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| :小ネタ的な部分に目を向けると、[[スキルパーツ]]として'''「ハザード愛用水虫薬」'''が入手できる他。[[中断メッセージ]]にて[[ドッグ・タック]]との掛け合い(と[[次回予告]]パロ)が披露されている。青野武氏が既に鬼籍に入っているため、ライブラリ出演となっているが、見事に会話が成立していて全く違和感がない(ちなみに、ドッグ役の谷口節氏も本作発売前に鬼籍に入っている)。 | | :小ネタ的な部分に目を向けると、[[スキルパーツ]]として'''「ハザード愛用水虫薬」'''が入手できる他。[[中断メッセージ]]にて[[ドッグ・タック]]との掛け合い(と[[次回予告]]パロ)が披露されている。青野武氏が既に鬼籍に入っているため、ライブラリ出演となっているが、見事に会話が成立していて全く違和感がない(ちなみに、ドッグ役の谷口節氏も本作発売前に鬼籍に入っている)。 |
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− | ==UXにおけるハザードの暗躍== | + | == UXにおけるハザードの暗躍 == |
| [[シン・アスカ]]や[[碇シンジ]]のように、UXにおけるハザードもまた'''[[スパロボ補正]]を受けたキャラクターの代表格'''であり、UXのテーマである'''「可能性の集合」'''―その意味を本作で最も体現している人物であると言える。 | | [[シン・アスカ]]や[[碇シンジ]]のように、UXにおけるハザードもまた'''[[スパロボ補正]]を受けたキャラクターの代表格'''であり、UXのテーマである'''「可能性の集合」'''―その意味を本作で最も体現している人物であると言える。 |
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| 序盤から[[エルシャンク]]や自軍を姑息な搦め手で貶め、一度は[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]の告発等によって逮捕される。だが、後に脱獄して[[人類軍]]の総司令となり返り咲くと、それまで以上の極悪ぶりを発揮していくようになる。条件次第では生存するとはいえ、別作品のネームドキャラである[[小楯衛|衛]]や[[来主操|操]]を直接死に追いやり、小[[ミール]]のみならず[[東京]]に[[核ミサイル|核]]を打ち込もうとしたり(しかもその罪を[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に着せて殺害しようとした)、脱獄する際に連れてきた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を'''特攻兵器に仕立て上げた機体に乗せて[[特攻]]させる'''など、物語の序盤から終盤まで悪逆非道の限りを尽くす。まさに'''「悪の主役」'''といっても過言でない存在(ある意味[[K]]の[[ギル・バーグ]]を髣髴とさせるが、それ以上の暴れぶり)である。原作のようなどこか憎めない愛嬌が感じられるのは、戦闘時の台詞など僅かな部分のみで下記にもある原作でのコミカルな振る舞いや言動は殆ど無く、その代わりにプレイヤーの気勢を削ぎ、怒りを買うようなイベントをこれでもかと挿入してくる。それ故に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]を初めとする原作キャラは勿論、全版権キャラの怨敵となり、一部のプレイヤーからは'''「第二の[[三輪防人|三輪]]」'''あるいは「むしろ'''三輪長官がキレて自軍に味方する'''レベル」などと評される。 | | 序盤から[[エルシャンク]]や自軍を姑息な搦め手で貶め、一度は[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]の告発等によって逮捕される。だが、後に脱獄して[[人類軍]]の総司令となり返り咲くと、それまで以上の極悪ぶりを発揮していくようになる。条件次第では生存するとはいえ、別作品のネームドキャラである[[小楯衛|衛]]や[[来主操|操]]を直接死に追いやり、小[[ミール]]のみならず[[東京]]に[[核ミサイル|核]]を打ち込もうとしたり(しかもその罪を[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に着せて殺害しようとした)、脱獄する際に連れてきた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を'''特攻兵器に仕立て上げた機体に乗せて[[特攻]]させる'''など、物語の序盤から終盤まで悪逆非道の限りを尽くす。まさに'''「悪の主役」'''といっても過言でない存在(ある意味[[K]]の[[ギル・バーグ]]を髣髴とさせるが、それ以上の暴れぶり)である。原作のようなどこか憎めない愛嬌が感じられるのは、戦闘時の台詞など僅かな部分のみで下記にもある原作でのコミカルな振る舞いや言動は殆ど無く、その代わりにプレイヤーの気勢を削ぎ、怒りを買うようなイベントをこれでもかと挿入してくる。それ故に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]を初めとする原作キャラは勿論、全版権キャラの怨敵となり、一部のプレイヤーからは'''「第二の[[三輪防人|三輪]]」'''あるいは「むしろ'''三輪長官がキレて自軍に味方する'''レベル」などと評される。 |
