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| *「ルアフの操る[[ゲベル・ガンエデン]](念を持たない抜け殻のガンエデンを強念で操っている)」 | | *「ルアフの操る[[ゲベル・ガンエデン]](念を持たない抜け殻のガンエデンを強念で操っている)」 |
| *「シヴァーの操るゲベル・ガンエデン(ゴッツォの者がマシヤフを利用してガンエデンを操り、自ら作り出した存在と対峙し、討たれた)」 | | *「シヴァーの操るゲベル・ガンエデン(ゴッツォの者がマシヤフを利用してガンエデンを操り、自ら作り出した存在と対峙し、討たれた)」 |
− | という過去作の大ボスに纏わる因果を一挙に再現。これによって本人の意志とは裏腹に過去作における敗北の流れ(='''これらは全てそれぞれの計画が頓挫した際の姿''')を'''統合・完全再現'''してしまった(身も蓋もない話をすると'''過去のボスに因む敗北フラグを片っ端から立てまくっていた'''。また、この中でノイ・レジセイアに至っては'''OG世界でも実際に再現された因果であり、[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]にも特殊戦闘台詞で指摘されている''')。ダメ押ししておくと、エア・クリスマスの特攻でイングに脱出され、それによって形勢が逆転したという事象は、[[F完結編]]DCルートで[[バスク・オム|バスク]]がシロッコに特攻したイベントの再現であるが、エア・クリスマスがウルトラマンを意識してデザインされたことを考えると、SHOにおける、ウルトラ兄弟の犠牲によってゼストの力が中和された場面の再現と見ることも出来る。このため因果の鎖によって結末が決定され、当然の如くまたも失敗。それも調停者になれず、破滅の運命からも逃げられず、ゴッツォの計画も破れるという散々な結果に終わった。
| + | という過去作の大ボスに纏わる「因」を一挙に再現。これによって本人の意志とは裏腹に過去作における敗北の流れ(='''これらは全てそれぞれの計画が頓挫した際の姿''')を'''統合・完全再現'''してしまった(身も蓋もない話をすると'''過去のボスに因む敗北フラグを片っ端から立てまくっていた'''。また、この中でノイ・レジセイアに至っては'''OG世界でも実際に再現された因果であり、[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]にも特殊戦闘台詞で指摘されている''')。ダメ押ししておくと、エア・クリスマスの特攻でイングに脱出され、それによって形勢が逆転したという事象は、[[F完結編]]DCルートで[[バスク・オム|バスク]]がシロッコに特攻したイベントの再現であるが、エア・クリスマスがウルトラマンを意識してデザインされたことを考えると、SHOにおける、ウルトラ兄弟の犠牲によってゼストの力が中和された場面の再現と見ることも出来る。このため[[因果律|因果の鎖]]によって結末が決定され、当然の如くまたも失敗。それも調停者になれず、破滅の運命からも逃げられず、ゴッツォの計画も破れるという散々な結果に終わった。 |
| さらに言えば、過去作でCPSを使用した際には必ずイングラムが立ちはだかっていた。しかしアダマトロンが出現しても、イングラムの後継であるクォヴレーや彼の他にもいるであろう因果律の番人達が姿を見せなかった(クォヴレーについては下手に派遣すると、逆に身代わり人形として利用されてしまう可能性があったからかもしれないが)ことからすると「運命を覆すほどの存在ではない」と神に判断されているも同然であり、鋼龍戦隊に勝利したとしても間違いなく神に挑んで敗北していただろう(そもそも、このアダマトロンが作り出されること自体が神に決められた運命だった節がある)。逆にCPSの完成に固執せずひたすら裏から手を回していれば、アルテウルとして地球圏を支配することも鋼龍戦隊を接収することもできていただろうし、後々の展開からすれば彼が目的とした霊帝の撃破も叶っていたであろうことを考えると、CPSに手を出したが故に全てを失ってしまったと言える。 | | さらに言えば、過去作でCPSを使用した際には必ずイングラムが立ちはだかっていた。しかしアダマトロンが出現しても、イングラムの後継であるクォヴレーや彼の他にもいるであろう因果律の番人達が姿を見せなかった(クォヴレーについては下手に派遣すると、逆に身代わり人形として利用されてしまう可能性があったからかもしれないが)ことからすると「運命を覆すほどの存在ではない」と神に判断されているも同然であり、鋼龍戦隊に勝利したとしても間違いなく神に挑んで敗北していただろう(そもそも、このアダマトロンが作り出されること自体が神に決められた運命だった節がある)。逆にCPSの完成に固執せずひたすら裏から手を回していれば、アルテウルとして地球圏を支配することも鋼龍戦隊を接収することもできていただろうし、後々の展開からすれば彼が目的とした霊帝の撃破も叶っていたであろうことを考えると、CPSに手を出したが故に全てを失ってしまったと言える。 |
