「ユーゼス・ゴッツォ」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
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*{{登場作品 (人物)|スーパーヒーロー作戦}} | *{{登場作品 (人物)|スーパーヒーロー作戦}} | ||
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| 種族 = [[種族::バード星人]] | | 種族 = [[種族::バード星人]] | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
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| 偽名 = [[アルテウル・シュタインベック]] | | 偽名 = [[アルテウル・シュタインベック]] | ||
+ | | 声優 = {{声優 (登場作品別)|大友龍三郎|スーパーロボット大戦α}}([[スーパーロボット大戦α|α]])<br />{{声優 (登場作品別)|乃村健次|スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ,第2次スーパーロボット大戦OG}}([[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]、[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]) | ||
| 種族 = [[種族::バルマー星人]] | | 種族 = [[種族::バルマー星人]] | ||
| 性別 = [[性別::男]] | | 性別 = [[性別::男]] | ||
| 出身 = バルマー星 | | 出身 = バルマー星 | ||
| 所属 = {{所属 (人物)|ゼ・バルマリィ帝国}} | | 所属 = {{所属 (人物)|ゼ・バルマリィ帝国}} | ||
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}} | }} | ||
− | + | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 全ての運命を自らの手中に収めようという野望を抱く、異星人の天才科学者。科学者としては非凡な才を持ち、神とも呼ぶべき能力を得ることが可能な限定因果律操作装置「[[クロスゲート・パラダイム・システム]]」は彼自身が独力で稼働にこぎづけている。 | |
但しこのシステムは完成に至っているわけではなく、その力を完全なものとすべく多くの組織に干渉し、様々に策謀を巡らしている。また、特徴的なデザインの仮面を常に身につけており、誰もその素顔を知らない点を含め、正体不明の超然者としての印象を強く与える人物と言える。 | 但しこのシステムは完成に至っているわけではなく、その力を完全なものとすべく多くの組織に干渉し、様々に策謀を巡らしている。また、特徴的なデザインの仮面を常に身につけており、誰もその素顔を知らない点を含め、正体不明の超然者としての印象を強く与える人物と言える。 | ||
− | [[イングラム・プリスケン]]、[[ | + | [[イングラム・プリスケン]]、[[リュウセイ・ダテ]]の2名とは深い因縁のある間柄であり、多くの作品では彼らの手で葬られる形で最期を迎えることになるが、初登場作品となる『[[スーパーヒーロー作戦]]』では、物語の途中で素顔が大幅に変わっている。 |
− | == | + | == 登場作品と役柄 == |
− | + | その超絶とした雰囲気や能力、野望からも、登場し敵として立ちはだかる場合は、[[ラストボス|ラスボス]]兼真の黒幕になる事がほぼ確定しているキャラクター。ただし現在の所、シリーズ作品にてラスボスになる事があっても、[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]の様な'''シリーズ最終作のラスボス'''にまではなっていない(『スーパーヒーロー作戦』は単発)。 | |
− | + | === [[コンパチヒーローシリーズ]] === | |
− | + | ;[[スーパーヒーロー作戦]] | |
− | == | + | :初登場作品。本作ではバード星人と地球人の混血児であり、銀河連邦政府科学アカデミーの科学者。地球で頻発する怪奇現象、深刻な大気汚染の調査任務の捜査員として、地球でETFと戦う任務を帯びた宇宙刑事ギャバンと共に[[地球]]へ訪れたという設定。 |
− | + | :基本設定はこの作品で完成していたが、死の間際に地球人としての善と悪との葛藤で苦しんでいた事が明らかとなり、完全な悪人となりきれていたわけではないようであった。 | |
+ | :なお、CPS開発に当たっては、並行世界から干渉して来た[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ]]の介入があった。また、この世界は宇宙刑事ギャバンとはなんら関わりのない存在であったユーゼスの因果律操作によって様々な世界がまとめられて生まれた虚構の世界であり、そのことを新西暦195年のユーゼスも知っていたことが最後に明らかとなっている。この世界を作り出したユーゼスの真意については謎。 | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | : | + | :[[ゼ・バルマリィ帝国]]出身の純然たるバルマー星人で、十二支族の中でも科学分野に秀でるゴッツォ家の一員。帝国監察軍第7艦隊の副司令官という形で[[地球]]へ赴くが、本作にて起こった様々な事件を影で仕組んでいた張本人であり、ゼ・バルマリィの艦隊ですらも裏で操っている等、黒幕の中の黒幕として、存在感を見せていた。 |
:作中では明かされていないが、バルマーの真の霊帝である[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]の存在をも突き止めており、最終的にはバルマーそのものに反旗を翻そうとしていたが、実は半ば操られていたも同然であったらしく、その為なのか、数万人のサイキッカー達を脳髄だけの状態にして[[エンジェル・ハイロゥ]]に組み込む等、登場作品の中でも屈指の残虐非道さを見せる様になった。 | :作中では明かされていないが、バルマーの真の霊帝である[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]の存在をも突き止めており、最終的にはバルマーそのものに反旗を翻そうとしていたが、実は半ば操られていたも同然であったらしく、その為なのか、数万人のサイキッカー達を脳髄だけの状態にして[[エンジェル・ハイロゥ]]に組み込む等、登場作品の中でも屈指の残虐非道さを見せる様になった。 | ||
− | + | :;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]] | |
− | :; | + | ::概ね『[[スーパーロボット大戦α|α]]』と同じだが、ラオデキヤに粛清されるルートが追加された。 |
− | :: | ||
=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]] |
:『OG1』の冒頭に「???」名義で登場。 | :『OG1』の冒頭に「???」名義で登場。 | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] |
− | :本作の黒幕にして真の[[ラストボス|ラスボス]](寺田P曰く「本作の裏の主役」)。ポジション的には、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』のポセイダルルートのラスボスである[[シャピロ・キーツ|シャピロ]] | + | :本作の黒幕にして真の[[ラストボス|ラスボス]](寺田P曰く「本作の裏の主役」)。ポジション的には、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』のポセイダルルートのラスボスである[[シャピロ・キーツ|シャピロ]]に近いものがある。 |
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:今まで出演していた作品(SHO~α)の記憶を共有しているらしく、因果の鎖から解脱しようと目論んでいたが、今までに比べてそこらかしこに詰めの甘さが散見され、スケールダウンしている。本人にとっては幸いな事に、最大の障害となるイングラムが既に死亡している為、色々と事が進めやすかったのだが肝心な部分が抜け落ちてしまった為に、様々な「代役」で補わざるを得なかった模様。その結果、またしても運命から脱する事は適わず終わった。その最期も「己の結末を受け入れようとせず、己が絶対者であることを叫びながら散る」というあまりにも無様な物だった。 | :今まで出演していた作品(SHO~α)の記憶を共有しているらしく、因果の鎖から解脱しようと目論んでいたが、今までに比べてそこらかしこに詰めの甘さが散見され、スケールダウンしている。本人にとっては幸いな事に、最大の障害となるイングラムが既に死亡している為、色々と事が進めやすかったのだが肝心な部分が抜け落ちてしまった為に、様々な「代役」で補わざるを得なかった模様。その結果、またしても運命から脱する事は適わず終わった。その最期も「己の結末を受け入れようとせず、己が絶対者であることを叫びながら散る」というあまりにも無様な物だった。 | ||
:なお、本作では素顔を見せているがこの素顔は『[[スーパーヒーロー作戦]]』でザラブ星人に整形される前の顔をリデザインしたものなので、SHOのファンの中にはアルテウルの顔を見た時点で正体に勘付いたユーザーも多いかもしれない。一方、従来のシリーズでは4つあった仮面の眼の内、上半分の2つが欠けた状態になっており、『第2次OG』のユーゼスが従来と比べて「不完全な存在」である事を暗示している。 | :なお、本作では素顔を見せているがこの素顔は『[[スーパーヒーロー作戦]]』でザラブ星人に整形される前の顔をリデザインしたものなので、SHOのファンの中にはアルテウルの顔を見た時点で正体に勘付いたユーザーも多いかもしれない。一方、従来のシリーズでは4つあった仮面の眼の内、上半分の2つが欠けた状態になっており、『第2次OG』のユーゼスが従来と比べて「不完全な存在」である事を暗示している。 | ||
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− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | イングラムの生みの親だけあって、各能力値が高くラオデキヤとほぼ同じクラス。[[2回行動]] | + | イングラムの生みの親だけあって、各能力値が高くラオデキヤとほぼ同じクラス。[[2回行動]]可能レベルもイングラムより数倍早い為、初登場した時点で彼の2回行動が猛威を振るう。また、念動力者では無い筈だが、[[ジュデッカ]]に搭載されている[[念動フィールド]]を自力で(シヴァーのように[[イルイ・ガンエデン|念者]]を利用するでもなく)展開するという、よくよく考えると恐るべき敵。ちなみに『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』ではきっちり念動力を習得している。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ||
− | :'''[[天才]]、[[底力]]、[[切り払い]] | + | :'''[[天才]]、[[底力]]、[[切り払い|切り払いL9]]''' |
