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その正体は[[デビルガンダム]]に完全に侵される前の[[キョウジ・カッシュ]]が、デビルガンダムとの交戦で死亡したネオドイツ代表の[[ガンダムファイター]]、シュバルツ・ブルーダー(以下「真シュバルツ」))の肉体に[[DG細胞]]を植付け、自分には出来なくなってしまったデビルガンダムの暴走を止める策として誕生させた生体[[アンドロイド]]である。つまり真シュバルツとキョウジは'''別人である'''が、キョウジのデータが組み込まれたDG細胞で肉体が修復されたため、覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」となった。真シュバルツの駆使するゲルマン忍術が強化されて高い身体能力を発揮するうえ、強靭な精神力(DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、[[東方不敗マスター・アジア]]同様に食い止めている)とキョウジの知性を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。
 
その正体は[[デビルガンダム]]に完全に侵される前の[[キョウジ・カッシュ]]が、デビルガンダムとの交戦で死亡したネオドイツ代表の[[ガンダムファイター]]、シュバルツ・ブルーダー(以下「真シュバルツ」))の肉体に[[DG細胞]]を植付け、自分には出来なくなってしまったデビルガンダムの暴走を止める策として誕生させた生体[[アンドロイド]]である。つまり真シュバルツとキョウジは'''別人である'''が、キョウジのデータが組み込まれたDG細胞で肉体が修復されたため、覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」となった。真シュバルツの駆使するゲルマン忍術が強化されて高い身体能力を発揮するうえ、強靭な精神力(DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、[[東方不敗マスター・アジア]]同様に食い止めている)とキョウジの知性を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。
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DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅した。
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DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅する。
    
シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Brueder)という名前は[[ドイツ語]]でそれぞれ「黒」「兄弟」を意味する。なお「黒い兄弟」だとschwarzen Brueder。
 
シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Brueder)という名前は[[ドイツ語]]でそれぞれ「黒」「兄弟」を意味する。なお「黒い兄弟」だとschwarzen Brueder。
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[[声優]]はキョウジ役の堀秀行氏であるが、シュバルツとキョウジが同時に登場することもあったため、『Gガンダム』放送当時は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[クワトロ・バジーナ]]や『[[聖戦士ダンバイン]]』の[[黒騎士]]、『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[グラハム・エーカー|ミスター・ブシドー]]らのような明らかに同一人物だと分かるパターンとは異なり、視聴者側はキョウジとなんらかの関係があることは推測できるものの、詳細は謎に包まれた存在であった。ちなみに漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンと出会うなり、「兄さんじゃないのか?」と疑われた。
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[[声優]]はキョウジ役の堀秀行氏であるが、シュバルツとキョウジが同時に登場することもあったため、『Gガンダム』放送当時は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[クワトロ・バジーナ]]や『[[聖戦士ダンバイン]]』の[[黒騎士]]、『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ミスター・ブシドー]]らのような明らかに同一人物だと分かるパターンとは異なり、視聴者側はキョウジとなんらかの関係があることは推測できるものの、詳細は謎に包まれた存在であった。ちなみに漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンと出会うなり、「兄さんじゃないのか?」と疑われた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
キャラクター設定や原作の彼の結末故か、[[東方不敗]]のように生存フラグが用意される機会が現時点では少なく、[[IMPACT]][[64]]を除いた殆どのSRWシリーズで原作同様の結末を迎えてしまう。自軍として使えるのも[[スポット参戦]]時のみの場合が多く、不遇の扱いである。
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キャラクター設定や原作の彼の結末故か、[[東方不敗]]のように生存フラグが用意される機会が現時点では少なく、『[[IMPACT]]』と『[[64]]』を除いた殆どのSRWシリーズで原作同様の結末を迎えてしまう。自軍として使えるのも[[スポット参戦]]時のみの場合が多く、不遇の扱いである。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;シュバルツ・ブルーダー(真シュバルツ)
 
;シュバルツ・ブルーダー(真シュバルツ)
:新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となる。素顔はキョウジとは似つかぬ初老の老人。設定上でも正体は明らかにされていないが、外伝に登場する第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒではないかという説がある。
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:新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となる。素顔はキョウジとは似つかぬ初老の男。設定上でも正体は明らかにされていないが、外伝に登場する第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒではないかという説がある。
 
;[[キョウジ・カッシュ]]
 
