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| 童話は大抵子ども向けとして創られているためか、基本的に主人公は子どもが容易に想像でき、好感が持てる人物像となっている。また、その行動に明確な結果が待っていて子どもに対する教訓となっている(所謂『善行を行った者には褒美を与え、悪行を行った者には罰を受ける』という展開や結末がある)。<br/>それらが動物など擬人化された存在である場合も多く、西洋の童話では継母は悪人として書かれることがある。 | | 童話は大抵子ども向けとして創られているためか、基本的に主人公は子どもが容易に想像でき、好感が持てる人物像となっている。また、その行動に明確な結果が待っていて子どもに対する教訓となっている(所謂『善行を行った者には褒美を与え、悪行を行った者には罰を受ける』という展開や結末がある)。<br/>それらが動物など擬人化された存在である場合も多く、西洋の童話では継母は悪人として書かれることがある。 |
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− | 大抵は幸せな結末で終わるのが基本だが、「人魚姫」のように悲劇的な結末を迎える作品も少なからず存在する。また、グリム童話では悪行を犯した者対しては残酷ともいえるレベルの報いや制裁を受ける事が多い(因果応報と言われたらそれまでだが)。<br/>
| + | 大抵は幸せな結末で終わるのが基本だが、「人魚姫」のように悲劇的な結末を迎える作品も少なからず存在する。また、'''グリム童話では悪行を犯した者対しては残酷ともいえるレベルの報いや制裁を受ける事が多い(因果応報と言われたらそれまでだが)'''。<br/> |
| 想定する読者対象が子どもであることも配慮して、そのシーンを削除、もしくは修正・改変をされた作品もある。 | | 想定する読者対象が子どもであることも配慮して、そのシーンを削除、もしくは修正・改変をされた作品もある。 |
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| イギリスで誕生した戯曲、小説。作者はジェームス・マシュー・バリー。 | | イギリスで誕生した戯曲、小説。作者はジェームス・マシュー・バリー。 |
| ;ピーター・パン(Peter Pan) | | ;ピーター・パン(Peter Pan) |
− | :ネバーランドに住む少年で空を自由に飛ぶ事が出来、決して大人になることがない。勇気を持っているためか、同じく年を取らない子供たちのリーダー的存在となっている。 | + | :ネバーランドに住む少年で空を自由に飛ぶ事が出来、決して大人になることがない。[[勇気]]を持っているためか、同じく年を取らない子供たちのリーダー的存在となっている。 |
| :大抵の服装は緑色の服に緑色の帽子と言ったスタイルであるが、作品によって細部が異なる。 | | :大抵の服装は緑色の服に緑色の帽子と言ったスタイルであるが、作品によって細部が異なる。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ピート・ペイン]]」のモチーフとして取り入れられている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ピート・ペイン]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
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| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ハーケン・ブロウニング]]」のモチーフとして取り入れられている。フックは鉤という意味で、[[ドイツ語]]で鉤はハーケンである。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ハーケン・ブロウニング]]」のモチーフとして取り入れられている。フックは鉤という意味で、[[ドイツ語]]で鉤はハーケンである。 |
| ;ミスター・スミー(Mr. Smee) | | ;ミスター・スミー(Mr. Smee) |
− | :フック船長の相談役である水夫。実はフック船長より年上だったりする。 | + | :フック船長の相談役である水夫。実は、フック船長より年上だったりする。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[澄井鞠音]]」のモチーフとして取り入れられている。鞠音はもちろん[[マリオン・ラドム|この人]]。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[澄井鞠音]]」のモチーフとして取り入れられている。鞠音はもちろん[[マリオン・ラドム|この人]]。 |
| ;タイガー・リリー(Tiger Lily) | | ;タイガー・リリー(Tiger Lily) |
