「アンブローン・ジウス」を編集中
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− | + | == アンブローン・ジウス(Ambroseloan Jiusu / Unblown Orphi) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] | |
− | * | + | **[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
− | + | *[[声優]]:滝沢久美子 | |
− | + | *種族:地球人(インサラウム人) | |
− | + | *性別:女 | |
− | + | *[[年齢]]:高齢 | |
+ | *髪色:金髪 | ||
+ | *所属:[[聖インサラウム王国]] | ||
+ | *役職:科学長官権宰相 | ||
+ | *キャラクターデザイン:Chiyoko | ||
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「[[聖インサラウム王国]]」に所属する科学長官で、現在は王国宰相を兼任する。 | 「[[聖インサラウム王国]]」に所属する科学長官で、現在は王国宰相を兼任する。 | ||
− | 若い頃より科学者として「[[次元力]]」の研究、『次元科学』に人生の大半を費やしており、インサラウムの次元力を応用した兵器は全て彼女の手によるもの。本来は他人を思いやる優しい心を持つ女性であるが、年を重ねていくにつれて手段の選ばない狡猾な性格となった。当初は次元科学の研究において邪魔になるであろう[[ユーサー・インサラウム]]を亡き者にしようと目論んでおり、気弱ながらも温厚な性格を利用して[[次元獣]]を戦力として提案、強引に採用させ、禁忌と言われた次元科学の研究を許可させたりと専横を尽くしていた。 | + | 若い頃より科学者として「[[次元力]]」の研究、『次元科学』に人生の大半を費やしており、インサラウムの次元力を応用した兵器は全て彼女の手によるもの。本来は他人を思いやる優しい心を持つ女性であるが、年を重ねていくにつれて手段の選ばない狡猾な性格となった。当初は次元科学の研究において邪魔になるであろう[[ユーサー・インサラウム|ユーサー]]を亡き者にしようと目論んでおり、気弱ながらも温厚な性格を利用して[[次元獣]]を戦力として提案、強引に採用させ、禁忌と言われた次元科学の研究を許可させたりと専横を尽くしていた。 |
しかし、この行動は序盤におけるユーサーに対する不満を自身に集約するための演技も含まれている。 | しかし、この行動は序盤におけるユーサーに対する不満を自身に集約するための演技も含まれている。 | ||
後にユーサーに「罪の意識に苛まれて生きるのは辛かっただろう」と言われて酷く動揺していた事からも心の奥底では(或いは本人も意識していない内に)周囲を偽って専横を尽くし、ユーサーの命を狙う事に対して苦悩していた事が伺える。 | 後にユーサーに「罪の意識に苛まれて生きるのは辛かっただろう」と言われて酷く動揺していた事からも心の奥底では(或いは本人も意識していない内に)周囲を偽って専横を尽くし、ユーサーの命を狙う事に対して苦悩していた事が伺える。 | ||
− | そんなアンブローンが本格的に変わるきっかけとなったのは[[ジェラウド・ガルス・バンテール]]の戦死とそれに伴うユーサーの奮起であった。王の自覚と威厳を備えたユーサーに問われるままに己の行動を明かした後、それを許されたアンブローンはインサラウムの勝利のため、さらなる次元科学の探求に打ち込む。その中で外部行動を受け持つ[[マリリン・キャット]]とは徐々に親交を深めていき、最終的には堅い結束を結ぶこととなる。名実ともに忠臣となって後は自然とアークセイバーからの尊敬を集め、犬猿の仲だったウェインからも公には「閣下」と呼ばれ、アンブローンもウェインを「ナイトオブナイツ」と認めて彼とも硬い結束を結んだ。 | + | そんなアンブローンが本格的に変わるきっかけとなったのは[[ジェラウド・ガルス・バンテール|ジェラウド]]の戦死とそれに伴うユーサーの奮起であった。王の自覚と威厳を備えたユーサーに問われるままに己の行動を明かした後、それを許されたアンブローンはインサラウムの勝利のため、さらなる次元科学の探求に打ち込む。その中で外部行動を受け持つ[[マリリン・キャット|マリリン]]とは徐々に親交を深めていき、最終的には堅い結束を結ぶこととなる。名実ともに忠臣となって後は自然とアークセイバーからの尊敬を集め、犬猿の仲だったウェインからも公には「閣下」と呼ばれ、アンブローンもウェインを「ナイトオブナイツ」と認めて彼とも硬い結束を結んだ。 |
