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== ADW(Anno Domini Wolrd) ==
 
== ADW(Anno Domini Wolrd) ==
第2次Zの舞台となった多元世界。名称は第3次Z時獄篇で判明した。<br/>
+
『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』の舞台となった多元世界。名称は『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]』で判明した。<br/>
    
ADWも[[UCW]]と同じく複数の世界が融合した多元世界を舞台のため、基本となる世界観は特定しにくいが、世界の国家勢力については『[[機動戦士ガンダム00]]』の三大国家群に分かれた世界観が基本。<br />物語開始時は大時空振動からすでに20年が経過している。物語の中盤で「[[カラミティ・バース]]」と呼ばれるさらなる時空振動が起こり、新しい世界が複数加わり、前作のキャラクターたちも転移してくる。
 
ADWも[[UCW]]と同じく複数の世界が融合した多元世界を舞台のため、基本となる世界観は特定しにくいが、世界の国家勢力については『[[機動戦士ガンダム00]]』の三大国家群に分かれた世界観が基本。<br />物語開始時は大時空振動からすでに20年が経過している。物語の中盤で「[[カラミティ・バース]]」と呼ばれるさらなる時空振動が起こり、新しい世界が複数加わり、前作のキャラクターたちも転移してくる。
   −
大時空震動前は、序盤に転移してきた『マクロスF』並びに暗黒大陸に隔絶されていた『天元突破グレンラガン』、物語開始数年前に一部の人物達が転移してきた『超獣機神ダンクーガ(TV版~OVA『失われた者たちへの鎮魂歌』まで)』以外はどれとどれが平行世界間の関係であったかについては特に語られていないが、少なくとも
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大時空震動前は、序盤に転移してきた『[[マクロスF]]』並びに暗黒大陸に隔絶されていた『[[天元突破グレンラガン]]』、物語開始数年前に一部の人物達が転移してきた『[[超獣機神ダンクーガ]]』(TV版~OVA『[[超獣機神ダンクーガOVA|失われた者たちへの鎮魂歌]]』まで)以外はどれとどれが平行世界間の関係であったかについては特に語られていないが、少なくとも
    
#『[[機動戦士ガンダム00]]』と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』
 
#『[[機動戦士ガンダム00]]』と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』
 
#日本が舞台の参戦作品と『コードギアス 反逆のルルーシュ』(※1)
 
#日本が舞台の参戦作品と『コードギアス 反逆のルルーシュ』(※1)
#『超獣機神ダンクーガ』と『超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA』(※2)
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#『超獣機神ダンクーガ』と『[[超獣機神ダンクーガOVA|超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA]]』(※2)
#上記の作品らと『装甲騎兵ボトムズ』(※3)
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#上記の作品らと『[[装甲騎兵ボトムズ]]』(※3)
    
これらの各作品世界については平行世界間の関係であったと思われる。<br />
 
これらの各作品世界については平行世界間の関係であったと思われる。<br />
 
(※1)確定ではないが、後述のエリア11の日本列島のみが別途存在する理由により、『コードギアス 反逆のルルーシュ』以外の日本が舞台の参戦作品は元々同一世界であった可能性が高い。<br />
 
(※1)確定ではないが、後述のエリア11の日本列島のみが別途存在する理由により、『コードギアス 反逆のルルーシュ』以外の日本が舞台の参戦作品は元々同一世界であった可能性が高い。<br />
(※2)本来は同一世界だが、第2次Z作中ではTVシリーズに登場した人物は前述の通りADWに転移してきており、『GOD BLESS DANCOUGA』に登場した人物はそれとは別にADWにいた事になっている。<br />
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(※2)本来は同一世界だが、『第2次Z』作中ではTVシリーズに登場した人物は前述の通りADWに転移してきており、『GOD BLESS DANCOUGA』に登場した人物はそれとは別にADWにいた事になっている。<br />
 
(※3)『ボトムズ』はアストラギウス銀河から転移したと言われてるが、アストラギウス銀河世界において地球の存在は言及されてないので、いずれかの作品と同じ世界である可能性もある。<br />
 
