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| == ムルタ・アズラエル(Multa Azrail) == | | == ムルタ・アズラエル(Multa Azrail) == |
− | *[[登場作品]] | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] |
| **[[機動戦士ガンダムSEED]] | | **[[機動戦士ガンダムSEED]] |
| **[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]] | | **[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]] |
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| *瞳の色:青 | | *瞳の色:青 |
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− | [[ブルーコスモス]]の盟主であり、アズラエル財閥の御曹司で軍需産業の経営者。その力で国防産業連合理事の肩書きによって[[地球連合軍]]を動かす。 | + | [[ブルーコスモス]]の盟主であり、アズラエル財閥の御曹司で軍需産業の経営者。その力で国防産業連合理事の肩書きによって[[地球連合軍]]を動かす。<br/> |
| + | 主に登場したのは『[[機動戦士ガンダムSEED]]』TV本編だが、『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』でも[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]の回想シーンで登場している。 |
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− | 地球連合軍が[[ザフト]]へ攻勢を強める際に表舞台に登場。このテの悪役によくある「戦場から遠く離れた後方でふんぞり返って指示だけ出す」タイプとは異なり、地球連合軍のオブザーバーとして、自ら戦艦に乗り込み本来危険がつきまとう前線に常に進んで立つなど、行動力に富んでいる。 | + | 地球連合軍が[[ザフト]]へ攻勢を強める際に表舞台に登場。この手の悪役によくある「戦場から遠く離れた後方でふんぞり返って指示だけ出す」タイプとは異なり、地球連合軍のオブザーバーとして、自ら戦艦に乗り込み本来危険がつきまとう前線に常に進んで立つなど、行動力に富んでいる。 |
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| 普段は人を食ったような軽口を叩きつつ飄々とした態度を取りながら、丁寧語を使いながらも紳士的に振る舞っているが、その言動の多くは相手を見下したものだったり、相手に不快感を与えるようなネチネチとした遠回しの嫌味ともとれるものがほとんどであり、俗に言う慇懃無礼な性格をした冷静な皮肉屋とも言える。半面、自己中心的で幼児的な性格も見え隠れしており、特に[[コーディネイター]]が絡むとその傾向が顕著であり、精神的に追い詰められ心に余裕がなくなると狂気的で醜悪な本性を露にする。幼少時にコーディネイターの子供との喧嘩や競争で一方的に負けた時の精神的なダメージを今でも引きずっており、それが彼の歪んだ性格を形成する要因ともなっている。 | | 普段は人を食ったような軽口を叩きつつ飄々とした態度を取りながら、丁寧語を使いながらも紳士的に振る舞っているが、その言動の多くは相手を見下したものだったり、相手に不快感を与えるようなネチネチとした遠回しの嫌味ともとれるものがほとんどであり、俗に言う慇懃無礼な性格をした冷静な皮肉屋とも言える。半面、自己中心的で幼児的な性格も見え隠れしており、特に[[コーディネイター]]が絡むとその傾向が顕著であり、精神的に追い詰められ心に余裕がなくなると狂気的で醜悪な本性を露にする。幼少時にコーディネイターの子供との喧嘩や競争で一方的に負けた時の精神的なダメージを今でも引きずっており、それが彼の歪んだ性格を形成する要因ともなっている。 |
