「ロックマン」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
− | | 分類 = | + | | 分類 = お手伝いロボット → 戦闘用ロボット |
| 型式番号 = [[型式番号::DRN.001]]<ref>日本語版設定。海外版では開発者のトーマス・ライト博士のスペル変更により「D'''L'''N.001」。</ref> | | 型式番号 = [[型式番号::DRN.001]]<ref>日本語版設定。海外版では開発者のトーマス・ライト博士のスペル変更により「D'''L'''N.001」。</ref> | ||
| 頭頂高 = [[頭頂高::132 cm]] | | 頭頂高 = [[頭頂高::132 cm]] | ||
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ライト博士が先んじて開発した[[ブルース|試作人型ロボット]]を原型とする[[アンドロイド|人型ロボット]]の第1号体として誕生したロックは、2号体のロールと共に家庭用お手伝いロボットとして平和な日々を過ごしていた。 | ライト博士が先んじて開発した[[ブルース|試作人型ロボット]]を原型とする[[アンドロイド|人型ロボット]]の第1号体として誕生したロックは、2号体のロールと共に家庭用お手伝いロボットとして平和な日々を過ごしていた。 | ||
− | しかし、そんなある日、自身の兄弟とも言える作業用ロボット「[[ライトナンバーズ]] | + | しかし、そんなある日、自身の兄弟とも言える作業用ロボット「[[ライトナンバーズ]]」の6体(リメイク作『ロックマンロックマン』では8体)が、突如町で暴れだす事態が発生。警察や軍隊ではまるで歯が立たない事態に、平和を愛するロックは自らの意志でライトナンバーズを止めようとするが、戦闘力の無いロックでは無理だとライト博士に反対されてしまう。しかし、それでも諦めたくないロックは、自分を戦闘用に改造してもらうことを志願。ライト博士の反対を押し切る形で改造してもらった<ref>『ロックマン3』では、ライト博士のデータベースに「心が痛む」と残されており、苦渋の決断だったことが示されている。一方、『ロックマンロックマン』では改造プラン自体の用意はされていた設定となっている。</ref>ロックは、平和を愛するヒーロー・ロックマンとして、暴走するライトナンバーズやそれを影で操っていた悪の天才科学者[[アルバート・W・ワイリー]]との熾烈な戦いに身を投じた。 |
=== 性格 === | === 性格 === | ||
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=== 強化装備形態 === | === 強化装備形態 === | ||
− | |||
− | |||
;ジェットロックマン | ;ジェットロックマン | ||
− | : | + | :『6』に登場。ラッシュと合体したパワーアップ形態の1つで、背面にジェット装置が追加され、一定時間飛行可能になる。スライディングとチャージショットが使用できなくなる欠点がある。 |
;パワーロックマン | ;パワーロックマン | ||
− | : | + | :『6』に登場。ラッシュと合体したパワーアップ形態の1つで、パワーと接近戦能力に優れ、強力なチャージパンチを放てるようになる。射程が短く、スライディングもできなくなる欠点がある。 |
;スーパーロックマン | ;スーパーロックマン | ||
− | : | + | :『7』に登場。ラッシュと合体したパワーアップ形態。ジェットとパワーを統合したような性能で、二段ジャンプ機能と[[ロケットパンチ]]系武装「ロケットバスター」が追加。さらに強化アイテムを取得すれば、射程が伸びて追尾機能まで付いた「ハイパーロケットバスター」へとパワーアップする。スライディングできないのが唯一の弱点。余談だが、出月こーじによる漫画版『8』にも登場している。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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:圧縮空気を利用した、身を屈めながらの高速スライド移動。漫画版では「'''ロックスライディング'''」とも呼称される。 | :圧縮空気を利用した、身を屈めながらの高速スライド移動。漫画版では「'''ロックスライディング'''」とも呼称される。 | ||