(※3)『ボトムズ』はアストラギウス銀河から転移したと言われてるが、アストラギウス銀河世界において地球の存在は言及されてないので、いずれかの作品と同じ世界である可能性もある。<br />
   −
UCWとは時間の流れが大きく異なり、再世篇でセツコが転移した際に前作で転移していたZEUTHメンバーがADWで1年過ごしたのに対してUCWでは1ヶ月しか経過していないことが明かされた。
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UCWとは時間の流れが大きく異なり、再世篇で[[セツコ・オハラ]]が転移した際に前作で転移していた[[ZEUTH]]メンバーがADWで1年過ごしたのに対して、UCWでは1ヶ月しか経過していないことが明かされた。
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また、第3次Z時獄篇にて『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』の面々はADW出身という事が明らかとなっている。
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また、『第3次Z時獄篇』にて『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』の面々はADW出身という事が明らかとなっている。
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=== ''国家勢力'' ===
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== 国家・地理 ==
ADWは、『破界篇』の開始当時は様々な国家が乱立し独自の政治体制を持っている状況から始まる。しかし多くの国家は『[[機動戦士ガンダム00]]』の世界観をモデルにした三つの国家同盟勢力([[ブリタニア・ユニオン]]、[[人類革新連盟]]、[[AEU]])のいずれかに属している。日本やアザディスタン王国、リモネシア共和国など、三大同盟のどれにも属していない国もある。
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『破界篇』の開始当時は様々な国家が乱立し独自の政治体制を持っている状況から始まる。しかし多くの国家は『[[機動戦士ガンダム00]]』の世界観をモデルにした三つの国家同盟勢力([[ブリタニア・ユニオン]]、[[人類革新連盟]]、[[AEU]])のいずれかに属している。日本やアザディスタン王国、リモネシア共和国など、三大同盟のどれにも属していない国もある。
   −
宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』のコロニー国家群が独立を目論んで暗躍している。
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宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[コロニー]]国家群が独立を目論んで暗躍している。
   −
『再世篇』では『00』原作同様、地球連邦政府が樹立しているが、各国・各民族の利権争いが依然として激しく、結局は人と社会の境界は従来の三大同盟の形がほぼ維持されたままである(これも『00』原作同様である)。一方、『[[黒の騎士団]]』や『[[ソレスタルビーイング]]』を始めとする反連邦組織は『再世篇』時点ではほとんどが敗北に追い込まれている。しかし、局地的な紛争などの問題が残されており、どちらにせよ「世界が統一されて戦争がなくなった」などというのはいまだ夢物語な状況にすぎない。
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『再世篇』では『ガンダム00』の原作同様、地球連邦政府が樹立しているが、各国・各民族の利権争いが依然として激しく、結局は人と社会の境界は従来の三大同盟の形がほぼ維持されたままである(これも『00』原作同様である)。一方、[[黒の騎士団]][[ソレスタルビーイング]]を始めとする反連邦組織は『再世篇』時点ではほとんどが敗北に追い込まれている。しかし、局地的な紛争などの問題が残されており、どちらにせよ「世界が統一されて戦争がなくなった」などというのは未だ夢物語な状況にすぎない。
   −
==== [[ブリタニア・ユニオン]] ====
+
;[[ブリタニア・ユニオン]]
