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=== 劇中における計画発動、及びその結末 ===
 
=== 劇中における計画発動、及びその結末 ===
[[ゼーレ]]の目的は前述の通りだが、ゲンドウの目的は「(補完によって)初号機と融合して碇ユイと再会すること」であった(ユイが死亡してからこちらの目的に変わったと思われる)。そのために、どちらも自分の思い通りになるヨリシロを作ろうとしていた。劇中ではどちらも失敗し、シンジと初号機が主体になって補完が始まったわけだが、ゲンドウはユイと再会でき、ゼーレも無事に補完が始まった事やキールの「これで良い」という発言を残しているので、結果的には両者とも希望が叶ったと云える。
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[[ゼーレ]]の目的は前述の通りだが、ゲンドウの目的は「(補完によって)初号機と融合して[[碇ユイ]]と再会すること」であった(ユイが死亡してからこちらの目的に変わったと思われる)。そのために、どちらも自分の思い通りになるヨリシロを作ろうとしていた。劇中ではどちらも失敗し、シンジと初号機が主体になって補完が始まったわけだが、ゲンドウはユイと再会でき、ゼーレも無事に補完が始まった事やキールの「これで良い」という発言を残しているので、結果的には両者とも希望が叶ったと云える。
    
「[[第1使徒アダム|アダム]](胎児化した状態のアダムはゲンドウの右腕と同化している)」と「[[第2使徒リリス|リリス]](ターミナルドグマに「アダム」と偽って封印されていた現人類の始祖。そのコアとなるべき存在が[[綾波レイ]])」の禁じられた融合によってのみ、それが実行可能とのこと。劇中では[[ゼーレ]]が本来企図していた計画が進行する最中、ゲンドウも自身の計画を並行して進めることとなった。
 
「[[第1使徒アダム|アダム]](胎児化した状態のアダムはゲンドウの右腕と同化している)」と「[[第2使徒リリス|リリス]](ターミナルドグマに「アダム」と偽って封印されていた現人類の始祖。そのコアとなるべき存在が[[綾波レイ]])」の禁じられた融合によってのみ、それが実行可能とのこと。劇中では[[ゼーレ]]が本来企図していた計画が進行する最中、ゲンドウも自身の計画を並行して進めることとなった。
   −
結局ゲンドウの計画は綾波レイの造反により頓挫するが、アダムとリリスの融合自体は果たされる(ゲンドウとアダムの融合部分をレイが吸収したため)。融合体は[[綾波レイ]]の姿を取り、表出した黒き月と生命の樹を包み込む形で巨大化する。この融合体の乱入はゲンドウの独断によるもので、[[ゼーレ]]の本来の計画には無かったはずであるが、リリスを素体としており黒き月に近しい存在であったためか[[ゼーレ]]の補完計画には影響を及ぼさず、寧ろアンチA.T.フィールド拡大とガフの部屋への扉の開放を促進する役割を果たしたものと思われる。
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結局ゲンドウの計画は綾波レイの造反により頓挫するが、アダムとリリスの融合自体は果たされる(ゲンドウとアダムの融合部分をレイが吸収したため)。融合体レイの姿を取り、表出した黒き月と生命の樹を包み込む形で巨大化する。この融合体の乱入はゲンドウの独断によるもので、ゼーレの本来の計画には無かったはずであるが、リリスを素体としており黒き月に近しい存在であったためかゼーレの補完計画には影響を及ぼさず、寧ろアンチA.T.フィールド拡大とガフの部屋への扉の開放を促進する役割を果たしたものと思われる。
   −
こうして順調に完遂するかに思われた人類補完計画であったが、生命の樹のコアとなった[[碇シンジ|シンジ]]は「補完」の世界を選ばず、「現実の世界」で生きることを選択。その結果、黒き月及び融合体は崩壊、補完計画は中断され、彼は[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]と共にたった2人、現実の世界へと帰還する。この際には、幾つかの魂の群れは初号機と共に宇宙へ広がっていく描写が見られ、かつての白き月と黒き月のように、宇宙における生命の拡散機構が働いてる様子が伺える。シンジとアスカは、「補完が否定された世界」における、最初の男女になったとも言える。<br />また、ユイの台詞から、他のLCLに還元されてしまった者達も、現実世界で生きていく事を望めば、シンジやアスカの様に帰還する事が可能であるらしく、旧劇場版の終劇後、何人かの人間がLCLの海から現実世界に帰還した可能性は十分あると思われる。<br />
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こうして順調に完遂するかに思われた人類補完計画であったが、生命の樹のコアとなったシンジは「補完」の世界を選ばず、「現実の世界」で生きることを選択。その結果、黒き月及び融合体は崩壊、補完計画は中断され、彼は[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]と共にたった2人、現実の世界へと帰還する。この際には、幾つかの魂の群れは初号機と共に宇宙へ広がっていく描写が見られ、かつての白き月と黒き月のように、宇宙における生命の拡散機構が働いてる様子が伺える。シンジとアスカは、「補完が否定された世界」における、最初の男女になったとも言える。<br />
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また、ユイの台詞から、他のLCLに還元されてしまった者達も、現実世界で生きていく事を望めば、シンジやアスカの様に帰還する事が可能であるらしく、旧劇場版の終劇後、何人かの人間がLCLの海から現実世界に帰還した可能性は十分あると思われる。
    
