差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
3,241 バイト除去 、 2014年7月27日 (日) 08:37
編集の要約なし
40行目: 40行目:  
そして、この事象制御の究極の形の一つと言えるのが、他でもない時空震動である。
 
そして、この事象制御の究極の形の一つと言えるのが、他でもない時空震動である。
   −
== 太極・スフィアとの関係 ==
+
次元力にはこの他に、物質がそこに存在するための根源、いわば「'''存在の力'''」とでも言うべき側面があり、これを吸い出されると物質は白い砂となって崩壊してしまう。
現時点で次元力の本質に最も近い位置にいると思われるのが[[アサキム・ドーウィン]]である。彼は作中で「太極」への道を開くためには十二の「[[スフィア]]」を全て揃えることが必要であり、そのためにスフィアの所持者であるメール、またはセツコに接触したことを告白している。
     −
「[[太極]]」は世界の破壊と再生をも自在に行使し得る存在であり、その破壊は「次元力」の行使によって行われるようである。一方「スフィア」の所持者、そしてアサキム自身も太極同様(勿論程度に相違はあろうが)に次元力を行使できること、また更にジ・エーデルが[[カオス・レムレース]]により限定的に次元力の行使に成功した点から考えて、次元力・太極・その行使者の関係は[[αシリーズ]]における
+
この事実からするに、Zシリーズにおける全ての物質は、'''内在する次元力によって「このように存在している」と定義づけられることで存在している'''ことが伺える。だからこそ、ZONEによって次元力を吸い出されると、存在を定義している根幹を失い、形質崩壊を起こしてしまうのだと考えられる。
   −
*世界の創造・破滅を司る力である「[[アカシックレコード]]([[無限力]])」
+
さらにここから、Zシリーズの世界においては、'''物質から事象、時間と空間、生と死、存在の概念まで何もかも全てが、次元力による定義づけのもとに成り立っている'''と推察できる。
*無限力に選ばれ、自在にその力を行使し得る「[[ナシム・ガンエデン|ナシム]]及び[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]」
  −
*アカシックレコードにアクセスすることが出来、部分的にその行使が可能な「[[サイコドライバー]]」
  −
 
  −
のような関係に近いのではないかと推察される。
  −
 
  −
一方で、アサキムは過去に犯した大罪により「永遠に死なない」「無限に[[平行世界]]を彷徨い続ける」存在となってしまい、その輪廻から脱するべく太極への到達を望み、スフィア争奪のための「聖戦」に参加したのだ、とも述べている。αシリーズにおいても無限力による「死と再生(新生)」の輪廻の設定が描かれているが、そちらがアポカリュプシスという「終末の到来」をより強調しているのに対し、無限に繰り返される「永遠」の側面がより強い設定と言える。
  −
 
  −
再世篇において、次元力を吸収する装置である[[ZONE]]が登場。この際、力を吸われた周辺区域は生物・無生物を問わず砂と化して消滅している。
      
== 他作品における類似設定 ==
 
== 他作品における類似設定 ==
102行目: 93行目:     
;[[次元獣]]
 
;[[次元獣]]
:次元将(作中で出てきたのはガイオウ一人だが、他に三人存在)がヴァイオリレイションシステムで生み出した兵力。標準でDフォルトを使用可能であり、次元力を行使可能。
+
:次元将(作中で出てきたのはガイオウ一人だが、他に三人存在)がヴァイオリレイションシステムで生み出した兵力。標準でD・フォルトを使用可能であり、次元力を行使可能。
   −
;[[パールネイル]]・[[エメラルダン]]・ジェイドルーン・[[サフィアーダ]]・[[パールファング]]・[[ディアムド]]
+
;[[パールネイル]]・[[エメラルダン]]・ジェイドルーン・コランダ・オーパールア・[[サフィアーダ]]・[[パールファング]]・[[ディアムド]]
 
:アークセイバーの機動兵器は、次元力を動力としている。これらはあくまでエネルギーとして使用するのみであり、事象制御は行えない。
 
:アークセイバーの機動兵器は、次元力を動力としている。これらはあくまでエネルギーとして使用するのみであり、事象制御は行えない。
   172行目: 163行目:  
== メモ(推察) ==
 
== メモ(推察) ==
   −
*αシリーズに登場する「クロスゲート・パラダイム・システム」は「時空因果律変動装置」であり、原因に干渉することで結果を自在に操ることが可能。つまりは任意の事象を自在に引き起こすことが可能な代物である([[サイバスター]]に搭載されているラプラスデモンタイプコンピュータにも同様の機能が備わっている)。スパロボの世界観の中では因果律を歪めることは非常に危険であるとされており、また大罪でもあると随所で述べられている。原因は様々に推察可能であるが、その詳細は今のところ不明。普通に考えれば、タイムパラドックスの発生による因果律崩壊が容易く起きてしまう、という理由なのだが。
+
*αシリーズに登場する「クロスゲート・パラダイム・システム」は「時空因果律変動装置」であり、原因に干渉することで結果を自在に操ることが可能。つまりは任意の事象を自在に引き起こすことが可能な代物である([[サイバスター]]に搭載されているラプラスデモンタイプコンピュータにも同様の機能が備わっている)。スパロボの世界観の中では因果律を歪めることは非常に危険であるとされており、また大罪でもあると随所で述べられている。原因は様々に推察可能であるが、その詳細は今のところ不明。普通に考えれば、タイムパラドックスの発生による因果律崩壊が容易く起きてしまう、という理由なのだが。その視点を用いると、次元力は「因」と「果」の関連を無視して歪みなく事象を変換できるという反則的な面がある分、CPSよりも確実かつ安定しているといえる。
 
  −
*次元力との関連についてあくまでも推察で述べるとすれば、「因果律操作による任意の事象の発生」が「無数の[[平行世界]]を発生させその中から該当の事象が生じた世界を選択すること」を意味する(実際、『[[スーパーヒーロー作戦]]』において[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]が操作を行った結果、主人公が本来いた世界の流れに分岐が生じ、新たな世界が発生した。)のだとすれば、因果律操作=平行世界の拡大はMXで表現されたような世界の破綻を引き起こしかねない事象である。Zも無数の平行世界が存在している設定であるわけだが、「太極が次元力を行使し世界をリセットする」とは「無数に分裂し破綻の危機に瀕する世界を整理すること。『[[スーパーロボット大戦MX]]』の世界観では「補完と調律の複数の手段における『多元世界』」。因果律行使による私的な運命改編は平行世界の増大を防ごうとする太極の意志に反する禁忌である(=大罪)との捉え方も出来る。そして、その視点で行けば、Zにおいて全てを終わらせた「時空修復」はまさに「大罪」であろう。ZEUTHは世界のリセットを決めた太極の意志に反し、「人の数だけ世界を生みだす」時空修復を行ったのだから。
  −
 
  −
*また一方、『[[スーパーヒーロー作戦]]』におけるクロスゲート・パラダイム・システムの発現が[[タイムスリップ]]という結果であったことから、過去へのタイムスリップによる未来の改編も一種の因果律操作であろうと思われる。この事から、[[時流エンジン]]を搭載し、『[[スーパーロボット大戦R]]』で過去へのタイムスリップを成功させた[[エクサランス]]について、次元力との関連性を指摘する声もある(OGシリーズでは次元転移にも成功している)。
      
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
{{DEFAULTSORT:しけんりき}}
+
{{DEFAULTSORT:しけんりよく}}
 
[[Category:動力・エンジン・エネルギー]]
 
[[Category:動力・エンジン・エネルギー]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
3,538

回編集

案内メニュー