アメリカ大陸の諸国家が中心になって作られた国家同盟。『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ユニオン (00)|ユニオン]]と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の[[神聖ブリタニア帝国]]が合併してできたもの(このことから、これら二つは元々は違う世界の国家であったと思われる)。国家元首はブリタニア皇帝[[シャルル・ジ・ブリタニア]]で、首相が[[ブライアン・ステッグマイヤー]]である。
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:アメリカ大陸の諸国家が中心になって作られた国家同盟。『[[ガンダム00』の[[ユニオン (00)|ユニオン]]と『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』の[[神聖ブリタニア帝国]]が合併してできたもの(このことから、これら二つは元々は違う世界の国家であったと思われる)。国家元首はブリタニア皇帝[[シャルル・ジ・ブリタニア]]で、首相が[[ブライアン・ステッグマイヤー]]である。
 +
:覇権主義の様相が強く出ており、政治的にはユニオンよりもブリタニアの方が色濃いようだ。
   −
覇権主義の様相が強くでており、政治的にはユニオンよりもブリタニアの色が濃くでているようだ。
+
;人類革新連盟(人革連)
 +
:ユーラシア大陸のアジア側の国家群の同盟体。『ガンダム00』の[[人類革新連盟]]が『コードギアス』の[[中華連邦]]を内包したもの。ただし、ギアス第一部しか扱っていない『破界篇』では中華連邦関係のキャラや設定がほとんど出てこないし、そもそも『ガンダム00』本編中でも人革連がソビエト連邦のイメージを中心に描かれていたので、その内情は『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』が参戦した『再世篇』で描かれた。
 +
:ブリタニア・ユニオンやAEUと比べてもまとまりが悪いらしく、内紛としてテロが頻繁に起こっている。
   −
==== 人類革新連盟(人革連) ====
+
;AEU
ユーラシア大陸のアジア側の国家群の同盟体。『機動戦士ガンダム00』の[[人類革新連盟]]が『コードギアス 反逆のルルーシュ』の[[中華連邦]]を内包したもの。ただし、ギアス第一部しか扱っていない『破界篇』では中華連邦関係のキャラや設定がほとんど出てこないし、そもそも『ガンダム00』本編中でも人革連がソビエト連邦のイメージを中心に描かれていたので、その内情は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が参戦した『再世篇』で描かれた。
+
:ヨーロッパ諸国の連合体。『ガンダム00』の[[AEU]]に『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ロームフェラ財団]]の勢力を盛り込んだもの。OZはAEUの精鋭部隊のような扱いである。[[軌道エレベーター]]はアフリカ大陸の赤道付近にある。
   −
ブリタニア・ユニオンやAEUと比べてもまとまりが悪いらしく、内紛としてテロが頻繁に起こっている。
+
;日本
 +
:独立国として存在。[[スーパーロボット]]を擁する民間団体がやたら多いのは例年通り。
   −
==== AEU ====
+
;[[エリア11]]
ヨーロッパ諸国の連合体。『機動戦士ガンダム00』の[[AEU]]に『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ロームフェラ財団]]の勢力を盛り込んだもの。OZはAEUの精鋭部隊のような扱いである。[[軌道エレベーター]]はアフリカ大陸の赤道付近にある。
+
:『第2次Z』における'''もう1つの日本列島'''。多元世界の構築により日本列島が二つできてしまったというのが本作の最大の特徴である。我々の知るところの日本列島よりも南方に存在し、緯度的にはハワイや台湾に近い(経度は日本と同一)。
 +
:『コードギアス』における日本はこちらの南方の日本列島に属する。ブリタニアが占領したために「エリア11」と呼ばれる属領となった。なお、『ガンダム00』においての日本はユニオン所属になっているが、今回はその設定を「エリア11」が受け持っており、上述した「日本」はユニオンに属していない。
 +
:さらに、シンジュクゲットーには[[アストラギウス銀河]]からの難民が数多く住み着いており、『[[装甲騎兵ボトムズ]]』における[[ウド]]の街の役割はシンジュクゲットーが担っている。
 +
:エリア11の日本列島が「日本」の日本列島から弾かれたのは『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』の世界の富士の地下にあった[[ゼウス]]の腕とジャパニウム鉱石によるものである事が『再世篇』で明かされた。
   −
==== 日本 ====
+
;アザディスタン王国