;[[キョウジ・カッシュ]]
:もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの全人格が移しこまれている。ただシュバルツは「キョウジ」と3人称で呼んでいるので、別の存在と認識しているのだろう。シュバルツの命はキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]]の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。[[IMPACT]]では2人とも助かる。
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:もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの全人格が移しこまれている。ただシュバルツは「キョウジ」と3人称で呼んでいるので、別の存在と認識しているのだろう。シュバルツの命はキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]]の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。『[[IMPACT]]』では2人とも助かる。
 
;[[ドモン・カッシュ]]
 
;[[ドモン・カッシュ]]
 
:コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤、シュバルツが正体を明かした際に彼がドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知ったドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
 
:コピー元の弟。デビルガンダムを止めてくれる存在として期待していたことがうかがえる。終盤、シュバルツが正体を明かした際に彼がドモンと父ライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知ったドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。
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=== [[富野作品]] ===
 
=== [[富野作品]] ===
 
;[[ギャリソン時田]]
 
;[[ギャリソン時田]]
:[[A]]では、[[ギアナ高地]]で[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を[[東方不敗]]の攻撃から庇って負傷し、[[破嵐万丈|万丈]]の命令で彼によって病院に搬送される。
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:[[A]]』では、[[ギアナ高地]]で[[ドモン・カッシュ|ドモン]]を[[東方不敗]]の攻撃から庇って負傷し、[[破嵐万丈|万丈]]の命令で彼によって病院に搬送される。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[飛影]]
 
;[[飛影]]
:[[忍者]]繋がりか、[[IMPACT]]で助けられた。
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:[[忍者]]繋がりか、『[[IMPACT]]』で助けられる。
 
;[[ロミナ・ラドリオ]]
 
;[[ロミナ・ラドリオ]]
 
:シュバルツ登場時、伝説の戦士と間違われる。一応忍者は忍者だが……。
 
:シュバルツ登場時、伝説の戦士と間違われる。一応忍者は忍者だが……。
 
;[[イネス・フレサンジュ]]
 
;[[イネス・フレサンジュ]]
:[[A]]にて、ランタオ島での[[デビルガンダム]]のコア破壊イベントの際に「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。お互い分岐中に部隊と会い、合流時にシュバルツはいなくなるので、ナデシコが[[火星]]にいる時点で会っていたとしか思えない展開となる。
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:[[A]]』にて、ランタオ島での[[デビルガンダム]]のコア破壊イベントの際に「細かい事は、後でイネス先生にでも聞くのだな……」と言っている。お互い分岐中に部隊と会い、合流時にシュバルツはいなくなるので、ナデシコが[[火星]]にいる時点で会っていたとしか思えない展開となる。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[デューク・フリード]]
 
;[[デューク・フリード]]
:[[IMPACT]]では[[ベガ星連合軍]]との決戦で激昂し、自分を見失いそうになっていた彼を一喝する。戦闘終了後は、冷静さを取り戻した彼の様子に安堵していた。
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:[[IMPACT]]』では[[ベガ星連合軍]]との決戦で激昂し、自分を見失いそうになっていた彼を一喝する。戦闘終了後は、冷静さを取り戻した彼の様子に安堵する。
 
;[[アラン・イゴール]]
 
;[[アラン・イゴール]]
:[[J]]では協力関係にある。[[64]]では戦力になるという理由で、動向を許可した。
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:[[J]]』では協力関係にある。『[[64]]』では戦力になるという理由で、動向を許可する。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「そんなことはどうでもいい!!」
 
;「そんなことはどうでもいい!!」
:何処から出てきたとツッコミを入れられても、この一言で一蹴する。ある意味、Gガンダムのノリを象徴する台詞とも言える。
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:何処から出てきたとツッコミを入れられても、この一言で一蹴する。ある意味、『Gガンダム』のノリを象徴する台詞とも言える。
 
;「ふっ、この雑魚共が!」
 
;「ふっ、この雑魚共が!」
 
:[[ゾンビ兵]]をうろたえさせるほどの気迫。
 
:[[ゾンビ兵]]をうろたえさせるほどの気迫。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「うむ……ドイツ語ならなんとか……」
 
;「うむ……ドイツ語ならなんとか……」
:[[F完結編]]にて[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]の残したスウェーデン語の手紙を読めないかと聞かれて。<br />何気に自称ドイツ人のくせにドイツ語が'''なんとか読める'''レベルである事は当時のアンソロジーでも突っ込まれていた(まぁ、キョウジは日本人だからある意味当然かもしれないが…)。
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:[[F完結編]]』にて[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]の残したスウェーデン語の手紙を読めないかと聞かれて。<br />何気に自称ドイツ人のくせにドイツ語が'''なんとか読める'''レベルである事はアンソロジーコミックでも突っ込まれている(まぁ、キョウジは日本人だからある意味当然かもしれないが…)。
 