− | :高レベルの切り払いと底力、高い能力でスペックだけ見れば強いボスには違いないが、復帰した[[イングラム・プリスケン|イングラム]]と[[ロンド・ベル]]の敵ではない。当時の天才がレベルアップに必要な経験値が減少する効果のため、死に技能と化してる点も惜しい。ジュデッカに乗り換えると切り払いも死に技能となる。何故か、[[念動力]] | + | :高レベルの切り払いと底力、高い能力でスペックだけ見れば強いボスには違いないが、復帰した[[イングラム・プリスケン|イングラム]]と[[ロンド・ベル]]の敵ではない。当時の天才がレベルアップに必要な経験値が減少する効果のため、死に技能と化してる点も惜しい。ジュデッカに乗り換えると切り払いも死に技能となる。何故か、[[念動力]]を習得していない。多数のイベントで自身の念を放つ等、能力があるように思わせる描写があったのだが、αシリーズのゴッツォ家には念動者がおらず、能力持ちは全員人造人間なのである意味当然か。 |
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] | ||
− | :'''[[念動力]] | + | :'''[[念動力|念動力L9]]、[[2回行動]]、[[底力|底力L8]]、[[気力+ (ダメージ)]]、[[気力限界突破]]、[[リベンジ]]''' |
− | : | + | :念動力を習得した。[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]を攻撃寄りにしたような構成で、[[アダマトロン]]の能力が絡むと非常に手強い相手になる。ただしそのアダマトロンは[[念動フィールド]]を所持していないため、念動力は命中回避補正しか効果を発揮していない。一方で天才を失っているが、ゲームバランス抜きに考えると、本作のユーゼスの計画に穴が多いことを現しているのかもしれない。 |
− | === [[エースボーナス]] === | + | === [[エースボーナス|固有エースボーナス]] === |
;気力160以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド「[[覚醒]]」がかかる | ;気力160以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド「[[覚醒]]」がかかる | ||
:『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』で採用。これが発動すると[[3回行動]]になる。加えて[[アダマトロン]]の[[HP]]が減っていくと「監視の目」の効果で[[必中]]がかかるため、'''回避不能の攻撃が3回襲ってくる'''ことになる。[[マップ兵器]]の弾数が残っている状態で手番を渡すと部隊が半壊する(マップ兵器版エデン・ゲルーシュには[[特殊効果|精神禁止]]があるため、鉄壁や不屈が意味を成さない)ので、2、3機落とされてでもPPで仕留める事(無理な場合はHPを10%以下にしない事)。幸いなことにマップ兵器版ゲルーシュは4発しか撃てず、1ターンに1回しか撃ってこないので、囮で弾切れにさせてから攻撃を始めよう。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』で採用。これが発動すると[[3回行動]]になる。加えて[[アダマトロン]]の[[HP]]が減っていくと「監視の目」の効果で[[必中]]がかかるため、'''回避不能の攻撃が3回襲ってくる'''ことになる。[[マップ兵器]]の弾数が残っている状態で手番を渡すと部隊が半壊する(マップ兵器版エデン・ゲルーシュには[[特殊効果|精神禁止]]があるため、鉄壁や不屈が意味を成さない)ので、2、3機落とされてでもPPで仕留める事(無理な場合はHPを10%以下にしない事)。幸いなことにマップ兵器版ゲルーシュは4発しか撃てず、1ターンに1回しか撃ってこないので、囮で弾切れにさせてから攻撃を始めよう。 | ||
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== 機能 == | == 機能 == | ||
− | + | 超神ゼストのもの。 | |
=== [[必殺武器|必殺技]] === | === [[必殺武器|必殺技]] === | ||
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== パイロットBGM == | == パイロットBGM == | ||
;「Battle Of Zenith」 | ;「Battle Of Zenith」 | ||
− | :『[[スーパーヒーロー作戦]] | + | :『[[スーパーヒーロー作戦]]』のラストバトル。超神形態に進化したユーゼス「超神ゼスト」の[[BGM]]。 |
;「THE ARROW OF DESTINY」 | ;「THE ARROW OF DESTINY」 | ||
:[[アンティノラ]]、[[ジュデッカ]]搭乗時のBGM。[[アストラナガン]]の「虚空からの使者」より優先度が高い。 | :[[アンティノラ]]、[[ジュデッカ]]搭乗時のBGM。[[アストラナガン]]の「虚空からの使者」より優先度が高い。 | ||
;「ULTRA ONE」 | ;「ULTRA ONE」 | ||
:[[アダマトロン]]搭乗時のBGM。「THE ARROW OF DESTINY」のアレンジ。曲名はどう見てもウルトラマンのもじりだが、シヴァーのBGMが「ZEST SEVEN」だった事に対するものと思われる。 | :[[アダマトロン]]搭乗時のBGM。「THE ARROW OF DESTINY」のアレンジ。曲名はどう見てもウルトラマンのもじりだが、シヴァーのBGMが「ZEST SEVEN」だった事に対するものと思われる。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:ユーゼスとは似て非なる宿命を背負った者。また、ユーゼスのモチーフとなったキャラクター(イングラムが彼をモチーフにしているので、その分身のユーゼスもギリアムの家系ということになる)。[[漫画]]『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|Record of ATX]]』にてイングラムの正体を問いただしたギリアムに対して、イングラムは「お互い様」'''「お前の放浪も終わる」'''と返している。この時のイングラムはユーゼスに乗っ取られている状態だったので、ユーゼスはギリアムの正体をある程度は知っている事になる。一方、ギリアムの方は『第2次OG』にてユーゼスが破滅から逃れるための因子が揃っていない事を知って(予知して)いた。 | :ユーゼスとは似て非なる宿命を背負った者。また、ユーゼスのモチーフとなったキャラクター(イングラムが彼をモチーフにしているので、その分身のユーゼスもギリアムの家系ということになる)。[[漫画]]『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|Record of ATX]]』にてイングラムの正体を問いただしたギリアムに対して、イングラムは「お互い様」'''「お前の放浪も終わる」'''と返している。この時のイングラムはユーゼスに乗っ取られている状態だったので、ユーゼスはギリアムの正体をある程度は知っている事になる。一方、ギリアムの方は『第2次OG』にてユーゼスが破滅から逃れるための因子が揃っていない事を知って(予知して)いた。 | ||
;[[イーグレット・イング]] | ;[[イーグレット・イング]] | ||
− | :OGシリーズの世界で[[ナシム・ガンエデン]] | + | :OGシリーズの世界で[[ナシム・ガンエデン]]を乗っ取るために生み出した人造マシアフであり、並行世界論におけるSHOのイングラムの代役。だが、徐々にユーゼスの思惑を外れていく。最終決戦では取り込むことに成功するが、カーリーの特攻により脱出を許されてしまう。 |
:なお、当初の想定では'''イングの肉体を乗っ取って真のラスボスとなる'''(その場合イングのレベルで強さが変わる)という構想があったのだが、ガンエデンと似たような展開である上、2周目以降にイングが使われない危険性があったため、見送られた。脱出後の枷も真言も通じないといった会話はその名残ともいえる。 | :なお、当初の想定では'''イングの肉体を乗っ取って真のラスボスとなる'''(その場合イングのレベルで強さが変わる)という構想があったのだが、ガンエデンと似たような展開である上、2周目以降にイングが使われない危険性があったため、見送られた。脱出後の枷も真言も通じないといった会話はその名残ともいえる。 | ||
;[[アーマラ・バートン]] | ;[[アーマラ・バートン]] | ||
:OGシリーズにおける腹心の部下で、自らの手で創造したバルシェム。片腕として扱っていたが、彼女の台詞からも、どうやら帝国側からユーゼスの監視を言い渡されていたらしい事が推察される。また、ユーゼスにとっても実情はイングの覚醒と成長を促す捨て駒であった。 | :OGシリーズにおける腹心の部下で、自らの手で創造したバルシェム。片腕として扱っていたが、彼女の台詞からも、どうやら帝国側からユーゼスの監視を言い渡されていたらしい事が推察される。また、ユーゼスにとっても実情はイングの覚醒と成長を促す捨て駒であった。 | ||
− | |||
− | |||
;[[ペルフェクティオ]] | ;[[ペルフェクティオ]] | ||
:『第2次OG』ではその存在の危険性を唯一正確に認識していた。 | :『第2次OG』ではその存在の危険性を唯一正確に認識していた。 | ||
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=== その他 === | === その他 === | ||
− | ; | + | ;ウルトラマン、およびウルトラ戦士達 |
− | : | + | :虚構の世界が崩壊した後も形を変えて執着し続ける、ユーゼスにとってはイングラムやクォヴレーとは別の意味での最大の因縁の存在。『スーパーヒーロー作戦』より続く長い因縁だが、『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』の時点では既に当初の「存在への憧憬」は残っておらず、その絶対的な力への信奉だけが残っている。 |
− | |||
:OGシリーズでは[[カドゥム・ハーカーム]]がその代役を担っていると推測されるが…? | :OGシリーズでは[[カドゥム・ハーカーム]]がその代役を担っていると推測されるが…? | ||
− | ; | + | ;宇宙刑事ギャバン(一条寺烈) |
:『スーパーヒーロー作戦』の世界での、かつての相棒。生い立ちも同じ(バード星人と地球人の星間混血児)だが、後に袂を分かつ事となった。 | :『スーパーヒーロー作戦』の世界での、かつての相棒。生い立ちも同じ(バード星人と地球人の星間混血児)だが、後に袂を分かつ事となった。 | ||
;メフィラス星人 | ;メフィラス星人 | ||
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==== 過去 ==== | ==== 過去 ==== | ||
− | ;「君が本当はTDFの軍人でないことはわかっている。なぜなら、正体不明の君のデータを改ざんしたのは私なのだから」<br />「君がこの時代に現れることは予測できたからね」 | + | ;「君が本当はTDFの軍人でないことはわかっている。なぜなら、正体不明の君のデータを改ざんしたのは私なのだから」<br />「君がこの時代に現れることは予測できたからね」<br />「君こそ、何者なんだ?そして何が目的なんだ?イン石怪獣D…いや、君の機体のデータバンクにはデビルガンダムという名前で登録されていた…あれと何か関係があるのか?」<br />「それを話してくれれば、君が必要としているデビルガンダムの情報を提供してもいい。話さないのであれば、今後、君の行動に制限が加わると思いたまえ」 |
− | : | + | :未来から来たはずの主人公がTDFから派遣された少尉として認識されていた事の真相を話す。超次元高速機ドルギランなどを有する銀河連邦警察の科学者だったり後にCPSを開発したりするだけあって、未来から何かが現れることは事前に計測済みだった。 |
