「劇中劇」を編集中
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− | ''' | + | 文芸作品などで演出手段の一つとして用いられる、「作品の中で描かれた」創作作品の事で、いわば「フィクションの中のフィクション」である。「'''作中作'''」とも呼ばれる。代表的な書法として「漫画家の主人公が、漫画を書く」などがある。 |
− | + | 現実世界における視聴者がアニメの登場キャラクターに影響を受けることがある様に、劇中のキャラクターも劇中劇に影響を受けることもある。特に、『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[ダイゴウジ・ガイ]]が『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』に、『[[蒼穹のファフナー]]』の[[小楯衛]]が『[[機動侍ゴウバイン]]』に強く影響を受けてロボットに乗っている。 | |
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== スパロボに登場する劇中劇作品 == | == スパロボに登場する劇中劇作品 == | ||
− | + | ;[[キングスカッシャー (劇中劇)|キングスカッシャー]]([[NG騎士ラムネ&40]]) | |
− | ;[[キングスカッシャー (劇中劇)|キングスカッシャー]]([[NG騎士ラムネ&40]]) | ||
:[[馬場ラムネ]]が大安売りで購入し、クリアしたゲーム。 | :[[馬場ラムネ]]が大安売りで購入し、クリアしたゲーム。 | ||
− | ;超電導[[カンタム・ロボ]]([[クレヨンしんちゃん]]) | + | ;超電導[[カンタム・ロボ]]([[クレヨンしんちゃん]]) |
:アクション仮面と並ぶ、[[野原しんのすけ]]の好きなロボットアニメ。玩具も多数販売されている。 | :アクション仮面と並ぶ、[[野原しんのすけ]]の好きなロボットアニメ。玩具も多数販売されている。 | ||
− | + | ;[[リン・ミンメイ物語]]([[マクロス7]]) | |
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− | ;[[リン・ミンメイ物語]]([[マクロス7]]) | ||
:「伝説の[[歌|歌姫]]」[[リン・ミンメイ]]を描いた[[超時空要塞マクロス|伝]][[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|記]]ドラマ。 | :「伝説の[[歌|歌姫]]」[[リン・ミンメイ]]を描いた[[超時空要塞マクロス|伝]][[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|記]]ドラマ。 | ||
− | ;[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]([[機動戦艦ナデシコ]]) | + | ;[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]([[機動戦艦ナデシコ]]) |
:1970年代のアニメ作品の熱血要素を取り入れ、2096年に制作されたロボットアニメ。 | :1970年代のアニメ作品の熱血要素を取り入れ、2096年に制作されたロボットアニメ。 | ||
− | + | ;[[メトロポリス]]([[THE ビッグオー]]) | |
− | ;[[メトロポリス]]([[THE ビッグオー]]) | ||
:[[ゴードン・ローズウォーター]]が記した[[小説]]作品。劇中時点で未完。 | :[[ゴードン・ローズウォーター]]が記した[[小説]]作品。劇中時点で未完。 | ||
− | + | ;[[機動侍ゴウバイン]]([[蒼穹のファフナー]]) | |
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− | ;[[機動侍ゴウバイン]]([[蒼穹のファフナー]]) | ||
:[[小楯衛]]の愛読書である[[漫画]]作品。作者は[[小楯保|大粒あんこ]]。 | :[[小楯衛]]の愛読書である[[漫画]]作品。作者は[[小楯保|大粒あんこ]]。 | ||
− | + | ;[[超機合神バーンブレイド3]]([[バンプレストオリジナル]]) | |
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− | ;[[超機合神バーンブレイド3]]([[バンプレストオリジナル]]) | ||
:[[新西暦]]185年から186年にかけて[[日本]]で放映されたロボットアニメ。 | :[[新西暦]]185年から186年にかけて[[日本]]で放映されたロボットアニメ。 | ||
− | ;BIRD HUMAN -鳥の人-([[マクロスF]]) | + | ;BIRD HUMAN -鳥の人-([[マクロスF]]) |