なお、これらが劇場版(現在は「新劇場版」と区別するため「旧劇場版」と呼称されるもの)で描かれた結末となっている。
 
なお、これらが劇場版(現在は「新劇場版」と区別するため「旧劇場版」と呼称されるもの)で描かれた結末となっている。
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=== TV版における人類補完計画 ===
 
=== TV版における人類補完計画 ===
TV版第25話と第26話は、「補完」された世界において[[碇シンジ|シンジ]]がどのように心が救われたかを表現しており、劇場版を知らないと(あるいは知っていても)全く意味不明な内容である。むしろ、その時点において現実世界で起きていたことの「補完」のために劇場版が製作された・・・と言うべき位置づけにある。文献に由っては「ゲンドウがヨリシロとなった補完後の世界」と説明されているものもある。
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TV版第25話と第26話は、「補完」された世界においてシンジがどのように心が救われたかを表現しており、劇場版を知らないと(あるいは知っていても)全く意味不明な内容である。むしろ、その時点において現実世界で起きていたことの「補完」のために劇場版が製作された……と言うべき位置づけにある。文献に由っては「ゲンドウがヨリシロとなった補完後の世界」と説明されているものもある。
    
=== 新劇場版における人類補完計画 ===
 
=== 新劇場版における人類補完計画 ===
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スパロボにおいては、使徒以外の外敵からの防衛手段として設定自体が出てくることがあるが、いずれの作品でも最終的には「逃避」「阻止すべきもの」として扱われ、通常のルートにおいては基本的に失敗に終わる。またクロスオーバーとして、他の版権キャラが補完計画に絡む展開も描かれる。
 
スパロボにおいては、使徒以外の外敵からの防衛手段として設定自体が出てくることがあるが、いずれの作品でも最終的には「逃避」「阻止すべきもの」として扱われ、通常のルートにおいては基本的に失敗に終わる。またクロスオーバーとして、他の版権キャラが補完計画に絡む展開も描かれる。
   −
作品別では『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』でバッドエンドとして人類補完計画が発動する。それ以外の作品においては、[[碇シンジ]]の成長、抑止力としての[[真・ゲッター1|真・ゲッター]]らの存在により計画が発動することはなく、[[エヴァンゲリオン|EVAシリーズ]]が殲滅されることで失敗に終わるという流れになっている。
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作品別では『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』でバッドエンドとして人類補完計画が発動する。それ以外の作品においてはシンジの成長、抑止力としての[[真ゲッター1|真ゲッター]]らの存在により計画が発動することはなく、[[エヴァンゲリオン|EVAシリーズ]]が殲滅されることで失敗に終わるという流れになっている。
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
:一定の条件を満たすと補完計画が発動するルートに突入。[[碇シンジ]]の心が破綻し、補完計画が発動してバッドENDとなる。詳しくは[[隠し要素/F・F完結編]]を参照。
 