;「私には関係のないことだ。だが、おかげで大気浄化弾を使用する口実が出来た」<br />「地球の自然は大気浄化弾を必要としているのだ」<br />「京浜工業地帯で大気浄化弾を使用する。仮に事故が起きても自然を破壊する工場が消滅するだけだ」<br />「モウリ博士がいない今、この計画の実権は私にある。君に私を止めることは出来ないのだよ」 | ;「私には関係のないことだ。だが、おかげで大気浄化弾を使用する口実が出来た」<br />「地球の自然は大気浄化弾を必要としているのだ」<br />「京浜工業地帯で大気浄化弾を使用する。仮に事故が起きても自然を破壊する工場が消滅するだけだ」<br />「モウリ博士がいない今、この計画の実権は私にある。君に私を止めることは出来ないのだよ」 | ||
:過去のユーゼスはモウリ博士が遭難したのをこれ幸いと実験を強行する。まず金星で実験するよう命令された際には地球で実験しても問題はないと考えており、絶対の自信を持っていたが……。 | :過去のユーゼスはモウリ博士が遭難したのをこれ幸いと実験を強行する。まず金星で実験するよう命令された際には地球で実験しても問題はないと考えており、絶対の自信を持っていたが……。 | ||
223行目: | 197行目: | ||
:実験失敗により、レーダーが一切使用不能になり、大量の怪獣による攻勢が始まるが、そんな状況も耳に入らず茫然自失のまま壊れたテープのように呟き続けた。 | :実験失敗により、レーダーが一切使用不能になり、大量の怪獣による攻勢が始まるが、そんな状況も耳に入らず茫然自失のまま壊れたテープのように呟き続けた。 | ||
;「壊れてゆく…この美しい自然が…早急に手をうたなければいけなかったんだ…」 | ;「壊れてゆく…この美しい自然が…早急に手をうたなければいけなかったんだ…」 | ||
− | : | + | :独房入りになったことでもはや自然を助けるのは間に合わないと絶望した独り言を繰り返すユーゼス。 |
;「私にバード星へ戻れだと?」<br />「断る。私にどの面を下げてバード星へ帰れと言うのだ?あそこでも同じ扱いを受けることは自明の理だ」<br />「私は地球に残る。まだ大気の浄化を諦めたわけではない。それにこの星には他にも面白い研究対象があるからね…ギャバン、浄化するのは地球の大気だけではないのだよ。浄化の対象には地球人も含まれているのだ…地球人の凶暴性、ウルトラマン、そしてデビルガンダム…私の汚名を返上するには最高の素材だ…クククク…全宇宙に私の才能を示してやる…」 | ;「私にバード星へ戻れだと?」<br />「断る。私にどの面を下げてバード星へ帰れと言うのだ?あそこでも同じ扱いを受けることは自明の理だ」<br />「私は地球に残る。まだ大気の浄化を諦めたわけではない。それにこの星には他にも面白い研究対象があるからね…ギャバン、浄化するのは地球の大気だけではないのだよ。浄化の対象には地球人も含まれているのだ…地球人の凶暴性、ウルトラマン、そしてデビルガンダム…私の汚名を返上するには最高の素材だ…クククク…全宇宙に私の才能を示してやる…」 | ||
:撤収命令が下り、転移装置で独房から本星へ帰るように勧める烈に。絶望の中でユーゼスは、ウルトラマンへと至る狂気の道を見つけていた。 | :撤収命令が下り、転移装置で独房から本星へ帰るように勧める烈に。絶望の中でユーゼスは、ウルトラマンへと至る狂気の道を見つけていた。 | ||
;「私よりウルトラマンにでも頼んだ方がいいのではないか? 彼は地球の救世主だ。きっとこの事態を何とかしてくれるだろう」<br />「私を責めるのはいいが、地球の大気をここまで汚染した責任はどう取るのかね、地球人の諸君?」 | ;「私よりウルトラマンにでも頼んだ方がいいのではないか? 彼は地球の救世主だ。きっとこの事態を何とかしてくれるだろう」<br />「私を責めるのはいいが、地球の大気をここまで汚染した責任はどう取るのかね、地球人の諸君?」 | ||
− | : | + | :電磁霧を取り除く調査をさせるため独房から出されての物言い。この期に及んで自らの失敗を本質的には認めていないらしい。 |
;「ハハハ! それはいい。ウルトラマンに支配されれば、地球の環境は破壊されずに済む」<br />「自分の星すら満足に守れず、他力本願で自分勝手な地球人にはふさわしい支配者だ!」 | ;「ハハハ! それはいい。ウルトラマンに支配されれば、地球の環境は破壊されずに済む」<br />「自分の星すら満足に守れず、他力本願で自分勝手な地球人にはふさわしい支配者だ!」 | ||
:地球人にウルトラマンへの不信感を植え付けようと、ウルトラマンが地球を支配しようとしていると言うザラブ星人に対して。この会見でザラブ星人から面白いことを言う人間と認識されたことが、ユーゼスが生き永らえることに繋がる。 | :地球人にウルトラマンへの不信感を植え付けようと、ウルトラマンが地球を支配しようとしていると言うザラブ星人に対して。この会見でザラブ星人から面白いことを言う人間と認識されたことが、ユーゼスが生き永らえることに繋がる。 | ||
;「フ、フフ…そういうことか…そういうことだったのか。何という偶然…これが因果律の成せる業か…私の全知識が急速に紡がれていく…それが結集して一つの形になる…私は知っている…デビルガンダムはこの私が創り出したモノだったのだ!!あとは…クロスゲート・パラダイム・システムを完成させるだけだ…だが…時空間のゲートだけを検出する方法が…わからない」 | ;「フ、フフ…そういうことか…そういうことだったのか。何という偶然…これが因果律の成せる業か…私の全知識が急速に紡がれていく…それが結集して一つの形になる…私は知っている…デビルガンダムはこの私が創り出したモノだったのだ!!あとは…クロスゲート・パラダイム・システムを完成させるだけだ…だが…時空間のゲートだけを検出する方法が…わからない」 | ||
:ETFに身を寄せていたユーゼスは未完成のクロスゲート・パラダイム・システムにより全てを知る。この後、ETFを支配、ネオバディムの指導者となる。この世界すらユーゼスが複数の世界を一つにして作ったと知ったのも、このタイミングであろうか。 | :ETFに身を寄せていたユーゼスは未完成のクロスゲート・パラダイム・システムにより全てを知る。この後、ETFを支配、ネオバディムの指導者となる。この世界すらユーゼスが複数の世界を一つにして作ったと知ったのも、このタイミングであろうか。 | ||
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==== 未来 ==== | ==== 未来 ==== | ||
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:目覚める前の水槽の中の主人公への指令。イングラムがデビルガンダムのコアになってウルトラマンを倒す本来の計画通りなら、ユーゼスの代わりに死ぬ運命が用意されていたのだろう。 | :目覚める前の水槽の中の主人公への指令。イングラムがデビルガンダムのコアになってウルトラマンを倒す本来の計画通りなら、ユーゼスの代わりに死ぬ運命が用意されていたのだろう。 | ||
;「光の巨人…宇宙の調停者、そして守護神たる存在。彼らは超絶的な破壊力と深い慈悲の心を併せ持ち、悠久の時を生きている…まさに神を具現化した存在と言えよう」<br />「そう。私の研究対象とはウルトラマンなのだ。彼らの力を我が物とすれば、私は私という存在を呪縛する因果の鎖から解脱することが出来る。忌まわしい過去も、呪わしい未来も関係ない」<br />「もう、ユーゼス=ゴッツォという器に縛られることもない。私は全てを超越する…その先に何があるか不明だが…それは『超えて』から確かめればよい」 | ;「光の巨人…宇宙の調停者、そして守護神たる存在。彼らは超絶的な破壊力と深い慈悲の心を併せ持ち、悠久の時を生きている…まさに神を具現化した存在と言えよう」<br />「そう。私の研究対象とはウルトラマンなのだ。彼らの力を我が物とすれば、私は私という存在を呪縛する因果の鎖から解脱することが出来る。忌まわしい過去も、呪わしい未来も関係ない」<br />「もう、ユーゼス=ゴッツォという器に縛られることもない。私は全てを超越する…その先に何があるか不明だが…それは『超えて』から確かめればよい」 | ||
− | : | + | :デビルガンダム回収のため未来からやってきたユーゼスが語る真の目的。超神ゼストよりさらに先には何が待っていたのだろうか。台詞の一部には『[[スーパーロボット大戦α|α]]』のユーゼスを示唆するものがちらほら。ここからすると「超える」ことで解脱しようとしたのは、「呪われし未来」へと至る「因果の鎖」だったらしい。「縛られて」いたのはイングラムだけではなかったのだろうか……? |
;「私もかつては敗者だった。だが、敗北は人に屈辱と狂気しか与えない。この私のようにな…」 | ;「私もかつては敗者だった。だが、敗北は人に屈辱と狂気しか与えない。この私のようにな…」 | ||
− | : | + | :ユーゼスにとって不要になったネオバディムを自由に任されたトレーズが敗者となることで戦いという行為の解答を導くと言った事にかけた言葉。 |
− | ; | + | ;「彼らは素晴らしい…悠久の時を生き、裁定者として宇宙に君臨している…さらに、深い慈愛の心と超越的な破壊力を併せ持ち…生命の謎をも解き明かしている。ウルトラマンは神に等しい存在だと言えよう…」「だが…彼らは神のように遠い存在ではない。ハヤタや郷秀樹のように…人間と一心同体になれるのだ」<br />「私はかつて地球で見た光の巨人達に憧れた。あの素晴らしい力を欲した。私も…ウルトラマンになりたいと思った。だが、ウルトラマンは新西暦155年の地球を境として…その姿を見せなくなった。地球を去ってから私は彼らに会うことが出来なかった。もっとも…私のように邪念を持つ人間とウルトラマンが同化しないことはわかっていたがね…」 |
:最終話にて語った、ウルトラマンに対する自らの想い。ヒーローに憧れる子供と、現実を知る大人の認識が入り混じった様な複雑な感情を抱いているようだ。そして、この憧憬は一大劫を経て妄執へと変質していく……。 | :最終話にて語った、ウルトラマンに対する自らの想い。ヒーローに憧れる子供と、現実を知る大人の認識が入り混じった様な複雑な感情を抱いているようだ。そして、この憧憬は一大劫を経て妄執へと変質していく……。 | ||
− | |||
;「もちろん…この宇宙を調停するのだ。お前達のように正体を隠して他文明の危機を救うのではなく、当初から絶対者として宇宙に君臨する。それが…超絶的な力を持った者の定めだ!!」<br />「私や銀河連邦警察の宇宙刑事達に不可能なことを…お前達はあっさりと成し遂げ、無力な人々に奇跡を見せる。その結果、人々に与える印象は何だ?私が汚れた大気を浄化しようとも…宇宙刑事達が命をかけて犯罪者を捕まえようとも…ウルトラマンの存在を知った人々が思うことは一つ…『ウルトラマンがいれば何とかしてくれる』」<br />「お前達は自分達より弱い立場にいる者を甘やかしているだけだ。偽善者面で神を気取っているだけなのだ。お前達は弱者の自立を遅らせている! 宇宙はお前達の存在など必要とはしていない!!」<br />「この宇宙に必要なものは…全てを支配する者! そう…因果律を調整する者なのだ!!」 | ;「もちろん…この宇宙を調停するのだ。お前達のように正体を隠して他文明の危機を救うのではなく、当初から絶対者として宇宙に君臨する。それが…超絶的な力を持った者の定めだ!!」<br />「私や銀河連邦警察の宇宙刑事達に不可能なことを…お前達はあっさりと成し遂げ、無力な人々に奇跡を見せる。その結果、人々に与える印象は何だ?私が汚れた大気を浄化しようとも…宇宙刑事達が命をかけて犯罪者を捕まえようとも…ウルトラマンの存在を知った人々が思うことは一つ…『ウルトラマンがいれば何とかしてくれる』」<br />「お前達は自分達より弱い立場にいる者を甘やかしているだけだ。偽善者面で神を気取っているだけなのだ。お前達は弱者の自立を遅らせている! 宇宙はお前達の存在など必要とはしていない!!」<br />「この宇宙に必要なものは…全てを支配する者! そう…因果律を調整する者なのだ!!」 | ||
