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38 バイト除去 、 2014年1月5日 (日) 11:53
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*[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]]
 
*[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]]
 
*分類:[[マキナ]]・バレルシリーズ
 
*分類:[[マキナ]]・バレルシリーズ
*頭頂高:19.1 m
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*頭頂高:19.1m
*[[全長一覧|全高]]:21 m
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*[[全長一覧|全高]]:21m
*重量:51.27 t
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*重量:51.27t
*[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]:電力
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*[[動力]]:電力
 
*装甲材質:ニューロカーボン・ナノセラミック
 
*装甲材質:ニューロカーボン・ナノセラミック
 
*MMI:電脳(原作漫画版では城崎天児の脳)
 
*MMI:電脳(原作漫画版では城崎天児の脳)
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*メカニックデザイン:清水栄一
 
*メカニックデザイン:清水栄一
   −
[[鉄のラインバレル]]の主人公機。二本の角と牙のような顔面という「鬼」を想起させる外見が特徴。
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[[鉄のラインバレル]]の主人公機。2本の角と牙のような顔面という「鬼」を想起させる外見が特徴。
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城崎天児によって造られた[[マキナ]]の一つで、本編の世界に転移した際、落下地点にいた浩一を死なせてしまう。その際、[[ファクター]]である城崎絵美の願いによって浩一をファクターとして蘇生させ、己が主とした。
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城崎天児によって造られた[[マキナ]]の1つで、本編の世界に転移した際、落下地点にいた浩一を死なせてしまう。その際、[[ファクター]]である城崎絵美の願いによって浩一をファクターとして蘇生させ、己が主とした。
    
当初は本来のファクターである絵美による外部制御が優先されており、新たなファクターである浩一はラインバレルを動かすためだけの存在、という側面が強かった。しかし、彼が友人である矢島の死をきっかけにファクターとして完全に覚醒した瞬間、絵美の制御を離れた上に封印されていた武器を解放、名実ともに浩一の半身となった。
 
当初は本来のファクターである絵美による外部制御が優先されており、新たなファクターである浩一はラインバレルを動かすためだけの存在、という側面が強かった。しかし、彼が友人である矢島の死をきっかけにファクターとして完全に覚醒した瞬間、絵美の制御を離れた上に封印されていた武器を解放、名実ともに浩一の半身となった。
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=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
   
マキナの原則を無視した行動について、中盤で衝撃の事実が明かされている。それは、ラインバレルには電脳が存在せず、代わりに開発者である[[城崎天児]]の脳が組み込まれ、その意志によって制御されていたということである。よってラインバレルはマキナの原則を無視した、「人間的」な行動を取ることが出来たのである。
 
マキナの原則を無視した行動について、中盤で衝撃の事実が明かされている。それは、ラインバレルには電脳が存在せず、代わりに開発者である[[城崎天児]]の脳が組み込まれ、その意志によって制御されていたということである。よってラインバレルはマキナの原則を無視した、「人間的」な行動を取ることが出来たのである。
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ちなみに、「ラインバレル」とは「境界・可能性の枝」を意味する「Line」と「多くの」を意味する「Barrel」を合わせた造語である。また、アニメ版のファイナルフェイズ発動時にモニターに表示された文字列は、上部に「LINE~」、下部に「'''B'''iogenous '''A'''rmament '''R'''evivity '''R'''avager '''E'''nergized '''L'''ifeform Sustainer」となっている。
 
ちなみに、「ラインバレル」とは「境界・可能性の枝」を意味する「Line」と「多くの」を意味する「Barrel」を合わせた造語である。また、アニメ版のファイナルフェイズ発動時にモニターに表示された文字列は、上部に「LINE~」、下部に「'''B'''iogenous '''A'''rmament '''R'''evivity '''R'''avager '''E'''nergized '''L'''ifeform Sustainer」となっている。
   −
==登場作品と操縦者==
+
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
:アニメ版設定で登場。当初は原作の展開を反映して浩一ともども[[NPC]]扱いと言う異例の展開。正式参戦後はファクター技能による自動回復と高い攻撃力を生かし、ボスキラーとして活躍してくれる。その一方でザコ集団相手への継戦能力は他のマキナ勢と比べると低めで、強制出撃されるマップも多いことからある程度の改造を意識しないとそのマップのボスユニットと対峙する前に落とされがちでもある。
 