:一定の条件を満たすと補完計画が発動するルートに突入。[[碇シンジ]]の心が破綻し、補完計画が発動してバッドENDとなる。詳しくは[[隠し要素/F・F完結編]]を参照。
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=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:今回は劇場版設定で、[[EVA弐号機]]が鳥葬にされるところに、仲間が駆けつけて阻止するというイベントが組まれる。結果、補完計画は未達に終わる。人類補完計画はこの段階でも既にSTMCに対する防衛策として語られている。
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:今回は劇場版設定で、[[EVA弐号機]]が鳥葬にされるところに、仲間が駆けつけて阻止するというイベントが組まれる。結果、補完計画は未達に終わる。人類補完計画はこの段階でも既に[[宇宙怪獣|STMC]]に対する防衛策として語られている。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:αシリーズ2度目の補完計画実行。今回は[[EVA初号機]]が寄り代となる段階まで進むが、[[碇シンジ|シンジ]]が仲間達との出会いにより成長していたことで失敗する。さらに、[[碇ゲンドウ]]が[[第1使徒アダム|アダム]]と[[第2使徒リリス|リリス]]による補完を独力で行おうと試みるものの、実の息子である[[碇シンジ|シンジ]]に否定され、阻止される。本作品においては[[アポカリュプシス]]への対抗手段であるという設定が加えられており、故に地球に限らず他の文明においても補完計画が散見される。例えば[[α]]で[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]が語ったように、バルマー本星にも死海文書が存在する(本作では[[ハザル・ゴッツォ|ハザル]]もその事について述べている)。また元々は第6文明人によって発明された技術とされ、恐らく第6文明人の補完計画によって意志集合体であるイデがうまれたものと推測される。なお、[[ゲッター線]]や[[イデ]]など、[[無限力]]と呼ばれる存在の補完計画に対しての見解について冬月がそれぞれ解説をしており、それによれば無限力内でもゲッター線や[[ビムラー]]等の反対派と[[イデ]]等の容認派に意見が割れていたようである。<br />上述にある通りバルマー側も地球における補完計画の詳細について把握しており、[[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]]はシンジと対峙した際に補完計画が失敗した事を察している発言をしている。また、どのような経緯で知ったのか理由は不明だが[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]も補完計画の詳細について知っており、彼は補完を「滅び」と捉えていた。
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:αシリーズ2度目の補完計画実行。今回は[[EVA初号機]]が寄り代となる段階まで進むが、シンジが仲間達との出会いにより成長していたことで失敗する。さらに、[[碇ゲンドウ]]が[[第1使徒アダム|アダム]]と[[第2使徒リリス|リリス]]による補完を独力で行おうと試みるものの、実の息子である[[碇シンジ|シンジ]]に否定され、阻止される。
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:本作品においては[[アポカリュプシス]]への対抗手段であるという設定が加えられており、故に地球に限らず他の文明においても補完計画が散見される。例えば[[α]]で[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]が語ったように、バルマー本星にも死海文書が存在する(本作では[[ハザル・ゴッツォ|ハザル]]もその事について述べている)。また元々は第6文明人によって発明された技術とされ、恐らく第6文明人の補完計画によって意志集合体であるイデがうまれたものと推測される。なお、[[ゲッター線]]や[[イデ]]など、[[無限力]]と呼ばれる存在の補完計画に対しての見解について冬月がそれぞれ解説をしており、それによれば無限力内でもゲッター線や[[ビムラー]]等の反対派と[[イデ]]等の容認派に意見が割れていたようである。
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:上述にある通りバルマー側も地球における補完計画の詳細について把握しており、[[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]]はシンジと対峙した際に補完計画が失敗した事を察している発言をしている。また、どのような経緯で知ったのか理由は不明だが[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]も補完計画の詳細について知っており、彼は補完を「滅び」と捉えていた。
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=== 携帯機シリーズ ===
 +
;[[スーパーロボット大戦L]]
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:前述の通り、発売時では完結していない[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の設定を使用している為、計画「そのもの」も存在こそするが、原作再現終了まで詳細は全て不明のまま。今作は第8の使徒消滅後、[[石神邦生|石神]]社長の報告書に記されている「[[平行世界]]からの[[鉄のラインバレル|人]][[冒険! イクサー3|間]][[マクロスF|た]][[超電磁マシーン ボルテスV|ち]]の存在」により、補完計画の続行は不可能と判断され、計画が打ち切りに終わる形というヱヴァの原作再現を強制終了。新劇場版設定で参戦する為という折衷手段として側面が強い。
 +
 
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=== Scramble Commanderシリーズ ===
 +
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
 +
:[[ソーディアン]]のコンピュータによれば、転移を繰り返してきた平行世界のうちの1つでは補完計画が実行されて滅んだらしい。
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=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
:人類補完計画の上位版とも言える「'''多元世界補完計画'''」が発動。詳細は後述。
 