:ウルトラマンの存在とその影響に切り込みつつ、自信の理想を高らかに語る。 | :ウルトラマンの存在とその影響に切り込みつつ、自信の理想を高らかに語る。 | ||
254行目: | 226行目: | ||
;「イングラムよ…何故、因果律を操作して自分の存在を消さないのかと聞いたな?それは…お前に私の部下と、ガイアセイバーズの始末をさせるためだ」<br />「さあ…回れ! 運命の歯車よ!!」 | ;「イングラムよ…何故、因果律を操作して自分の存在を消さないのかと聞いたな?それは…お前に私の部下と、ガイアセイバーズの始末をさせるためだ」<br />「さあ…回れ! 運命の歯車よ!!」 | ||
:クロスゲート・パラダイム・システムをもってしても切れない因果の鎖で結ばれた主人公を有効利用しようとする。 | :クロスゲート・パラダイム・システムをもってしても切れない因果の鎖で結ばれた主人公を有効利用しようとする。 | ||
− | ; | + | ;「これが…クロスゲート・パラダイム・システムと…光の巨人の力を融合した新たなる神の姿…自己再生・自己進化・事故修復の機能を備え…時の流れや因果律をも操る! それが神をも超えた存在…超神形態なのだよ!!」 |
− | : | + | :完全破壊されたデビルガンダムを因果律操作で再生させ融合、超神ゼストへと進化する。 |
;「人間は自分達が何もしなくても「ウルトラマンが守ってくれるさ」と思い込んでいる都合のいい連中だ」 | ;「人間は自分達が何もしなくても「ウルトラマンが守ってくれるさ」と思い込んでいる都合のいい連中だ」 | ||
− | :『[[スーパーヒーロー作戦]]』の最終戦で言った台詞。完全に民衆を見下しているが、ヒーローの在り方に一石を投じた発言でもある。 | + | :『[[スーパーヒーロー作戦]]』の最終戦で言った台詞。完全に民衆を見下しているが、ヒーローの在り方に一石を投じた発言でもある。<br/>ウルトラシリーズではこのテーマについて初代ウルトラマンの時点から幾度と無く描かれており、特に各作品終盤においては地球人だけで脅威に立ち向かう「ウルトラマンからの自立」を描いた展開も少なくない。また昭和ウルトラシリーズの後日談にあたる作品『ウルトラマンメビウス』では人類とウルトラマンが共に並んで戦うというそこから更に一歩進んだ関係性が描かれた(『メビウス』から数千年単位で年月の経過した『大怪獣バトル』の時代でのかつてウルトラマン達が守ってきた地球においては、地球の人類に仇なす怪獣は全滅させられており、地球人類の手によって平和が守られている)。 |
− | |||
;「今思えば…ユーゼス=ゴッツォという人間は、40年前に死んだ…お前達が知る…本当のユーゼスはすでに死んでいるのだ…だから私は…仮面で、偽りの素顔を隠した……フ、フフ…私も、ユーゼス=ゴッツォの影…40年前のユーゼスの邪念に縛られた偽りの存在に過ぎないのかも知れん…」 | ;「今思えば…ユーゼス=ゴッツォという人間は、40年前に死んだ…お前達が知る…本当のユーゼスはすでに死んでいるのだ…だから私は…仮面で、偽りの素顔を隠した……フ、フフ…私も、ユーゼス=ゴッツォの影…40年前のユーゼスの邪念に縛られた偽りの存在に過ぎないのかも知れん…」 | ||
:一撃必殺砲で倒された後の呟き。 | :一撃必殺砲で倒された後の呟き。 | ||
265行目: | 236行目: | ||
;「イングラム…お前が言う通り、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても…人々は生きている。そして、世界は存在し続けている…この宇宙に神など不要なのだ。だからこそ…ウルトラマン達は…人に近い存在であり続ける…彼らもまた、我々と同じ存在…銀河の同胞なのだ」 | ;「イングラム…お前が言う通り、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても…人々は生きている。そして、世界は存在し続けている…この宇宙に神など不要なのだ。だからこそ…ウルトラマン達は…人に近い存在であり続ける…彼らもまた、我々と同じ存在…銀河の同胞なのだ」 | ||
:全てを賭した計画は打ち砕かれた。しかし、今のユーゼスにとってゼストの力はもはや不要だった。そんなものがなくても、世界は在り続け、人は生き続けていくのだ。その内の一人として、確かにウルトラマン達は存在していた。 | :全てを賭した計画は打ち砕かれた。しかし、今のユーゼスにとってゼストの力はもはや不要だった。そんなものがなくても、世界は在り続け、人は生き続けていくのだ。その内の一人として、確かにウルトラマン達は存在していた。 | ||
− | : | + | :余談だが、本作の発売の後の2006年に公開された映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でも、初代ウルトラマン=ハヤタが後輩のウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライに対して、このユーゼスの台詞にも似た言葉を説くシーンがある。 |
;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな。そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…。今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか…」<br/>「今となっては…もう…どうでもいい。お前は…イングラム=プリスケンという…一人の地球人だ」<br />「私は…お前が…うらやましい。地球人に受け入れられた…お前がな…」 | ;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな。そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…。今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか…」<br/>「今となっては…もう…どうでもいい。お前は…イングラム=プリスケンという…一人の地球人だ」<br />「私は…お前が…うらやましい。地球人に受け入れられた…お前がな…」 | ||
:死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。 | :死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。 | ||
=== αシリーズ === | === αシリーズ === | ||
− | + | '''[[スーパーロボット大戦α|PS版α]]''' | |
− | + | ;「まあ、いい。だが、イングラムよ……これだけは忘れるな」<br />「宇宙で漂流していたお前を救い、新たな命と知識、力を与えたのはこのユーゼス=ゴッツォだという事をな」 | |
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第42話「アクシズからの使者」におけるイングラムとの会話にて。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』でイングラムが語った話と合わせると「SHO」エンディング後のイングラムは因果律の歪みに気付いて原因を探して様々な平行世界を巡り、ついにケイサル・エフェスが居るこの世界を探り当てたものの、それを察知したケイサル・エフェスも行動を起こし、イングラムが単身で宇宙を漂流してユーゼスが捕獲するよう手を回したということらしい。 |
− | + | ;「メガノイド計画…そうか、お前が破嵐創造の…」<br />「我が帝国監察軍が地球圏を制圧したあかつきには、私がお前の父親の遺志を継ぎ地球人をメガノイド化するも良かろう」 | |
− | : | + | :『α』第59話「クロス・ターゲット」で[[破嵐万丈]]と初対面した時の台詞。『α』におけるユーゼスの性格(3万人のサイキッカーに対し、作戦に必要な脳髄だけ取り出して保管する)を考えると、本当に実行しそうで怖い。 |
− | + | ;(…STMCによってあの忌々しい本星の連中が消滅すれば、私の計画にとって都合は良いが…奴らは50万年前に我が帝国とほぼ同等の規模を持ったプロトカルチャーを全滅させているのだ…)<br />(もっとも、その事実を知っているのはバルマー本星にあった外典を解読した私と…霊帝しかいないはず…) | |
− | : | + | :『α』第65話「ギア・オブ・デスティニー」にて、ラオデキヤが[[宇宙怪獣|STMC]]を甘く見過ぎている事についての彼のモノローグで。ユーゼスはバルマーに現存する外典を解読した事で、仮にズフィルードを出そうとそう簡単に勝てはしないと思っていた。 |
− | + | ;「それに、2年間の偵察でお前達は銀河系の中でも危険な存在になりつつあることが判明している」<br />「…一定の文明レベルに到達していながらも、未だに自分達の母星を汚染し続け…数多くの勢力は戦いを広げており、それらが統一される兆しも見られない」<br />「さらに、ゲッター線、オーラ力、EVA、トロニウム、サイコドライバーといった危険な力を有しながらも…それらを自らの手で制御できていない。お前達は兵器としては優秀だが、知的生命体としてのレベルは低いのだよ」<br />「このまま、お前達を放置すれば、ゼントラーディのような戦闘集団に成長する恐れがある。そして、それはこの銀河系の秩序を乱す要因となるのだ」 | |
− | : | + | :『α』第66話より。[[ウェンドロ・ボルクェーデ|ウェンドロ]]と似たような言いまわしであるが、[[αシリーズ]]は地球由来の技術が大半の[[OGシリーズ]]や[[旧シリーズ]]と異なり、本当に宇宙を滅ぼしかねない機体やエネルギーが揃っているため、一概に詭弁とは言えない。 |
− | + | ;「それも私だ」 | |
− | : | + | :『α』最終話、劇中で起こった様々な事象への干渉を認めて。ユーゼスを象徴するあまりにも有名な台詞。 |
− | + | :『α』の作中に起こったいくつもの事件の多くがユーゼスが黒幕として動いた結果だったという設定なのだが、どう干渉したかについて具体的なことは特に明かさず、この一言のみで済ませていた為、ご都合主義かつ強引なシナリオだと『α』発売時は批判的な意味でやり玉に挙げられていた。 | |
− | + | :現在では批判も沈静化し、もっぱらネット上では「拾うことが難しいような伏線もこの一言で全ての辻褄が合い、どんな大きな風呂敷も畳むことができる魔法の言葉」というようなネタとして使われており、公式でも『第3次α』で[[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]も発言し、[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]もアレンジして使っている。 | |
− | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』でも似たようなやりとりが行われている。 | |
− | + | ;「惜しいな。ゲッターの力を使えば全宇宙を支配する事すら可能だというものを…」 | |
− | + | :[[ゲッターチーム]]と戦闘する時の台詞。[[ゲッター線]]と[[ゲッターエンペラー]]の存在の事を言っていると思われる。 | |
− | + | ;「ここまでの抵抗は全て予想通りだ。私の計算が正しいか、諸君らがそれ以上の力を発揮するか。二つに一つ…互いに己の運命を見極めようではないか」<br />「フフフ…どうした? お前達がその程度なら…まだ私も終わるわけにはいかぬ」<br />「まだまだだな…この期に及んで私を失望させるな。全力でかかってくるのだ…」<br />「そうだ…その力だ。では、もう一度だけその力を出し切る機会を与えてやろう…フフフ」 | |
− | + | :精神コマンド「[[ド根性]]」使用時の台詞。[[ケイサル・エフェス (人物)|真の霊帝]]を倒せそうな見込みがあるなら、自分が死んでもそれはそれで良しということだろうか。なお、アストラナガンを撃破した場合の呪縛から解放されたイングラムの最期の言葉も「…そうだ。その力だ…」。 | |
