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1,723 バイト追加 、 2014年7月19日 (土) 23:31
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;牡牛座(タウラス)
 
;牡牛座(タウラス)
 
:性格分類においては、「深慮」を司る。タロットでは「教皇」と関連付けられる。このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。割り振りは女性。正位置は「慈悲」「優しさ」「思いやり」「規律の遵守」、逆位置は「アンシャン・レジーム」「束縛」「独りよがり」「おせっかい」「逃避」。
 
:性格分類においては、「深慮」を司る。タロットでは「教皇」と関連付けられる。このカードは「悪魔」と真逆の構図で描かれており、デザインには宗教的聖性や霊的象徴の協調などが暗示され、「救済」の寓意を持つカードである。割り振りは女性。正位置は「慈悲」「優しさ」「思いやり」「規律の遵守」、逆位置は「アンシャン・レジーム」「束縛」「独りよがり」「おせっかい」「逃避」。
:星座のモチーフは、ニンフの女性エウロペに恋したゼウス(ギリシャ神話の主神)が変身した白い牡牛。この牡牛はエウロペを乗せて孤島であるクレタ島へと連れ去り、そこで正体を現して求婚するというなかなか無茶なアクションを起こしている。タロットの寓意と寓画、そしてこのモチーフからして、このスフィアを持つ何者かはサイデリアルのトップであり、シンカ(神化)を遂げて「神」になっ(てしまっ)た誰か(恐らく女性)の可能性が高い。
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:星座のモチーフは、ニンフの女性エウロペに恋したゼウス(ギリシャ神話の主神)が変身した白い牡牛。この牡牛はエウロペを乗せて孤島であるクレタ島へと連れ去り、そこで正体を現して求婚するというなかなか無茶なアクションを起こしている。タロットの寓意と寓画、そしてこのモチーフからして、このスフィアを持つ何者かはサイデリアルのトップであり、シンカ(神化)を遂げて「神」になっ(てしまっ)た誰か(恐らく女性)の可能性が高い。こう聞くと、まるでそれは[[イルイ・ガンエデン]]である(奇しくも、時の牢獄はバラルの結界同様、外敵を排斥するための地球封印である)。
 
:対の星座は蠍座。
 
:対の星座は蠍座。
:誰かを想うあまりに暴走して遠く離れた場所に連れ去った、という点からして、エタニティ・フラット(次元の壁による多次元との隔絶と、それによるバアルからの守護)を起こしたのはこのスフィアのスフィア・アクトである可能性が高く、恐らくこのスフィアの力は「次元・空間を操る力」だと思われる。
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:誰かを想うあまりに暴走して遠く離れた場所に連れ去った、という点からして、エタニティ・フラット(次元の壁による多次元との隔絶と、それによるバアルからの守護)を起こしたのはこのスフィアのスフィア・アクトである可能性が高く、恐らくこのスフィアの力は「次元・空間を操る力」だと思われる。深慮(頑固でスローペースとも)という性格分類にしても、次元・空間をある状態に固定する能力とすれば合致する。ちなみに、'''牡牛座は争い事を嫌う'''。
 
;双子座(ジェミニ→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]])
 
;双子座(ジェミニ→[[ジェミニア]]/[[ジェニオン]])
 
:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的に[[ヒビキ・カミシロ]]がガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用されている。
 
:『'''いがみ合う双子'''』のスフィアとして[[ガドライト・メオンサム]]が所持。ジェミニアにより運用が可能。最終的に[[ヒビキ・カミシロ]]がガドライトから奪い取り、ジェニオンで運用されている。
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:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、マルセイユ版は男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる(ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である)。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。割り振りは男性。寓意は絆・趣味への没頭・試練の克服あるいは不道徳・空虚・結婚生活の破たん。
 