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− | ハザードの悪役としての器は完全に原作のそれを凌駕しており、スパロボ史上における地球人の悪役の中でも、その外道ぶりはトップクラスである。真に邪神である[[ナイア]]と並ぶ'''「UX真の敵」'''と言っても過言では無い。また、彼はナイアとは違って特別な背景(特殊な出自や、先天的あるいは後天的な特殊能力等)を持たない普通の人間でありながら、飽くなき野望と数々の非道な行為によってラスボス格へと上り詰めた、スパロボ史上において屈指の立身出世と活躍を(悪しき方向へ)したキャラクターでもある。様々な場面でUXを危機に追い込んだハザードだが、UXとの最初の戦いで逮捕された直後に[[加藤機関]]による全世界への核攻撃が行われてしまい、終盤であてにしていた[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]の計画は2度目の戦いで戦死した後[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]に横取りされてしまう等、仮にUXに勝ったとしても後に起こる事態はハザードが収拾できるものではなかった。どの道「ハザードは破滅するしかなかった」と言う何とも皮肉な話だが、UX世界の仕組みを考えるとこれは「事象」に弄ばれていたとも見る事ができ、彼に命を奪われた衛や操が他のループで生き残る可能性があるのに対し、ハザードは、どんなにあがいても可能性を掴むことなく表舞台から退場する役割しか用意されていなかったとも言える。 | + | ハザードの悪役としての器は完全に原作のそれを凌駕しており、スパロボ史上における地球人の悪役の中でも、その外道ぶりはトップクラスである。真に邪神である[[ナイア]]と並ぶ'''「UX真の敵」'''と言っても過言では無い。また、彼はナイアとは違って特別な背景(特殊な出自や、先天的あるいは後天的な特殊能力等)を持たない普通の人間でありながら、飽くなき野望と数々の非道な行為によってラスボス格へと上り詰めた、スパロボ史上において屈指の立身出世と活躍を(悪しき方向へ)したキャラクターでもある。<br/>様々な場面でUXを危機に追い込んだハザードだが、UXとの最初の戦いで逮捕された直後に[[加藤機関]]による全世界への核攻撃が行われてしまい、終盤であてにしていた[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]の計画は2度目の戦いで戦死した後[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]に横取りされてしまう等、仮にUXに勝ったとしても後に起こる事態はハザードが収拾できるものではなかった。どの道「ハザードは破滅するしかなかった」と言う何とも皮肉な話だが、UX世界の仕組みを考えるとこれは「事象」に弄ばれていたとも見る事ができ、彼に命を奪われた衛や操が他のループで生き残る可能性があるのに対し、ハザードは、どんなにあがいても可能性を掴むことなく表舞台から退場する役割しか用意されていなかったとも言える。 |
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| + | 横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など、スパロボ参戦作品では『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人|三輪長官]]の同類のようにも見える男だが、'''三輪長官は曲りなりにも最後まで地球を防衛せんとしていた'''事とは対照的に、ハザードは早々に敵に寝返り嬉々として[[地球]]侵略に協力、かつ自分の利権しか頭に無いという点が三輪長官とは根本的に異なる。<br />また、力押しだけで無能な三輪長官に対し、ハザードは策謀家としてはかなり優れており、なおかつ自己保身も巧い。<br />UXのハザードが「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」と言われるのはこれらの違いからきているのだろう。但し、「己の目的の為に他者の命を平然と犠牲にする」という点に関しては見事共通している。<br />なお、三輪は'''原作とは異なり自分が死亡する'''点で稀有なキャラであるが、ハザードは版権キャラでありながら'''[[小楯衛|他の版権キャラ]]の直接的死因となる'''(一応回避可能ではあるが)という、スパロボにおいて非常に稀な役割を果たす。どちらにおいても、スパロボでより悪役らしくフィーチャーされた点であろうか。 |
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| なお、本作のライターである岸本みゆき氏は製品版をプレイしたところ、原作以上の悪役となってしまったハザードに関しては'''「やりすぎた」'''と述懐している。 | | なお、本作のライターである岸本みゆき氏は製品版をプレイしたところ、原作以上の悪役となってしまったハザードに関しては'''「やりすぎた」'''と述懐している。 |
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| ;[[ダミアン]] | | ;[[ダミアン]] |
| :ジョウらと同様に敵対関係で、終盤では彼によってファミール艦が細工された事により窮地に陥る。 | | :ジョウらと同様に敵対関係で、終盤では彼によってファミール艦が細工された事により窮地に陥る。 |
| + | |
| === エルシャンク === | | === エルシャンク === |
| ;[[ロミナ・ラドリオ]] | | ;[[ロミナ・ラドリオ]] |
| :彼女を何度か人質に取った。 | | :彼女を何度か人質に取った。 |
| + | |
| === ザ・ブーム軍 === | | === ザ・ブーム軍 === |
| ;[[アネックス・ザブーム]] | | ;[[アネックス・ザブーム]] |
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| === リアル系 === | | === リアル系 === |
− | ==== ガンダムシリーズ ==== | + | ==== [[ガンダムシリーズ]] ==== |
| ;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]] | | ;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]] |
| :[[IMPACT]]では[[ロンド・ベル]]隊の戦力を利用して[[エルシャンク]]を追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。 | | :[[IMPACT]]では[[ロンド・ベル]]隊の戦力を利用して[[エルシャンク]]を追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。 |
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| ;[[カティ・マネキン]]、[[グラハム・エーカー]]、[[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]、[[アンドレイ・スミルノフ]] | | ;[[カティ・マネキン]]、[[グラハム・エーカー]]、[[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]、[[アンドレイ・スミルノフ]] |