:人類補完計画の上位版とも言える「'''多元世界補完計画'''」が発動。詳細は後述。
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
  −
:[[ソーディアン]]のコンピュータによれば、転移を繰り返してきた平行世界のうちの1つでは補完計画が実行されて滅んだらしい。
  −
;[[スーパーロボット大戦L]]
  −
:前述の通り、発売時では完結していない[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の設定を使用している為、計画「そのもの」も存在こそするが、原作再現終了まで詳細は全て不明のまま。今作は第8の使徒消滅後、[[石神邦生|石神]]社長の報告書に記されている「[[平行世界]]からの[[鉄のラインバレル|人]][[冒険! イクサー3|間]][[マクロスF|た]][[超電磁マシーン ボルテスV|ち]]の存在」により、補完計画の続行は不可能と判断され、計画が打ち切りに終わる形というヱヴァの原作再現を強制終了。新劇場版設定で参戦する為という折衷手段として側面が強い。
      
=== 多元世界補完計画 ===
 
=== 多元世界補完計画 ===
 
<!-- 下記はMXの「シト新生」及び「魂のルフラン」~「約束の地」での発言内用、及び原作の「調律」「人類補完計画」の内用を踏まえて類推した記述であり、確定事項ではありません。より良い解釈をお持ちの方は随時修正いただけると助かります。 -->
 
<!-- 下記はMXの「シト新生」及び「魂のルフラン」~「約束の地」での発言内用、及び原作の「調律」「人類補完計画」の内用を踏まえて類推した記述であり、確定事項ではありません。より良い解釈をお持ちの方は随時修正いただけると助かります。 -->
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『[[スーパーロボット大戦MX]]』において、[[裏死海文書]]に記されているとされる多元世界を同時に補完する計画。上述した人類補完計画に加え、『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』における「調律」の融合した設定となっている。
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[[スーパーロボット大戦MX]]』において、[[裏死海文書]]に記されているとされる多元世界を同時に補完する計画。上述した人類補完計画に加え、ラーゼフォンにおける「調律」の融合した設定となっている。
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作品終盤「魂のルフラン」前の[[インターミッション]]にて、[[加持リョウジ|加持]]と[[弐神譲二|弐神]]がこの計画の全容について語っている。内容は以下の通り。
 
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作品終盤「魂のルフラン」前のインターミッションにて、[[加持リョウジ|加持]]と[[弐神譲二|弐神]]がこの計画の全容について語っている。内容は以下の通り。
      
;加持「この芝居のシナリオ……それは元々一つのものだった」<br />弐神「そう、太古の神話が題材となってる。今となっちゃ、誰が書いたものかはわからんがね」<br />加持「火星の遺跡の創造者だという説もありますが、それを証明する手段も時間もない」<br />弐神「まァ、俺達にとっちゃ神様みたいなものなんだろうが。問題なのは、そいつらが残したとんでもないシナリオを演出しようと考えた奴がいたことだ」<br />加持「ええ。劇場を劇場として成り立たせるために。しかし、芝居というものは観客がいなければ意味がない」<br />弐神「そして、その観客を呼び寄せるための大芝居が始まった。ただ、不幸だったのは……複数の劇団がそれぞれ違う演出で幕を開けちまったことだった。しかも、同じ時間、同じ劇場でな。当然、芝居は滅茶苦茶。慌ててそこへ投入されたのが、二人のデウス・エクス・マキナってわけだ」<br />加持「ギリシャ神話に登場する機械仕掛けの神。収拾のつかなくなった芝居に終幕を齎す存在」<br />弐神「だが、解決を焦った代償は大きかった。その機械仕掛けの神の片割れは芝居を終わらせるどころか、一つの劇団の座長を引き連れ、劇場そのものから姿を消してしまった。そして、残された役者連中はどうしようもなくなり、ガフの部屋という楽屋に引きこもっちまったのさ」<br />加持「其処で困ったのが劇場の経営者。彼らはその役者たちを外へ出そうとした」<br />弐神「だが、ヤケになっちまったそいつらは大暴れ。あまつさえ、劇場の所有権まで主張しやがった」<br />加持「そして、打つ手をなくした経営者は劇場そのものを封鎖せざるを得なかった。神の知恵を借りて作り出した新たなデウス・エクス・マキナによって」<br />弐神「で、その顛末を書き記したのが『裏死海文書』ってわけだ」<br />加持「ただ、それは複数存在しています」<br />弐神「少なくとも、こっちの世界とMUに一つずつ。だから、バーベムとムーリアン、そしてゼーレは互いの演出方法を知っている。つまり前回の芝居は、奇しくも二つの世界で同時に上演されたものだったのさ」<br />加持「それゆえ、大昔、完全に消えたはずのデウス・エクス・マキナがこの世界へ現れた」<br />弐神「そうだ。バーベムの黒い卵はMU世界から飛ばされて来たもの。だから、自分達の劇場を失いつつあるムーリアンは俺達の世界に目を付けた。そして再び、劇場の所有権を廻っての大芝居が3つの劇団によって始められた。その3つとはゼーレ、MU、バーベム財団」<br />加持「いえ、4つですよ」<br />弐神「そうか、碇ゲンドウのネルフを忘れていたな」<br />加持「だが、今度の芝居はシナリオが不完全だった」<br />弐神「古典も古典、しかも外典だからな。この世界の裏死海文書に欠けが多いのは仕方ない。その上、勝手な解釈やアドリブを入れる奴がいる。おかげで芝居は前回以上の大混乱。飛ばされたシーンや、出番のない役者まで出てきた」<br />加持「それが欠番の使徒……」<br />弐神「そして、今回もまた芝居を収拾するためにデウス・エクス・マキナが投入された。そいつがEVA初号機やライディーン、そしてマグネイト・テンさ」<br />加持「そして、ゼーレやバーベム、MUの本命は」<br />弐神「終幕を迎えつつある劇場を再建し、次のステージへ進むこと。即ち『多元世界補完計画』。それが大本のシナリオってわけだ」<br />加持「ただし、その遂行手段は二つ。補完と調律」<br />弐神「どちらが選ばれるかは、デウス・エクス・マキナ次第。もっとも、ラ・ムーの星というスポットライトはまだ当てられちゃいないがね」
 