:アニメ版設定で登場。当初は原作の展開を反映して浩一ともども[[NPC]]扱いと言う異例の展開。正式参戦後はファクター技能による自動回復と高い攻撃力を生かし、ボスキラーとして活躍してくれる。その一方でザコ集団相手への継戦能力は他のマキナ勢と比べると低めで、強制出撃されるマップも多いことからある程度の改造を意識しないとそのマップのボスユニットと対峙する前に落とされがちでもある。
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:また、名前に「幾つもの可能性というラインを重ね、具現したカタチ」という新たな意味が持たされている。
 
:また、名前に「幾つもの可能性というラインを重ね、具現したカタチ」という新たな意味が持たされている。
   −
==装備・機能==
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== 装備・機能 ==
===武装・[[必殺武器]]===
+
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;太刀
 
;太刀
 
:両腕に装着された日本刀。ラインバレルの「マキナ」としての力である。なお、原作漫画版10巻では[[プリテンダー]]を撃墜する際にヴァーダントから投げ渡された太刀を使用している。
 
:両腕に装着された日本刀。ラインバレルの「マキナ」としての力である。なお、原作漫画版10巻では[[プリテンダー]]を撃墜する際にヴァーダントから投げ渡された太刀を使用している。
 +
:;太刀二刀流
 +
::刀を両方抜き放ち、連続で斬りつけた後十文字に両断する。UXでは攻撃終了後、右手の刀の峰で肩を叩くポーズがある(これは原作二巻144~145ページの見開きの再現)。
 
;エグゼキューター(射撃)
 
;エグゼキューター(射撃)
 
:テールスタビライザーに搭載されたビーム砲。ラインバレルの「マキナ殺し」としての力である。本来はビームを放つ射撃武器なのだが、実際にこの用法で使用されるケースは当初浩一が知らなかった事もあって少ない。
 
:テールスタビライザーに搭載されたビーム砲。ラインバレルの「マキナ殺し」としての力である。本来はビームを放つ射撃武器なのだが、実際にこの用法で使用されるケースは当初浩一が知らなかった事もあって少ない。
 
:原作漫画版ではテールスタビライザーを修理するために一時的に取り外した後、グラン・ネイドル戦で予備カートリッジを搭載する形で手持ちで本武装を使用している場面があり、弾数制はここから来た物とも言える。
 
:原作漫画版ではテールスタビライザーを修理するために一時的に取り外した後、グラン・ネイドル戦で予備カートリッジを搭載する形で手持ちで本武装を使用している場面があり、弾数制はここから来た物とも言える。
 
:また、テールスタビライザーに固定したまま使用することも可能で原作漫画版ではヴァーダントとの戦闘時に不意打ちとして使用している。
 
:また、テールスタビライザーに固定したまま使用することも可能で原作漫画版ではヴァーダントとの戦闘時に不意打ちとして使用している。
;太刀二刀流
+
:;エグゼキューター(最大出力)/(斬撃)
:刀を両方抜き放ち、連続で斬りつけた後十文字に両断する。UXでは攻撃終了後、右手の刀の峰で肩を叩くポーズがある(これは原作二巻144~145ページの見開きの再現)。
+
::リミットを解除してmode-Cを一時的に起動、機体各部を展開。「マキナ殺し」の力を一時的に解放、エグゼキューターで巨大な刀身を形成し、相手を切り裂く。アニメ11話でヤオヨロズとヘリオスを粉砕した落下斬りの再現。UXでは「斬撃」表記になり、一直線型の[[MAP兵器]]版が追加。
;エグゼキューター(最大出力) / (斬撃)
+
::原作では最初に使用した際怒りでフル稼働してしまった為、遙か遠方にあるレインボーブリッジを切り裂くほどの長さになっている他、刀身が安定していなかった。また、最大出力で展開するため本編通して3回しか使っていない(初使用時、オペレーション・スーパーノヴァ、ヒトマキナ丙型戦)。
:リミットを解除してmode-Cを一時的に起動、機体各部を展開。「マキナ殺し」の力を一時的に解放、エグゼキューターで巨大な刀身を形成し、相手を切り裂く。アニメ11話でヤオヨロズとヘリオスを粉砕した落下斬りの再現。UXでは「斬撃」表記になり、一直線型のMAP兵器版が追加。
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:原作では最初に使用した際怒りでフル稼働してしまった為、遙か遠方にあるレインボーブリッジを切り裂くほどの長さになっている他、刀身が安定していなかった。また、最大出力で展開するため本編通して三回しか使っていない(初使用時、オペレーション・スーパーノヴァ、ヒトマキナ丙型戦)。
   