しかし、戦況は一進一退を繰り返しつつも徐々にインサラウムは不利に追い込まれていく。この段に及び、ユーサーの取った手段は火星のZONEを使用して決戦を挑み、それでも勝てなかった時のために自身が憎しみを背負うというものだった。マリリンと共にそれを理解していたアンブローンは、当初の自分自身である「王国を戦いに駆り立てる奸臣」を演じ切り、最後にはパレス・インサラウムごと自らをヴァイオレイション化して[[人造次元獣エクサ・アダモン]]と化し、ZEXISと戦って散った。 | しかし、戦況は一進一退を繰り返しつつも徐々にインサラウムは不利に追い込まれていく。この段に及び、ユーサーの取った手段は火星のZONEを使用して決戦を挑み、それでも勝てなかった時のために自身が憎しみを背負うというものだった。マリリンと共にそれを理解していたアンブローンは、当初の自分自身である「王国を戦いに駆り立てる奸臣」を演じ切り、最後にはパレス・インサラウムごと自らをヴァイオレイション化して[[人造次元獣エクサ・アダモン]]と化し、ZEXISと戦って散った。 | ||
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=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | ||
− | : | + | :序盤から顔出しはしており、NPCとしては目立つ。パイロットとしては「次元の心央」「最後の聖王」or「大逆のインサラウム」に登場。エクサ・アダモン時のカットインに若き日のアンブローンと思わしきものがある。このときのカットインを見るに、若かりし頃はなかなかに美人であったことが伺える。 |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z]] | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[時獄篇]]/[[天獄篇]]) |
:死亡しているため名前のみの登場だが、用語辞典にも登録される。 | :死亡しているため名前のみの登場だが、用語辞典にも登録される。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
もともと科学者だけあって一般兵より多少マシな程度だが、そこまで高くはない。ヴァイオレイションした後はジェラウドを超えるスーパーエースに変貌する。 | もともと科学者だけあって一般兵より多少マシな程度だが、そこまで高くはない。ヴァイオレイションした後はジェラウドを超えるスーパーエースに変貌する。 | ||
59行目: | 51行目: | ||
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]で採用。乗艦つながりか[[シオニー・レジス|シオニー]]のものと全く同じ。ただしシオニーとちがい、こちらは最終決戦時にちゃんと修得する。 | :[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]で採用。乗艦つながりか[[シオニー・レジス|シオニー]]のものと全く同じ。ただしシオニーとちがい、こちらは最終決戦時にちゃんと修得する。 | ||
− | == パイロットBGM == | + | == [[BGM|パイロットBGM]] == |
;「禁断の魔獣」 | ;「禁断の魔獣」 | ||
: | : | ||
75行目: | 67行目: | ||
:彼女から国を滅ぼした人物として恨まれており、彼女からは「奸臣」呼ばわりされていた。 | :彼女から国を滅ぼした人物として恨まれており、彼女からは「奸臣」呼ばわりされていた。 | ||
;[[クロウ・ブルースト]] | ;[[クロウ・ブルースト]] | ||
− | : | + | :スフィアによって暴走した彼を人造リヴァイヴ・セルの実験台にする…はずだったが。 |
;[[エスター・エルハス]] | ;[[エスター・エルハス]] | ||
