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| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;調和の結界 | | ;調和の結界 |
− | :『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。「魔力弾」の解説(I)を用語録で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。しかしこの結界、実はヨーテンナイを楔として存在しているため、結界に魔力を送ることは彼女に魔力を送ることと同じであり、歴代の王族は知らない内に彼女の野望の手助けをしていた。<br/>なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。 | + | :『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[サーヴァ・ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。「魔力弾」の解説を用語録(I)で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。しかしこの結界、実はヨーテンナイを楔として存在しているため、結界に魔力を送ることは彼女に魔力を送ることと同じであり、歴代の王族は知らない内に彼女の野望の手助けをしていた。<br/>なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが[[旧シリーズ]]の『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。「調和の結界」という名称と調和神[[ルザムノ・ラスフィトート]]に関連があるのかは不明。 |
− | :ヨーテンナイ自身を楔とした「調和の結界」は、三邪神を封じるための結界とのみ言われており、現在の神聖ラングラン王国が張り巡らした「調和の結界」と同質のものかは作中で触れられていないためわからない。また、「春秋戦争」(「地上人召喚事件」)の終盤、「『調和の結界』が破れてから…精霊の力が不安定になっております」と[[トールス・ザン・ゼテキネス|ラングランの軍人]]がこの結界が機能していないことを自覚している。Fが指摘する古代の「調和の結界」が本当にこのときに消失していたのなら、結界と連動するヨーテンナイの命どころか三邪神の完全体が同時に光臨をはたしてラ・ギアスは滅んでしまうことになる。
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− | :これらのことから、ヨーテンナイを楔とする結界と神聖ラングラン王国が主導した「調和の結界」は完全に同質とはいえない。結界の説明が歪な原因はシナリオ担当から原作者(阪田氏)が外れたことで、本編の5000年前にあたる『[[ラングラン戦記]]』の設定を無視せざるを得なくなったためだろう。神聖ラングラン王国がラ・ギアスの八割を征服して『調和の塔』を各地に打ち立てることになった原因、かつて支配していた国が造ったものをシュテドニアスなどが廃棄しようとしなかった事情、神聖ラングランの歴代国王が魔力を供給してヨーテンナイを「調和の結界」に縛り続けた理由、大事な骨子は結局不明のまま完結した。可能性としては、ヨーテンナイが張っていた邪神封じの結界を下敷きにして、歴代国王の魔力で精霊を安定させる「調和の結界」へと上書きして運用していた(その魔力は意図せずヨーテンナイに持ってかれた)、といったところか。これなら表層の結界が破れても邪神は復活せず、精霊の安定化という理由があれば他国もうっかり破壊しようとはしないと思われる。
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− | :なお、「調和の結界」という名称と調和神[[ルザムノ・ラスフィトート]]に関連があるのかは不明。
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| ;静死の棺 | | ;静死の棺 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | 彼女が目論んだ静死の柩は、目的こそ違えど[[サイデリアル]]の時の牢獄(絶対時間が停止し、誕生も老化もなくなる。こちらは生命活動そのものは停止しないが緩慢に滅亡していくと考えられている)とほぼ同等である。また、OGにおけるバラルの計画も、地球を封印して人を不死の存在に変えるものであり、達成した結果がかなり似通っている。時期が離れているならともかく、Z・OG・魔装機神シリーズの最新作の敵の計画が、立て続けに似た内容だったのには何かしらの意図があるのかもしれない。 | + | *彼女が目論んだ静死の柩は、目的こそ違えど[[サイデリアル]]の時の牢獄(絶対時間が停止し、誕生も老化もなくなる。こちらは生命活動そのものは停止しないが緩慢に滅亡していくと考えられている)とほぼ同等である。また、OGにおけるバラルの計画も、地球を封印して人を不死の存在に変えるものであり、達成した結果がかなり似通っている。時期が離れているならともかく、Z・OG・魔装機神シリーズの最新作の敵の計画が、立て続けに似た内容だったのには何かしらの意図があるのかもしれない。 |
| + | *Fで彼女の口から明かされた「調和の結界」の設定は一見、過去作と矛盾しているように見える。何故なら魔装機神Ⅰの「魔力弾事件」で結界は一時的に消失したとされているからだ。もしもFの設定通りなら、「調和の結界」が消失した時点でヨーテンナイの命は失われ、同時に三邪神の完全体が復活を果たしラ・ギアスは滅んでしまっていたはずである。<br/>この矛盾を説明するとすれば、結界はヨーテンナイによって意図的に'''弱められていただけで、本当は消失していなかった'''のではないだろうか。ヨーテンナイの計画には三邪神の分身体が必要であり、それには封印を程よく弱めなければならない。だが唐突に結界を弱めてはあまりに不審すぎる。故に彼女は王族を殺害させ、「王族が死に魔力供給が途切れた」というもっともらしい理由で「調和の結界」の消失を偽装したのではないだろうか。 |
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