− | + | ;「死ぬと分かっていながら立ち向かう…悲しい性だな」 | |
− | : | + | :中破ダメージの被弾台詞。呟くような言い方が意味深。因果律によって運命付けられた死を予見していたような最期の言葉から考えると、自分自身に向けられているのかもしれない。シヴァーにも同じ台詞がある。 |
− | + | ;「ふはははは……見事だ!! だがこれで私の計画が終わったわけではない! ふははは!!」 | |
− | : | + | :撃墜時の台詞だが、戦闘中の台詞にしてはかなりの長さを誇り、大友氏のボイスもセットでプレイヤーの不安を煽る。更に『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]』で追加されたプロローグシーンでユーゼスが登場したため、彼の言葉通り『第2次OG』で彼の計画は続く事となった。<br />このαシリーズで彼は再登場する事は無かったが、『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版α]]』では普通に再登場するのでこの台詞も謎ではない扱いに。 |
− | + | ;「ク、ククク…やはり…この宇宙でも因果の鎖から逃れることはできなかったか…だが…私が消滅しても…計画どおりに事が進む…」<br />「そして、私を倒すことにより、お前達はこの銀河系の危険分子として我が帝国に認識されることになる…」<br />「それに、ラオデキヤ艦隊は…ゼ=バルマリィ帝国のほんの一勢力に過ぎん」<br />「我が帝国は…お前達が考えている以上に…強大だ…」<br />「フ、フフフ…どうやらここまでのようだな……お前達が銀河の秩序を破壊する様を…因果地平の彼方から見させてもらうぞ…フ、フフフ…フハハハハハ!!」 | |
− | : | + | :PS版『α』最終話で倒された時の台詞。途中に入る沈黙や、「'''この宇宙でも'''」という言葉の意味だが、『第2次OG』の動向を見る限り、全ての世界において「ユーゼス・ゴッツォ」として虚億を引き継いでいるようだが、そこからすると、どうやらαのユーゼスは無駄と知りつつCPSを使い、調停者になろうとしていたらしい。ちなみに「計画」というのは[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]打倒のことで、調停者となれたなら自分が、叶わぬならばロンド・ベルがそれを果たすということになる。この台詞からすると、こちらのユーゼスは解脱の方はあくまでついでであり、むしろ霊帝打倒の方を重要視していた節がある。なお、この時点でのバルマー帝国はユーゼスの言った通りに強大な力を持った軍隊であったが、『第3次α』では版権絡みの大幅なシナリオ変更によって、滅亡寸前まで衰退しているという驚愕の事態に陥った事が実に残念である。 |
− | + | ||
− | + | '''[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版α]]''' | |
− | : | + | ;「…何故だ? 何故、お前が復活している…?」 |
− | + | :ズフィルードを起動させたラオデキヤに驚く。前ステージでジュデッカを破壊したとき「手応えがなさすぎる」「まだ念が感じられる」とみな口々に言っていていかにもまだ生きていそうな前振りではあったが、それでも、むしろお前こそ何故復活していると感じる場面。 | |
− | + | ;「…フ、フフフ……こ、この私が…操り人形…私が作り出したイングラム=プリスケン、そしてヴィレッタ=バディムと同等の存在に過ぎなかったというのか…!」<br />「ならば…残りの因子を全て集め、クロスゲート・パラダイム・システムを以って貴様と霊帝の存在を消し去ってくれる!」 | |
− | + | :『DC版α』にてオリジナルのラオデキヤによって野心を全て見透かされ、「所詮は霊帝の操り人形」と切って捨てられた際の台詞。最後の「因子を集める」というのがどういう意味なのか不明だが、直後の展開を見るとどうやら因子が足りなかったようだ。 | |
− | + | ;「…ば、馬鹿な…この私が…全能なる調停者たる…このユーゼス=ゴッツォが…!…このユーゼス=ゴッツォが…!地球人や人造人間…ごときに…倒されるはずがない…!わ、私は…全ての因果律を操作して……この宇…宙…を……そ…して…今度…こそ…今度こ…そ…… 我が……う…ん…めい……を……」 | |
− | + | :上記の台詞の後、ラオデキヤに粛清されて。『PS版α』の面影など全くない。ある意味プレイヤーの溜飲が下がる瞬間かもしれない。こちらにも意味深なフレーズがあるが、真相は闇の中である。ユーゼスもイングラム同様、何かに執念を燃やしてはその直前に散る、という結末を背負っているのだろうか。果たしてユーゼスの「運命」とは……。 | |
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=== OGシリーズ === | === OGシリーズ === | ||
− | ==== [[ | + | ==== [[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS|OGs]] ==== |
;「今、この時に憑依したか……因縁だな……だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。今度こそ、我の傀儡となるがいい」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」 | ;「今、この時に憑依したか……因縁だな……だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。今度こそ、我の傀儡となるがいい」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」 | ||
− | :バルシェム調整チャンバーと思われる機械的な部品が背景に立ち並んでいるネビーイーム内部で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。『OGS』で追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG1]] | + | :バルシェム調整チャンバーと思われる機械的な部品が背景に立ち並んでいるネビーイーム内部で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。『OGS』で追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG1]]』にはこのようなシーンはない)。 |
− | :このシーンは『OGS』第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|Record of ATX]]』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]] | + | :このシーンは『OGS』第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|Record of ATX]]』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]]がエアロゲイターと戦闘している様子が描かれているのでその後と思われる)。ヒリュウが太陽系の外、冥王星外宙域へと到達したことが結界を破ることに繋がったということだろうか。この「結界」がどのようなものかは不明。ガンエデン由来のものであれば「破る」ことは出来ないため、念動結界の類ではないと思われる。 |
− | :前半の台詞からすると、憑依したネフェシュは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』世界(そしてSHO)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。<br />「愚帝」は恐らく[[ルアフ・ガンエデン| | + | :前半の台詞からすると、憑依したネフェシュは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』世界(そしてSHO)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。<br />「愚帝」は恐らく[[ルアフ・ガンエデン|霊帝]]、「監察官共」は[[アインスト]]か帝国監察軍、もしくは[[インスペクター]]のことだろう。「切り札」が何かは不明だが、[[サイコドライバー]]か[[ガンエデン]]か[[クロスゲート]]辺りと思われる。 |
;「こ、これはまさか……!?」 | ;「こ、これはまさか……!?」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終局面で[[DiSRX]]を前にして。どうやら[[ディス・アストラナガン]]の事も知っているようだが、何処でどのようにして知ったのかは不明。 | :『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終局面で[[DiSRX]]を前にして。どうやら[[ディス・アストラナガン]]の事も知っているようだが、何処でどのようにして知ったのかは不明。 | ||
323行目: | 287行目: | ||
:おそらく愚帝は創世神ズフィルードを僭称する[[ルアフ・ガンエデン|バルマーの霊帝]]、そして創世神は「真の霊帝」「真の創世神ズフィルード」たる[[ケイサル・エフェス (人物)|ゲベル]]のことであろう。 | :おそらく愚帝は創世神ズフィルードを僭称する[[ルアフ・ガンエデン|バルマーの霊帝]]、そして創世神は「真の霊帝」「真の創世神ズフィルード」たる[[ケイサル・エフェス (人物)|ゲベル]]のことであろう。 | ||
;「手に入れたぞ……欠けていた記憶、そして因子を」 | ;「手に入れたぞ……欠けていた記憶、そして因子を」 | ||
− | : | + | :汎用の開始台詞の一つ。確かに記憶や因子は取り戻したが、肝心要の部分が全く戻っていなかった。 |
− | ; | + | ;「変えて見せる……呪われた宿命を! 必ずや!」 |
− | : | + | :ダメージが蓄積してくるとこうなる。それ以前にイングラムもラオデキヤもいない以上、一人でどう足掻いても無駄なのだが。 |
;「お前達に我が運命は変えられぬ。そして、己の運命もな」 | ;「お前達に我が運命は変えられぬ。そして、己の運命もな」 | ||
:被弾時。確かにそうだが恐らくユーゼスの言いたい意味とは違う。 | :被弾時。確かにそうだが恐らくユーゼスの言いたい意味とは違う。 | ||
341行目: | 305行目: | ||
:リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。 | :リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。 | ||
;「その機体の礎は、我がアウレフに与えたものなのだぞ」 | ;「その機体の礎は、我がアウレフに与えたものなのだぞ」 | ||
− | : | + | :同じくリュウセイからの被弾台詞、およびOGのSRXに関する裏。SRXはそもそも完成機である[[バンプレイオス]]のひな形であり、「次元転移を可能とする機動兵器」の試作型なのだが、その根幹の技術をユーゼスが持っていたとは……? |
− | ;「殊勝だな。アウレフの意志を継ぐとはな」<br/>「まだ逆らうか、アウレフのサンプル共よ……」<br/>「アウレフめ、上手く調教したものだ」<br/>「アウレフの怨念が何らかの作用を……!?」<br/> | + | ;「殊勝だな。アウレフの意志を継ぐとはな」<br/>「まだ逆らうか、アウレフのサンプル共よ……」<br/>「アウレフめ、上手く調教したものだ」<br/>「アウレフの怨念が何らかの作用を……!?」<br/>「まさか、アウレフが彼奴等に……!? いや、今の状況でそのようなことはあり得ぬ!」 |