:タロットでは「恋人」と関連付けられる。なお、このカードはウェイト版が一組の男女であるのに対し、マルセイユ版は男性一人に女性二人という構図の違いがあるが、どちらでも中心に天使が描かれる(ちなみに、タロットカードの主人公はあくまで人間であり、天使などはサポート役である)。マルセイユ版の二人の女性は、ある種の権力を有する立場から男性の意識・理性をつなぐ女性と情熱的アプローチで男性の無意識・本能をつなぐ女性とされ、天使は後者の味方であるという説もある。割り振りは男性。寓意は絆・趣味への没頭・試練の克服あるいは不道徳・空虚・結婚生活の破たん。
 
:こうしてみるとわかるが、「自堕落で酒に溺れ」「確固たる目的を持たず」「恋人と死別した」ガドライトはウェイト版の逆位置、「多くの仲間と友を得」「オカルト趣味にのめりこみ」「テンシへの恐怖を乗り越えた」ヒビキはマルセイユ版の正位置が示す寓意とモチーフ、寓画に見事なまでに当てはまっている。
 
:こうしてみるとわかるが、「自堕落で酒に溺れ」「確固たる目的を持たず」「恋人と死別した」ガドライトはウェイト版の逆位置、「多くの仲間と友を得」「オカルト趣味にのめりこみ」「テンシへの恐怖を乗り越えた」ヒビキはマルセイユ版の正位置が示す寓意とモチーフ、寓画に見事なまでに当てはまっている。
:デザインに描かれる「天使」に関しても、「テンシ」に関わったことで全てを失ったガドライト、「テンシ」に関わったことで家族を失ったが多くの仲間、そしてパートナーを得たヒビキ、と見事に対応している。双子座やその神性はカストールとポリデュークスの二人を合わせて一つである(片方の力がもう片方に宿った)ことも加味すると、'''一方(ガドライト)がマイナスの側面を満たし、その上でそれを奪ったもう一方(ヒビキ)がプラスの側面を満たして初めて完全に覚醒するとも取れる'''。これならば、「いがみ合う双子=全てが酷似し、それゆえに相容れない両者」という名前にも納得の行く説明となる。
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:デザインに描かれる「天使」に関しても、「テンシ」に関わったことで全てを失ったガドライト、「テンシ」に関わったことで家族を失ったが多くの仲間、そしてパートナーを得たヒビキ、と見事に対応している。双子座やその神性はカストールとポリデュークスの二人を合わせて一つである(片方の力がもう片方に宿った)ことも加味すると、'''一方(ガドライト)がマイナスの側面を満たし、その上でそれを奪ったもう一方(ヒビキ)がプラスの側面を満たして初めて完全に覚醒するとも取れる'''。これならば、「いがみ合う双子=全てが酷似し、それゆえに相容れない両者」という名前にも納得の行く説明となる。なお、奪取時において、ガドライトは心のバランスを崩され資格を喪失し、逆にヒビキはそれまでの「絶望の中の希望」と同時に「'''後一歩でガドライトを倒せる希望の前に立ちふさがる、ジェニオンが動かない絶望'''」という、ガドライトが担当していた部分も満たしている。このことから、「マイナスの中のプラス」と「プラスの中のマイナス」という真の意味で対極な二側面を得たことで正式な所有者としてスフィアが認めたとも考えられる(前述の通り双子座の神話でも、兄弟の諍いは別の双子と合わせて計4人で行われ、星座も二人でセットである)。仮にここまでやらないと覚醒しないのであれば、'''ある意味尽きぬ水瓶以上に覚醒が面倒くさいスフィアと言える'''。
 
:性格分類においては、「社交性と神経質さの二面性」を司る。すなわち、相反する2側面を意味し、まさにその代償やスフィア・アクトを指し示していると言える。
 
:性格分類においては、「社交性と神経質さの二面性」を司る。すなわち、相反する2側面を意味し、まさにその代償やスフィア・アクトを指し示していると言える。
 
:なお、このスフィアについては「双子」という名前、そしてガドライトとヒビキの存在から「'''一対であり、二つ存在するのではないか(ジェニオンは元々片割れを持っていたのではないか)'''」という説がまことしやかに囁かれているが、そうだとすると、半分ずつとは言え覚醒の条件を満たし、同じくリアクターの資質を持っていながら、ガドライトは自在に扱いこなし、ヒビキは扱うどころか存在自体気づかない、というのは明らかにおかしく、ジェミニアが無制限に稼動するのに対し、ジェニオン・ガイが出力不足でまともに運用できなかったことからも否定できる(半分ずつ持っていたとすると、スフィアは共鳴せずとも単純動力としては使用できる点から鑑みて、ジェミニアだけが稼動できてジェニオン・ガイが出力不足、という事態は普通ありえない)。
 
