開始時点では天宮さくらが搭乗。 | :[[光武二式]]をベースに開発された霊子甲冑。物語開始時点では天宮さくらが搭乗。 | ||
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== 用語 == | == 用語 == | ||
『[[サクラ大戦]]』の項目も参照。 | 『[[サクラ大戦]]』の項目も参照。 | ||
;降魔大戦 | ;降魔大戦 | ||
− | : | + | :『V』から2年後(『君あるがため』から1年後)の太正十九年に勃発した大規模な降魔の襲撃。帝都全域に甚大な被害を及ぼした。 |
:最終的に帝都、巴里、紐育の華撃団消滅と引き換えに事態は終結。この事件を契機としてWLOF(世界華撃団連盟)が設立され、世界各都市で華撃団が誕生することになる。 | :最終的に帝都、巴里、紐育の華撃団消滅と引き換えに事態は終結。この事件を契機としてWLOF(世界華撃団連盟)が設立され、世界各都市で華撃団が誕生することになる。 | ||
;世界華撃団連盟(WLOF) | ;世界華撃団連盟(WLOF) | ||
− | :降魔大戦後に設立した連盟。WLOFは'''W'''orld '''L'''uxuriant '''O'''pera '''F''' | + | :降魔大戦後に設立した連盟。WLOFは'''W'''orld '''L'''uxuriant '''O'''pera '''F'''ederationの略称。各国の華撃団の結成と運営を担当しており、旧作の「賢人機関」にあたる組織だが、WLOFと各国の華撃団は世間に広く知られた存在となっている。ただし、代表となる事務総長はその素性が歴代から謎に包まれている。物語開始時点の事務総長はプレジデントG。 |
;世界華撃団大戦 | ;世界華撃団大戦 | ||
− | : | + | :正式名称は「華撃団競技会」。太正二十五年に始まり、以降2年に1度開催される、各国の華撃団が集結して演舞部門と演技部門で実力を競い合う大会。降魔大戦後に平和な時代が続き、華撃団の平和利用が叫ばれる中で誕生した。演舞部門は3人のチーム戦で行う。 |
:本作で描かれる大会は第3回目となり、予選を勝ち抜いた8つの華撃団と開催国枠として帝国華撃団が参加する。 | :本作で描かれる大会は第3回目となり、予選を勝ち抜いた8つの華撃団と開催国枠として帝国華撃団が参加する。 | ||
;[[霊子戦闘機]] | ;[[霊子戦闘機]] | ||
:[[霊子甲冑]]の発展型。 | :[[霊子甲冑]]の発展型。 | ||
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;二都作戦 | ;二都作戦 | ||
:降魔大戦において、降魔の首魁・降魔皇の復活を阻止する為に遂行された作戦。 | :降魔大戦において、降魔の首魁・降魔皇の復活を阻止する為に遂行された作戦。 | ||
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: | : | ||
:;「檄!帝国華撃団〈新章〉」 | :;「檄!帝国華撃団〈新章〉」 | ||
− | :: 作詞:広井王子、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸<ref> | + | :: 作詞:広井王子、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸<ref>https://ameblo.jp/kenokun/entry-12549607739.html</ref>、歌:佐倉綾音、内田真礼、山村響、福原綾香、早見沙織 |
::新たなる「ゲキテイ」。従来のバージョン違いと異なり、歌詞及びメロディーの大部分が新たに書き起こされている。 | ::新たなる「ゲキテイ」。従来のバージョン違いと異なり、歌詞及びメロディーの大部分が新たに書き起こされている。 | ||
− | ::これまでの『サクラ』の歌曲が「詞先」の手法で作られていたのに対し、今回は例外的に「曲先」の手法で作られている<ref> | + | ::これまでの『サクラ』の歌曲が「詞先」の手法で作られていたのに対し、今回は例外的に「曲先」の手法で作られている<ref>https://japan.cnet.com/article/35135001/</ref>。「夢は甦る帝国華撃団」という歌詞の一節には、広井氏と田中氏とセガゲームスからファンへの感謝の想いが込められている<ref name=anotoki>https://ameblo.jp/kenokun/entry-12526073884.html</ref>。 |
::『X-Ω』ではイベント「桜返り咲きて道は続けり」にて原曲がクエスト用BGMに採用。 | ::『X-Ω』ではイベント「桜返り咲きて道は続けり」にて原曲がクエスト用BGMに採用。 | ||
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == | ||