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| MXの[[加持リョウジ|加持]]と[[弐神譲二|弐神]]よろしく演劇に準えてみると、OGのユーゼスは「スーパーヒーロー作戦」「スーパーロボット大戦α」「スーパーロボット大戦α for Dreamcast」における「ユーゼスの物語」の台本を入手し、結末を改変しようと大筋だけ残して改変を加えた上でこれを統合「第2次スーパーロボット大戦OG」という別の劇場で上演。足りない部分は新しい役者(=別作品のオリジナルキャラクター達や新規キャラクター)で代用し、イングラム役に関してはアーマラとイングの二人一役で再現する、という演出をしていたことになる。しかし、手に入れた肝心の台本(=虚憶)は虫食いの穴だらけであり、しかも重要な部分の記述が抜け落ちていたため、残る部分から台本の内容を類推、共通の結末である「ユーゼスの敗北」を覆すべく、色々と台本や配役に裏から手を回していた(=因子の切り替えを試みた)。ところがいざ上演してみると、二人一役の片割れであるイングはアドリブで本来台本にいないはずのクォヴレー役を演じ始め、さらにユーゼス自身が本人役に加え、知らぬ間にシヴァー役を兼任したことで流れが敗北に向かってしまい、結果としてまたも同じ結末で幕を下ろす羽目になった、ということである。 | | MXの[[加持リョウジ|加持]]と[[弐神譲二|弐神]]よろしく演劇に準えてみると、OGのユーゼスは「スーパーヒーロー作戦」「スーパーロボット大戦α」「スーパーロボット大戦α for Dreamcast」における「ユーゼスの物語」の台本を入手し、結末を改変しようと大筋だけ残して改変を加えた上でこれを統合「第2次スーパーロボット大戦OG」という別の劇場で上演。足りない部分は新しい役者(=別作品のオリジナルキャラクター達や新規キャラクター)で代用し、イングラム役に関してはアーマラとイングの二人一役で再現する、という演出をしていたことになる。しかし、手に入れた肝心の台本(=虚憶)は虫食いの穴だらけであり、しかも重要な部分の記述が抜け落ちていたため、残る部分から台本の内容を類推、共通の結末である「ユーゼスの敗北」を覆すべく、色々と台本や配役に裏から手を回していた(=因子の切り替えを試みた)。ところがいざ上演してみると、二人一役の片割れであるイングはアドリブで本来台本にいないはずのクォヴレー役を演じ始め、さらにユーゼス自身が本人役に加え、知らぬ間にシヴァー役を兼任したことで流れが敗北に向かってしまい、結果としてまたも同じ結末で幕を下ろす羽目になった、ということである。 |
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− | しかし、もしこれらの因子を完全に切り替え、計画が成功したとしても、それは即ち因果律改変を意味するため、[[呪われし放浪者|太極の怒りに触れる]]か、[[イングラム・プリスケン|虚空からの]][[クォヴレー・ゴードン|使者]]によって討たれるだろうことは疑いない。あるいは、どこかの世界で計画を成功させたがためにこのような因果に囚われている事も考えられる。いずれにせよ、彼の目的を考えると'''どう足掻いても詰んでいる'''と言えなくもない。
| + | しかし、もしこれらの因子を完全に切り替え、計画が成功したとしても、それは即ち[[因果律]]改変を意味するため、[[呪われし放浪者|太極の怒りに触れる]]か、[[イングラム・プリスケン|虚空からの]][[クォヴレー・ゴードン|使者]]によって討たれるだろうことは疑いない。あるいは、どこかの世界で計画を成功させたがためにこのような因果に囚われている事も考えられる。 |
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| + | しかも、第2次OGでユーゼスがやろうとしたことを読み解いて見ると、「CPSを完成させ、自らにかかわる因果律の持ち主をすべて抹消し、因果律操作で新たな世界を作り出して輪廻から解脱する」というものである。これは、'''スーパーヒーロー作戦で狙ったことと全く同じ'''であった。その上、SHOでは「(恐らくは)自らにかかわる因果律の持ち主をすべて抹消し、因果律操作で造り上げた新たな世界で」解脱の計画を実行していたことを考えると、'''例え計画が成功しても輪廻から逃げられない'''という根本的な読み違いが見えて来る。 |
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| + | いずれにせよ、彼の目的を考えると'''どう足掻いても詰んでいる'''と言えなくもない。 |