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| [[戦艦]][[ドミニオン]]にオブザーバーとして乗り込み前線に立つが、[[ジェネシス]]の投入と三隻同盟の介入で[[プラント]]侵攻は失敗に終わる。追い詰められた彼は激昂して艦長[[ナタル・バジルール|ナタル]]の静止を振り切り[[アークエンジェル]]を沈めようとするが[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]の[[ストライクガンダム|ストライク]]の犠牲により失敗。[[マリュー・ラミアス|マリュー]]の指揮で発射されたアークエンジェルのローエングリンによってナタルと共に最期を迎えた。 | | [[戦艦]][[ドミニオン]]にオブザーバーとして乗り込み前線に立つが、[[ジェネシス]]の投入と三隻同盟の介入で[[プラント]]侵攻は失敗に終わる。追い詰められた彼は激昂して艦長[[ナタル・バジルール|ナタル]]の静止を振り切り[[アークエンジェル]]を沈めようとするが[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]の[[ストライクガンダム|ストライク]]の犠牲により失敗。[[マリュー・ラミアス|マリュー]]の指揮で発射されたアークエンジェルのローエングリンによってナタルと共に最期を迎えた。 |
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− | 『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』でも、[[スウェン・カル・バヤン]]の回想シーンで登場している。
| + | 経営者としてはそれなりに優秀な人材ではあるものの、本来は[[民間人]]に過ぎない彼が、軍艦に乗って指令を下す法的根拠は、本編を見る限り存在しない。現実で言えば、三菱重工業やゼネラル・エレクトリックの最高経営者が軍を指揮するようなものである。しかし、連合軍側も平然とこの状況を受け入れており、抵抗したのは(作中では)ナタル・バジルールただ一人に過ぎなかった。ブルーコスモスの思想は、軍部にシビリアン・コントロールを無視させるほど浸透していたようである。 |
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− | 経営者としてはそれなりに優秀な人材ではあるものの、本来は[[民間人]]に過ぎない彼が、軍艦に乗って指令を下す法的根拠は、本編を見る限り存在しない。現実で言えば、三菱重工業やゼネラル・エレクトリックの最高経営者が軍を指揮するようなものである。しかし、連合軍側も平然とこの状況を受け入れており、抵抗したのは(作中では)ナタル・バジルールただ一人である。ブルーコスモスの思想は、軍部にシビリアン・コントロールを無視させるほど浸透していたようである。 | |
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| 余談だが、これでも妻子持ちである。ただし設定のみで、劇中で直接登場はしない。<br /> | | 余談だが、これでも妻子持ちである。ただし設定のみで、劇中で直接登場はしない。<br /> |
− | 同様に劇中で描写されていない設定として、開戦前はコーディネイターを憎んではいたものの、彼らの虐殺を企てるほど憎んでいたわけではなく、戦争の狂気というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。
| + | 同様に劇中で描写されていない設定として、開戦前はコーディネイターを憎んではいたものの、彼らの虐殺を企てるほど憎んでいた訳ではなく、戦争の狂気というものに当てられてしまったが為にコーディネイターに対する狂気染みた憎悪に取り憑かれてしまったらしい。 |
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| アズラエルはあくまでも大企業の経営者でありプロの軍人や政治家ではないが、その彼が連合軍の[[指揮官]]になってしまったことが、戦線を拡大させてしまったことは間違いない。特に、相手に反撃されるリスクを考えずに大量破壊兵器である[[核ミサイル|核]]を躊躇なく使用し、実際に報復を受けた途端に自らの決断の結果であるにも関わらず、他人に責任を押し付け、さらに最大の脅威であるジェネシスを放置してプラントの破壊を命じるなど彼の判断は最悪の結果を自ら招こうとしているかのようであった(仮にプラントを殲滅した場合、ジェネシスに残されたザフト司令部が報復として[[地球]]を撃つ可能性を全く考慮していない)。 | | アズラエルはあくまでも大企業の経営者でありプロの軍人や政治家ではないが、その彼が連合軍の[[指揮官]]になってしまったことが、戦線を拡大させてしまったことは間違いない。特に、相手に反撃されるリスクを考えずに大量破壊兵器である[[核ミサイル|核]]を躊躇なく使用し、実際に報復を受けた途端に自らの決断の結果であるにも関わらず、他人に責任を押し付け、さらに最大の脅威であるジェネシスを放置してプラントの破壊を命じるなど彼の判断は最悪の結果を自ら招こうとしているかのようであった(仮にプラントを殲滅した場合、ジェネシスに残されたザフト司令部が報復として[[地球]]を撃つ可能性を全く考慮していない)。