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**2008年に『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』が開催されたが、当初はこの舞台をもって『サクラ大戦』の全てのコンテンツは終了となる予定であった。その千秋楽の終演時に、劇場の閉館時間が迫ってもなお観客達が帰宅せずに『サクラ』の継続を訴えるという事態が発生。スタッフからの依頼を受け、音楽監督の田中公平氏は思わず「みんなこのままでは帰れないよね、心配しないでください。私が何とかしますから、今日はこれで帰ってください」と観客達の前で発言し、その場を収めた。この一件が発端となり、スタッフやキャストによる『サクラ』復活に向けた草の根的な運動が始まった<ref name=anotoki/>。 | **2008年に『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』が開催されたが、当初はこの舞台をもって『サクラ大戦』の全てのコンテンツは終了となる予定であった。その千秋楽の終演時に、劇場の閉館時間が迫ってもなお観客達が帰宅せずに『サクラ』の継続を訴えるという事態が発生。スタッフからの依頼を受け、音楽監督の田中公平氏は思わず「みんなこのままでは帰れないよね、心配しないでください。私が何とかしますから、今日はこれで帰ってください」と観客達の前で発言し、その場を収めた。この一件が発端となり、スタッフやキャストによる『サクラ』復活に向けた草の根的な運動が始まった<ref name=anotoki/>。 | ||
**その後、舞台はライブなどを経て2013年にショウとして再開され<ref name=anotoki/>、女性向けコンテンツ『サクラ大戦奏組』という新たな試みも行われたが、毎年のように提出されていた新作の企画は不採用という結果が続いていた。しかし、セガフェス2016にておこなわれた総選挙において『サクラ大戦』が「作品部門」と「復活期待部門」で1位を獲得したことでセガゲームス社内の風向きが変わり、本作のプロジェクトが立ち上がった<ref name=famitsu201903/>。 | **その後、舞台はライブなどを経て2013年にショウとして再開され<ref name=anotoki/>、女性向けコンテンツ『サクラ大戦奏組』という新たな試みも行われたが、毎年のように提出されていた新作の企画は不採用という結果が続いていた。しかし、セガフェス2016にておこなわれた総選挙において『サクラ大戦』が「作品部門」と「復活期待部門」で1位を獲得したことでセガゲームス社内の風向きが変わり、本作のプロジェクトが立ち上がった<ref name=famitsu201903/>。 | ||
− | ** | + | **作品の方向性について、セガゲームス取締役CPOの名越稔洋氏は「既存のファンに向けただけの作品になると、セールスもある程度見えてしまい、ジャンルとしても制約があるので、ぶち壊す部分をどの程度許容出来るかを模索した。壊せないのなら制作には反対だった」というコメントをしており、実際にセガゲームスとしても壊す=リブートする方向に舵を切った<ref name=dengeki201911>KADOKAWA『電撃PlayStation』2019年12月号 Vol.681 P84より。</ref><ref>https://dengekionline.com/articles/16919/</ref>。その結果、概要で述べた通りメインスタッフの大幅な入れ替えが敢行されており、これまで企画原案や世界設定を担当していたレッド・エンタテインメントも本作には不参加<ref>https://twitter.com/kikaku_RED/status/984998385030545408</ref><ref> |
− | + | [https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ 以前はSEGAとREDの複数名義だった]『サクラ大戦』の[[著作者|版権表記]]も、[https://web.archive.org/web/20170318032319/http://sakura-taisen.com/ 2017年にはSEGAの単独名義へと変わっている。]</ref>、広井王子氏は「原作」としてクレジットされ一部の歌曲の作詞を手掛けてはいるものの、開発としては協力を仰がないという体制を取っている<ref name=dengeki201911/>。 | |
− | [https://web.archive.org/web/20161128133541/http://sakura-taisen.com/ | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
− | + | [https://sakura-taisen.com/game/shin-sakura/ 公式サイト] | |
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