;加持「この芝居のシナリオ……それは元々一つのものだった」<br />弐神「そう、太古の神話が題材となってる。今となっちゃ、誰が書いたものかはわからんがね」<br />加持「火星の遺跡の創造者だという説もありますが、それを証明する手段も時間もない」<br />弐神「まァ、俺達にとっちゃ神様みたいなものなんだろうが。問題なのは、そいつらが残したとんでもないシナリオを演出しようと考えた奴がいたことだ」<br />加持「ええ。劇場を劇場として成り立たせるために。しかし、芝居というものは観客がいなければ意味がない」<br />弐神「そして、その観客を呼び寄せるための大芝居が始まった。ただ、不幸だったのは……複数の劇団がそれぞれ違う演出で幕を開けちまったことだった。しかも、同じ時間、同じ劇場でな。当然、芝居は滅茶苦茶。慌ててそこへ投入されたのが、二人のデウス・エクス・マキナってわけだ」<br />加持「ギリシャ神話に登場する機械仕掛けの神。収拾のつかなくなった芝居に終幕を齎す存在」<br />弐神「だが、解決を焦った代償は大きかった。その機械仕掛けの神の片割れは芝居を終わらせるどころか、一つの劇団の座長を引き連れ、劇場そのものから姿を消してしまった。そして、残された役者連中はどうしようもなくなり、ガフの部屋という楽屋に引きこもっちまったのさ」<br />加持「其処で困ったのが劇場の経営者。彼らはその役者たちを外へ出そうとした」<br />弐神「だが、ヤケになっちまったそいつらは大暴れ。あまつさえ、劇場の所有権まで主張しやがった」<br />加持「そして、打つ手をなくした経営者は劇場そのものを封鎖せざるを得なかった。神の知恵を借りて作り出した新たなデウス・エクス・マキナによって」<br />弐神「で、その顛末を書き記したのが『裏死海文書』ってわけだ」<br />加持「ただ、それは複数存在しています」<br />弐神「少なくとも、こっちの世界とMUに一つずつ。だから、バーベムとムーリアン、そしてゼーレは互いの演出方法を知っている。つまり前回の芝居は、奇しくも二つの世界で同時に上演されたものだったのさ」<br />加持「それゆえ、大昔、完全に消えたはずのデウス・エクス・マキナがこの世界へ現れた」<br />弐神「そうだ。バーベムの黒い卵はMU世界から飛ばされて来たもの。だから、自分達の劇場を失いつつあるムーリアンは俺達の世界に目を付けた。そして再び、劇場の所有権を廻っての大芝居が3つの劇団によって始められた。その3つとはゼーレ、MU、バーベム財団」<br />加持「いえ、4つですよ」<br />弐神「そうか、碇ゲンドウのネルフを忘れていたな」<br />加持「だが、今度の芝居はシナリオが不完全だった」<br />弐神「古典も古典、しかも外典だからな。この世界の裏死海文書に欠けが多いのは仕方ない。その上、勝手な解釈やアドリブを入れる奴がいる。おかげで芝居は前回以上の大混乱。飛ばされたシーンや、出番のない役者まで出てきた」<br />加持「それが欠番の使徒……」<br />弐神「そして、今回もまた芝居を収拾するためにデウス・エクス・マキナが投入された。そいつがEVA初号機やライディーン、そしてマグネイト・テンさ」<br />加持「そして、ゼーレやバーベム、MUの本命は」<br />弐神「終幕を迎えつつある劇場を再建し、次のステージへ進むこと。即ち『多元世界補完計画』。それが大本のシナリオってわけだ」<br />加持「ただし、その遂行手段は二つ。補完と調律」<br />弐神「どちらが選ばれるかは、デウス・エクス・マキナ次第。もっとも、ラ・ムーの星というスポットライトはまだ当てられちゃいないがね」
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*遥か昔、全宇宙に生命の種を撒いた存在がいた。いわゆる「[[第一始祖民族]]」である(本作では、恐らく[[火星極冠遺跡]]の創始者と共通であろうと推測されている)。
 