独立国として存在。スーパーロボットを擁する民間団体がやたら多いことは他のスパロボと同一である。
+
:『ガンダム00』に登場した中東の王国。元首は[[マリナ・イスマイール]]。原作と同様に三大勢力に属さず独立を保っている。
   −
==== エリア11 ====
+
;リモネシア共和国
本作における'''もう1つの日本列島'''。多元世界の構築により日本列島が二つできてしまったというのが本作の最大の特徴である。我々の知るところの日本列島よりも南方に存在し、緯度的にはハワイや台湾に近い(経度は日本と同一)。
+
:太平洋上の島国。三大勢力に属さず独立を保っている。元々は観光と漁業で成り立っていた小国だが、新エネルギーDECを発見したことで一躍国際社会に発言力を持つようになった。国家元首は不明だが、外務大臣として[[シオニー・レジス]]が顔出ししている。
『コードギアス』における日本はこちらの南方の日本列島に属する。ブリタニアが占領したために「エリア11」と呼ばれる属領となった。なお、『ガンダム00』においての日本はユニオン所属になっているが、本作ではそれも「エリア11」がその扱いとなっており、上述した「日本」はユニオンに属していない。
+
:『破界篇』中盤に、混乱する世界情勢の中で生き残るための力を得ようと「プロジェクト・ウズメ」を発動させ、それがきっかけで大規模な次元振動「[[カラミティ・バース]]」が発生。その結果、壊滅的な被害を受けた。『再世篇』では細々とではあるが復興が進みつつある。
   −
さらに、シンジュクゲットーには[[アストラギウス銀河]]からの難民が数多く住み着いており、『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』におけるウドの街の役割はシンジュクゲットーが担っている。
+
;[[暗黒大陸]]
 +
:アフリカ大陸の南方のこと。次元の歪みにより外部から侵入ができないため、未知の大陸としてこう呼ばれていた。
 +
:その内部には『[[天元突破グレンラガン]]』の世界観が広がっており、カラミティ・バースが起こって以降に行き来が可能になる。それから、暗黒大陸の[[獣人]]たちによる多元世界への侵攻が始まった
 +
:『再世篇』では時空振動の影響により、再び封鎖され、10年と言う時間差が生じた。
   −
エリア11の日本列島が「日本」の日本列島から弾かれたのは『真マジンガー』世界の富士の地下にあったゼウスの腕とジャパニウム鉱石によるものである事が『再世篇』で明かされた。
+
;マクロスフロンティア船団
 +
:『破界篇』序盤の時空震動によって『[[マクロスシリーズ]]』の世界からADWにとばされてきた移民船団。元々、船団そのものが政体として存在しているため、ADWでも独立国家を宣言する。
   −
==== アザディスタン王国 ====
+
;[[新帝国インペリウム]]
『ガンダム00』に登場した中東の王国。元首は[[マリナ・イスマイール]]。原作と同様に三大勢力に属さず独立を保っている。
+
:カラミティ・バースによって、「聖インサラウム王国があった多元世界」から召喚された[[ガイオウ]]が立ち上げた振興勢力。自らが滅ぼしたリモネシアとインサラウムの要人を配下にしている。設立の背景には[[アクシオン財団]]の協力もある。
 +
:領土を持たぬ国家であり、移動戦艦[[グレート・アクシオン]]を本拠地としてガイオウの気の向くままに多元世界を旅している。「何者にも冒されない自由」が国是であり、その進路を阻むものがあれば何人たりとも破壊して進む。国というより海賊団のようなおもむきである。
   −
==== リモネシア共和国 ====
+
;[[聖インサラウム王国]]
太平洋上の島国。三大勢力に属さず独立を保っている。元々は観光と漁業で成り立っていた小国だが、新エネルギーDECを発見したことで一躍国際社会に発言力を持つようになった。国家元首は不明だが、外務大臣として[[シオニー・レジス]]が登場している。
+
:ADWとは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。[[シュバル・レプテール]]や[[マルグリット・ピステール]]はこの王国の出身で、『破界篇』時点ではガイオウの配下となっている。
 +
:『再世篇』では5億の生き残りの民が次元の狭間に作られたコロニーに避難していたことが判明。先王の忘れ形見である[[ユーサー・インサラウム]]が「聖王」の座を継承し、ADWを第二の故郷にすべく侵略を開始した。
   −
『破界篇』中盤に、混乱する世界情勢の中で生き残るための力を得ようと「プロジェクト・ウズメ」を発動させ、それがきっかけで大規模な次元振動「[[カラミティ・バース]]」が発生。その結果、壊滅的な被害を受けた。『再世篇』では細々とではあるが復興が進みつつある。
+
== 軍事勢力 ==
 
