50行目: |
50行目: |
| **この後に「アクエリオンEVOL」の世界が融合したことで状況がさらに変転する。 | | **この後に「アクエリオンEVOL」の世界が融合したことで状況がさらに変転する。 |
| ***新生時空震動によりUCWは「時獄」に囚われ、あらゆる命が吸い尽くされようとした。この時は神話型アクエリオンによって食い止められたが、引き換えにアポロと頭翅が落命。彼らは後に転生することになるが、アポロの魂は頭翅の闇の転生であるミカゲによって分断され、片方がアマタとなる。また、これによって「アクエリオン」世界の地球が真っ二つに分裂し、片方がアルテア界となり、もう片方のヴェーガは時空崩壊で別世界と融合した。 | | ***新生時空震動によりUCWは「時獄」に囚われ、あらゆる命が吸い尽くされようとした。この時は神話型アクエリオンによって食い止められたが、引き換えにアポロと頭翅が落命。彼らは後に転生することになるが、アポロの魂は頭翅の闇の転生であるミカゲによって分断され、片方がアマタとなる。また、これによって「アクエリオン」世界の地球が真っ二つに分裂し、片方がアルテア界となり、もう片方のヴェーガは時空崩壊で別世界と融合した。 |
− | ***旧ZEUTH・旧ZEXISのメンバー達からディーバのエレメントたちやザンボットチーム、ブルーフィクサー、スコート・ラボなどに関する記憶が消失。呪われし放浪者の枷が徐々に表面化し始める。 | + | ***旧ZEUTH・旧ZEXISのメンバー達からディーバのエレメントたちやザンボットチーム、ブルーフィクサー、スコート・ラボなどに関する記憶が消失。後にこれは[[ガドライト・メオンサム]]によるものだったことが判明。 |
− | *新たな多元世界での戦いにおいて、さらに「いがみ合う双子」「沈黙の巨蟹」の二つのスフィアが聖戦に参加。これにより、12個中しし座・おとめ座・おひつじ座・てんびん座・みずがめ座・やぎ座・ふたご座・かに座、ここにアサキムのひとつを加え、9つのスフィアが確認されたことになる。 | + | **新たな多元世界が「エタニティ・フラット」と呼ばれる状況に陥る。これは、世界の絶対時間の経過が停止するという現象であり、隔絶された次元における限定的法則操作による。これが「時獄」であり、完全に完成するとその宇宙は緩やかな滅びに向かって転がり落ちていくことになる。なお、片割れである「天獄」については不明。 |
− | *初代Zの時点から続いてきた、1億2000年の時間の環「時獄」が最終ループに突入。「根源的な災厄」「神話の果ての終焉」が現実味を帯び始める。--> | + | *新たな多元世界での戦いにおいて、さらに「いがみ合う双子」「沈黙の巨蟹」の二つのスフィアが聖戦に参加。これにより、12個中[[ガンレオン|しし座]]・[[バルゴラ・グローリー|おとめ座]]・[[アリエティス|おひつじ座]]・[[リ・ブラスタ|てんびん座]]・[[聖王機ジ・インサー|みずがめ座]]・[[シュロウガ|やぎ座]]・[[ジェミニア|ふたご]][[ジェニオン|座]]・[[尸逝天|かに座]]、ここにアサキムのひとつを加え、9つのスフィアが確認されたことになる。 |
| + | *初代Zの時点から続いてきた、1億2000年の時間の環「時獄」が最終ループに突入。「根源的な災厄」「神話の果ての終焉」が現実味を帯び始める。 |
| + | **現在のZ世界は「太陽の時代」に当たる。これはマヤの終末予言にある「獣の時代、水の時代、風の時代、火の時代、太陽の時代」と同じ意味であるが、ただのカレンダーだったあちらと違いこちらはZ世界の構成を意味する。 |
| + | ***獣の時代から3つの時代を経て太陽の時代に至ると、その時代の終わりがすなわち12000年の環の終焉となる。これを一部の人間は「太陽が沈む」と評し、太古の昔からそれに備えていくつもの計画が実行されてきた。それがラグナロクの接続であり、人類補完計画であり、イノベイターの覚醒である。 |
| + | **パラダイムシティにおいて、世界をリセットする「システム」が再起動。「メトロポリス」の最終章を読み、全てを知って絶望したエンジェルが[[ビッグヴィヌス]]を覚醒、すべてのメモリーが抹消されかけるが、ロジャーの交渉によって阻止される。 |
| + | *[[シャア・アズナブル]]により、[[アクシズ]]落としが実行される。これは、その是非が世界そのものを左右する……つまりシャアが特異点であり、アクシズが大特異点であったため、アクシズ落としによって逆に人々の意識をそこに集め、時空修復で時獄の檻を破るのが目的。もう一人の特異点である[[フル・フロンタル]]により妨害されかけるが、最終的に時空修復は成功した。 |