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| スパロボにおいても[[ブルーコスモス]]の盟主として他作品の悪役キャラと結託する等の暗躍を見せ、さらに戦闘で台詞があったりと存在感が強いが、敵対する[[パトリック・ザラ]]と同様に[[異星人]]等の人外の脅威を軽視した言動が目立ち、他作品のキャラ達がその事に苦言を呈してもはなから馬鹿にした態度でそれを否定する等、どうにも空気を読んでいない滑稽なイメージも強い。 | | スパロボにおいても[[ブルーコスモス]]の盟主として他作品の悪役キャラと結託する等の暗躍を見せ、さらに戦闘で台詞があったりと存在感が強いが、敵対する[[パトリック・ザラ]]と同様に[[異星人]]等の人外の脅威を軽視した言動が目立ち、他作品のキャラ達がその事に苦言を呈してもはなから馬鹿にした態度でそれを否定する等、どうにも空気を読んでいない滑稽なイメージも強い。 |
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| + | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
| :初登場作品。原作どおりの活躍に加えて[[第2次スーパーロボット大戦α|前作]]で失脚した[[三輪防人|三輪]]を復帰させたり、[[ゼーレ]]やフェルコーナと結託するなど、数々の暗躍をする。また、[[獅子王凱]]が駆る[[ジェネシックガオガイガー]]に対して敵愾心をむき出しにし、[[ナタル・バジルール|ナタル]]に諌められる。わかっている人はニヤリとする場面も(所謂[[声優ネタ]])。[[DVE]]も複数用意されているなど、戦闘時は[[サブパイロット]]に近い状態だが、様々な面でなかなか優遇されている。 | | :初登場作品。原作どおりの活躍に加えて[[第2次スーパーロボット大戦α|前作]]で失脚した[[三輪防人|三輪]]を復帰させたり、[[ゼーレ]]やフェルコーナと結託するなど、数々の暗躍をする。また、[[獅子王凱]]が駆る[[ジェネシックガオガイガー]]に対して敵愾心をむき出しにし、[[ナタル・バジルール|ナタル]]に諌められる。わかっている人はニヤリとする場面も(所謂[[声優ネタ]])。[[DVE]]も複数用意されているなど、戦闘時は[[サブパイロット]]に近い状態だが、様々な面でなかなか優遇されている。 |
| :余談だが、何気に本作における『ガンダムSEED』の登場人物の中で一番最初に登場するキャラだったりする。その良くも悪くも特徴的なキャラ故か[[中断メッセージ]]でも二パターンで登場しており、うち一方では「[[勇気]]に頼るな」とプレイヤーにアドバイスを送るもナタルにツッコミを入れられる場面も。 | | :余談だが、何気に本作における『ガンダムSEED』の登場人物の中で一番最初に登場するキャラだったりする。その良くも悪くも特徴的なキャラ故か[[中断メッセージ]]でも二パターンで登場しており、うち一方では「[[勇気]]に頼るな」とプレイヤーにアドバイスを送るもナタルにツッコミを入れられる場面も。 |
| + | |
| + | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦J]] | | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
− | :[[第3次α]]よりも原作に近い活躍で、[[コルベット]]と組んで様々な悪巧みを行う。ちなみに今回は第3次αとは逆に[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]に対抗心を燃やすナタルにツッコミを入れる立場。また、[[デビルガンダム]]にも目を付けているというクロスオーバーがあるが、深くは触れられずに終わった。この作品が関係してるか分からないが、[[J]]の発売後に発売されたゲーム『GジェネレーションDS』では、彼が[[デビルガンダム]]の力を手に入れる展開が存在する。 | + | :[[第3次α]]よりも原作に近い活躍で、[[コルベット]]と組んで様々な悪巧みを行う。今回は第3次αとは逆に[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]に対抗心を燃やすナタルにツッコミを入れる立場。[[デビルガンダム]]にも目を付けているというクロスオーバーがあるが、深くは触れられずに終わった。 |