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| ==== ラオデキヤとユーゼス ==== | | ==== ラオデキヤとユーゼス ==== |
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| ;「私にバード星へ戻れだと?」<br />「断る。私にどの面を下げてバード星へ帰れと言うのだ?あそこでも同じ扱いを受けることは自明の理だ」<br />「私は地球に残る。まだ大気の浄化を諦めたわけではない。それにこの星には他にも面白い研究対象があるからね…」<br />「ギャバン、浄化するのは地球の大気だけではないのだよ。浄化の対象には地球人も含まれているのだ…」<br />「地球人の凶暴性、ウルトラマン、そしてデビルガンダム…私の汚名を返上するには最高の素材だ…」<br />「クククク…全宇宙に私の才能を示してやる…」 | | ;「私にバード星へ戻れだと?」<br />「断る。私にどの面を下げてバード星へ帰れと言うのだ?あそこでも同じ扱いを受けることは自明の理だ」<br />「私は地球に残る。まだ大気の浄化を諦めたわけではない。それにこの星には他にも面白い研究対象があるからね…」<br />「ギャバン、浄化するのは地球の大気だけではないのだよ。浄化の対象には地球人も含まれているのだ…」<br />「地球人の凶暴性、ウルトラマン、そしてデビルガンダム…私の汚名を返上するには最高の素材だ…」<br />「クククク…全宇宙に私の才能を示してやる…」 |
| :撤収命令が下り、転移装置で独房から本星へ帰るように勧める烈(ギャバン)に。絶望の中でユーゼスは、ウルトラマンへと至る狂気の道を見つけていた。 | | :撤収命令が下り、転移装置で独房から本星へ帰るように勧める烈(ギャバン)に。絶望の中でユーゼスは、ウルトラマンへと至る狂気の道を見つけていた。 |
− | ;「私よりウルトラマンにでも頼んだ方がいいのではないか?彼は地球の救世主だ。きっとこの事態を何とかしてくれるだろう」<br />「私を責めるのはいいが、地球の大気をここまで汚染した責任はどう取るのかね、地球人の諸君?」 | + | ;「私よりウルトラマンにでも頼んだ方がいいのではないか? 彼は地球の救世主だ。きっとこの事態を何とかしてくれるだろう」<br />「私を責めるのはいいが、地球の大気をここまで汚染した責任はどう取るのかね、地球人の諸君?」 |
| :電磁霧を取り除く調査をさせるため独房から出されての物言い。この期に及んで自らの失敗を本質的には認めていないらしい。 | | :電磁霧を取り除く調査をさせるため独房から出されての物言い。この期に及んで自らの失敗を本質的には認めていないらしい。 |
− | ;「ハハハ!それはいい。ウルトラマンに支配されれば、地球の環境は破壊されずに済む」<br />「自分の星すら満足に守れず、他力本願で自分勝手な地球人にはふさわしい支配者だ!」 | + | ;「ハハハ! それはいい。ウルトラマンに支配されれば、地球の環境は破壊されずに済む」<br />「自分の星すら満足に守れず、他力本願で自分勝手な地球人にはふさわしい支配者だ!」 |
| :地球人にウルトラマンへの不信感を植え付けようと、ウルトラマンが地球を支配しようとしていると言うザラブ星人に対して。この会見でザラブ星人から面白いことを言う人間と認識されたことが、ユーゼスが生き永らえることに繋がる。 | | :地球人にウルトラマンへの不信感を植え付けようと、ウルトラマンが地球を支配しようとしていると言うザラブ星人に対して。この会見でザラブ星人から面白いことを言う人間と認識されたことが、ユーゼスが生き永らえることに繋がる。 |
| ;「フ、フフ…そういうことか…そういうことだったのか。何という偶然…これが因果律の成せる業か…」<br />「私の全知識が急速に紡がれていく…それが結集して一つの形になる…私は知っている…」<br />「デビルガンダムはこの私が創り出したモノだったのだ!!」<br />「あとは…クロスゲート・パラダイム・システムを完成させるだけだ…」<br />「だが…時空間のゲートだけを検出する方法が…わからない」 | | ;「フ、フフ…そういうことか…そういうことだったのか。何という偶然…これが因果律の成せる業か…」<br />「私の全知識が急速に紡がれていく…それが結集して一つの形になる…私は知っている…」<br />「デビルガンダムはこの私が創り出したモノだったのだ!!」<br />「あとは…クロスゲート・パラダイム・システムを完成させるだけだ…」<br />「だが…時空間のゲートだけを検出する方法が…わからない」 |
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| :一撃必殺砲で倒された後の呟き。 | | :一撃必殺砲で倒された後の呟き。 |