:『3』以降に追加された基本アクション(『9』と『10』では使えなかったが、『11』にて復活)。回避や狭い場所への移動に使え、通常の移動速度より速い。 | :『3』以降に追加された基本アクション(『9』と『10』では使えなかったが、『11』にて復活)。回避や狭い場所への移動に使え、通常の移動速度より速い。 | ||
− | |||
;ダブルギアシステム | ;ダブルギアシステム | ||
:『11』で装備された特殊装備。Dr.ワイリーが大学時代に研究していたものの破壊し棄てた試作機<ref>大きさは意外と大きく、映像ではライト博士の肩幅と同等の横幅がある。</ref>をライト博士が回収・再生し、システムを完成させたワイリーに対抗すべく組み込んだ。 | :『11』で装備された特殊装備。Dr.ワイリーが大学時代に研究していたものの破壊し棄てた試作機<ref>大きさは意外と大きく、映像ではライト博士の肩幅と同等の横幅がある。</ref>をライト博士が回収・再生し、システムを完成させたワイリーに対抗すべく組み込んだ。 | ||
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;ロックバスター / ニューロックバスター / スーパーロックバスター / ハイパーロックバスター | ;ロックバスター / ニューロックバスター / スーパーロックバスター / ハイパーロックバスター | ||
:ロックマンの主武装。手の先端を砲身状に変形させ<ref>『スーパーアドベンチャーロックマン』では、二の腕部分の側面にゲージが出現し、手首が格納されて砲口が出現する変形機構が詳細に描写されている。</ref>、太陽エネルギーの弾丸「ソーラーブリット」を撃つ。弾数には制限は無く、いくらでも発射可能。左右どちらの腕にも装備されているが、後述の理由から通常は片方のロックバスターのみを使用する。 | :ロックマンの主武装。手の先端を砲身状に変形させ<ref>『スーパーアドベンチャーロックマン』では、二の腕部分の側面にゲージが出現し、手首が格納されて砲口が出現する変形機構が詳細に描写されている。</ref>、太陽エネルギーの弾丸「ソーラーブリット」を撃つ。弾数には制限は無く、いくらでも発射可能。左右どちらの腕にも装備されているが、後述の理由から通常は片方のロックバスターのみを使用する。 | ||
− | : | + | :『4』以降は強化され、チャージショット機能が追加された「ニューロックバスター」となった。シリーズが続くにつれ名前が変更され、発射するチャージショットの性能も変化していった。 |
:外側には黄色い目盛の棒状ゲージが付いており、それが何を示すゲージなのかは各媒体によって見解が分かれている<ref>『スーパーアドベンチャー』ではロックバスターの限界発砲数で、発砲する度にゲージが1目盛ずつ減少する。一方漫画版ではゲーム本編における体力ゲージと解釈され、ロックマンがダメージを負ったりエネルギーを消費したりすると減少していくようになっている。</ref>。 | :外側には黄色い目盛の棒状ゲージが付いており、それが何を示すゲージなのかは各媒体によって見解が分かれている<ref>『スーパーアドベンチャー』ではロックバスターの限界発砲数で、発砲する度にゲージが1目盛ずつ減少する。一方漫画版ではゲーム本編における体力ゲージと解釈され、ロックマンがダメージを負ったりエネルギーを消費したりすると減少していくようになっている。</ref>。 | ||
− | : | + | :後述の武器可変システムを含め、後の『Xシリーズ』の時代まで同様の武器を再現できた者はワイリー以外におらず、ライトの発明の中では最もオーバーテクノロジー化している技術でもある。 |
− | + | :『X-Ω』ではロックバスターが通常攻撃として採用されている。 | |
− | :『X- | ||
:;ソーラーブリット | :;ソーラーブリット | ||