| + | :この作品が関係してるか分からないが、[[J]]の発売後に発売されたゲーム『GジェネレーションDS』では、彼が[[デビルガンダム]]の力を手に入れる展開が存在する。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :第1部から登場。物語前半から[[デキム・バートン|デキム]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[コルベット]]らと結託して様々な暗躍を見せる。今回、[[フレイ・アルスター|フレイ]]が生き残るために'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|勝利の鍵]]'''は渡らず、原作通りにならないと思いきや、よりにもよって'''[[核ミサイル|核]]より危険'''なフェルミオンミサイルで決戦に出てくる。[[叢雲劾]]から[[プレア・レヴェリー|プレア]]、[[カナード・パルス|カナード]]、[[生体CPU]]のような存在を生み出す者として狙われており、ナタルを撃とうとしたところを劾に阻止され、彼に徹底的に追い詰められた挙句、半ば[[自爆]]同然の最期を迎えるという原作以上に悲惨な結末に。ちなみに、今回は[[ガオガイガー]]と戦えない。 | + | :第1部から登場。物語前半から[[デキム・バートン|デキム]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]、[[コルベット]]らと結託して様々な暗躍を見せる。今回、[[フレイ・アルスター|フレイ]]が生き残るために'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|勝利の鍵]]'''は渡らず、原作通りにならないと思いきや、よりにもよって'''[[核ミサイル|核]]より危険'''なフェルミオンミサイルで決戦に出てくる。[[叢雲劾]]から[[プレア・レヴェリー|プレア]]、[[カナード・パルス|カナード]]、[[生体CPU]]のような存在を生み出す者として狙われており、ナタルを撃とうとしたところを劾に阻止され、彼に徹底的に追い詰められた挙句、半ば[[自爆]]同然の最期を迎えるという原作以上に悲惨な結末に。今回は[[ガオガイガー]]と戦えない。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;アズラエルの母 | | ;アズラエルの母 |
| :文字通り、アズラエルの母親で、アズラエルの人格が歪んだ最大の要因を作った張本人と言える人物。 | | :文字通り、アズラエルの母親で、アズラエルの人格が歪んだ最大の要因を作った張本人と言える人物。 |
− | :幼少期の[[コーディネイター]]の喧嘩に勝てなかったアズラエルが「どうして自分をコーディネイターにしてくれなかったのか」と聞いてきた際、平手打ちしてコーディネイターを「化け物」と比喩している。今でもアズラエルの記憶にはこの事が残っているようで、スペシャルエディションIIIにて、その時の回想が語られている。 | + | :幼少期の[[コーディネイター]]の喧嘩に勝てなかったアズラエルが「どうして自分をコーディネイターにしてくれなかったのか」と聞いてきた際、平手打ちしてコーディネイターを「化け物」と比喩している。今でもアズラエルの記憶にはこの事が残っているようで、『スペシャルエディションIII』にてその時の回想が語られている。 |
| ;[[ナタル・バジルール]] | | ;[[ナタル・バジルール]] |
− | :部下。[[コーディネイター]]に対して敵意を剥き出しにするアズラエルとは相容れず、色々と揉めてしまい、最期は反旗を翻した彼女の捨て身の行動により討たれる事に…。 | + | :部下。[[コーディネイター]]に対して敵意を剥き出しにするアズラエルとは相容れず、色々と揉めてしまい、最期は反旗を翻した彼女の捨て身の行動により討たれる事に。 |
| :ちなみにナタルは捨て身の行動に移る前に部下達に退艦を命じており、全員が彼女の命令に従っている。結局、'''アズラエルを助けようとしたドミニオンのクルーは一人もいなかった'''。 | | :ちなみにナタルは捨て身の行動に移る前に部下達に退艦を命じており、全員が彼女の命令に従っている。結局、'''アズラエルを助けようとしたドミニオンのクルーは一人もいなかった'''。 |
| ;[[オルガ・サブナック]]、[[クロト・ブエル]]、[[シャニ・アンドラス]] | | ;[[オルガ・サブナック]]、[[クロト・ブエル]]、[[シャニ・アンドラス]] |