:なお、このスフィアについては「双子」という名前、そしてガドライトとヒビキの存在から「'''一対であり、二つ存在するのではないか(ジェニオンは元々片割れを持っていたのではないか)'''」という説がまことしやかに囁かれているが、そうだとすると、半分ずつとは言え覚醒の条件を満たし、同じくリアクターの資質を持っていながら、ガドライトは自在に扱いこなし、ヒビキは扱うどころか存在自体気づかない、というのは明らかにおかしく、ジェミニアが無制限に稼動するのに対し、ジェニオン・ガイが出力不足でまともに運用できなかったことからも否定できる(半分ずつ持っていたとすると、スフィアは共鳴せずとも単純動力としては使用できる点から鑑みて、ジェミニアだけが稼動できてジェニオン・ガイが出力不足、という事態は普通ありえない)。
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:星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。アポロンとアルテミスから数々の叡智を授かり、それを以って後の英雄達の師となったが、ヘラクレスの放った毒矢が偶然刺さってしまい、苦しみに耐えかねて不死の権能をプロメテウスに渡して落命した。
 
:星座のモチーフは弓の名手であったケンタウルスの青年・ケイローン。アポロンとアルテミスから数々の叡智を授かり、それを以って後の英雄達の師となったが、ヘラクレスの放った毒矢が偶然刺さってしまい、苦しみに耐えかねて不死の権能をプロメテウスに渡して落命した。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「調和」「自制」「献身」、逆位置が「浪費」「消耗」。
 
:タロットが示す寓意は正位置が「調和」「自制」「献身」、逆位置が「浪費」「消耗」。
:「相反する感情の衝突」を力とする「いがみ合う双子」の対の位置にある。
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:「相反する感情の衝突」を力とする「いがみ合う双子」の対の位置にある。<!--対の性質を持つというスフィアの特徴と性格分類から考えると、その能力は「抑圧の開放」と思われる。即ち、相反する意思のスイッチである双子座に対して、射手座はぶつかり合って拮抗・抑圧されている意思を解き放つものと推測される(射手座は心の赴くままに行動するという性格がある)。-->
 
;山羊座(カプリコーン)
 
;山羊座(カプリコーン)
 
:『'''知りたがる山羊'''』のスフィアとして[[アサキム・ドーウィン]]が所持。[[シュロウガ]]によって運用されている。覚醒条件および反作用は不明。'''「好奇心」'''によって活性化し、あらゆる嘘を暴き真実を強引に曝す。嘘をキーとする牡羊座のスフィアとは相性が悪く、このスフィアの力によってアイムは無力化してしまった。アサキムの前の資格者は不明であるが、女性であったことが彼自身の口により明かされている。曰く、アサキムの闇を覗いてしまったが故に取り込まれてしまったらしい。対の位置にある「沈黙の巨蟹」に対して、好奇心を力とするこちらは「'''理性を凌駕する欲求'''」と言える。
 
:『'''知りたがる山羊'''』のスフィアとして[[アサキム・ドーウィン]]が所持。[[シュロウガ]]によって運用されている。覚醒条件および反作用は不明。'''「好奇心」'''によって活性化し、あらゆる嘘を暴き真実を強引に曝す。嘘をキーとする牡羊座のスフィアとは相性が悪く、このスフィアの力によってアイムは無力化してしまった。アサキムの前の資格者は不明であるが、女性であったことが彼自身の口により明かされている。曰く、アサキムの闇を覗いてしまったが故に取り込まれてしまったらしい。対の位置にある「沈黙の巨蟹」に対して、好奇心を力とするこちらは「'''理性を凌駕する欲求'''」と言える。
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