::基本となる小型エネルギー弾。威力は低いが連射性能が高い。ゲーム版では画面内に3発まで連発可能<ref>あくまでも画面内に映る弾の数が最大3発であるため、敵に接近すれば高速連射も可能。『8』以降はパワーアップパーツによって最大連射数を増やすこともできるようになった。「初期状態でのバスターは最大3発まで」というルールはロックマンシリーズの他の派生作品でも徹底して遵守されている。</ref>。 | ::基本となる小型エネルギー弾。威力は低いが連射性能が高い。ゲーム版では画面内に3発まで連発可能<ref>あくまでも画面内に映る弾の数が最大3発であるため、敵に接近すれば高速連射も可能。『8』以降はパワーアップパーツによって最大連射数を増やすこともできるようになった。「初期状態でのバスターは最大3発まで」というルールはロックマンシリーズの他の派生作品でも徹底して遵守されている。</ref>。 | ||
:;チャージショット | :;チャージショット | ||
− | :: | + | ::ニューロックバスターで追加された機能で、太陽エネルギーを凝縮して放つ大型エネルギー弾。威力は高いが一定時間のチャージが必要。『5』のスーパーロックバスターでは強化され、弾の大型化やチャージ時間の短縮がなされた。敵を撃墜しても弾は消えないため、雑魚敵を纏めて蹴散らすことも可能。『9』と『10』ではスライディングと共に使えなくなった(スライディングと同様に『11』にて復活)。 |
:;レーザーショット | :;レーザーショット | ||
::『8』で追加されたチャージショットのバリエーション。威力と貫通力が高いレーザービームを発射する。 | ::『8』で追加されたチャージショットのバリエーション。威力と貫通力が高いレーザービームを発射する。 | ||
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::『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode3において、黒幕ラ・ムーンを撃破した最後の必殺技。2基同時に変形させて放つロックバスターだが、一射でエネルギーを使い果たす上にオーバーヒートを起こしてしまう。このオーバーヒート設定は他作品でも適用されており、外部出演でも両腕をロックバスターにした場合排熱処理の描写が見られる。 | ::『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode3において、黒幕ラ・ムーンを撃破した最後の必殺技。2基同時に変形させて放つロックバスターだが、一射でエネルギーを使い果たす上にオーバーヒートを起こしてしまう。このオーバーヒート設定は他作品でも適用されており、外部出演でも両腕をロックバスターにした場合排熱処理の描写が見られる。 | ||
;ロックンアーム | ;ロックンアーム | ||
− | :『ワールド5』で追加された特殊機能。腕に高エネルギーを溜めて放つ[[ロケットパンチ]]。ソーラーブリットの通用しない宇宙金属に対抗するため装備された<ref>なお、この経緯に反し、実際に宇宙金属製のスペースルーラーズと戦う際はちゃんとソーラーブリットは効く。</ref> | + | :『ワールド5』で追加された特殊機能。腕に高エネルギーを溜めて放つ[[ロケットパンチ]]。ソーラーブリットの通用しない宇宙金属に対抗するため装備された<ref>なお、この経緯に反し、実際に宇宙金属製のスペースルーラーズと戦う際はちゃんとソーラーブリットは効く。</ref>。 |
− | |||
:;マジックハンド | :;マジックハンド | ||
::ロックンアームの強化型。アイテムを掴んで持ってくる機能が追加。 | ::ロックンアームの強化型。アイテムを掴んで持ってくる機能が追加。 | ||
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:[[メタルマン]]の武器。セラミカルチタン製の回転ノコギリのような刃を投擲する。『2』では入手難易度の割に、燃費も威力も優秀で8方向に撃ち分けられ、しかも連射可能と、『2』作中どころか後続シリーズと比較しても極めて強力な武器だった。おまけに原作では設定ミスでこの武器の持ち主であるメタルマンのこの武器に対する防御力が異常に低く、最終ステージの再戦では自分の武器2発で死ぬというネタまで存在する。 | :[[メタルマン]]の武器。セラミカルチタン製の回転ノコギリのような刃を投擲する。『2』では入手難易度の割に、燃費も威力も優秀で8方向に撃ち分けられ、しかも連射可能と、『2』作中どころか後続シリーズと比較しても極めて強力な武器だった。おまけに原作では設定ミスでこの武器の持ち主であるメタルマンのこの武器に対する防御力が異常に低く、最終ステージの再戦では自分の武器2発で死ぬというネタまで存在する。 | ||