;「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」
 
;「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」
:[[64]]中盤、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、[[シャッフル同盟]]に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。
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:[[64]]』中盤、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、[[シャッフル同盟]]に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。
 
;「私もムゲゾルバドス帝国との戦いに参加する、それだけのこと その戦いに比べれば私の正体など問題ではあるまい」
 
;「私もムゲゾルバドス帝国との戦いに参加する、それだけのこと その戦いに比べれば私の正体など問題ではあるまい」
:[[64]]OZルートにて、アランが連れてきて、忍らにそれを指摘され、ドモンに聞かれた際、断言する。
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:『64』OZルートにて、アランが連れてきて、忍らにそれを指摘され、ドモンに聞かれた際、断言する。
 
;「死して屍を残さぬのが忍…だが、使命を果たすまでは死ぬな、か」<br />「…同じ忍者に助けられた命…今一度、燃やしてみせよう!」
 
;「死して屍を残さぬのが忍…だが、使命を果たすまでは死ぬな、か」<br />「…同じ忍者に助けられた命…今一度、燃やしてみせよう!」
:[[IMPACT]]にて[[飛影]]に救出された際の台詞。
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:[[IMPACT]]』にて[[飛影]]に救出された際の台詞。
 
:余談だが、[[スーパーロボット大戦UX|後の作品]]にてシュバルツやキョウジと[[日野道生|声が似ている男]]が[[飛影]]の[[零影|対となる忍者]]を[[イルボラ・サロ|駆る男]]に命を救われることになる。
 
:余談だが、[[スーパーロボット大戦UX|後の作品]]にてシュバルツやキョウジと[[日野道生|声が似ている男]]が[[飛影]]の[[零影|対となる忍者]]を[[イルボラ・サロ|駆る男]]に命を救われることになる。
 
;「デューク・フリード、恐ろしいのは敵ではない…激情に己を見失う事だぞ!」
 
;「デューク・フリード、恐ろしいのは敵ではない…激情に己を見失う事だぞ!」
:[[IMPACT]]終盤、[[ズリル長官|ズリル]]からの暴言に激昂し、冷静さを失ったデュークを一喝する。
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:『IMPACT』終盤、[[ズリル長官|ズリル]]からの暴言に激昂し、冷静さを失ったデュークを一喝する。
 
;「私はシュバルツ・ブルーダー。この地球圏に戦いの有る限り、これからも変わりません。では、これにて御免…」
 
;「私はシュバルツ・ブルーダー。この地球圏に戦いの有る限り、これからも変わりません。では、これにて御免…」
:[[IMPACT]]終盤で、[[ライゾウ・カッシュ|カッシュ博士]]から素性を問われての返答。カッシュ博士もシュバルツの意思を尊重し、これ以上追求する事は無かった。
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:『IMPACT』終盤で、[[ライゾウ・カッシュ|カッシュ博士]]から素性を問われての返答。カッシュ博士もシュバルツの意思を尊重し、これ以上追求する事は無かった。
 
;「後悔の念と、自分自身に対する怒り、事故を起こした訓練施設への恨み…最後にはすべてが水に溶けるように消えた…違うか?」
 
;「後悔の念と、自分自身に対する怒り、事故を起こした訓練施設への恨み…最後にはすべてが水に溶けるように消えた…違うか?」
:[[A]]のギアナ高地にて、[[竜崎一矢|一矢]]に明鏡止水にどう開眼したかの経歴を確認して。
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:[[A]]』のギアナ高地にて、[[竜崎一矢|一矢]]に明鏡止水にどう開眼したかの経歴を確認して。
 
;「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」
 
;「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」
:[[J]]「ブレンパワード」にて、デビルガンダムを燻り出し、満を持して登場したシュバルツだが、いざ戦闘開始となるとこの台詞と共に去っていく。ミナトからも突っ込まれる。「お前も戦え」と思ったプレイヤーも多いだろう。
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:[[J]]』「ブレンパワード」にて、デビルガンダムを燻り出し、満を持して登場したシュバルツだが、いざ戦闘開始となるとこの台詞と共に去っていく。ミナトからも突っ込まれる。「お前も戦え」と思ったプレイヤーも多いだろう。
    
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