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=== [[ZEXIS]] ===
==== [[暗黒大陸]] ====
  −
アフリカ大陸の南方のこと。次元の歪みにより外部から侵入ができないため、未知の大陸としてこう呼ばれていた。
  −
 
  −
その内部には『[[天元突破グレンラガン]]』の世界観が広がっており、カラミティ・バースが起こって以降に行き来が可能になる。それから、暗黒大陸の獣人たちによる多元世界への侵攻が始まった
  −
 
  −
『再世篇』では時空振動の影響により、再び封鎖され、10年と言う誤差が生じた。
  −
 
  −
==== マクロスフロンティア船団 ====
  −
『破界篇』序盤の時空震動によってマクロスの世界からADWにとばされてきた移民船団。元々、船団そのものが政体として存在しているため、ADWでも独立国家を宣言する。
  −
 
  −
==== [[新帝国インペリウム]] ====
  −
カラミティ・バースによって、「聖インサラウム王国があった多元世界」から召喚された[[ガイオウ]]が立ち上げた振興勢力。自らが滅ぼしたリモネシアとインサラウムの要人を配下にしている。設立の背景には[[アクシオン財団]]の協力もある。
  −
 
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領土を持たぬ国家であり、移動戦艦[[グレート・アクシオン]]を本拠地としてガイオウの気の向くままに多元世界を旅している。「何者にも冒されない自由」が国是であり、その進路を阻むものがあれば何人たりとも破壊して進む。国というより海賊団のような存在である。
  −
 
  −
==== [[聖インサラウム王国]] ====
  −
ADWとは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。[[シュバル・レプテール]]や[[マルグリット・ピステール]]はこの王国の出身で、『破界篇』時点ではガイオウの配下となっている。
  −
 
  −
『再世篇』では5億の生き残りの民が次元の狭間に作られたコロニーに避難していたことが判明。先王の忘れ形見である[[ユーサー・インサラウム]]が「聖王」の座を継承し、ADWを第二の故郷にすべく侵略を開始した。
  −
 
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=== ''軍事勢力'' ===
  −
==== [[ZEXIS]] ====
   
『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)の[[エルガン・ローディック]]。『破界篇』の中盤に正式に発足した。
 
『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)の[[エルガン・ローディック]]。『破界篇』の中盤に正式に発足した。
   93行目: 84行目:     
;[[光子力研究所]]
 
;[[光子力研究所]]
:その名の通り、[[光子力]]の研究・開発を行う研究所。[[マジンガーZ]]初起動時の戦闘で与えた騒動から兜甲児が留置所に入れられるのだが、その保釈の条件としてコスモクラッシャー隊の大塚長官からZEXIS入りを提案される。
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:その名の通り、[[光子力]]の研究・開発を行う研究所。[[マジンガーZ]]初起動時の戦闘で与えた騒動から[[兜甲児]]が留置所に入れられるのだが、その保釈の条件としてコスモクラッシャー隊の大塚長官からZEXIS入りを提案される。
    
;[[ゲッターチーム]]
 
;[[ゲッターチーム]]
102行目: 93行目:     
;[[21世紀警備保障]]
 
;[[21世紀警備保障]]
:社長である[[大河内伝次郎]]の鶴の一声でZEXISに参加。初期は[[ヘテロダイン]]以外と戦うことに拒否感を感じていたメンバーだが、次第に地球を守る使命に目覚めることになる。
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:[[ダイ・ガード]]を保有する(持て余していた?)警備会社。社長である[[大河内伝次郎]]の鶴の一声でZEXISに参加。初期は[[ヘテロダイン]]以外と戦うことに拒否感を感じていたメンバーだが、次第に地球を守る使命に目覚めることになる。
    
;[[S.M.S]]
 
;[[S.M.S]]
129行目: 120行目:  
:ADWでは忘れられた過去の英雄であり、「呪われし放浪者」として[[WILL|アースWILL]]とともに時を越えてADWにやってきた。アースWILLの代弁者のような立場におり、[[F.S.]]の指示で影からノヴァおよびZEXISを援護していた。正体を明かした後は正式にZEXIS入りする。
 
:ADWでは忘れられた過去の英雄であり、「呪われし放浪者」として[[WILL|アースWILL]]とともに時を越えてADWにやってきた。アースWILLの代弁者のような立場におり、[[F.S.]]の指示で影からノヴァおよびZEXISを援護していた。正体を明かした後は正式にZEXIS入りする。
   −
;人民解放軍第303独立愚連隊
+
;[[人民解放軍第303独立愚連隊]]
 
:『[[交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい]]』にて[[ホランド・ノヴァク]]らが所属している部隊。ADWではほぼ原作と同様の立ち位置で、国連に所属する軍属の傭兵部隊となっている。
 
:『[[交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい]]』にて[[ホランド・ノヴァク]]らが所属している部隊。ADWではほぼ原作と同様の立ち位置で、国連に所属する軍属の傭兵部隊となっている。
 