| ;「私は…地球人の身勝手さ、凶暴さを嫌悪していた…。だが、それを…自分自身で具現化してしまったのか…」<br />「思い出したよ…ギャバン。私もお前と同じく…あの美しい星…あの青く美しい地球を、愛していたのだ…」<br />「だからこそ…自ら志願して地球へ来たのだ、お前と一緒に…」<br />「所詮…私も愚かな人間なのだよ、ギャバン。そして…それを嫌悪したがため…」<br />「光の巨人の力を手に入れて…人間を超えようとした…」 | | ;「私は…地球人の身勝手さ、凶暴さを嫌悪していた…。だが、それを…自分自身で具現化してしまったのか…」<br />「思い出したよ…ギャバン。私もお前と同じく…あの美しい星…あの青く美しい地球を、愛していたのだ…」<br />「だからこそ…自ら志願して地球へ来たのだ、お前と一緒に…」<br />「所詮…私も愚かな人間なのだよ、ギャバン。そして…それを嫌悪したがため…」<br />「光の巨人の力を手に入れて…人間を超えようとした…」 |
− | :かつての相棒との会話。 | + | :かつての相棒との会話。ユーゼスが本当に「超えたかった」のは、「自然を破壊する者達と同じ人間である自分自身」だったのだ……。 |
− | ;「イングラム……お前が言うとおり、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても……」<br />「人々は生きている。そして、世界は存在し続けている……」<br />「'''この宇宙に神など不要なのだ。'''だからこそ……ウルトラマン達は……人間に近い存在であり続ける……」<br />「彼らもまた、我々と同じ存在……銀河の同胞なのだ」 | + | ;「イングラム……お前が言うとおり、この世界に超絶的な力は不要だ。何故なら、そんなものがなくても……」<br />「人々は生きている。そして、世界は存在し続けている……」<br />「この宇宙に神など不要なのだ。だからこそ……ウルトラマン達は……人間に近い存在であり続ける……」<br />「彼らもまた、我々と同じ存在……銀河の同胞なのだ」 |
− | :自身の行いを省み、間違いを悟って。αやOGのユーゼスとはまるで違う人間であることがよくわかる。 | + | :全てを賭した計画は打ち砕かれた。しかし、今のユーゼスにとってゼストの力はもはや不要だった。そんなものがなくても、世界は在り続け、人は生き続けていくのだ。その内の一人として、確かにウルトラマン達は存在していた。 |
| ;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな」<br />「そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…」<br />「今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか……今となっては……もう……どうでもいい」<br />「お前は……イングラム=プリスケンという……一人の地球人だ」<br />「私は……お前が……うらやましい。地球人に受け入れられた……お前がな……」 | | ;「フフ…私は、お前に自分が失ってしまったものを…与えたのかも知れんな」<br />「そして私はお前に…自分自身に負けた…40年前と同じく…」<br />「今の私にはわかる…お前は…お前は私の良心だったのかも知れん…」<br />「本当のユーゼス=ゴッツォはどちらの方だったのか……今となっては……もう……どうでもいい」<br />「お前は……イングラム=プリスケンという……一人の地球人だ」<br />「私は……お前が……うらやましい。地球人に受け入れられた……お前がな……」 |
| :死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。<br />だが、そのイングラムは、後にあまりにも、あまりにも過酷な道を歩むことになる。その向こうには、世界の壁を隔てたもう一人のユーゼスの影が見え隠れしている……。 | | :死に際の台詞。最期にイングラムを人間として認め、哀しき仮面の男は散る。ユーゼスが本当に欲しかったのは、自分を受け入れてくれる誰かだったのかも知れない……。<br />だが、そのイングラムは、後にあまりにも、あまりにも過酷な道を歩むことになる。その向こうには、世界の壁を隔てたもう一人のユーゼスの影が見え隠れしている……。 |
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| :撃墜時の台詞だが、戦闘中の台詞にしてはかなりの長さを誇り、大友氏のボイスもセットでプレイヤーの不安を煽る。更にOGSで追加されたプロローグシーンでユーゼスが登場したため、彼の言葉通り第2次OGで彼の計画は続く事となった。<br />このαシリーズで彼は再登場する事は無かったが、DC版αでは普通に再登場するのでこの台詞も謎ではない扱いに。 | | :撃墜時の台詞だが、戦闘中の台詞にしてはかなりの長さを誇り、大友氏のボイスもセットでプレイヤーの不安を煽る。更にOGSで追加されたプロローグシーンでユーゼスが登場したため、彼の言葉通り第2次OGで彼の計画は続く事となった。<br />このαシリーズで彼は再登場する事は無かったが、DC版αでは普通に再登場するのでこの台詞も謎ではない扱いに。 |