;オーバーライド
 
;オーバーライド
 
:mode-B(オーバードライブ)を一時的に起動、実体を残すほどの超高速連続転送によって敵機を翻弄し、切り刻む。フィニッシュデモでは6体のラインバレルが八方から切り刻み、本体だけが納刀、分身が消えた後本体もオーバーライドで離脱する。本来は絵美搭乗時の能力であるが、後に浩一も使用可能となった。原作漫画版では負荷軽減のためのカウンターナノマシンは絵美にしか使えなかったが(後にラインバレルの真のファクターになった浩一も使用可能になった)、アニメ版では浩一も問題なく使える。
 
:mode-B(オーバードライブ)を一時的に起動、実体を残すほどの超高速連続転送によって敵機を翻弄し、切り刻む。フィニッシュデモでは6体のラインバレルが八方から切り刻み、本体だけが納刀、分身が消えた後本体もオーバーライドで離脱する。本来は絵美搭乗時の能力であるが、後に浩一も使用可能となった。原作漫画版では負荷軽減のためのカウンターナノマシンは絵美にしか使えなかったが(後にラインバレルの真のファクターになった浩一も使用可能になった)、アニメ版では浩一も問題なく使える。
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:イベントシーンで使用される装備というか特殊能力。これを浴びたマキナはラインバレルに対し、破壊衝動を抱くほどの恐怖(=殺さないと殺される)を覚えることになる。また、コピーであるアルマはこれを受けると完全に機能がマヒしてしまう。
 
:イベントシーンで使用される装備というか特殊能力。これを浴びたマキナはラインバレルに対し、破壊衝動を抱くほどの恐怖(=殺さないと殺される)を覚えることになる。また、コピーであるアルマはこれを受けると完全に機能がマヒしてしまう。
   −
===[[特殊能力]]===
+
=== [[特殊能力]] ===
 
;剣装備
 
;剣装備
 
:ラインバレルに装備されている太刀で[[切り払い]]を発動。
 
:ラインバレルに装備されている太刀で[[切り払い]]を発動。
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:UXで所持。ファクターの仕様変更に伴い追加された。
 
:UXで所持。ファクターの仕様変更に伴い追加された。
   −
===移動タイプ===
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=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
:Lでは[[飛行]]可能だが[[地形適性|地形適応]]はB。オーバーライドを発動させれば移動には困らないがPUを組む際には注意。10段階[[改造]]で空適性は改善される。
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:Lでは[[飛行]]可能だが[[地形適応]]はB。オーバーライドを発動させれば移動には困らないがPUを組む際には注意。10段階[[改造]]で空適性は改善される。
 
:UXでは飛行不可能だが、2段階目以降の機体ボーナスで空適応を得られる。
 
:UXでは飛行不可能だが、2段階目以降の機体ボーナスで空適応を得られる。
   −
===[[サイズ]]===
+
=== [[サイズ]] ===
 
;M
 
;M
   −
 
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== 機体[[BGM]] ==
==[[BGM|機体BGM]]==
   
;「鬼帝の剣」
 
;「鬼帝の剣」
 
:LでのデフォルトBGM。
 
:LでのデフォルトBGM。
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:UXでのデフォルトBGM。
 
:UXでのデフォルトBGM。
   −
==対決==
+
== 対決 ==
 
=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
 
;対[[イダテン]]:追い詰められるディスィーブを救援すべく満を持して登場。性能頼りの素人戦法とはいえナーブクラックの援護もあり、見事撤退に追い込む。
 
;対[[イダテン]]:追い詰められるディスィーブを救援すべく満を持して登場。性能頼りの素人戦法とはいえナーブクラックの援護もあり、見事撤退に追い込む。
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;対[[ヴァーダント]]:[[森次玲二|森次]]離反時の戦い。圧倒的な経験の差から、手も足も出ず撃破される。だが……。
 