:その流れでZEXISに参加することになるが、私的な目的にかられて中盤で離脱し、敵に回る。『再世篇』ではZEXISにつかず離れずの形で協力することになる。
 
:その流れでZEXISに参加することになるが、私的な目的にかられて中盤で離脱し、敵に回る。『再世篇』ではZEXISにつかず離れずの形で協力することになる。
:エウレカとレントンは第303独立愚連隊が離脱後も個人の意思でZEXISに協力する
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:[[エウレカ・ズィータ]]と[[レントン・サーストン]]は第303独立愚連隊が離脱後も個人の意思でZEXISに協力する
    
;[[ZEUTH]]
 
;[[ZEUTH]]
 
:前作の自軍部隊。「[[呪われし放浪者]]」として[[カラミティ・バース]]をきっかけに、ADWへと次々と転移してくる。「利害を超えて世界の危機に立ち向かうスーパーロボットの寄せ集め部隊」という点でZEXISとZEUTHはまったく同じ理念なため、二つの部隊は自然と合流することになった
 
:前作の自軍部隊。「[[呪われし放浪者]]」として[[カラミティ・バース]]をきっかけに、ADWへと次々と転移してくる。「利害を超えて世界の危機に立ち向かうスーパーロボットの寄せ集め部隊」という点でZEXISとZEUTHはまったく同じ理念なため、二つの部隊は自然と合流することになった
   −
==== [[地球連邦軍]] ====
+
=== [[地球連邦軍]] ===
 
『破界篇』ではそれぞれの国家がそれぞれの軍隊をもっており、それぞれの利権で行動しているが、国家が所有する軍隊として露出が多いのはやはり三大国家同盟勢力の各軍であり、
 
『破界篇』ではそれぞれの国家がそれぞれの軍隊をもっており、それぞれの利権で行動しているが、国家が所有する軍隊として露出が多いのはやはり三大国家同盟勢力の各軍であり、
 
『再世篇』ではそれがそのまま地球連邦軍の主要な構成となる。
 
『再世篇』ではそれがそのまま地球連邦軍の主要な構成となる。
151行目: 142行目:  
:OZと似たような立ち位置であるがゆえにライバル関係にあり、『再世篇』序盤ではいがみ合っている様子がうかがえる。この権力争いは最終的にアロウズが勝利しOZは解体。OZの戦力の一部はアロウズに接収されることになる。
 
:OZと似たような立ち位置であるがゆえにライバル関係にあり、『再世篇』序盤ではいがみ合っている様子がうかがえる。この権力争いは最終的にアロウズが勝利しOZは解体。OZの戦力の一部はアロウズに接収されることになる。
   −
==== 安全保障軍 ====
+
=== アークセイバー ===  
多元世界における日本を守っている組織の1つ。
  −
 
  −
『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』の同名組織が元ネタ。なお、ダイ・ガード原作では安全保障軍とは別に「[[自衛隊]]」が存在しており、二つの組織の複雑な関係性が暗に描かれていたが、この点は本作では特に語られない。
  −
 
  −
==== [[ミスリル]] ====
  −
『破界篇』『再世篇』では直接登場しなかったものの、物語の裏で活動していた。
  −
 
  −
==== [[グレート・アクシオン]] ====
  −
[[新帝国インペリウム]]の所属する巨大戦艦で、インペリウムの軍隊にして国土そのもの。そして[[ガイオウ]]が座する玉座でもある。多数の次元獣を兵力として保有し、気に食わない相手がいる国を灰燼と化すおそるべき凶軍。
  −
 
  −
==== アークセイバー ====  
   
[[聖インサラウム王国]]の精鋭騎士団。スフィアリアクターを持つ機体[[聖王機ジ・インサー]]を中心に、それを守護する親衛隊、そして無数の人造次元獣によって構成されている。
 
[[聖インサラウム王国]]の精鋭騎士団。スフィアリアクターを持つ機体[[聖王機ジ・インサー]]を中心に、それを守護する親衛隊、そして無数の人造次元獣によって構成されている。
   172行目: 152行目:  
:『第2次Z』における'''[[カイメラ|変態部隊]]'''担当。[[FB隊員|ファイヤバグ隊員]]はほぼ全員が社会不適合者で人間性のかけらも持たないクズばかり。隊長である[[マリリン・キャット]]にだけは「姫」と呼んで崇拝しているが、その様子は忠誠心というよりはアイドルのグルーピーに近い。わかりやすく言えば'''[[テンザン・ナカジマ|戦えるキモヲタ]]をもっとひどくした連中'''である。
 