| ;「………」<br />「ク、ククク…やはり…この宇宙でも因果の鎖から逃れることはできなかったか…」<br />「だが…私が消滅しても…計画どおりに事が進む…」<br />「………」<br />「そして、私を倒すことにより、お前達はこの銀河系の危険分子として我が帝国に認識されることになる…」<br />「………」<br />「それに、ラオデキヤ艦隊は…ゼ=バルマリィ帝国のほんの一勢力に過ぎん」<br />「我が帝国は…お前達が考えている以上に…強大だ…」<br />「………」<br />「フ、フフフ…どうやらここまでのようだな…」<br />「…お前達が銀河の秩序を破壊する様を…因果地平の彼方から見させてもらうぞ…フ、フフフ…」<br />「フハハハハハ!!」 | | ;「………」<br />「ク、ククク…やはり…この宇宙でも因果の鎖から逃れることはできなかったか…」<br />「だが…私が消滅しても…計画どおりに事が進む…」<br />「………」<br />「そして、私を倒すことにより、お前達はこの銀河系の危険分子として我が帝国に認識されることになる…」<br />「………」<br />「それに、ラオデキヤ艦隊は…ゼ=バルマリィ帝国のほんの一勢力に過ぎん」<br />「我が帝国は…お前達が考えている以上に…強大だ…」<br />「………」<br />「フ、フフフ…どうやらここまでのようだな…」<br />「…お前達が銀河の秩序を破壊する様を…因果地平の彼方から見させてもらうぞ…フ、フフフ…」<br />「フハハハハハ!!」 |
− | :PS版α最終話で倒された時の台詞。途中に入る沈黙、「'''この宇宙でも'''」という言葉の意味は……? 第2次OGの動向を見る限り、全ての世界において「ユーゼス・ゴッツォ」として記憶を引き継いでいるようだが、そこからすると、どうやらαのユーゼスは無駄と知りつつCPSを使い、調停者になろうとしていたらしい。ちなみに「計画」というのは[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]打倒のことで、調停者となれたなら自分が、叶わぬならばロンド・ベルがそれを果たすということになる。 | + | :PS版α最終話で倒された時の台詞。途中に入る沈黙、「'''この宇宙でも'''」という言葉の意味は……? 第2次OGの動向を見る限り、全ての世界において「ユーゼス・ゴッツォ」として記憶を引き継いでいるようだが、そこからすると、どうやらαのユーゼスは無駄と知りつつCPSを使い、調停者になろうとしていたらしい。ちなみに「計画」というのは[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]打倒のことで、調停者となれたなら自分が、叶わぬならばロンド・ベルがそれを果たすということになる。この台詞からすると、こちらのユーゼスは解脱の方はあくまでついでであり、むしろ霊帝打倒の方を重要視していた節がある。 |
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| ==== DC版α ==== | | ==== DC版α ==== |
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| :こちらは被弾時。「多種多様の同胞」はガンダムやマジンガーなどの版権作品のことだが、OGの世界には当然いない。 | | :こちらは被弾時。「多種多様の同胞」はガンダムやマジンガーなどの版権作品のことだが、OGの世界には当然いない。 |
| ;「リュウセイ・ダテ……お前という素材は、もはや不要だ」<br/>「アウレフが見出した者よ……もうお前の覚醒を待つ必要はない」 | | ;「リュウセイ・ダテ……お前という素材は、もはや不要だ」<br/>「アウレフが見出した者よ……もうお前の覚醒を待つ必要はない」 |
− | :対リュウセイ。 | + | :対リュウセイ。この世界でも彼は[[サイコドライバー]]の資質を持つようだが、[[バンプレイオス|覚醒に至る最後の鍵]]はまだ未完成だったりする。 |
| ;「彼奴は、あの時ほどの念を発揮していないのだぞ!」 | | ;「彼奴は、あの時ほどの念を発揮していないのだぞ!」 |
| :リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。 | | :リュウセイからの被弾台詞。恐らく、α最終決戦においてジュデッカからの干渉を撥ね退けた際のことだろう。 |