;対[[ヴァーダント]]:[[森次玲二|森次]]離反時の戦い。圧倒的な経験の差から、手も足も出ず撃破される。だが……。
 
;対[[グラン・ネイドル]]:テルミノ・クレメンティアにおける「ラインバレル」の最終戦。
 
;対[[グラン・ネイドル]]:テルミノ・クレメンティアにおける「ラインバレル」の最終戦。
      
== 名場面 ==
 
== 名場面 ==
 
=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
 
;覚醒せし「鬼」
 
;覚醒せし「鬼」
:2巻より。矢島の仇を討つべく執拗にハグレマキナを攻撃する浩一だが、事態収拾を急ぐ特務室に撃破されてしまう。復仇の機会を逃した浩一は逆上し、ラインバレルのさらなる力を解放する。機体各部が展開し、右手に握られた「それ」は、既存の兵器を凌駕するビーム兵器。赫怒の咆哮と共に放たれた一撃は外れ、遙かに離れていたレインボーブリッジを真っ二つに両断した……。
+
:2巻より。矢島の仇を討つべく執拗にハグレマキナを攻撃する浩一だが、事態収拾を急ぐ特務室に撃破されてしまう。復仇の機会を逃した浩一は逆上し、ラインバレルのさらなる力を解放する。機体各部が展開し、右手に握られた「それ」は、既存の兵器を凌駕するビーム兵器。赫怒の咆哮と共に放たれた一撃は外れ、遙かに離れていたレインボーブリッジを真っ二つに両断した……
 
;正義の味方、登場
 
;正義の味方、登場
 
:2巻より。沢渡率いるアルマ部隊に追い詰められ、窮地に瀕したディスィーブ。しかし、彼らが一斉攻撃を受けようとしたまさにその瞬間、上から降って来た機体がアルマを真っ二つにして降り立つ。鬼を想起させるその白き巨人の名は、ラインバレル。マキナの常識すら凌駕する桁外れの性能は、アルマ部隊をものの数分で蹴散らし、見事に事態を収拾した。
 
:2巻より。沢渡率いるアルマ部隊に追い詰められ、窮地に瀕したディスィーブ。しかし、彼らが一斉攻撃を受けようとしたまさにその瞬間、上から降って来た機体がアルマを真っ二つにして降り立つ。鬼を想起させるその白き巨人の名は、ラインバレル。マキナの常識すら凌駕する桁外れの性能は、アルマ部隊をものの数分で蹴散らし、見事に事態を収拾した。
 +
 
=== アニメ版 ===
 
=== アニメ版 ===
 
;ファイナルフェイズ発動
 
;ファイナルフェイズ発動
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:そんな中、地下にいた絵美は何とかラインバレルを動かせないかと四苦八苦していたが、浩一はそんな彼女に、ラインバレルに頼らずに自分の力で戦う、と断言。現れたエコーに素手で殴りかかるが、エコーの反撃を横から割り込んだ何かが止めた。それは、眠りについていたはずのラインバレルであった。一時的な覚醒とはいえ「マキナ殺し」の二つ名に偽りはなく、その力は現世に焼付いた己の影共を鎧袖一触に殲滅。『正義の味方』に相応しい活躍を見せ、物語のトリを飾った。
 
:そんな中、地下にいた絵美は何とかラインバレルを動かせないかと四苦八苦していたが、浩一はそんな彼女に、ラインバレルに頼らずに自分の力で戦う、と断言。現れたエコーに素手で殴りかかるが、エコーの反撃を横から割り込んだ何かが止めた。それは、眠りについていたはずのラインバレルであった。一時的な覚醒とはいえ「マキナ殺し」の二つ名に偽りはなく、その力は現世に焼付いた己の影共を鎧袖一触に殲滅。『正義の味方』に相応しい活躍を見せ、物語のトリを飾った。
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=== スパロボシリーズの名場面 ===
+
== スパロボシリーズの名場面 ==
 
;「正義の味方」ここに誕生す
 
;「正義の味方」ここに誕生す
 
:L37話「鋼鉄の華」より。死闘の果てにセントラルを破壊した[[LOTUS]]だが、その影響により次元回廊が歪み始めてしまい、このままではこの世界と[[高蓋然性世界]]が量子レベルで崩壊し、一つに混ざり合ってしまう。何としてもそれは防がねばならない。浩一が[[ラインバレル]]で回廊の穴の破壊を引き受けるが、それを破壊するだけの膨大なエネルギーが必要であるコトに加え、成功したとしてもラインバレルは時空の狭間に彷徨うという無謀な賭けだった。しかし、浩一は言う。「それでもこの世界とみんなを守りたい」と。
 