| + | *アンチスパイラルにより、「根源的な災厄」の正体が「スパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒り」であることが判明。この「ナニモノカ」は、太陽の時代を生きる生命体が進化から「シンカ」に差し掛かる(「グレンラガン」の原作的にいうと螺旋力が一定以上まで高まる)のを感知すると、その宇宙のすべてを滅却することでスパイラルネメシスを阻止するという。これが「根源的な災厄」であり、「宇宙の生命究極の敵」であり、「神の怒り」である。ガイオウ達次元将の敵たる「神」はこの「ナニモノカ」であり、アサキムを呪縛した「彼ら」もこの「ナニモノカ」である。 |
| + | *時獄の檻の崩壊に先んずる形で「サイデリアルの鬼宿」を名乗る男・[[尸空]]がZ-BLUEの前に出現、交戦の後撤退。直後に檻は崩壊し、結果時空を異にする二つの地球が出会うこととなった。 |
| + | **なお、この現象はネオ・ディーバにて[[不動ZEN]]が所有する「双星の書」に記されていた。--> |
| | | |
| | | |
69行目: |
77行目: |
| :無印Zのはるか古から延々と続いてきた、1億2000年周期で訪れる無限平行世界の分離・再融合の繰り返しのこと。Zの時点では時空振動弾発動→時空崩壊で融合→黒歴史に突入して分岐→どこかの世界で時空振動弾発動……というループだったが、ZEUTHにより切断。だが、これによって閉ざされていた可能性、特にアクエリオンと天翅族の因果が解放され、時獄篇の時点では後述の黒歴史がスラングとなるほど未来の時系列……つまり「EVOL」の世界が時間の環に組み込まれ、さらに時間の環それ自体が最後の一周に突入しているらしい。つまり時間の環には次の周回がなく、その末端に存在するのが「根源的な災厄」の訪れによる「神話の果ての終焉」であろうと考えられる。 | | :無印Zのはるか古から延々と続いてきた、1億2000年周期で訪れる無限平行世界の分離・再融合の繰り返しのこと。Zの時点では時空振動弾発動→時空崩壊で融合→黒歴史に突入して分岐→どこかの世界で時空振動弾発動……というループだったが、ZEUTHにより切断。だが、これによって閉ざされていた可能性、特にアクエリオンと天翅族の因果が解放され、時獄篇の時点では後述の黒歴史がスラングとなるほど未来の時系列……つまり「EVOL」の世界が時間の環に組み込まれ、さらに時間の環それ自体が最後の一周に突入しているらしい。つまり時間の環には次の周回がなく、その末端に存在するのが「根源的な災厄」の訪れによる「神話の果ての終焉」であろうと考えられる。 |
| ;「御使い」 | | ;「御使い」 |
− | :太極の使徒と目されるナニモノカ。この存在に関する記憶あるいは記録を[[ガンレオン]]が封印している。 | + | :太極の使徒と目されるナニモノカ。聖戦の裏で「ソルの記憶」を集め、全ての宇宙に何らかの干渉を行おうとしているらしい。この存在に関する記憶あるいは記録を[[ガンレオン]]が封印している。 |
| :初代Zにおいて、[[両翅]]がガンレオン・バルゴラを指して「御使い」と呼称しているため、スフィア・リアクター=太極に至り得る者を指しているとも考えられる。 | | :初代Zにおいて、[[両翅]]がガンレオン・バルゴラを指して「御使い」と呼称しているため、スフィア・リアクター=太極に至り得る者を指しているとも考えられる。 |
| ;「彼ら」 | | ;「彼ら」 |
− | :聖戦の裏で「ソルの記憶」を集め、全ての宇宙に何らかの干渉を行おうとしているらしい。全ての宇宙の終焉たる[[スパイラルネメシス]]と共にやって来るという。[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の魂を呪縛したのもこの存在。「御使い」とは厳密には別の存在であるらしい。 | + | :全ての宇宙の終焉たる[[スパイラルネメシス]]と共にやって来るという存在。[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の魂を呪縛したのもこの存在。<!-- 正体は次元将の敵である「神」。--> |
| ;「烙印(スティグマ)」 | | ;「烙印(スティグマ)」 |
| :放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。ただし、与えられる明確な条件は未だ不明。 | | :放浪者に刻まれているという罪人の証。大規模な時空震動の場に居合わせ、さらに次元の枠を越えた者に与えられる。強度が存在し、時空震動の中心点に近ければ近いほど強くなる。ただし、与えられる明確な条件は未だ不明。 |