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| :主人公。継母とその連れ子である姉たちに苛められる辛い日々を送り、自分だけドレスもない為に城の舞踏会にも行けないなど不幸の連続だった。魔女によって舞踏会に行ける準備を整ったが、12時には魔法が解けるので帰ってくるようにと警告される。 | | :主人公。継母とその連れ子である姉たちに苛められる辛い日々を送り、自分だけドレスもない為に城の舞踏会にも行けないなど不幸の連続だった。魔女によって舞踏会に行ける準備を整ったが、12時には魔法が解けるので帰ってくるようにと警告される。 |
| :城の舞踏会では美しいドレスと容姿から王子に見初められるも12時の鐘の音に焦ったシンデレラは急いで帰ってしまう。しかし、王子がシンデレラが帰る際に落とした靴を手がかりに探し、その靴にピッタリ入れることができたために妃として迎い入れられた。 | | :城の舞踏会では美しいドレスと容姿から王子に見初められるも12時の鐘の音に焦ったシンデレラは急いで帰ってしまう。しかし、王子がシンデレラが帰る際に落とした靴を手がかりに探し、その靴にピッタリ入れることができたために妃として迎い入れられた。 |
− | :ちなみに、苦労の末に幸運を手にしたことを意味する「シンデレラ・ストーリー」はこれが由来。 | + | :ちなみに、苦労の末に[[幸運]]を手にしたことを意味する「シンデレラ・ストーリー」はこれが由来。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[アシェン・ブレイデル]]」のモチーフとして取り入れられている。シンデレラは[[ドイツ語]]でアッシェンブレーデル(和訳すれば原題である『灰かぶり』)を意味している | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[アシェン・ブレイデル]]」のモチーフとして取り入れられている。シンデレラは[[ドイツ語]]でアッシェンブレーデル(和訳すれば原題である『灰かぶり』)を意味している |
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| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[ネージュ・ハウゼン]]」のモチーフとして取り入れられている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[ネージュ・ハウゼン]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
| ;王妃 | | ;王妃 |
− | :継母であり、死んだ白雪姫の母にかわって妃になった。だがその性格は傲慢かつ嫉妬深く、彼女の人物像を一言で表すなら「自分が一番美しくなければ気が済まない」であろう。 | + | :継母であり、死んだ白雪姫の母にかわって妃になった。だが、その[[性格]]は傲慢かつ嫉妬深く、彼女の人物像を一言で表すなら「自分が一番美しくなければ気が済まない」であろう。 |
| :魔法の鏡から自分より美しい白雪姫の存在を知って、彼女の殺害を企てようとしている。 | | :魔法の鏡から自分より美しい白雪姫の存在を知って、彼女の殺害を企てようとしている。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の特殊技「ジェラス・クイーン」の由来となっている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の特殊技「ジェラス・クイーン」の由来となっている。 |
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| :登場人物の一人。通りかかろうとした途中に白雪姫の美しさに惹かれたのか、'''死体でもいいから引き取ろう'''とした事も。 | | :登場人物の一人。通りかかろうとした途中に白雪姫の美しさに惹かれたのか、'''死体でもいいから引き取ろう'''とした事も。 |
| :しかし、連れて帰る道中で柩が揺れた衝撃で口に含んだ毒りんごを吐き出すことができたので、結果的には命の恩人と言えるだろう。 | | :しかし、連れて帰る道中で柩が揺れた衝撃で口に含んだ毒りんごを吐き出すことができたので、結果的には命の恩人と言えるだろう。 |
− | :…これはグリム童話のものであり、ディズニー版ではそのシーンは白雪姫にキスをして生き返らせるというシーンに改変された。 | + | :…これはグリム童話のものであり、ディズニー版ではそのシーンは「白雪姫に[[キスシーン|キス]]をして生き返らせる」というシーンに改変された。ちなみに、このディズニー版の改変は多くの人に受け入れられ、子供向けの白雪姫の童話においても、王子のキスで白雪姫が蘇生する結末が採用されている。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「ロイヤル・キッス」の由来となっている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「ロイヤル・キッス」の由来となっている。 |
| ;小人 | | ;小人 |