:L37話「鋼鉄の華」より。死闘の果てにセントラルを破壊した[[LOTUS]]だが、その影響により次元回廊が歪み始めてしまい、このままではこの世界と[[高蓋然性世界]]が量子レベルで崩壊し、一つに混ざり合ってしまう。何としてもそれは防がねばならない。浩一が[[ラインバレル]]で回廊の穴の破壊を引き受けるが、それを破壊するだけの膨大なエネルギーが必要であるコトに加え、成功したとしてもラインバレルは時空の狭間に彷徨うという無謀な賭けだった。しかし、浩一は言う。「それでもこの世界とみんなを守りたい」と。
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:―――始まりは一つの可能性だった。一人一人の想いは、小さな点でしかなかった。だが、それは互いに繋がり、結び合い、可能性という名のラインを描いた。そして、数多のラインは一つに重なり、運命すら変える意志となって具現した。重なり合いカタチとなった、数多の可能性―――その名は、ラインバレル。
 
:―――始まりは一つの可能性だった。一人一人の想いは、小さな点でしかなかった。だが、それは互いに繋がり、結び合い、可能性という名のラインを描いた。そして、数多のラインは一つに重なり、運命すら変える意志となって具現した。重なり合いカタチとなった、数多の可能性―――その名は、ラインバレル。
 
:託された意志を、重なり合う可能性を、己が正義を未来に証明せんと、浩一は渾身の一撃をデウスに叩き込む。その一撃を以ってしてもデウスを倒すことは叶わなかったが、機械仕掛けの神は宣告する。その意志で、その正義で、人間で在り続けることを未来に証明してみせろと。
 
:託された意志を、重なり合う可能性を、己が正義を未来に証明せんと、浩一は渾身の一撃をデウスに叩き込む。その一撃を以ってしてもデウスを倒すことは叶わなかったが、機械仕掛けの神は宣告する。その意志で、その正義で、人間で在り続けることを未来に証明してみせろと。
:一つの未来を勝ち取り、UXは崩壊する空間を脱出する。殿となったラインバレルのコクピットで、浩一は「どんな未来が待っていても、この意志を折りはしない」と決意を固める。そして、一人残された「マキナの神」は、浩一の言葉を、その名を噛みしめるように呟く。どこかの世界で共に在ったもう一人の浩一と同じ、その言葉を。
+
:1つの未来を勝ち取り、UXは崩壊する空間を脱出する。殿となったラインバレルのコクピットで、浩一は「どんな未来が待っていても、この意志を折りはしない」と決意を固める。そして、1人残された「マキナの神」は、浩一の言葉を、その名を噛みしめるように呟く。どこかの世界で共に在ったもう1人の浩一と同じ、その言葉を。
   −
==関連人物==
+
== 関連人物 ==
;[[早瀬浩一]]:[[ファクター]]。彼の成長と感情に応じてラインバレルは力を発揮する。
+
;[[早瀬浩一]]
;[[城崎絵美]]:もう一人のファクター。ラインバレルは彼女を守ろうとするため、搭乗を拒否する。
+
:[[ファクター]]。彼の成長と感情に応じてラインバレルは力を発揮する。
;[[加藤久嵩]]:開発者の息子(原作では助手)。敵対時はラインバレルを求めていたが……。
+
;[[城崎絵美]]
;[[城崎天児]]:開発者。原作漫画版では真のファクター。
+
:もう一人のファクター。ラインバレルは彼女を守ろうとするため、搭乗を拒否する。
;[[ナノ]]、[[マシン]]:原作漫画版に登場したキャラクター。サブ電脳のインターフェースであり、「真のファクター」のサポートを行う。
+
;[[加藤久嵩]]
 +
:開発者の息子(原作では助手)。敵対時はラインバレルを求めていたが……。
 +
;[[城崎天児]]
 +
:開発者。原作漫画版では真のファクター。
 +
;[[ナノ]]、[[マシン]]
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:原作漫画版に登場したキャラクター。サブ電脳のインターフェースであり、「真のファクター」のサポートを行う。
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==関連機体==
+
== 関連機体 ==
;[[ラインバレル mode-B]]:絵美搭乗時の姿。戦闘力は上がったが「マキナ殺し」の力が封じられている。またの名を「ラインバレル・オーバーライド」。
+
;[[ラインバレル mode-B]]
;[[ラインバレル mode-C]]:浩一の怒りが生み出した「マキナ殺し」としての姿。あらゆるマキナを文字通り一掃する。
+
:絵美搭乗時の姿。戦闘力は上がったが「マキナ殺し」の力が封じられている。またの名を「ラインバレル・オーバーライド」。
;[[ラインバレル・アマガツ]]:原作漫画版に登場した、天児の意識によるラインバレル本来の姿。真のファクターたる天児の意志で駆動するため、浩一には制御不可能。本形態では頭部の各部が展開し隠されていた眼が現れ、一つ眼となる。戦闘能力は普段のラインバレル以上だが、燃費が悪化したため継戦能力は劣っている。
+
;[[ラインバレル mode-C]]
;プロトタイプ・ラインバレル:初期状態。セントラルの量産型マキナに似ている。
+
:浩一の怒りが生み出した「マキナ殺し」としての姿。あらゆるマキナを文字通り一掃する。
;[[ロストバレル]]:ラインバレル含む「バレルシリーズ」のプロトタイプ。
+
;[[ラインバレル・アマガツ]]
;[[ヴァーダント]]:量産型。森次が乗っているのはその内の1機、ヒトマキナになれなかった機体に過ぎない。
+
:原作漫画版に登場した、天児の意識によるラインバレル本来の姿。真のファクターたる天児の意志で駆動するため、浩一には制御不可能。本形態では頭部の各部が展開し隠されていた眼が現れ、一つ眼となる。戦闘能力は普段のラインバレル以上だが、燃費が悪化したため継戦能力は劣っている。
;[[量産型マキナ|新型アルマ]]:試作型の量産型。プロトタイプから電脳を外した機体。
+
;プロトタイプ・ラインバレル
 +
:初期状態。セントラルの量産型マキナに似ている。
 +
;[[ロストバレル]]
 +
:ラインバレル含む「バレルシリーズ」のプロトタイプ。
 +
;[[ヴァーダント]]
 +
:量産型。森次が乗っているのはその内の1機、ヒトマキナになれなかった機体に過ぎない。
 +
;[[量産型マキナ|新型アルマ]]
 +
:試作型の量産型。プロトタイプから電脳を外した機体。
 
