差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
65行目:
65行目:
− +
− +
− +
− +
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
→孤影再び
===孤影再び===
===孤影再び===
;「AT250機が相手だと……? 舐めた真似を!」
;「250機が相手だと……? 舐めた真似を!」
:
:グルフェーを包囲する黒い稲妻旅団に、単身戦いを挑むキリコ。そんな彼の前に、彼女は現れた。
;「キリコ……私は……お前の生き方を……認めん!」
;「せめて、赤い血でも流れてくれればいいものを……」
:
:テイタニアの介入により、彼女を追っていたマーティアルの部隊と稲妻旅団も交戦し始め、グルフェー郊外は乱戦の様相を呈する。
:激闘の最中胸部を負傷したテイタニアは、その胸から溢れ出る緑色の体液を眺め、忌々しげにつぶやいた。
;「なんの真似だ!貴様に同情されるほど、落ちぶれてはいない!」
:武器を無くし、マーティアル機の猛攻に晒されるテイタニア。彼女はキリコが張った煙幕の中で彼と対峙する。
:彼の機体は、その手にエルドスピーネの銃を携えていた。激昂するテイタニアへ、彼は無言のまま銃を彼女へと放り投げる。
;「キリコ!私は、お前の生き方を……認めん!!」
:彼から受け取った銃で、テイタニアは反撃に転じる。
:自らと同じく生きる目的を見失い、あたかもその身を投げ捨てるかのように戦いに身を投じるキリコ。
:そんな彼の姿を見て、テイタニアの胸によぎる感情とはどんなものだったのだろうか……
;「あの星を見るために、この地に来たんだろう……?」</br>「……見ろと言ってるのだ!お前のフィアナが入ってる、カプセルを!」
:戦いが終わったあと、大破した乗機のコクピットで彼女のもとに現れたキリコと対面して。
:彼の背後では、夜明けの空の中を流れていく小さな光があった。
:キリコがグルフェーを訪れた理由、そしてテイタニアがそんな彼の前に現れた理由が明かされる。
;「……なぜ、なぜフィアナを見ない?なぜ私を見つめる?」</br>「そんな、寂しそうな……目で……」
:フィアナを見ようとしないキリコに、テイタニアはなけなしの力で掴みかかるが、それでもキリコは彼女を見つめ続けていた。
:そしてキリコは、無言のまま彼女を抱き上げる。
:多くの戦友を看取ってきた(そしてこれからも多くの死を目の当たりにするであろう)からこそ、彼は既にこの世を去ったフィアナを見上げるのではなく、
:今目の前で息を引き取ろうとしているテイタニアを見つめ続けたのかもしれない……。
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->