:クロウを庇った事で彼女が[[次元獣ダモン (エスター)|次元獣化]]してしまう。しかし、これがユーサーを奮起した切欠(の一つ)となった事を考えると、皮肉である。 | :クロウを庇った事で彼女が[[次元獣ダモン (エスター)|次元獣化]]してしまう。しかし、これがユーサーを奮起した切欠(の一つ)となった事を考えると、皮肉である。 | ||
87行目: | 79行目: | ||
:[[特異点]]の研究材料として彼等をパレス・インサラウムに拘束。飄々とした桂が後々まで怒りを露にしていた事から、彼等に相当「手荒い身体検査」を行なっていた模様。 | :[[特異点]]の研究材料として彼等をパレス・インサラウムに拘束。飄々とした桂が後々まで怒りを露にしていた事から、彼等に相当「手荒い身体検査」を行なっていた模様。 | ||
;[[神勝平]]、[[竹尾ワッ太]] | ;[[神勝平]]、[[竹尾ワッ太]] | ||
− | : | + | :次元獣と化してまでユーサーに尽くしたアンブローンを「ユーサーを利用しただけ」と見当違いの発言をした面々。ZEXISの知るアンブローンの人物像は彼女が奸臣だと思っているマルグリットの情報のみという事もあるが、年少で気性が真っ直ぐ(悪く言えば単純)なこの二人はアンブローンの屈折した性格を察する事が出来なかったようである。 |
;[[ジェレミア・ゴットバルト]] | ;[[ジェレミア・ゴットバルト]] | ||
:次元獣と化してなおもユーサーへの忠義に生きるアンブローンに対して感嘆の言葉を投げている。自身もゼロへの忠義に生きているだけに、彼女の生き様には共感できたようである。 | :次元獣と化してなおもユーサーへの忠義に生きるアンブローンに対して感嘆の言葉を投げている。自身もゼロへの忠義に生きているだけに、彼女の生き様には共感できたようである。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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=== 戦闘台詞 === | === 戦闘台詞 === | ||
;「お別れだ、エウレカ…」<br />「エウレカ…おぬしと過ごした日々は忘れないぞ…」 | ;「お別れだ、エウレカ…」<br />「エウレカ…おぬしと過ごした日々は忘れないぞ…」 | ||
97行目: | 90行目: | ||
;「かくなる上は…! 全てを懸けるしかない!」 | ;「かくなる上は…! 全てを懸けるしかない!」 | ||
:第59話にて[[パレス・インサラウム]]を撃墜した際の台詞。この後彼女がとった手段は…… | :第59話にて[[パレス・インサラウム]]を撃墜した際の台詞。この後彼女がとった手段は…… | ||
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=== シナリオデモ === | === シナリオデモ === | ||
;「次元獣になった以上、もう元には戻れんのだ。だったら、少しでも祖国のために役立つのが奴等としても本望だろうが!」 | ;「次元獣になった以上、もう元には戻れんのだ。だったら、少しでも祖国のために役立つのが奴等としても本望だろうが!」 | ||
− | :序盤で人造次元獣アダモンを初投入した際、元はインサラウムの民であった次元獣の肉体を切り刻んで継ぎ接ぎしたアダモンを造り出した行為を非難したクロウに対して返した反論。この時点では[[OG2]]の[[アギラ・セトメ]] | + | :序盤で人造次元獣アダモンを初投入した際、元はインサラウムの民であった次元獣の肉体を切り刻んで継ぎ接ぎしたアダモンを造り出した行為を非難したクロウに対して返した反論。この時点では[[OG2]]の[[アギラ・セトメ]]を思わせるマッドサイエンティストであったが…。最終的には自ら望んで次元獣となり、祖国のための礎となったことを考えるとなかなかに皮肉めいた台詞である。なお、[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]においても[[バラオ]]が似たような台詞を言っている。 |
;「ほひっ!?」 | ;「ほひっ!?」 | ||
:驚いた際によく発する。どこか[[シオニー・レジス|どこかの外交官]]を髣髴とさせる。 | :驚いた際によく発する。どこか[[シオニー・レジス|どこかの外交官]]を髣髴とさせる。 |