:『スーパーアドベンチャーロックマン』でのみ、発射したエネルギー弾がメタルブレードに変化する演出がとられている。 | :『スーパーアドベンチャーロックマン』でのみ、発射したエネルギー弾がメタルブレードに変化する演出がとられている。 | ||
− | |||
:『X-Ω』では前方一列に貫通射撃攻撃を行う必殺スキル。バリア貫通効果持ち。 | :『X-Ω』では前方一列に貫通射撃攻撃を行う必殺スキル。バリア貫通効果持ち。 | ||
;エアーシューター | ;エアーシューター | ||
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;クラッシュボム | ;クラッシュボム | ||
:[[クラッシュマン]]の武器。壁や地面に刺さる時限爆弾を発射する。高威力の通常弾として使用することもできるが、細かな要点がいずれも不親切<ref>倒せる敵は貫通する(効かない敵に当たると爆発する)ため敵に当てて爆発させる戦法は使えず、弾か爆発が残っている限り次弾を撃てず、爆風も狭い。</ref>で使い勝手が悪いため基本的に地形破壊用だが、あるボスの攻略には必須。まず試さないだろうが、ヒートマンに使うと逆にヒートマンを強化してしまう小ネタがある。 | :[[クラッシュマン]]の武器。壁や地面に刺さる時限爆弾を発射する。高威力の通常弾として使用することもできるが、細かな要点がいずれも不親切<ref>倒せる敵は貫通する(効かない敵に当たると爆発する)ため敵に当てて爆発させる戦法は使えず、弾か爆発が残っている限り次弾を撃てず、爆風も狭い。</ref>で使い勝手が悪いため基本的に地形破壊用だが、あるボスの攻略には必須。まず試さないだろうが、ヒートマンに使うと逆にヒートマンを強化してしまう小ネタがある。 | ||
− | |||
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。範囲攻撃。使い勝手は悪いが、一応アリーナでは初の全体多段攻撃(といっても2段だが)。原作では爆風での攻撃は非現実的な使いにくさだったため、ある意味原作再現か。 | :『X-Ω』では必殺スキルとして採用。範囲攻撃。使い勝手は悪いが、一応アリーナでは初の全体多段攻撃(といっても2段だが)。原作では爆風での攻撃は非現実的な使いにくさだったため、ある意味原作再現か。 | ||
;タイムストッパー | ;タイムストッパー | ||
171行目: | 164行目: | ||
;ブルースシールド | ;ブルースシールド | ||
:『7』『スーパーアドベンチャーロックマン』で使用可能。 | :『7』『スーパーアドベンチャーロックマン』で使用可能。 | ||
− | :[[ブルース]] | + | :[[ブルース]]から借りたシールドで、本来ロックマンのものではないので、いずれも特定の条件を踏んで取得する隠し装備になる。 |
=== 移動タイプ === | === 移動タイプ === | ||
206行目: | 199行目: | ||
:その正体はライトナンバーズの0号機で、ロックマンの兄とも言うべき存在だが、ロックマン自身はその事実を知らない。 | :その正体はライトナンバーズの0号機で、ロックマンの兄とも言うべき存在だが、ロックマン自身はその事実を知らない。 | ||
;ラッシュ | ;ラッシュ | ||
− | : | + | :犬型サポートロボット。様々な形態に変形してロックマンを助ける。シリーズが進むごとに改造が施され<ref>なおラッシュ本人は改造手術が嫌いとのこと。</ref>変形パターンが変わり、『6』以降は直接ロックマンと[[合体]]する機能も加わる。 |
;ビート、エディー、タンゴ | ;ビート、エディー、タンゴ | ||
:サポートロボット。ビートは鳥型、タンゴは猫型。 | :サポートロボット。ビートは鳥型、タンゴは猫型。 | ||
231行目: | 224行目: | ||