| :UXにおける連邦軍の良識派の軍人たち。彼らにも不信感を抱かれ、アンドレイにいたっては[[特殊戦闘台詞]]でその怒りを顕にしている。 | | :UXにおける連邦軍の良識派の軍人たち。彼らにも不信感を抱かれ、アンドレイにいたっては[[特殊戦闘台詞]]でその怒りを顕にしている。 |
| + | |
| ==== その他 ==== | | ==== その他 ==== |
| ;[[ヘスター・ギャロップ]] | | ;[[ヘスター・ギャロップ]] |
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| ;[[アンノウン・エクストライカーズ]]([[アルティメット・クロス]]) | | ;[[アンノウン・エクストライカーズ]]([[アルティメット・クロス]]) |
| :第一部で世界の敵に仕立て上げ、第二部以降でも[[小楯衛|衛]]を死に追いやった挙句に貶める、北極ミールに核を打ち込んで対話のチャンスを台無しにする、アルカトラズの囚人を人間特攻兵器にしてUXに突っ込ませるなど、あらゆる手を使って苦しめていた。 | | :第一部で世界の敵に仕立て上げ、第二部以降でも[[小楯衛|衛]]を死に追いやった挙句に貶める、北極ミールに核を打ち込んで対話のチャンスを台無しにする、アルカトラズの囚人を人間特攻兵器にしてUXに突っ込ませるなど、あらゆる手を使って苦しめていた。 |
| + | |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「アホが…」 | | ;「アホが…」 |
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| :[[飛影]]によりメインカメラを壊され、部下に怒声を上げるも、[[空魔]]の[[突撃]]によってあっけない最期を遂げる。 | | :[[飛影]]によりメインカメラを壊され、部下に怒声を上げるも、[[空魔]]の[[突撃]]によってあっけない最期を遂げる。 |
| :[[火星]]に戻って戦力を蓄えた後、再び[[地球]]を侵略する「ハザード流地球頂き戦法」は遂げられぬまま、[[ドッグ・タック|副官]]と共に[[宇宙]]の塵と化した。 | | :[[火星]]に戻って戦力を蓄えた後、再び[[地球]]を侵略する「ハザード流地球頂き戦法」は遂げられぬまま、[[ドッグ・タック|副官]]と共に[[宇宙]]の塵と化した。 |
| + | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| ===IMPACT=== | | ===IMPACT=== |
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| ;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」 | | ;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」 |
| :不正の罪で[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となった、と思われていたが… | | :不正の罪で[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となった、と思われていたが… |
| + | |
| ==== 第二部 ==== | | ==== 第二部 ==== |
| ;「そこの女、待て!」<br/>「む…? 女かと思ったら…なんだ、男か」 | | ;「そこの女、待て!」<br/>「む…? 女かと思ったら…なんだ、男か」 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
| ;[[ファミール艦]] | | ;[[ファミール艦]] |
− | :ハザードが搭乗する宇宙航行艦。彼の副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]も同乗している。なお、[[スーパーロボット大戦UX|UX]]では、戦闘時にハザードとドッグとのコミカルな掛け合いが存在している。 | + | :ハザードが搭乗する宇宙航行艦。彼の副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]も同乗している。[[スーパーロボット大戦UX|UX]]では、戦闘時にハザードとドッグとのコミカルな掛け合いが存在している。 |
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− | == [[三輪防人|三輪長官]]との比較 ==
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− | *横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人|三輪長官]]の同類のようにも見える男だが、'''三輪長官は曲りなりにも最後まで地球を防衛せんとしていた'''事とは対照的に、ハザードは早々に敵に寝返り嬉々として[[地球]]侵略に協力、かつ自分の利権しか頭に無いという点が三輪長官とは根本的に異なる。<br />また、力押しだけで無能な三輪長官に対し、ハザードは策謀家としてはかなり優れており、なおかつ自己保身も巧い。<br />UXのハザードが「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」と言われるのはこれらの違いからきているのだろう。但し、「己の目的の為に他者の命を平然と犠牲にする」という点に関しては見事共通している。<br />なお、三輪は'''原作とは異なり自分が死亡する'''点で稀有なキャラであるが、ハザードは版権キャラでありながら'''[[小楯衛|他の版権キャラ]]の直接的死因となる'''(一応回避可能ではあるが)という、スパロボにおいて非常に稀な役割を果たす。どちらにおいても、スパロボでより悪役らしくフィーチャーされた点であろうか。
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| == 備考 == | | == 備考 == |