*遥か昔、全宇宙に生命の種を撒いた存在がいた。いわゆる「[[第一始祖民族]]」である(本作では、恐らく[[火星極冠遺跡]]の創始者と共通であろうと推測されている)。
 
*その際、一つの惑星に一つの生命の種を撒かれるのが通常であったが、地球には二つの種が撒かれた。
 
*その際、一つの惑星に一つの生命の種を撒かれるのが通常であったが、地球には二つの種が撒かれた。
*しかもこの現象は、互いに並行世界である二つの世界…この世界、そしてMUの世界で同時に発生した。こちらの世界では「使徒の祖先(白き月の民)」と「人類の祖先(黒き月の民)」、MUの世界では「人類(の祖先?)」と「ムーリアン」という形の生命体が生まれる。
+
*しかもこの現象は、互いに並行世界である二つの世界…この世界、そしてMUの世界で同時に発生した。こちらの世界では「使徒の祖先(白き月の民)」と「人類の祖先(黒き月の民)」、[[MU]]の世界では「人類(の祖先?)」と「[[ムーリアン]]」という形の生命体が生まれる。
*MU世界では[[ラーゼフォン]]システムによる「調律」が遂行されたが、二体のラーゼフォンのうち一体が、システムの創造者であるバーベムと共に何処かへと姿を消した。
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*MU世界では[[ラーゼフォン]]システムによる「調律」が遂行されたが、二体のラーゼフォンのうち一体が、システムの創造者である[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]と共に何処かへと姿を消した。
 
*また、恐らくこの過程で'''「時の観測者」と呼ばれる時空間安定の役割を持つ存在が消失する。'''結果、ムーリアンは拠代がなければ現実に存在できない非常に不安定な存在となる(ムーリアン世界の人類はこの際に消滅?)。
 
*また、恐らくこの過程で'''「時の観測者」と呼ばれる時空間安定の役割を持つ存在が消失する。'''結果、ムーリアンは拠代がなければ現実に存在できない非常に不安定な存在となる(ムーリアン世界の人類はこの際に消滅?)。
 
*一方こちらの世界では、観測者の消失により並行世界の増殖を調整する術が失われたため、多元世界の臨界点突破による宇宙崩壊の危機が訪れる。
 
*一方こちらの世界では、観測者の消失により並行世界の増殖を調整する術が失われたため、多元世界の臨界点突破による宇宙崩壊の危機が訪れる。
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'''今回の顛末'''
 
'''今回の顛末'''
*観測者の消失により同じく世界の危機に瀕したMU世界の住人「ムーリアン」は、15年前にこの世界へと接触、TOKYO JUPITERを形成。本来ゼフォンの奏者となるはずであった神名麻耶の統率の下、「裏の死海文書」の記述に基づき、ムーリアンの世界を生き残らせるための「調律」を実行すべく、奏者とゼフォンの準備を開始する。
+
*観測者の消失により同じく世界の危機に瀕したMU世界の住人「ムーリアン」は、15年前にこの世界へと接触、[[TOKYO JUPITER]]を形成。本来ゼフォンの奏者となるはずであった神名麻耶の統率の下、「裏の死海文書」の記述に基づき、ムーリアンの世界を生き残らせるための「調律」を実行すべく、奏者とゼフォンの準備を開始する。
 