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| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「グラス・コフィン」の由来となっている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「グラス・コフィン」の由来となっている。 |
| ;赤く焼けた靴 | | ;赤く焼けた靴 |
− | :王妃の報いとして使われた道具。白雪姫と王子の結婚式の際に王妃はこれを履かされ、死ぬまで踊らされてしまう。 | + | :王妃の報いとして使われた道具。'''白雪姫と王子の結婚式の際に王妃は赤く焼けた靴を履かされ、死ぬまで踊らされてしまう'''。 |
− | :これはグリム童話での顛末であり、(自業自得とは言え)子供に聞かせるにはあまりにも残酷だったのか、子ども向けの童話ではそのシーンが削除されている。 | + | :これはグリム童話での顛末であり、(自業自得とは言え)子供に聞かせるにはあまりにも残酷だったのか、子ども向けの白雪姫の童話ではそのシーンが削除されている。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「レッドホット・パンプス」の由来となっている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[ネージュ・ハウゼン]]の通常技「レッドホット・パンプス」の由来となっている。 |
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| 日本で最も古くから誕生した物語。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。なお、かぐや姫に5人の求婚者が現れるのだが、'''帰還が遅かったものほど不幸な目に遭っている'''。 | | 日本で最も古くから誕生した物語。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。なお、かぐや姫に5人の求婚者が現れるのだが、'''帰還が遅かったものほど不幸な目に遭っている'''。 |
| ;かぐや姫 | | ;かぐや姫 |
− | :竹取の最中に翁が光り輝く竹の中から見出され、翁夫婦に育てられた少女。発見時はその大きさも三寸(約9cm)だったが、3ヶ月ほどで妙齢の娘と変わらない体格となったが、作中の文章を見る限り'''絶世の美女'''として描かれており、その美しさに惚れて度々求婚をかけられたりした。実は月からやってきた人間(月人)であり、彼女はその月を見るたびに今まで育ててくれた翁夫婦たちと離れることを恐れてしまったが、最後は迎えにやってきた月人によって執着心を奪う特性を持つ天の羽衣を着せられて、翁らへの愛情を奪われて月へと帰ってしまった。 | + | :竹取の最中に翁が光り輝く竹の中から見出され、翁夫婦に育てられた少女。発見時はその大きさも三寸(約9cm)だったが、3ヶ月ほどで妙齢の娘と変わらない体格となったが、作中の文章を見る限り'''絶世の美女'''として描かれており、その美しさに惚れて度々求婚をかけられたりした。実は[[月]]からやってきた人間(月人)であり、彼女はその月を見るたびに今まで育ててくれた翁夫婦たちと離れることを恐れてしまったが、最後は迎えにやってきた月人によって執着心を奪う特性を持つ天の羽衣を着せられて、翁らへの愛情を奪われて月へと帰ってしまった。 |
| :なお、月の住人(=天人)の王いわく、翁の下に現れた理由は「翁が何かしら善行を行った助けに」とのこと。ただし、そこで翁に富をもたらしたことが罪となり、下賤な存在である地上人のもとに居続ける羽目になったと語っている。 | | :なお、月の住人(=天人)の王いわく、翁の下に現れた理由は「翁が何かしら善行を行った助けに」とのこと。ただし、そこで翁に富をもたらしたことが罪となり、下賤な存在である地上人のもとに居続ける羽目になったと語っている。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[楠舞神夜]]」のモチーフとして取り入れられている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[楠舞神夜]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
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| ===不思議の国のアリス=== | | ===不思議の国のアリス=== |
− | イギリスで誕生した児童小説。実は作者であるルイス・キャロルは数学者であり、その知人の少女のために即効で聞かせた物語が元となっている。<br/>続編として『鏡の国のアリス』が発表されている。 | + | イギリスで誕生した児童小説。実は作者であるルイス・キャロルは数学者であり、その知人の少女のために即効で聞かせた物語が元となっている。<br/>[[続編]]として『鏡の国のアリス』が発表されている。 |