:『5』オープニングより。ブルースらしき者に目の前でDr.ライトをさらわれ、残されたスカーフを見ての台詞。一言だけだが、『4』は「…」だったので本編でのちゃんとした初台詞。 | :『5』オープニングより。ブルースらしき者に目の前でDr.ライトをさらわれ、残されたスカーフを見ての台詞。一言だけだが、『4』は「…」だったので本編でのちゃんとした初台詞。 | ||
:余談だが、フォントの関係上濁点が右側に寄っているため、'''「フツレース!?」'''<ref>「ブル」部分の濁点「゛」と「ル」の左半分を強引に合体させ「ツ」に見せることで成立する錯覚。</ref>とユーザー間でネタにされるコトも。 | :余談だが、フォントの関係上濁点が右側に寄っているため、'''「フツレース!?」'''<ref>「ブル」部分の濁点「゛」と「ル」の左半分を強引に合体させ「ツ」に見せることで成立する錯覚。</ref>とユーザー間でネタにされるコトも。 | ||
− | ;「バ、バラード!! どうして きみが ここに!?」<br/>「やめるんだ。バラード!!」<br/>「きみは もう たたかえる からだじゃ | + | ;「バ、バラード!! どうして きみが ここに!?」<br/>「やめるんだ。バラード!!」<br/>「きみは もう たたかえる からだじゃ ないんだ。」<br/>「バラード!!!!」 |
− | : | + | :『ワールド4』エンディングより。閉じ込められたロックマンの前に本作のロックマンキラー・バラードが現れての会話。ワールド作品ではあるが、ゲームで初めて(『6』より発売日が1週間早い)のロックマンの長台詞。 |
− | |||
;「Mr.X!! なぜあなたが!?」<br/>「そんなことは させないぞ!! ゆくぞ!! ラッシュ!」 | ;「Mr.X!! なぜあなたが!?」<br/>「そんなことは させないぞ!! ゆくぞ!! ラッシュ!」 | ||
:『6』オープニングより。第1回ロボット選手権の主催者Mr.X(正体は'''ワイリー''')が世界各地から集められたロボットを奪い、世界征服に乗り出した時の反応。正道シリーズにおける、初のまともな台詞。 | :『6』オープニングより。第1回ロボット選手権の主催者Mr.X(正体は'''ワイリー''')が世界各地から集められたロボットを奪い、世界征服に乗り出した時の反応。正道シリーズにおける、初のまともな台詞。 | ||
239行目: | 231行目: | ||
:『7』エンディングより。ワイリーカプセルが撃破され、いつも通り土下座するワイリーにチャージジョットを向ける。この後、「ロボットのお前が人間のワシを撃つのか!?」と言われ、何も言えず攻撃を中断するが、直後にワイリーは瓦礫の下敷きになったところをゴスペルに救助され、フォルテも間に入ったため、結果として未遂に終わった。 | :『7』エンディングより。ワイリーカプセルが撃破され、いつも通り土下座するワイリーにチャージジョットを向ける。この後、「ロボットのお前が人間のワシを撃つのか!?」と言われ、何も言えず攻撃を中断するが、直後にワイリーは瓦礫の下敷きになったところをゴスペルに救助され、フォルテも間に入ったため、結果として未遂に終わった。 | ||
:なお、この「生身の人間に銃口を向けた」という行為が、ライト博士が後継機の安全性の検査に長い時を必要とした原因であると言われている。 | :なお、この「生身の人間に銃口を向けた」という行為が、ライト博士が後継機の安全性の検査に長い時を必要とした原因であると言われている。 | ||
− | ;「I AM MORE THAN A | + | ;「I AM MORE THAN A ROBOT!! DIE WIRY!!」<br/>(訳:僕はロボットを超えた存在だ!! 死ね、ワイリー!!) |
:海外版『7』限定の台詞。上記の「ロボットのお前が人間のワシを撃つのか!?」というワイリーの台詞に対し、日本語版では「……」と無言だったが海外では台詞が変更。「ロボットを超えた存在」を主張し、明確に殺害を決意している。 | :海外版『7』限定の台詞。上記の「ロボットのお前が人間のワシを撃つのか!?」というワイリーの台詞に対し、日本語版では「……」と無言だったが海外では台詞が変更。「ロボットを超えた存在」を主張し、明確に殺害を決意している。 | ||