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| :『エルヨウン・イェダ・ドーマー』使用時のセリフ。クロスゲート・パラダイム・システムを完成させたことにより、因果律を支配できるようになったことで放つ力の一端。その中に流れるのは、ユーゼスと深き因縁を持つ前の宇宙の存在の影が……。「至高の知識」のくだりのせいで「知恵熱」などとも言われる。 | | :『エルヨウン・イェダ・ドーマー』使用時のセリフ。クロスゲート・パラダイム・システムを完成させたことにより、因果律を支配できるようになったことで放つ力の一端。その中に流れるのは、ユーゼスと深き因縁を持つ前の宇宙の存在の影が……。「至高の知識」のくだりのせいで「知恵熱」などとも言われる。 |
| ;「このような結末など……!!」 | | ;「このような結末など……!!」 |
− | :会話イベントを全部終える前に無理やり撃墜するとこの台詞がでる。もっともチートでも使わないと無理なレベルなので実質没セリフ。 | + | :会話イベントを全部終える前に無理やり撃墜するとこの台詞がでる。もっともチートでも使わないと無理なレベルなので実質没セリフ。イング脱出直後に「オンリー・ワン・クラッシュ」狙いで何とかいけるか? と言うレベルだろうか。 |
| ;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇっ!!」 | | ;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇっ!!」 |
| :撃墜時の台詞。宿命はさだめと読む。超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。 | | :撃墜時の台詞。宿命はさだめと読む。超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。 |
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| :しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。 | | :しぶとく抵抗する鋼龍戦隊に対して。確かにそれもあるだろうが、何より'''この世界のユーゼスは詰めが甘すぎた'''というのが最も大きな理由だろう。 |
| ;ユーゼス「この流れはまさか……」<br/>「否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……」<br/>「クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br/>シュウ「ククク、どうしました? 今頃、自分の宿命に気づきましたか?」<br/>ユーゼス「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」<br/>キョウスケ「同じ結果といったな。つまり、今までのお前がおれ達のような存在に敗れていたということか」<br/>ユーゼス「その運命を、今度こそ我は変える……! 呪輪廻から解脱し、新たな世界の創造主、新人祖となるのだ……!」 | | ;ユーゼス「この流れはまさか……」<br/>「否、そのようなことはあり得ぬ。これまでの我とは違う……決定的に違っている点がある……」<br/>「クロスゲート、ガンエデン、アカシャ変動因子……これらは我の未来を変えるはず」<br/>シュウ「ククク、どうしました? 今頃、自分の宿命に気づきましたか?」<br/>ユーゼス「馬鹿な……同じ結果を迎えるなど……有り得ぬ」<br/>キョウスケ「同じ結果といったな。つまり、今までのお前がおれ達のような存在に敗れていたということか」<br/>ユーゼス「その運命を、今度こそ我は変える……! 呪輪廻から解脱し、新たな世界の創造主、新人祖となるのだ……!」 |
− | :本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。<br/>今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。……ついでに言うと、もっとも深い因縁を持つイングラムの最期のモノローグは『'''何回目の、何人目の俺であろうと、迎える結末は全て同じ'''』である。なれば、同じ鎖に縛られているユーゼスだけが違うはずもなく……。 | + | :本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。<br/>今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。 |