:『第2次Z』における'''[[カイメラ|変態部隊]]'''担当。[[FB隊員|ファイヤバグ隊員]]はほぼ全員が社会不適合者で人間性のかけらも持たないクズばかり。隊長である[[マリリン・キャット]]にだけは「姫」と呼んで崇拝しているが、その様子は忠誠心というよりはアイドルのグルーピーに近い。わかりやすく言えば'''[[テンザン・ナカジマ|戦えるキモヲタ]]をもっとひどくした連中'''である。
   −
==== 世界解放戦線(W.L.F.)====
+
=== その他 ===
『破界篇』で登場する本作オリジナル設定のテロ組織。様々なテロ組織からもあぶれた連中の寄せ集めのような組織で、それゆえに思想が各個人でバラバラ。それでいて自分の理念のみには盲目的で市民の犠牲もいとわない過激な連中が集まっている。
+
;安全保障軍
 +
:多元世界における日本を守っている組織の1つ。『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』の同名組織が元ネタ。なお、原作では安全保障軍とは別に[[自衛隊]]が存在しており、二つの組織の複雑な関係性が暗に描かれていたが、この点は本作では特に語られない。
   −
このようなチンピラの寄り合いのような組織がある程度の脅威をもっていることの背景には、自らの目的を達成する手ごまとしてここを影から支援してる黒幕の存在があったが、黒幕が手を引いた『再世篇』においても残党が活動を継続している。
+
;[[ミスリル]]
 +
:『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場した秘密部隊。『破界篇』『再世篇』ともに直接登場しなかったものの、『第2次Z』の物語の裏で活動していた。
   −
==== [[ギシン帝国]] ====
+
;[[グレート・アクシオン]]
大規模な勢力を持つ銀河帝国であり、過去のスパロボに登場したときはその規模の大きさから、他のアニメの異星人軍を束ねる同盟として登場することが多かったが、本作では独立した強敵として登場する。[[ズール皇帝]]は「[[黒の英知]]」に触れた人物の一人で、[[スフィア]]や[[スパイラルネメシス]]についても深いレベルで把握している本作のキーパーソン。それゆえに地球を放置できぬ星として特別視している。
+
:[[新帝国インペリウム]]の所属する巨大戦艦で、インペリウムの軍隊にして国土そのもの。そして[[ガイオウ]]が座する玉座でもある。多数の次元獣を兵力として保有し、気に食わない相手がいる国を灰燼と化すおそるべき凶軍。
   −
ギシン帝国とその皇帝のズール自体は、『破界篇』で倒される。だがしかし…
+
;世界解放戦線(W.L.F.)
 +
:『破界篇』で登場する本作オリジナル設定のテロ組織。様々なテロ組織からあぶれた連中の寄せ集めのような組織で、それゆえに思想が各個人でバラバラ。それでいて自分の理念のみには盲目的で市民の犠牲もいとわない過激な連中が集まっている。
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:このようなチンピラの寄り合いのような組織がある程度の脅威をもっていることの背景には、自らの目的を達成する手ごまとしてここを影から支援してる黒幕の存在があったが、黒幕が手を引いた『再世篇』においても残党が活動を継続している。
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==== [[Dr.ヘル一派]] ====
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;[[ギシン帝国]]
世界征服を狙うDr.ヘルの私兵部隊であり、地中海の[[バードス島]]が本拠地。自らの野望に必要な[[光子力]]を入手するため、執拗にマジンガーZと光子力研究所を狙う。そして例によって、マジンガーZが参加しているZEXISを狙うことになる。
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:大規模な勢力を持つ銀河帝国であり、過去のスパロボに登場したときはその規模の大きさから、他のアニメの[[星間連合|異星人軍]]を束ねる同盟として登場することが多かったが、本作では独立した強敵として登場する。[[ズール皇帝]]は「[[黒の英知]]」に触れた人物の一人で、[[スフィア]]や[[スパイラルネメシス]]についても深いレベルで把握している本作のキーパーソン。それゆえに地球を放置できぬ星として特別視している。
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:ギシン帝国とズール皇帝自体は、『破界篇』で倒される。だがしかし…
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本作ではマジンガーZの完成前の時点から、[[機械獣]]を使って破壊活動を行う国際テロ組織として活動しており、わりと世界的知名度がある様子をうかがえる。『破界篇』ではギシン帝国と一時的に同盟を結んでいた。
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;[[Dr.ヘル一派]]
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:世界征服を狙うDr.ヘルの私兵部隊であり、地中海の[[バードス島]]が本拠地。自らの野望に必要な[[光子力]]を入手するため、執拗にマジンガーZと光子力研究所を狙う。そして例によって、マジンガーZが参加しているZEXISを狙うことになる。
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:本作ではマジンガーZの完成前の時点から、[[機械獣]]を使って破壊活動を行う国際テロ組織として活動しており、わりと世界的知名度がある様子をうかがえる。『破界篇』ではギシン帝国と一時的に同盟を結んでいた。
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:Dr.ヘル一派はこれまでのスパロボでは“序盤を支える賑やかし”というイメージで描かれているが、本作では「[[黒の英知]]」に関わる組織の1つとして二部構成の最後の最後まで存在感を放つ強敵として描かれる。
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Dr.ヘル一派は多くのスパロボでは“序盤を支える賑やかし”というイメージで描かれているが、本作では「[[黒の英知]]」に関わる組織の1つとして二部構成の最後の最後まで存在感を放つ強敵として描かれる。
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;[[獣人]]
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:暗黒大陸の地上を支配する獣人たちの軍団で、[[螺旋王]]たる[[ロージェノム]]によって率いられている。主要兵器は[[ガンメン]]。人間狩りを目的としており、暗黒大陸の人類は獣人から逃れるために地底で隠れ住むしかなかった。
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:カラミティ・バースで暗黒大陸が解放されてからは、外の世界の人類の抹殺も目的として世界各地に侵攻を始める。『破界篇』の終盤に壊滅。
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:「黒の英知」に関わる組織の1つで、それらの要素との関連性を匂わせる台詞・会話がみられる。
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==== [[獣人]]軍 ====
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;[[イノベイター]]
暗黒大陸の地上を支配する獣人たちの軍団で、[[螺旋王]]たる[[ロージェノム]]によって率いられている。主要兵器は[[ガンメン]]。人間狩りを目的としており、暗黒大陸の人類は獣人から逃れるために地底で隠れ住むしかなかった。
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:
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;[[レッドショルダー]]
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:
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;[[ロボットマフィア]]
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:[[ブランチ]]率いる犯罪組織。『再世篇』から姿を見せる。
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カラミティ・バースで暗黒大陸が解放されてからは、外の世界の人類の抹殺も目的として世界各地に侵攻を始める。『破界篇』の終盤に壊滅。
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;[[暗黒の信者]]
 