:SRXチームからの被弾台詞。αにおいてイングラムが行ったことと言えば……。 | :SRXチームからの被弾台詞。αにおいてイングラムが行ったことと言えば……。 | ||
− | |||
;「魔装機神サイバスター……そして、マサキ・アンドー。お前のことも“覚えて”いるぞ」 | ;「魔装機神サイバスター……そして、マサキ・アンドー。お前のことも“覚えて”いるぞ」 | ||
:対マサキ。しかしシュウとの因縁も含めて覚えていながらラプラスデモンコンピュータのことを思い出せていなかったうえに、それを覚えている理由について追及しなかったのは一つの過ちではないだろうか。 | :対マサキ。しかしシュウとの因縁も含めて覚えていながらラプラスデモンコンピュータのことを思い出せていなかったうえに、それを覚えている理由について追及しなかったのは一つの過ちではないだろうか。 | ||
358行目: | 321行目: | ||
:会話イベントを全部終える前に無理やり撃墜するとこの台詞がでる。もっともチートでも使わないと無理なレベルなので実質没セリフ。イング脱出直後に「オンリー・ワン・クラッシュ」狙いで何とかいけるか? と言うレベルだろうか。 | :会話イベントを全部終える前に無理やり撃墜するとこの台詞がでる。もっともチートでも使わないと無理なレベルなので実質没セリフ。イング脱出直後に「オンリー・ワン・クラッシュ」狙いで何とかいけるか? と言うレベルだろうか。 | ||
:後述の台詞に対し、こちらは辛うじて絶対者としての威厳を保っている印象である。 | :後述の台詞に対し、こちらは辛うじて絶対者としての威厳を保っている印象である。 | ||
− | ; | + | ;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇっ!!」 |
− | : | + | :撃墜時の台詞。宿命はさだめと読む。文章では分かり辛いが声が裏返ってしまっているため、超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。 |
− | :なお、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|直後の戦い]]においても[[キナハ・ソコンコ| | + | :なお、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|直後の戦い]]においても[[キナハ・ソコンコ|似たような叫びをあげた人]]が出てきた。 |
==== [[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] ==== | ==== [[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] ==== | ||
;「……失われた記憶の輪が……虚憶の欠片がつながっていく……我の[[魂|ネフェシュ]]が真実の姿に……理解した……我が何処より来たか……何者であったか……ゼルファート……[[ズフィルード]]……ゼスト……[[ジュデッカ]]……それらを経て……新たなアダムであり、メタトロン……すなわち、“アダマトロン”が我が真体となる」 | ;「……失われた記憶の輪が……虚憶の欠片がつながっていく……我の[[魂|ネフェシュ]]が真実の姿に……理解した……我が何処より来たか……何者であったか……ゼルファート……[[ズフィルード]]……ゼスト……[[ジュデッカ]]……それらを経て……新たなアダムであり、メタトロン……すなわち、“アダマトロン”が我が真体となる」 | ||
− | :[[アダマトロン]] | + | :[[アダマトロン]]と化した直後。一人称が「私」から「我」へ。虚憶の欠片を繋いで過去生の記憶の大半を取り戻し、己の縁を理解し、因縁の存在を経て辿りついた究極の姿、それは……。 |
− | : | + | :ちなみに最初の「ゼルファート」に関しては詳細不明。諸々の要素を鑑みるに、恐らく今までの世界(語られていない世界含む)において、神となるためにCPSを使用した機体のことらしい。 |
− | : | + | :なお、ユーゼスがズフィルードに搭乗したことは今まで一度もないが、順番からすると「SHO」以前のユーゼスのうちの誰かである可能性が高い。神体ズフィルード(帝国でのガンエデンの呼称)や創世神ズフィルード([[ケイサル・エフェス]]とは異なるゲベルの成れの果て)を指す可能性もある。 |
:付け加えるならばこの現象、SHOで起きたのと同じ。 | :付け加えるならばこの現象、SHOで起きたのと同じ。 | ||
+ | ;「我が名はユーゼス……ユーゼス・ゴッツォ」 | ||
+ | :名乗り。当然の如く、イングラムに縁のあるSRXチームが反応した。 | ||
+ | ;「……帝国など、もはや我には関係ない」<br />「愚帝、ゴッツォ……帝国に関わる者は、全て我が焼滅させる。そして、アーマラ……お前は」<br/>「我が尖兵となり、任務を果たした功績に報いよう。帝国ではなく、創造主たる我にその身を捧げよ」<br />「我と一体になるのだ。享受せよ」<br />「アーマラ……イングと共に我が血肉となるがいい」 | ||
+ | :気勢を上げるアーマラに対し、エデン・ゲルーシュを叩き込み、吸収する。 | ||
;「強念者は、幾多の危機を乗り越えることによってその力を増幅させていく。故に我は、数々の強敵との戦いを宿命づけられたお前達、鋼龍戦隊にイングを送り込んだのだ。ただ、ベースがマシンナリー・チルドレンである故、身体と記憶に細工を施し……お前達を信用させるため、イング自身にも思い込ませ、闘争心を励起するためにも……ガイアセイバーズからの脱走と言う状況を作り出さなければならなかったがな」 | ;「強念者は、幾多の危機を乗り越えることによってその力を増幅させていく。故に我は、数々の強敵との戦いを宿命づけられたお前達、鋼龍戦隊にイングを送り込んだのだ。ただ、ベースがマシンナリー・チルドレンである故、身体と記憶に細工を施し……お前達を信用させるため、イング自身にも思い込ませ、闘争心を励起するためにも……ガイアセイバーズからの脱走と言う状況を作り出さなければならなかったがな」 | ||
:イング脱走の真相。ちなみにこのおかげで、イングの身体にはマシンセルが存在していない。 | :イング脱走の真相。ちなみにこのおかげで、イングの身体にはマシンセルが存在していない。 | ||
;「……イングの脱走はドゥバン・オーグの妨害によって望まぬ方向へ進み……修正は困難かと思われたが、天は我を見放さなかった。偶然に偶然が重なり、結果的には我の思い通りに……」 | ;「……イングの脱走はドゥバン・オーグの妨害によって望まぬ方向へ進み……修正は困難かと思われたが、天は我を見放さなかった。偶然に偶然が重なり、結果的には我の思い通りに……」 | ||
− | : | + | :この台詞からもわかるとおり、αやSHOに比べて「偶然」の要素が大きいことがわかる。 |
− | ; | + | :そして、そのような偶然に左右され、また頼らざるを得ないということ自体、同作におけるユーゼスの再有生が不完全であることを示唆していると言える。 |
+ | ;「お前達は、我らと言葉を交わせる程度には 発達した知性を持ちながら、蟲毒の如く たった一つの惑星の上で……飽くことなく争い、殺し合い、 闘争本能と繁殖力を発達させてきた。そして、我が与えた技術の種…… 闘争のためとあらば解析し、応用を可能にする 戦争技術への高順応性も持っていた。さらに、多くの強念者達…… この銀河の中でも、そのような知的生命体が 生息する惑星は希有だ」 | ||
:ユーゼスの地球人評。これにはメキボスも内心では肯定していた。 | :ユーゼスの地球人評。これにはメキボスも内心では肯定していた。 | ||
− | ;「リ・テクからの報告で当たりはつけていたが、確信はなかった。他にも所在候補地があったのでな。故にファブラ・フォレースの謎を解く鍵……[[T-LINKシステム|シュンパティアの改良策]]をフェリオ・ラドクリフに授け、遺跡の解析を進めさせたのだ」 | + | ;ジョッシュ「お前は地球に……いや、ファブラ・フォレースにクロスゲートが存在していることを知っていたのか!?」<br/>「リ・テクからの報告で当たりはつけていたが、確信はなかった。他にも所在候補地があったのでな。故にファブラ・フォレースの謎を解く鍵……[[T-LINKシステム|シュンパティアの改良策]]をフェリオ・ラドクリフに授け、遺跡の解析を進めさせたのだ」 |
− | : | + | :[[リ・テクノロジスト]]に出資した理由。ユーゼスが地球に干渉しなければ、対応策を講じないまま「[[ペルフェクティオ|破滅の王]]」によって地球も宇宙も消滅しただろう。 |
+ | ;「[[リュウセイ・ダテ]]……我はお前を知って……いや、“覚えて”いるぞ」<br />「[[マサキ・アンドー]]……そして、[[サイバスター]]。その存在も“覚えて”いる」<br />「我とお前の[[スーパーロボット大戦α|前世]]は交わっていた……いや、お前だけではなく、他の者とも。今生が最初の縁となる者が多いが……深浅の差こそあれど、[[クスハ・ミズハ|我]][[ブルックリン・ラックフィールド|と]][[リョウト・ヒカワ|の]][[リオ・メイロン|因]][[タスク・シングウジ|縁]][[レオナ・ガーシュタイン|を]][[ユウキ・ジェグナン|持]][[リルカーラ・ボーグナイン|つ]][[リューネ・ゾルダーク|者]][[イルムガルト・カザハラ|が]][[シュウ・シラカワ|何]][[ライディース・F・ブランシュタイン|人]][[アヤ・コバヤシ|か]][[マイ・コバヤシ|存]][[ヴィレッタ・バディム|在]]している」 | ||
+ | :つまりはリョウトやユウキなど「α」の登場人物達である。 | ||
;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我はいったい何者だったのか……我は何処から来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した。我は知りたかったのだ……何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどのような関係があるのか。そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」 | ;「我は長らく疑問に思っていた……何故、我にクロスゲートやガンエデンに関する虚憶が存在していたか……我はいったい何者だったのか……我は何処から来たのか……そして、クロスゲートとガンエデンに関する研究と調査を進め……虚憶の欠片を繋ぐための計画を立て、実行に移した。我は知りたかったのだ……何が原因となって虚憶を持ったのか。欠けていた記憶は何なのか。ガンエデンとは、クロスゲートとは何なのか。誰が、何のために作ったのか。我とどのような関係があるのか。そして、我は因子を揃え、その両方を手中にした」 | ||
:そもそもの行動理由。覚えのないクロスゲートとガンエデンの[[虚憶]]……それらは何のためにあり、どのような因縁で自分がその記憶を持っているのか? ユーゼスはそれを知るために行動していたのである。ただ、クロスゲートはともかく、ガンエデンに関しては関連性が不明。α世界でゲベルと因縁があったからと思われるが……。 | :そもそもの行動理由。覚えのないクロスゲートとガンエデンの[[虚憶]]……それらは何のためにあり、どのような因縁で自分がその記憶を持っているのか? ユーゼスはそれを知るために行動していたのである。ただ、クロスゲートはともかく、ガンエデンに関しては関連性が不明。α世界でゲベルと因縁があったからと思われるが……。 | ||
:参考までに記しておくと、αのクロスゲートは、ナシムとゲベルが地球とバルマーを行き来するために設置した通路であり、副次機能として次元接続が可能なものであった。さらに本来のクロスゲートは文字通りの「門」であり、次元通路が繋がった際にそれぞれを繋ぐために具現化する存在である。 | :参考までに記しておくと、αのクロスゲートは、ナシムとゲベルが地球とバルマーを行き来するために設置した通路であり、副次機能として次元接続が可能なものであった。さらに本来のクロスゲートは文字通りの「門」であり、次元通路が繋がった際にそれぞれを繋ぐために具現化する存在である。 | ||