;「撃つ!! それが平和のためなら‥‥」 | ;「撃つ!! それが平和のためなら‥‥」 | ||
− | : | + | :漫画版『7』における同場面。この直後フォルテが現れ、一応漫画版でも事なきを得る。 |
:余談だが、ボンボン版『7』のロックマンはワイリーとの戦いに疲れているような描写が散見され(全体的にボス敵に苦戦している描写やフォルテとの関係もあって)、戦いの中でも過激な発言が多い。また、長年ロックマンシリーズのコミカライズを手掛けた池原しげと氏も本作を最後にロックマンの漫画を手掛けなくなった。 | :余談だが、ボンボン版『7』のロックマンはワイリーとの戦いに疲れているような描写が散見され(全体的にボス敵に苦戦している描写やフォルテとの関係もあって)、戦いの中でも過激な発言が多い。また、長年ロックマンシリーズのコミカライズを手掛けた池原しげと氏も本作を最後にロックマンの漫画を手掛けなくなった。 | ||
;「せかいのへいわは、ぼくがまもる!」 | ;「せかいのへいわは、ぼくがまもる!」 | ||
:『ロックマン&フォルテ』のデータベースより。 | :『ロックマン&フォルテ』のデータベースより。 | ||
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;「ワイリー! これを見るんだ!」<br/>「このときから始まって!」<br/>「このときも!」×8 | ;「ワイリー! これを見るんだ!」<br/>「このときから始まって!」<br/>「このときも!」×8 | ||
:『9』エンディングより。またしても土下座をするワイリーに対して、ラッシュに記録された今までの土下座映像(『1』から『ロクフォル』まで)を全て流して、怒りをあらわにする。さり気無く『6』と『ロクフォル』以外はロックマンのカラーがラスボスの弱点武器のものになっているのも芸が細かい。 | :『9』エンディングより。またしても土下座をするワイリーに対して、ラッシュに記録された今までの土下座映像(『1』から『ロクフォル』まで)を全て流して、怒りをあらわにする。さり気無く『6』と『ロクフォル』以外はロックマンのカラーがラスボスの弱点武器のものになっているのも芸が細かい。 | ||
254行目: | 243行目: | ||
:同場面より。その後、ワイリーに騙されている可能性を分かっていながら、囚われていたライト博士を助けようとするのだが、案の定そこにいたライトの正体は偽物ロボットであり、攻撃を受けロックマンは倒れてしまう。基地の自爆警報が鳴り響く中、ワイリーの去った後にロックマンが零したのは安堵と、偽ライトに対する憐憫であった…。ロックマン自体は、この直後ブルースの介入で救助されている。 | :同場面より。その後、ワイリーに騙されている可能性を分かっていながら、囚われていたライト博士を助けようとするのだが、案の定そこにいたライトの正体は偽物ロボットであり、攻撃を受けロックマンは倒れてしまう。基地の自爆警報が鳴り響く中、ワイリーの去った後にロックマンが零したのは安堵と、偽ライトに対する憐憫であった…。ロックマン自体は、この直後ブルースの介入で救助されている。 | ||
;「僕がみんなを止めに行きます!!」<br/>ライト「ま…待つんだロック!! 家庭用のおまえが彼らを止めることはできん!!」<br/>(中略)<br/>「今の僕に無理だというのなら…」<br/>「お願いしますライト博士 僕を戦闘用ロボットに改造してください!!」 | ;「僕がみんなを止めに行きます!!」<br/>ライト「ま…待つんだロック!! 家庭用のおまえが彼らを止めることはできん!!」<br/>(中略)<br/>「今の僕に無理だというのなら…」<br/>「お願いしますライト博士 僕を戦闘用ロボットに改造してください!!」 | ||
− | : | + | :『ロックマンメガミックス』第1話「ロックマン誕生」で、暴走するライトナンバーズの映像を見たロックの懇願。当然ライトは反対するが、ロックの決意は固く、ライトはやむなくロックを戦闘用ロボットに改造。こうして、正義のスーパーロボット・ロックマンは誕生した… |