| ;アリス | | ;アリス |
| :物語の主人公である少女。白ウサギを追いかけている途中で不思議の国に迷い込み、その世界でしゃべる動物や動くトランプなど様々なキャラクターと出会い、冒険していく。 | | :物語の主人公である少女。白ウサギを追いかけている途中で不思議の国に迷い込み、その世界でしゃべる動物や動くトランプなど様々なキャラクターと出会い、冒険していく。 |
143行目: |
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| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「NAMCO×CAPCOM」の主人公「[[有栖零児]]」のモチーフとして取り入れられている他、物語全体が「ミラビリス城」のマップ及び出現エネミーのモチーフとして取り入れられている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「NAMCO×CAPCOM」の主人公「[[有栖零児]]」のモチーフとして取り入れられている他、物語全体が「ミラビリス城」のマップ及び出現エネミーのモチーフとして取り入れられている。 |
| ;ハートの女王 | | ;ハートの女王 |
− | :トランプのハートの女王。クロッケー大会を主催する…のだが、槌と球、ゲートがフラミンゴとハリネズミ、生きたトランプというもの。加えて、極度の癇癪持ちで、些細なことで怒っては「首をはねろ!」と言いつけて回る。 | + | :トランプのハートの[[女王]]。クロッケー大会を主催する…のだが、槌と球、ゲートがフラミンゴとハリネズミ、生きたトランプというもの。加えて、極度の癇癪持ちで、些細なことで怒っては「首をはねろ!」と言いつけて回る。 |
− | :しかしその後でハートの王がひそかに罪人を解放しているため処刑されておらず、グリフィンからそのことで陰口を叩かれている有様。 | + | :しかし、その後でハートの王がひそかに罪人を解放しているため実際に処刑されてはおらず、グリフィンからそのことで陰口を叩かれている有様。 |
| :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[カルディア・バシリッサ]]」のモチーフとして取り入れられている。 | | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[カルディア・バシリッサ]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
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179行目: |
179行目: |
| ;開け、ゴマ | | ;開け、ゴマ |
| :『アリババと40人の盗賊』(第851夜 - 第860夜)にて、秘密の洞窟の扉を開けるのに必要な掛け声。 | | :『アリババと40人の盗賊』(第851夜 - 第860夜)にて、秘密の洞窟の扉を開けるのに必要な掛け声。 |
− | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[アレディ・ナアシュ]]の台詞「'''開け、轟魔よ!''' 我に力を!」のモチーフとなっている。 | + | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[アレディ・ナアシュ]]の台詞「'''開け、轟魔よ!''' 我に力を!」のモチーフとなっている。 |
| ===ヘンゼルとグレーテル=== | | ===ヘンゼルとグレーテル=== |
| グリム童話の一つ。作中では『お菓子の家』が印象に残るが、こちらも子供に聞かせるには残酷な表現が多く含まれている為、改変されたシーンがある。<br/> | | グリム童話の一つ。作中では『お菓子の家』が印象に残るが、こちらも子供に聞かせるには残酷な表現が多く含まれている為、改変されたシーンがある。<br/> |
207行目: |
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| ;エメラルドの都 | | ;エメラルドの都 |
| :街中が美しい建物で並び、緑色の大理石とエメラルドで構成されている。 | | :街中が美しい建物で並び、緑色の大理石とエメラルドで構成されている。 |
− | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「エスメラルダ城塞」の名称元として取り入れられている。ちなみにエスメラルダは[[スペイン語]]でエメラルドを意味する。 | + | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「エスメラルダ城塞」の名称元として取り入れられている。ちなみに、エスメラルダは[[スペイン語]]でエメラルドを意味する。 |
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| [[category:資料]] | | [[category:資料]] |