− | :「[[マクロスゼロ|マヤン島事変]]」から50年経った事で機密解除を受けて[[マオ・ノーム|発表された手記]] | + | :「[[マクロスゼロ|マヤン島事変]]」から50年経った事で機密解除を受けて[[マオ・ノーム|発表された手記]]を元に作られた映画作品。劇中では[[VF-25 メサイア|VF-25]]で撮影した映像をCG合成で[[VF-0 フェニックス|VF-0]]に描き換えるシーンも存在する。 |
− | + | ;[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]([[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]) | |
− | ;[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]([[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]) | ||
:[[西暦]]2314年に公開された[[ソレスタルビーイング]]の[[ガンダムマイスター]]の[[機動戦士ガンダム00|活躍]]を描いた映画作品。 | :[[西暦]]2314年に公開された[[ソレスタルビーイング]]の[[ガンダムマイスター]]の[[機動戦士ガンダム00|活躍]]を描いた映画作品。 | ||
− | ;[[無尽合体キサラギ]](THE IDOLM@STER) | + | ;[[無尽合体キサラギ]](THE IDOLM@STER) |
− | :2011年冬公開予定の映画作品。正式なタイトルは『劇場版 無尽合体キサラギ | + | :2011年冬公開予定の映画作品。正式なタイトルは『劇場版 無尽合体キサラギ 〜宇宙の果てまでイッテきM@S〜』。 |
− | + | ;[[アクエリアの舞う空]]([[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]]) | |
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− | ;[[アクエリアの舞う空]]([[アクエリオンEVOL (TV)|アクエリオンEVOL]]) | ||
:本編から[[創聖のアクエリオン|1万2千年前]]にあった人類と[[堕天翅族]]との戦いを元にして制作された映画作品。 | :本編から[[創聖のアクエリオン|1万2千年前]]にあった人類と[[堕天翅族]]との戦いを元にして制作された映画作品。 | ||
− | ; | + | ;鋼鉄公演きらりんロボ([[アイドルマスター シンデレラガールズ]]) |
− | + | :宇宙からの侵略者・コスメティア帝国から地球を守るヒーローたちの戦いを描いた演劇公演。続編となる劇場版では新たな敵・グラッシー帝国が登場。 | |
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− | == | + | == 余談 == |
− | + | *[[マクロスシリーズ]]は全て'''「マクロス世界の後世の人間が、実際にあった出来事を元にして作った歴史ドラマ」'''という設定なので、「作品そのものが劇中劇」であるとも言える。それを示すかのように『愛・おぼえていますか』ではキャラクターによる制作発表会が開かれ、更に『マクロス7』で「戦勝20周年記念映画」と設定され、[[熱気バサラ|バサラ]]達も観たとされた。したがって、マクロスシリーズ劇中において展開される劇中劇は「劇中劇の中の劇中劇」という二重構造であるとも言えよう。 | |
+ | *『[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]』もOVA『レイナの休日』ではクロノス星で作られたドラマだとされている(正史扱いかは不明)。逆に言えばクロノス星やクロノス星生まれの[[マシンロボ]]自体は実在する設定となる。余談だが『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』(スパロボ未参戦)では「伝説の勇者[[ロム・ストール]]」は地球の軍事産業(『バトルハッカーズ』に登場するマシンロボは地球製)による捏造だとされた(ただし『クロノスの大逆襲』と『バトルハッカーズ』は別世界扱いだと思われる)。 | ||
+ | *『[[勇者特急マイトガイン]]』では劇中で(パイロットをぼかしつつ)『勇者特急マイトガイン』自体がアニメ放映されているという設定で、サリーがセル画に彩色するバイトをする場面も存在する。本編がメタ要素に溢れた作品故の劇中劇と言える。 | ||
+ | *『[[サクラ大戦]]』は1912年に鈴野十浪が自費出版した小説『サクラ』を広井王子氏が実家の蔵から見つけてそれに脚色を加えてゲームにした、という設定がある。プロジェクト発表当時のゲーム雑誌には、この設定があたかも事実であるかのように掲載された。また、[[米田一基]]が書き残した『米田日記』の記録を基に現代の視点から太正時代を振り返った物語、という設定もある。どちらもメタフィクション的要素な為にゲーム中では触れられた事はないが、『サクラ』は[[小説#サクラ大戦|小説]]『サクラ大戦 前夜』1巻の序章、『米田日記』は同じく『前夜』2巻の第五話冒頭でその存在が語られている。 | ||
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