85行目: |
93行目: |
| :エスターや葵の出身世界では「なかったことにしたい過去」というスラングで使われている。つまり、第2次Zの多元世界の中に、Zの多元世界の遙か未来の世界があるとも考えられる。であるならば、時獄篇で参戦した「アクエリオンEVOL」あたりがその「Zの多元世界の遙か未来の世界」になるのだろうか? | | :エスターや葵の出身世界では「なかったことにしたい過去」というスラングで使われている。つまり、第2次Zの多元世界の中に、Zの多元世界の遙か未来の世界があるとも考えられる。であるならば、時獄篇で参戦した「アクエリオンEVOL」あたりがその「Zの多元世界の遙か未来の世界」になるのだろうか? |
| ;真戦 | | ;真戦 |
− | :次元将が黒歴史を指して言い習わす呼称。 | + | :次元将が黒歴史を指して言い習わす呼称。時獄篇によれば「『シンカ』を遂げた高次存在同士の戦い」であるらしい。 |
| ;[[黒の英知]] | | ;[[黒の英知]] |
| :正確には「クロノエイチ」で漢字は当て字。砕け散った太極の欠片。スフィアに深く共鳴した者が垣間見る全能の智恵であるが、その中にはZシリーズの生命体に関連する「根源的な災厄」に関する記述がある。過去にこれを垣間見た者達により、インサラウムなど一部には文献としてその一端が記されている。初代Zの「[[黒歴史]]」はこの一部。 | | :正確には「クロノエイチ」で漢字は当て字。砕け散った太極の欠片。スフィアに深く共鳴した者が垣間見る全能の智恵であるが、その中にはZシリーズの生命体に関連する「根源的な災厄」に関する記述がある。過去にこれを垣間見た者達により、インサラウムなど一部には文献としてその一端が記されている。初代Zの「[[黒歴史]]」はこの一部。 |
93行目: |
101行目: |
| :正体不明。ソルの記憶と同じものと思われる。もしくはスフィアの別称か。 | | :正体不明。ソルの記憶と同じものと思われる。もしくはスフィアの別称か。 |
| ;根源的な災厄 | | ;根源的な災厄 |
− | :Zシリーズの生命体の行く末に待つという災厄。これとの遭遇は次元の壁を越え、あらゆる世界を巻き込んで全てを滅ぼすという。[[イノベイター]]を初めとする人類の革新は、この災厄に対抗する大きな力となるという。諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されている。エルガンやシャルル、ワイズマンの言動からすると、どうも「人類の革新」「人類の意思統一」がこれに対抗する大きな力となるようだが、詳細は不明。 | + | :Zシリーズの生命体の行く末に待つという災厄。これとの遭遇は次元の壁を越え、あらゆる世界を巻き込んで全てを滅ぼすという。 |
| + | :[[イノベイター]]を初めとする人類の革新は、この災厄に対抗する大きな力となるという。諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されている。エルガンやシャルル、ワイズマンの言動からすると、どうも「人類の革新」「人類の意思統一」がこれに対抗する大きな力となるようだが、詳細は不明。 |
| + | <!-- :その正体はスパイラルネメシスではなく、'''それを恐れるナニモノカの怒りによる滅亡'''である。この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。--> |
| ;神話の果ての終焉 | | ;神話の果ての終焉 |
− | :時獄篇において、太極に近しいもの達が「根源的な災厄」の訪れをさして言い習わす呼称。 | + | :時獄篇において、太極に近しいもの達が世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。 |
| ;[[バアル]] | | ;[[バアル]] |
− | :Zシリーズの生命体共通の敵。根源的な災厄が迫ると、その前触れであるかのように行動を開始する。どこかの世界の竜馬やゲッター軍団、アポロニアス、バジュラ達はこのバアルと戦っていた。また、彼らが戦った相手の中には[[ズール皇帝]]もいるが、彼はバアルとは異なる。 | + | :Zシリーズの生命体共通の敵。現在判明しているのはインベーダー、宇宙怪獣。根源的な災厄が迫ると、その前触れであるかのように行動を開始する。どこかの世界の竜馬やゲッター軍団、アポロニアス、バジュラ達はこのバアルと戦っていた。また、彼らが戦った相手の中には[[ズール皇帝]]もいるが、彼はバアルとは異なる。 |