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| ;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] | | ;[[ウズミ・ナラ・アスハ]] |
| :互いに敵対関係になる。 | | :互いに敵対関係になる。 |
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| ;[[ロード・ジブリール]] | | ;[[ロード・ジブリール]] |
− | :続編『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』における[[ブルーコスモス]]盟主(および[[ロゴス]]の代表)。<br />SEED時代の彼の行動やブルーコスモス内での立ち位置が描かれていない為、二人に面識があったかは作中で明らかにされていないが、この後任者の「決戦時には地下深くに引きこもる」「危なくなると味方を見捨てて逃げ出す」という行為が、図らずともアズラエルの「'''軍艦に乗って前線に出る'''」「'''[[ジェネシス]]を喰らってもへこたれずに反撃する'''」という行為を良い意味で際立たせ、アズラエル本人は何もせずとも汚名返上を果たした。<br />ブルーコスモス盟主としての器をアズラエルと比較されることもあり、自らの手腕で[[地球連合軍]]側のほぼ全権限を掌握してザフトと戦ったアズラエルと、[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の掌の上で散々踊らされた末に破滅したジブリールとでは、リーダーとしての質もアズラエルの方が上であったと言える(尤も、最期まで[[ラウ・ル・クルーゼ|誰]][[ギルバート・デュランダル|か]]の掌の上で踊らされていたという点は共通しているが)。 | + | :続編『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』における[[ブルーコスモス]]盟主(および[[ロゴス]]の代表)。 |
| + | :SEED時代の彼の行動やブルーコスモス内での立ち位置が描かれていない為、二人に面識があったかは作中で明らかにされていないが、この後任者の「決戦時には地下深くに引きこもる」「危なくなると味方を見捨てて逃げ出す」という行為が、図らずともアズラエルの「'''軍艦に乗って前線に出る'''」「'''[[ジェネシス]]を喰らってもへこたれずに反撃する'''」という行為を良い意味で際立たせ、アズラエル本人は何もせずとも汚名返上を果たした。 |
| + | :ブルーコスモス盟主としての器をアズラエルと比較されることもあり、自らの手腕で[[地球連合軍]]側のほぼ全権限を掌握してザフトと戦ったアズラエルと、[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の掌の上で散々踊らされた末に破滅したジブリールとでは、リーダーとしての質もアズラエルの方が上であったと言える(尤も、最期まで[[ラウ・ル・クルーゼ|誰]][[ギルバート・デュランダル|か]]の掌の上で踊らされていたという点は共通しているが)。 |
| ;ブルーノ・アズラエル | | ;ブルーノ・アズラエル |
− | :「DESTINY」に登場するロゴスのメンバー。作中ではムルタとの明確な関係の説明はないが、その容姿や同姓である事などから、おそらくは血縁者だと推測されている(少なくとも外見上はムルタより年嵩)。ジブリールに見捨てられ、拘束された。 | + | :『DESTINY』に登場するロゴスのメンバー。作中ではムルタとの明確な関係の説明はないが、その容姿や同姓である事などから、おそらくは血縁者だと推測されている(少なくとも外見上はムルタより年嵩)。ジブリールに見捨てられ、拘束された。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| === [[ガンダムシリーズ]] === | | === [[ガンダムシリーズ]] === |
| ;[[ヤザン・ゲーブル]] | | ;[[ヤザン・ゲーブル]] |
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| === リアル系 === | | === リアル系 === |
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| ;[[ブルーノ・J・グローバル]] | | ;[[ブルーノ・J・グローバル]] |
| :[[第3次α]]ではアズラエル達にαナンバーズの戦力を渡さない為に、あえて彼らの[[太陽系]]追放の判決を下した彼の手腕を苦々しく思いながらも評価していた。 | | :[[第3次α]]ではアズラエル達にαナンバーズの戦力を渡さない為に、あえて彼らの[[太陽系]]追放の判決を下した彼の手腕を苦々しく思いながらも評価していた。 |