*一方バーベムも、MU世界にいる間に自身の創りだしたラーゼフォンシステムがこちらの世界に現れる「宇宙暦74年12月28日」(裏死海文書に記された時)を1万2千年かけて待ち、行動を開始。MUと歩調を合わせて「調律」の遂行をもくろむ。
 
*一方バーベムも、MU世界にいる間に自身の創りだしたラーゼフォンシステムがこちらの世界に現れる「宇宙暦74年12月28日」(裏死海文書に記された時)を1万2千年かけて待ち、行動を開始。MUと歩調を合わせて「調律」の遂行をもくろむ。
 
*時を同じくして、ゼーレ、更にゲンドウも「裏の死海文書」の「多元世界補完計画」に関する記述に基づいて、それぞれの「人類補完計画」を遂行すべく行動を開始。
 
*時を同じくして、ゼーレ、更にゲンドウも「裏の死海文書」の「多元世界補完計画」に関する記述に基づいて、それぞれの「人類補完計画」を遂行すべく行動を開始。
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! [[ライディーン]]<br />([[レムリア]])
 
! [[ライディーン]]<br />([[レムリア]])
| 調律、補完<br />双方を否定 || 古代においてバーベムの目論見を見抜いていたレムリアは、<br />その意思によりライディーンに「補完」「調律」のいずれの結末も迎えさせないための行動を取らせる。<br />最終的にはラ・ムーの星を発動させ、その力により「調律」による世界の消滅を阻止した。
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| 調律、補完<br />双方を否定 || 古代においてバーベムの目論見を見抜いていたレムリアは、<br />その意思によりライディーンに「補完」「調律」のいずれの結末も迎えさせないための行動を取らせる。<br />最終的には[[ラ・ムーの星]]を発動させ、その力により「調律」による世界の消滅を阻止した。
 
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! [[鉄甲龍]]・[[天のゼオライマー|ゼオライマー]]<br />([[木原マサキ]]) !! [[冥王計画]]
 
! [[鉄甲龍]]・[[天のゼオライマー|ゼオライマー]]<br />([[木原マサキ]]) !! [[冥王計画]]
| 当初はネルフ(ゼーレ)と協力関係にあり、南極でのアダムのサルベージはゼオライマーによって行われるはずであった。<br />しかし木原マサキがゼオライマーを持ち出したために計画は修正を余儀なくされ、結果、セカンドインパクトが発生した。<br />次元連結システムには単体でガフの扉を開く力が備わっているとのことで、木原マサキ自身が冥王計画を実現していたとすれば、<br />補完に近い形での人類抹殺(黒き月のLCL排除)が行われた可能性が高い。
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| 当初はネルフ(ゼーレ)と協力関係にあり、[[南極]]でのアダムのサルベージはゼオライマーによって行われるはずであった。<br />しかし木原マサキがゼオライマーを持ち出したために計画は修正を余儀なくされ、結果、[[セカンドインパクト]]が発生した。<br />[[次元連結システム]]には単体でガフの扉を開く力が備わっているとのことで、木原マサキ自身が冥王計画を実現していたとすれば、<br />補完に近い形での人類抹殺(黒き月のLCL排除)が行われた可能性が高い。
 
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! [[ツェントル・プロジェクト]]<br />([[AI1計画]])
 