;マキナ:テルミノ・クレメンティアの終了時、次元坑道を彷徨うラインバレルが一瞬だけ遭遇した、ラインバレルに酷似した謎の機体。その正体は、「鉄のラインバレル」の原型作品である「鋼鉄の華」の主人公機であり、遭遇時には「鋼鉄の華」世界の浩一と絵美が搭乗していた。いわば並行世界のラインバレル。ラインバレルと違い顔があり、自意識を持っている。ちなみに意匠は右一つ巴。
 
;マキナ:テルミノ・クレメンティアの終了時、次元坑道を彷徨うラインバレルが一瞬だけ遭遇した、ラインバレルに酷似した謎の機体。その正体は、「鉄のラインバレル」の原型作品である「鋼鉄の華」の主人公機であり、遭遇時には「鋼鉄の華」世界の浩一と絵美が搭乗していた。いわば並行世界のラインバレル。ラインバレルと違い顔があり、自意識を持っている。ちなみに意匠は右一つ巴。
 
:なお、ラインバレルはこの機体をアレンジする形でデザインされている。
 
:なお、ラインバレルはこの機体をアレンジする形でデザインされている。
;ラインバレル・エコー:アニメ版の後日談に当たる「鉄の影」に登場したラインバレルの影。ファクターは不在であり、オーバーライドも使用出来ないが、スペックはオリジナルと同等。復活を遂げた浩一とラインバレルにより全ての機体が撃破された。
+
;ラインバレル・エコー
 +
:アニメ版の後日談に当たる「鉄の影」に登場したラインバレルの影。ファクターは不在であり、オーバーライドも使用出来ないが、スペックはオリジナルと同等。復活を遂げた浩一とラインバレルにより全ての機体が撃破された。
 +
 
 
{{DEFAULTSORT:らいんはれる}}
 
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[[Category:登場メカら行]]
 
[[Category:登場メカら行]]
 
[[Category:鉄のラインバレル]]
 
[[Category:鉄のラインバレル]]
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