− | : | + | :実はゲーム媒体でこうしたやり取りは描かれておらず、『4』のオープニングデモで改造シーンが描かれているもののロックが改造を志願するシーンは漫画版が初出である<ref>『4』のボスキャラ応募キャンペーンの応募者に配布された非売品小冊子には、ロックマン誕生エピソードを描いた『ロックマン誕生編』と題された漫画が、キャラクターデザイナーの稲船敬二氏によって掲載されている。これが公式媒体で唯一描かれたロックマン誕生シーンであるが、限定で出回った媒体であったため知名度は低かった。</ref>。また池原しげと氏のボンボン版『1』でもほぼ同様のやり取りが描かれており、両作共にロックは「'''改造してくれなくとも行く'''」とまで言い放っており、ロックの決意の程がうかがえる。 |
== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「あっ博士 料理をちょっと失敗しちゃって」 | ;「あっ博士 料理をちょっと失敗しちゃって」 | ||
− | : | + | :漫画版より。ライトに頼まれたお手伝いを終わらせてしまい、ロールに代わって料理を行おうとするが、何かの手違いか、煙が上がり、キッチンに材料や調理器具を散乱させてしまう。料理は苦手な様子である。 |
:この最中、ライトナンバーズが暴走する事件が起こっていたため、ライト博士からは特にお咎めはなかった。 | :この最中、ライトナンバーズが暴走する事件が起こっていたため、ライト博士からは特にお咎めはなかった。 | ||
;「殺さなくてもおまえを こらしめる方法はいくらでもある さァてどんなおしおきをするかな? Dr.ワイリー」<br/>「百年くすぐりの刑とかね‥ほかにも‥‥‥‥」 | ;「殺さなくてもおまえを こらしめる方法はいくらでもある さァてどんなおしおきをするかな? Dr.ワイリー」<br/>「百年くすぐりの刑とかね‥ほかにも‥‥‥‥」 | ||
268行目: | 257行目: | ||
:『ワールド5』でスペースルーラーズを全機倒した後のシナリオデモ。徐々に姿を現すワイリースターの中から、本作初のワイリーの意匠を見つけて。判別方法がそれでいいのか。 | :『ワールド5』でスペースルーラーズを全機倒した後のシナリオデモ。徐々に姿を現すワイリースターの中から、本作初のワイリーの意匠を見つけて。判別方法がそれでいいのか。 | ||
;「それは いわない やくそくだろ」 | ;「それは いわない やくそくだろ」 | ||
− | :『7』にて特殊武器・スラッシュクローを入手した際の寸劇でライトットが相手だったバージョン。ライトットが同特殊武器を見て、『[[NAMCO x CAPCOM]]』に登場しているカプコンのゲーム『ストライダー飛竜』の名を伏字で出してしまったため、自社ネタのメタ台詞を諫める。コメディリリーフ要員のライトットのみならず、本作では[[ロール (ロックマン)|ロール]]相手の寸劇まで大抵ぶっ飛んでいるので、ロックマンの気苦労は絶えない。真っ当な相手がライト博士ぐらいである…。 | + | :『7』にて特殊武器・スラッシュクローを入手した際の寸劇でライトットが相手だったバージョン。ライトットが同特殊武器を見て、『[[NAMCO x CAPCOM]]』に登場しているカプコンのゲーム『ストライダー飛竜』の名を伏字で出してしまったため、自社ネタのメタ台詞を諫める。コメディリリーフ要員のライトットのみならず、本作では[[ロール (ロックマン)|ロール]]相手の寸劇まで大抵ぶっ飛んでいるので、ロックマンの気苦労は絶えない。真っ当な相手がライト博士ぐらいである…。 |
;クイックマン「Dr.ワイリー。ひょっとして我々はラ・ムーンに騙されているのでは?」<br/>ワイリー「お前まで何を馬鹿なことを!」<br/>「クイックマン、その通りなんだよ!」 | ;クイックマン「Dr.ワイリー。ひょっとして我々はラ・ムーンに騙されているのでは?」<br/>ワイリー「お前まで何を馬鹿なことを!」<br/>「クイックマン、その通りなんだよ!」 | ||
:『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode3より。ワイリーの想定とロックマンの語る現状に食い違いを覚えた[[クイックマン]]が口を挟んだ際の言葉。 | :『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode3より。ワイリーの想定とロックマンの語る現状に食い違いを覚えた[[クイックマン]]が口を挟んだ際の言葉。 | ||