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:
「黒の英知」に関わる組織の1つ。
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;[[ワイズマン]]の秘密結社
 
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:『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の黒幕。『再世篇』中盤から暗躍。
==== [[イノベイター]] ====
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:原作同様、表立って軍事組織のように動くのではなく、既存の組織を影から操ることに徹している。様々な組織に干渉し、世界の戦争の流れを裏から操ろうとするこの「意思」の真意とは如何に…?
 
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:「黒の英知」に関わる組織の1つ。その情報戦術でアロウズとイノベイターを壊滅寸前に追い込んでいる。
==== [[レッドショルダー]] ====
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==== [[ブランチ|ロボットマフィア]] ====
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==== [[暗黒の信者]] ====
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====[[ワイズマン]]の秘密結社====
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『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の黒幕。本作では『再世篇』中盤から暗躍。
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原作同様、表立って軍事組織のように動くのではなく、既存の組織を影から操ることに徹している。様々な組織に干渉し、世界の戦争の流れを裏から操ろうとするこの「意思」の真意とは如何に…?
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「黒の英知」に関わる組織の1つ。その情報戦術でアロウズとイノベイターを壊滅寸前に追い込んでいる。
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;[[バアル]]
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:多くの人物らが揃って口にする謎の存在。
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====バアル====
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== 関連人物 ==
 
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*[[エルガン・ローディック]]
=== 関連人物 ===
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*[[ガイオウ]]
;[[エルガン・ローディック]]
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=== 関連用語 ===
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== 関連用語 ==
 
*[[次元獣]]
 
*[[次元獣]]
 
*[[カラミティ・バース]]
 
*[[カラミティ・バース]]
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*[[UCW]]
 
*[[UCW]]
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==資料リンク==
   
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[[Category:世界観]]
 
[[Category:世界観]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]

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