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| :Wにて、[[叢雲劾|劾]]に正体を問い質した際、彼がサングラスを外して己の正体を仄めかし、彼の正体を察して。直後、彼に怒りに満ちた眼差しと共に威嚇射撃を向けられ、恐怖の余りに完全に怯み上がってしまう。その無様さに、劾はアズラエルを「引き金を引く価値のない男」と断ずる。 | | :Wにて、[[叢雲劾|劾]]に正体を問い質した際、彼がサングラスを外して己の正体を仄めかし、彼の正体を察して。直後、彼に怒りに満ちた眼差しと共に威嚇射撃を向けられ、恐怖の余りに完全に怯み上がってしまう。その無様さに、劾はアズラエルを「引き金を引く価値のない男」と断ずる。 |
| ;「待てよ、お前ーっ! 戦えよ! それでも軍人か!!」<br />「待てよ! 待ってくれよ! 僕は…僕はあいつらを…コーディネイターを!!」<br />「くそっ…くそーっ!! 僕をおいていくなああああああっ!!」 | | ;「待てよ、お前ーっ! 戦えよ! それでも軍人か!!」<br />「待てよ! 待ってくれよ! 僕は…僕はあいつらを…コーディネイターを!!」<br />「くそっ…くそーっ!! 僕をおいていくなああああああっ!!」 |
− | :アズラエルを自分が撃つに値しない男と断じた劾は、[[ドミニオン]]の乗員に脱出を促す。アズラエルは自分を見捨てて脱出していく乗員達、そして劾に連れられて脱出する[[ナタル・バジルール|ナタル]]に激怒するが、劾に痛烈な皮肉を浴びせられ、ナタルにも「あなたはここで死すべき人だ」と言われてしまい、とうとう一人[[ドミニオン]]の艦内に取り残されてしまう。一人で喚き続けるその姿は、実に無様で哀れなものである。この後、彼は[[コルベット]]共々自滅同然の最期を迎える事となった。<br />余談だが、[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|後年のスパロボ]]にもスパロボオリジナル展開で[[ディートハルト・リート|似たような最期を遂げたキャラ]]がいる。 | + | :アズラエルを自分が撃つに値しない男と断じた劾は、[[ドミニオン]]の乗員に脱出を促す。アズラエルは自分を見捨てて脱出していく乗員達、そして劾に連れられて脱出する[[ナタル・バジルール|ナタル]]に激怒するが、劾に痛烈な皮肉を浴びせられ、ナタルにも「あなたはここで死すべき人だ」と言われてしまい、とうとう一人[[ドミニオン]]の艦内に取り残されてしまう。一人で喚き続けるその姿は、実に無様で哀れなものである。この後、彼は[[コルベット]]共々自滅同然の最期を迎える事となった。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *ムルタ・アズラエルは悪役ではあるものの良くも悪くも熱血漢であり、台詞の面白さや特徴的なキャラクター故にファンからの人気も高く意外と愛されている。このため、檜山氏が演じた『[[勇者王ガオガイガー]]』の[[主人公]]である[[獅子王凱]]の愛称『勇者王』を文字って'''『盟主王』'''の愛称で親しまれている。 | | *ムルタ・アズラエルは悪役ではあるものの良くも悪くも熱血漢であり、台詞の面白さや特徴的なキャラクター故にファンからの人気も高く意外と愛されている。このため、檜山氏が演じた『[[勇者王ガオガイガー]]』の[[主人公]]である[[獅子王凱]]の愛称『勇者王』を文字って'''『盟主王』'''の愛称で親しまれている。 |
| **さらに、檜山氏にとってもアズラエルはお気に入りの役であり、『自分の演じた代表的な悪役キャラ』あるいは(檜山氏自身が『ヒーロー役の集大成』と評する獅子王凱と対比して)『悪役の集大成』と評している。 | | **さらに、檜山氏にとってもアズラエルはお気に入りの役であり、『自分の演じた代表的な悪役キャラ』あるいは(檜山氏自身が『ヒーロー役の集大成』と評する獅子王凱と対比して)『悪役の集大成』と評している。 |
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| {{ガンダムシリーズ}} | | {{ガンダムシリーズ}} |
| [[Category:登場人物ま行]] | | [[Category:登場人物ま行]] |
| {{DEFAULTSORT:むるた あすらえる}} | | {{DEFAULTSORT:むるた あすらえる}} |
| [[Category:ガンダムシリーズの登場人物]] | | [[Category:ガンダムシリーズの登場人物]] |