302行目: | 291行目: | ||
;エックス | ;エックス | ||
:『ロックマンXシリーズ』(SRW未参戦)の主人公にして、後に製作される人間的な感情を持ったロボット「'''レプリロイド'''」の始祖的存在。 | :『ロックマンXシリーズ』(SRW未参戦)の主人公にして、後に製作される人間的な感情を持ったロボット「'''レプリロイド'''」の始祖的存在。 | ||
− | : | + | :事実上の後継機にして、ライトの製作した機体の中で唯一の純然たる戦闘用ロボット。戦闘機能に関しては基本的にロックに準ずるが、頭脳・思考能力においてロックマン達とは大きく異なる部分(自ら悩み考え、それに対する結論を自ら導く機能)があり、それによって未知の可能性と未知の危険性<ref>ロボット三原則の一つ「ロボットは人間を傷つけてならない」をロックマンが『ロックマン7』において破ろうとしたため、ライト博士は'''「エックスが自らの意思で、ロボット三原則の一つ「ロボットは人間を傷つけてならない」を破った場合、世界はワイリーが引き起こした事件を凌駕する可能性がある」'''と危惧したため。</ref>を孕んでいることから「X」と名付けられた上で固く封印されていた。後にライト博士の研究所跡でエックスを発見したDr.ケインが封印を解き、21XX年代の世に放たれている。 |
− | : | + | :開発の詳細は明かされていない所が多いが、ライト博士が晩年(ロック達がすでにいない時代)に開発した模様。なお、外見や精神年齢はロックマンより高く設定されており、10代後半程度の青年となっている。 |
:SRW未登場だが『[[PROJECT X ZONE]]』に出演。 | :SRW未登場だが『[[PROJECT X ZONE]]』に出演。 | ||
;アイリス、カーネル | ;アイリス、カーネル | ||
316行目: | 305行目: | ||
*『ロックマン』第1作のエンディングでは、戦いを終えたロックマンが走りながらロックの姿に戻るというシーンがある。 | *『ロックマン』第1作のエンディングでは、戦いを終えたロックマンが走りながらロックの姿に戻るというシーンがある。 | ||
**一方[[ゲームボーイ]]用ソフト『ロックマンワールド5』のオープニングでは、敵に襲われたロックがジャンプしながらロックマンに変身するというシーンがある。これらのことからロック・ロックマン間の変身は自由に可能である模様。 | **一方[[ゲームボーイ]]用ソフト『ロックマンワールド5』のオープニングでは、敵に襲われたロックがジャンプしながらロックマンに変身するというシーンがある。これらのことからロック・ロックマン間の変身は自由に可能である模様。 | ||
− | ** | + | **これらを踏まえてか、漫画版では「ロックマンの姿は『戦闘モード』であり、平時は改造前同様のお手伝いロボット・ロックの姿で過ごしている」という描写がなされている。有賀ヒトシ氏の『ロックマンメガミックス』の旧第1話『ロックマン破壊指令』では「変身用チップが無ければロックはロックマンに変身できない」という独自の設定が作られ、ショッピングの最中で変身用チップを外していたロックがワイリーのロボットに狙われてピンチに陥るストーリーが展開された。また、『8』の漫画版では2ページ見開きで変身シーンが描かれている。 |
**一方『スーパーアドベンチャーロックマン』では、平和な時でもロックマンの姿のままでいる(というよりロックの姿では登場しない)。 | **一方『スーパーアドベンチャーロックマン』では、平和な時でもロックマンの姿のままでいる(というよりロックの姿では登場しない)。 | ||
*『2』のオープニングや『ロックマン&フォルテ』で閲覧出来るデータベース、そして『X-Ω』におけるプロフィールにおいても、ロックマンは[[スーパーロボット]]と明記されている。また、『ロックマン』のCMにおいても「スーパーロボ、ロックマン」とアナウンスされている。 | *『2』のオープニングや『ロックマン&フォルテ』で閲覧出来るデータベース、そして『X-Ω』におけるプロフィールにおいても、ロックマンは[[スーパーロボット]]と明記されている。また、『ロックマン』のCMにおいても「スーパーロボ、ロックマン」とアナウンスされている。 |