| ;次元将 | | ;次元将 |
| :遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、内の一人が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。 | | :遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、内の一人が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。 |
106行目: |
116行目: |
| | | |
| === 陰陽と星座との関係 === | | === 陰陽と星座との関係 === |
− | 『[[スフィア]]』の名称が「[[黄道十二星座]]」に対応したものだが、大極の「陰陽」に当て嵌めると以下の通り(陰陽説では旧月で当て嵌める)。 | + | 『[[スフィア]]』の名称は「[[黄道十二星座]]」に対応したものだが、大極の「陰陽」に当て嵌めると以下の通り(陰陽説では旧月で当て嵌める)。 |
| | | |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
121行目: |
131行目: |
| | 5月 || 4月 || 陰 || 女 || −(負) || 牡牛座 || | | | 5月 || 4月 || 陰 || 女 || −(負) || 牡牛座 || |
| |- | | |- |
− | | 6月 || 5月 || 陽 || 男 || +(正) || 双子座 || | + | | 6月 || 5月 || 陽 || 男 || +(正) || 双子座 || <!--[[ガドライト・メオンサム]]<BR/>→[[ヒビキ・カミシロ]]--> |
| |- | | |- |
− | | 7月 || 6月 || 陰 || 女 || −(負) || 蟹座 || | + | | 7月 || 6月 || 陰 || 女 || −(負) || 蟹座 || <!--[[尸空]]--> |
| |- | | |- |
| | 8月 || 7月 || 陽 || 男 || +(正) || 獅子座 || [[ランド・トラビス]] | | | 8月 || 7月 || 陽 || 男 || +(正) || 獅子座 || [[ランド・トラビス]] |
138行目: |
148行目: |
| |} | | |} |
| | | |
− | この通り、リアクターと陰陽の割り振りはほぼ一致している。
| + | この通り、リアクターと陰陽の割り振りはほぼ一致している<!--が、尸空の登場で崩れている-->。 |
| | | |
| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;[[スフィア]] | | ;[[スフィア]] |
− | :『傷だらけの獅子』、『悲しみの乙女』『偽りの黒羊』、『揺れる天秤』、『尽きぬ水瓶』、『知りたがる山羊』がゲーム中で登場している。黄道十二星座をモチーフにしており、「十二の鍵」と同一の可能性がある。 | + | :『傷だらけの獅子』、『悲しみの乙女』、『偽りの黒羊』、『揺れる天秤』、『尽きぬ水瓶』、『知りたがる山羊』、『いがみ合う双子』、『沈黙の巨蟹』がゲーム中で登場している。黄道十二星座をモチーフにしており、「十二の鍵」と同一の可能性がある。 |
| ;無限獄 | | ;無限獄 |
| :太極に対し大罪を犯してしまうと、[[不老不死]]となってしまい平行世界をさまよい続ける運命を背負うことになる。「無限獄」はアサキムが呼称したものだが、他にも「烙印(スティグマ)を押された者」「[[呪われし放浪者]]」といった呼び方もあり、呼び方については一定していない。解放されるには贖罪を完遂するか、太極に至る必要がある。ただし前者の場合、元の世界に戻ることはほぼ不可能となる。 | | :太極に対し大罪を犯してしまうと、[[不老不死]]となってしまい平行世界をさまよい続ける運命を背負うことになる。「無限獄」はアサキムが呼称したものだが、他にも「烙印(スティグマ)を押された者」「[[呪われし放浪者]]」といった呼び方もあり、呼び方については一定していない。解放されるには贖罪を完遂するか、太極に至る必要がある。ただし前者の場合、元の世界に戻ることはほぼ不可能となる。 |