;「以前の我は、起因を知ろうとした。我を縛る因果の鎖……その始まりと原因を。だが、もはやその必要はなくなった。我はクロスゲートから得たのだ、アカシャ変動因子を。かつて、我が作り上げようとした[[クロスゲート・パラダイム・システム]]……それに欠けていた因子を」 | ;「以前の我は、起因を知ろうとした。我を縛る因果の鎖……その始まりと原因を。だが、もはやその必要はなくなった。我はクロスゲートから得たのだ、アカシャ変動因子を。かつて、我が作り上げようとした[[クロスゲート・パラダイム・システム]]……それに欠けていた因子を」 | ||
− | : | + | :OGユーゼスの目標はあくまで虚憶の探求にあり、何故自分は因果の鎖に縛られているのか、なぜ破滅の運命が待っているのかも知ろうとしていた。しかし、アダマトロンになったことでその目的を放棄してしまっている。起因が分かれば、対処の仕様があった可能性もある。ゲートから得た「変動因子」については案の定不明だが、SHOやαのCPSに欠けていた何かであるらしい。これのおかげで、イングが言ったように運命の分岐点に立つくらいは一応できていたのかもしれないが、結末は変わらなかった。 |
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;「我こそはアルファであり、オメガである。我こそは終わりであり、始まりである。我こそは宇であり、宙である。もはや、起因など知る必要はない。過去の因果、因縁、虚憶、忌憶に縛られることもない。愚帝、監察者、監査者、そして神ですら我を阻止すること能わず。我に纏わるもの全てを隠滅させ、我が新たな、数多の世界を造り出し、その規範となる。因果、因縁、輪廻すらも我が新たに構築する。そして、四劫を超越し、我が新たな人類の祖……新人祖となるのだ」 | ;「我こそはアルファであり、オメガである。我こそは終わりであり、始まりである。我こそは宇であり、宙である。もはや、起因など知る必要はない。過去の因果、因縁、虚憶、忌憶に縛られることもない。愚帝、監察者、監査者、そして神ですら我を阻止すること能わず。我に纏わるもの全てを隠滅させ、我が新たな、数多の世界を造り出し、その規範となる。因果、因縁、輪廻すらも我が新たに構築する。そして、四劫を超越し、我が新たな人類の祖……新人祖となるのだ」 | ||
:ヴォルクルスや四凶を呼び出して。行きつく先は結局同じ世迷言……と言いたいが、SHOの「虚構の世界」がこれに待ったをかける。第2次OGのユーゼスは因子も知識も不足していたがために失敗したが、もしかしたら遙か遠い過去の、どこかの世界に存在した別のユーゼスは上手く立ち回り、万事を思い通りに運んで「思い通りに作り上げた世界」を創造していたのかも知れない……。 | :ヴォルクルスや四凶を呼び出して。行きつく先は結局同じ世迷言……と言いたいが、SHOの「虚構の世界」がこれに待ったをかける。第2次OGのユーゼスは因子も知識も不足していたがために失敗したが、もしかしたら遙か遠い過去の、どこかの世界に存在した別のユーゼスは上手く立ち回り、万事を思い通りに運んで「思い通りに作り上げた世界」を創造していたのかも知れない……。 | ||
:ただし、SHOにおいては「思い通りに作り上げた世界」で解脱を試みていたことを考えると、例え成功しても同じことの繰り返しであっただろう。何しろ、'''新世界創造が成功しようと失敗しようと、今に至るまで解脱が一度も成功していない'''のだから。 | :ただし、SHOにおいては「思い通りに作り上げた世界」で解脱を試みていたことを考えると、例え成功しても同じことの繰り返しであっただろう。何しろ、'''新世界創造が成功しようと失敗しようと、今に至るまで解脱が一度も成功していない'''のだから。 | ||
+ | :なお、ここでいう愚帝はゲベル(愚帝については虚憶を補完する以前まではルアフの事だった)、神は[[アカシックレコード]]か[[太極]]であろう。監察者と監査者については不明。インスペクターやアインストのことだろうか。 | ||
;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」 | ;「……彼奴らが未だ存在するのは、我が因縁、業の深さゆえか」 | ||
:しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。 | :しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。 | ||
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;ユーゼス「この流れはまさか……否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br />シュウ「ククク、どうしました? 今頃、自分の宿命に気づきましたか?」<br />ユーゼス「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」<br/>キョウスケ「同じ結果といったな。つまり、今までのお前がおれ達のような存在に敗れていたということか」<br />ユーゼス「その運命を、今度こそ我は変える……! 呪輪廻から解脱し、新たな世界の創造主、新人祖となるのだ……!」 | ;ユーゼス「この流れはまさか……否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br />シュウ「ククク、どうしました? 今頃、自分の宿命に気づきましたか?」<br />ユーゼス「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」<br/>キョウスケ「同じ結果といったな。つまり、今までのお前がおれ達のような存在に敗れていたということか」<br />ユーゼス「その運命を、今度こそ我は変える……! 呪輪廻から解脱し、新たな世界の創造主、新人祖となるのだ……!」 | ||
− | : | + | :本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。 |
− | : | + | :ついでに言うと、もっとも深い因縁を持つイングラムの最期のモノローグは『'''何回目の、何人目の俺であろうと、迎える結末は全て同じ'''』である。なれば、同じ鎖に縛られているユーゼスだけが違うはずもなく……。 |
− | ; | + | ;ユーゼス「お、同じか……同じ結末なのか……!な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br />シュウ「フッ……目の前にいるでしょう?」<br />アクセル「結末は見えていたはずだ、これがな」<br />ユーゼス「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」<br />シュウ「最期に教えていただきましょうか。クロスゲートは、誰が何のために造ったのです?」<br />ユーゼス「終わるはずが……ない……! そうだ、新人祖たる私が死ぬなどと……!くっ、ふふふ……ふふふ……輪廻を解脱した私が……死ぬわけがない……くふっ、ふふふふ……」<br />「そうだ……私は世界を……全てを創る……ふふふっ……そう、全て……全てを……ふふふ」 |
− | : | + | :撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち[[アウルゲルミル|敗]][[ジュデッカ|北]][[ゲベル・ガンエデン|の]][[ノイ・レジセイア|因]][[シヴァー・ゴッツォ|果]]を一挙に再現しただけに過ぎず、鋼龍戦隊に倒された過去を持つシュウとアクセルからすれば[[ディバイン・クルセイダーズ|かつての]][[シャドウミラー|自分達]]と同じ結末を迎えただけに過ぎなかった。 |
− | : | + | :因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。そしてこの後、シュウとイングの質問コンボで(当人たちにそのつもりはなかっただろうがある意味)ひどい断末魔を招くことに。 |
− | + | ;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふはははははははは!!」<br />「私だ! 私が造ったのだ! そう、あれは! 私が造るはずだったのだよ!!」<br />「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ははははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!なのに、何を間違った!? 何が原因なのだ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!!」 | |
− | ; | + | :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。クロスゲートを通じて得ていた過去作の実憶が消え去ったことで、一人称も「我」から「私」へと戻り、世迷言を吐き捨てる。 |
− | : | + | :本作のユーゼスは虚憶によって過去作の記憶を持っており、さらにそもそもの始まりたる「SHO」の「虚構の世界」自体、その世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると、'''どこかの世界のユーゼスは、本当に「クロスゲートもガンエデンも、新たな世界も、人類も」創り上げていた'''のかも知れない。ゆえに、このユーゼスもスパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOGシリーズの「古き人祖」とユーゼスは何か関係があるのかも知れない。 |
− | + | ;イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br />ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 | |
− | : | + | :死に際の断末魔。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。また、この最後の錯乱ぶりは絶対者のイメージの崩壊とともに、SHOにおける大気浄化弾の実験失敗の際のユーゼスを再現しているとも言える(整形前の素顔であることも合わせて)。 |
− | :かくしてユーゼスは倒れたが、同時に[[ナシム・ガンエデン]]も破壊され、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、[[ガディソード|新たな異星人]]の来訪と、[[フューリー|月に住まう者達]]の目覚めによる[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|新たな戦い]] | + | :かくしてユーゼスは倒れたが、同時に[[ナシム・ガンエデン]]も破壊され、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、[[ガディソード|新たな異星人]]の来訪と、[[フューリー|月に住まう者達]]の目覚めによる[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|新たな戦い]]の布石が敷かれるのであった。 |
− | + | :そして、[[ラ・ギアス]]では[[ヨーテンナイ|更なる]][[巨人族|災厄の種]]が蒔かれつつあった……。 | |
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== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