! [[ツェントル・プロジェクト]]<br />([[AI1計画]])
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結論として、多元世界補完計画は「'''多元世界の膨張による世界の崩壊を防ぐための計画'''」である。その手段はいずれか一方の世界を消滅させる「調律」か、全人類の肉体的な死により世界崩壊に耐え得る生命体に変化する「補完」のいずれかを取ることになるが、いずれにせよ'''この世界の人類が死滅する'''点では一致しており、レムリア、またユイの意を汲んだゲンドウは(ゲンドウについては多分に独自の目的があるものの)それを阻止するために様々な独自行動を行っている。そして今回の事態終結の鍵となる存在が、EVA、ラーゼフォン、ライディーン、ゼオライマー、その他諸々の特機を集結させた[[マグネイト・テン]]である。元々は各組織が互いの牽制(及びガルファ等、互いに取って邪魔な存在の排除)のために、それぞれのデウス・エクス・マキナを一部隊に集結させていたのだが、彼らが互いに交流を持つことにより、裏の死海文書に記載された多元世界補完計画のいずれのファクターとも異なる流れが発生。最終的には綾人が'''新たなる「時の観測者」となって彼自身の意志で世界崩壊を防ぐ'''という、いずれの組織も想定していなかった結末を迎えることになった。
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結論として、多元世界補完計画は「'''多元世界の膨張による世界の崩壊を防ぐための計画'''」である。その手段はいずれか一方の世界を消滅させる「調律」か、全人類の肉体的な死により世界崩壊に耐え得る生命体に変化する「補完」のいずれかを取ることになるが、いずれにせよ'''この世界の人類が死滅する'''点では一致しており、レムリア、またユイの意を汲んだゲンドウは(ゲンドウについては多分に独自の目的があるものの)それを阻止するために様々な独自行動を行っている。そして今回の事態終結の鍵となる存在が、EVA、ラーゼフォン、ライディーン、ゼオライマー、その他諸々の[[特機]]を集結させた[[マグネイト・テン]]である。元々は各組織が互いの牽制(及び[[機械帝国ガルファ|ガルファ]]等、互いに取って邪魔な存在の排除)のために、それぞれのデウス・エクス・マキナを一部隊に集結させていたのだが、彼らが互いに交流を持つことにより、裏の死海文書に記載された多元世界補完計画のいずれのファクターとも異なる流れが発生。最終的には綾人が'''新たなる「時の観測者」となって彼自身の意志で世界崩壊を防ぐ'''という、いずれの組織も想定していなかった結末を迎えることになった。
    
==== 他作品への影響 ====
 
==== 他作品への影響 ====
 
この計画は複数の次元に影響を及ぼす内容であることから、他作品の世界に対しても少なからず影響を与えている(或いは関連設定を後付けし易く設定されている)ものと思われる。
 
この計画は複数の次元に影響を及ぼす内容であることから、他作品の世界に対しても少なからず影響を与えている(或いは関連設定を後付けし易く設定されている)ものと思われる。
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特に下記の点から、αシリーズとは深い関連があるとする説が有力である。
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特に下記の点から、[[αシリーズ]]とは深い関連があるとする説が有力である。
    
*MX世界において、[[ガデス]]、[[渚カヲル]]等が「[[無限力]]による死と新生の輪廻の存在」について発言しており、「調律」或いは「補完」による全生命体の死滅もこの「死」に該当すると思われる。
 
*MX世界において、[[ガデス]]、[[渚カヲル]]等が「[[無限力]]による死と新生の輪廻の存在」について発言しており、「調律」或いは「補完」による全生命体の死滅もこの「死」に該当すると思われる。
*[[第3次スーパーロボット大戦α]]において、渚カヲルがMXの世界における記憶を引き継いでいることを臭わせる(かつて彼が存在した世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった。しかしその世界も死と新生の輪廻からは逃れられず、その結果としてαの世界が生まれた)発言をしている。
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*[[第3次スーパーロボット大戦α]]』において、渚カヲルがMXの世界における記憶を引き継いでいることを臭わせる(かつて彼が存在した世界は、機械仕掛けの神の歌声によって一度死に、生まれ変わった。しかしその世界も死と新生の輪廻からは逃れられず、その結果としてαの世界が生まれた)発言をしている。
    
==== 無限力との関連 ====
 
==== 無限力との関連 ====
前述の通り、第3次αでの冬月の解釈によれば、[[無限力]]と呼ばれる存在の間では補完計画に対して賛否が分かれているようである。ただ、どちらかといえば補完には否定的なスタンスを取っている意志の方が多い。また、[[マジンカイザー]]に宿る魂も補完には否定的。また負の無限力(ディス・レヴ)も賛成か反対かは不明だが反応を示している。
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前述の通り、第3次αでの冬月の解釈によれば、[[無限力]]と呼ばれる存在の間では補完計画に対して賛否が分かれているようである。ただ、どちらかといえば補完には否定的なスタンスを取っている意志の方が多い。また、[[マジンカイザー]]に宿る魂も補完には否定的。また負の無限力([[ディス・レヴ]])も賛成か反対かは不明だが反応を示している。
 
;[[ゲッター線]]
 
;[[ゲッター線]]
 
:補完をヒトとしての進化の放棄であるとみなしており、進化を促す力として計画に反対の立場を取っている。同じく進化を促す力である[[ビムラー]]も概ねこちらの側。
 
:補完をヒトとしての進化の放棄であるとみなしており、進化を促す力として計画に反対の立場を取っている。同じく進化を促す力である[[ビムラー]]も概ねこちらの側。
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