;[[デビルガンダム]]([[アルティメットガンダム]]) | ;[[デビルガンダム]]([[アルティメットガンダム]]) | ||
− | : | + | :「[[スーパーヒーロー作戦]]」では新西暦195年のユーゼスが作り出し、過去の新西暦155年に送り込む。そして新西暦155年のユーゼスがデビルガンダムを目撃して、40年後の新西暦195年で自身がそれを参考に作り出すという因果の鎖の連鎖で繋がっている存在であった。 |
− | :本来のデビルガンダムは金属細胞「[[アルティメット細胞]] | + | :本来のデビルガンダムは金属細胞「[[アルティメット細胞]]」で構成されていたが、ユーゼスの「虚構の世界」では後術のズフィルードやジュデッカで構成された「[[ズフィルード・クリスタル]]」で構成されている。 |
+ | ;超神ゼスト | ||
+ | :CPSが内蔵されているデビルガンダムにカラータイマーの力を満たして融合したことで、超神形態へと進化したユーゼス。その姿は、翼を生やした黒いウルトラマンというべきもの。 | ||
+ | :なお本ソフトでは戦闘中に敵の名前が表示されず、セリフでも「超神形態」としか呼称されない為、「ゼスト」という名称は攻略本などを見ないとわからない。 | ||
;[[アンティノラ]] | ;[[アンティノラ]] | ||
:ジュデッカの試作機。複数機が製造されており、ユーゼスも自身の専用機を持つ。 | :ジュデッカの試作機。複数機が製造されており、ユーゼスも自身の専用機を持つ。 | ||
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当該作品において、クロスゲートの検出方法が見いだせず悩んでいるユーゼスのもとに、並行世界からラオデキヤが現れ、ジュデッカの機体フレームのデータを与えている。『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』において多くの事象が判明した今となってもなお、この行動の意味は全くわかっていない。ちなみに当時のラオデキヤとのやり取りはこうなる。 | 当該作品において、クロスゲートの検出方法が見いだせず悩んでいるユーゼスのもとに、並行世界からラオデキヤが現れ、ジュデッカの機体フレームのデータを与えている。『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』において多くの事象が判明した今となってもなお、この行動の意味は全くわかっていない。ちなみに当時のラオデキヤとのやり取りはこうなる。 | ||
− | + | '''ユーゼス「……お前は?」<br />ラオデキヤ「余は……ラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォ」<br />ユーゼス「ゴッツォ……? 私と同じ名……何者だ?」<br />ラオデキヤ「次元を越え、平行宇宙を越え、お前と因果律で結ばれた者。余は別の宇宙でお前に造り出された者……そしてお前はこの宇宙で余に造り出される者……余とお前は平行宇宙を超えた因果の鎖で結ばれている。我々は運命共同体なのだ」<br/>ユーゼス「運命共同体だと……お前は一体何をしに現れた?」<br />ラオデキヤ「お前へ啓示を与えに。別次元での余という存在を確立させるために…お前のシステムをより完全なものに近づけてやる」<br />ユーゼス「クロスゲート・パラダイム・システムをか!?」<br />ラオデキヤ「そうだ。このズフィルード…ジュデッカの機体フレームを…使えば時空を超えることが出来る。そしてお前の目的を、野望を達成するがいい。その行為は別の宇宙に存在するお前と余の存在を…確立することになる…」''' | |
− | ユーゼス「……お前は?」<br />ラオデキヤ「余は……ラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォ」<br />ユーゼス「ゴッツォ……? 私と同じ名……何者だ?」<br />ラオデキヤ「次元を越え、平行宇宙を越え、お前と因果律で結ばれた者。余は別の宇宙でお前に造り出された者……そしてお前はこの宇宙で余に造り出される者……余とお前は平行宇宙を超えた因果の鎖で結ばれている。我々は運命共同体なのだ」<br/>ユーゼス「運命共同体だと……お前は一体何をしに現れた?」<br />ラオデキヤ「お前へ啓示を与えに。別次元での余という存在を確立させるために…お前のシステムをより完全なものに近づけてやる」<br />ユーゼス「クロスゲート・パラダイム・システムをか!?」<br />ラオデキヤ「そうだ。このズフィルード…ジュデッカの機体フレームを…使えば時空を超えることが出来る。そしてお前の目的を、野望を達成するがいい。その行為は別の宇宙に存在するお前と余の存在を…確立することになる…」 | ||
これによりジュデッカからタイムマシン、ズフィルードから[[ズフィルード・クリスタル]]を得ることになり、ユーゼスの野望は推し進められる。 | これによりジュデッカからタイムマシン、ズフィルードから[[ズフィルード・クリスタル]]を得ることになり、ユーゼスの野望は推し進められる。 | ||
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SHOに現れたラオデキヤは果たして何者だったのか、決戦の時まで誰も知らなかったブラック・デスクロスのデータをどうやって入手したのか、なぜそれをSHOのユーゼスに与えたのか、それによってαシリーズに、[[OGシリーズ]]にどのような影響が齎されたのか。現在の所、それが残された謎となっている。 | SHOに現れたラオデキヤは果たして何者だったのか、決戦の時まで誰も知らなかったブラック・デスクロスのデータをどうやって入手したのか、なぜそれをSHOのユーゼスに与えたのか、それによってαシリーズに、[[OGシリーズ]]にどのような影響が齎されたのか。現在の所、それが残された謎となっている。 | ||
− | 現在では「このラオデキヤが『[[スーパーロボット大戦α|α]]』とは全く関係ない別の世界の存在ではないか」という説が出ている。「時空移動の出来るジュデッカ」で「ラオデキヤが知っている機体」となると、『[[スーパーロボットスピリッツ]] | + | 現在では「このラオデキヤが『[[スーパーロボット大戦α|α]]』とは全く関係ない別の世界の存在ではないか」という説が出ている。「時空移動の出来るジュデッカ」で「ラオデキヤが知っている機体」となると、『[[スーパーロボットスピリッツ]]』に登場したレビ機が存在する。作品の発表時期的に、虚構の世界に現れたラオデキヤはこの作品の黒幕「ジュデッカ・ゴッツォ」ではないか、との見方も存在している。こちらだとラオデキヤが機体フレームを入手した経緯を説明できる。SHOの影響がαを通してOGに及んだように連鎖的に別世界へと影響があるため、無数の影響先の1つと考えることもできるが、そうだとするとこのラオデキヤは『α』における一連の出来事を把握していたことになる。現在の所、やはり真相はいまだ闇の中である。 |
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『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の用語辞典では「CPSの情報をユーゼスに与えたのは、バルマー戦役以前に平行世界から転移して来たイングラムである」と明言されている。どのような状況だったのかは描写が一切ないため不明だが、イングラムの脳にはSHOのユーゼスの記憶と人格を移植したナノマシンとCPSの端末(=簡易機能のみのCPS)が組み込まれていたため、そこから得たのではないかと思われる。 | 『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の用語辞典では「CPSの情報をユーゼスに与えたのは、バルマー戦役以前に平行世界から転移して来たイングラムである」と明言されている。どのような状況だったのかは描写が一切ないため不明だが、イングラムの脳にはSHOのユーゼスの記憶と人格を移植したナノマシンとCPSの端末(=簡易機能のみのCPS)が組み込まれていたため、そこから得たのではないかと思われる。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *ユーゼスの名前の由来は「ウルトラマンを追う者」で、「ユー」が「Ultra」のU、「ゼス」が強い興味、関心を意味する「ゼスト」に由来している。 |
− | + | *『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終戦でイングラムの肉体を完全に乗っ取ったが、その声は『[[スーパーロボット大戦α|α]]』でユーゼスを担当した大友氏ではなく、乃村健次氏が演じており、クレジットでは「仮面の男」となっていた。イングラムの肉体だったため違う声にしたのか、それとも声の設定を変えたのかは不明。『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』の設定を鑑みると若い頃と年を取った姿という違いがあるため声が違うということになる。 | |
− | *『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|DW]]』最終戦でイングラムの肉体を完全に乗っ取ったが、その声は『[[スーパーロボット大戦α|α]] | + | *[[シヴァー・ゴッツォ]]の名前がヘブライ語で「7」を意味するシヴァーで、BGMの名称も「ZEST SEVEN」となっているのは、ウルトラマンの力を手にした超神ゼストの後継者…すなわち、ウルトラセブンのオマージュという意味が込められているという説が有力。さらにはシヴァーが作った人造人間であるハザルはヘブライ語で「帰る」の意で「帰ってきたウルトラマン」のオマージュとなり、エイスに至っては直球で「ウルトラマンA(エース)」のオマージュである。そしてハザルは立場上はシヴァーの息子(=「ウルトラマンタロウ」)。それを考えるとユーゼスのクローンであるイングラムはウルトラマンレオと関連付けることができる(何せイングラムは[[アストラナガン|自分が作った黒い天使]]に堂々と「'''アストラ'''」の名を冠している)が、これはむしろシヴァーと縁深い上に[[ディス・アストラナガン|アストラの名を受け継いだ銃神]]を駆るクォヴレーの方のネタかもしれない(ウルトラマンレオはセブンの愛弟子なので)。更にユーゼス自身が『第2次OG』で[[アダマトロン|胸元がまんまゾフィーな新人祖]]を作り出した。どちらにせよ、つくづくウルトラマンが大好きな連中だと認識せざるを得ない。 |
− | *[[シヴァー・ゴッツォ]]の名前がヘブライ語で「7」を意味するシヴァーで、BGMの名称も「ZEST | ||
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*明言されてはいないが、ユーゼスのモチーフとなったのは、『[[ヒーロー戦記]]』の[[ギリアム・イェーガー|アポロン総統]]と思われる。その正体であるギリアム・イェーガーはイングラムのモチーフとして知られているが、ギリアムの正義のヒーローとしての一面と悪の首領としての一面を二つに分けたのがイングラムとユーゼスであると言える。 | *明言されてはいないが、ユーゼスのモチーフとなったのは、『[[ヒーロー戦記]]』の[[ギリアム・イェーガー|アポロン総統]]と思われる。その正体であるギリアム・イェーガーはイングラムのモチーフとして知られているが、ギリアムの正義のヒーローとしての一面と悪の首領としての一面を二つに分けたのがイングラムとユーゼスであると言える。 | ||
− | ** | + | **ギリアム役の田中秀幸氏は『ウルトラマンメビウス』以降のウルトラシリーズにてウルトラ兄弟の長兄・ゾフィーの声を演じており、偶然とは言え超神ゼスト・「ZEST SEVEN」・ハザル・エイスの事を考えると因縁めいたものになっている。 |
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