| + | :ついでに言うと、もっとも深い因縁を持つイングラムの最期のモノローグは『'''何回目の、何人目の俺であろうと、迎える結末は全て同じ'''』である。なれば、同じ鎖に縛られているユーゼスだけが違うはずもなく……。 |
| ;ユーゼス「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>シュウ「フッ……目の前にいるでしょう?」<br/>ユーゼス「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」<br />「終わるはずが……ない……! そうだ、新人祖たる私が死ぬなどと……!」<br/>「くっ、ふふふ……ふふふ……輪廻を解脱した私が……死ぬわけがない……くふっ、ふふふふ……」<br/>「そうだ……私は世界を……全てを創る……ふふふっ……そう、全て……全てを……ふふふ」 | | ;ユーゼス「お、同じか……同じ結末なのか……!」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」<br/>シュウ「フッ……目の前にいるでしょう?」<br/>ユーゼス「わ、私がこんなところで……終わるはずがない……!」<br />「終わるはずが……ない……! そうだ、新人祖たる私が死ぬなどと……!」<br/>「くっ、ふふふ……ふふふ……輪廻を解脱した私が……死ぬわけがない……くふっ、ふふふふ……」<br/>「そうだ……私は世界を……全てを創る……ふふふっ……そう、全て……全てを……ふふふ」 |
| :撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。そしてこの後、シュウとイングの質問コンボで(当人たちにそのつもりはなかっただろうがある意味)ひどい断末魔を招くことに。 | | :撃破後。本人は全て上手くやったつもりだったが、実際には「虚憶」ではわからなかった部分、即ち敗北の因果を一挙に再現しただけに過ぎなかった。<br/>因果律改変を目論み、自らの運命を自らのみによって変えようとする限り、何度輪廻しようともその結末は決して変わらないのである……。そしてこの後、シュウとイングの質問コンボで(当人たちにそのつもりはなかっただろうがある意味)ひどい断末魔を招くことに。 |
| ;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふはははははははは!!」<br/>「私だ! 私が造ったのだ! そう、あれは! 私が造るはずだったのだよ!!」<br/>「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ははははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因なのだ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!!」 | | ;シュウ「もう一度聞きます。クロスゲートを作ったのは、何者です? 何が目的なんです?」<br/>ユーゼス「ふはははははははは!!」<br/>「私だ! 私が造ったのだ! そう、あれは! 私が造るはずだったのだよ!!」<br/>「クロスゲートもガンエデンも! 新たな世界も、人類も!! ははははは!! そう! 私が全て造るはずだったのだ!!」<br/>「なのに、何を間違った!? 何が原因なのだ!? イルイか!? はははは! そうか! イルイだな!!」 |
| :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、本作のユーゼスは虚憶によって過去作の記憶を持っており、さらにそもそもの始まりたる「SHO」の「虚構の世界」自体、その世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると、'''どこかの世界のユーゼスは、本当に「クロスゲートもガンエデンも、新たな世界も、人類も」創り上げていた'''のかも知れない。ゆえに、このユーゼスもスパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOGの「古き人祖」とユーゼスは何か関係があるのかも知れない。 | | :自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、本作のユーゼスは虚憶によって過去作の記憶を持っており、さらにそもそもの始まりたる「SHO」の「虚構の世界」自体、その世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると、'''どこかの世界のユーゼスは、本当に「クロスゲートもガンエデンも、新たな世界も、人類も」創り上げていた'''のかも知れない。ゆえに、このユーゼスもスパロボ作品一つ分の世界を本気で作ろうとしていた……あるいはOGの「古き人祖」とユーゼスは何か関係があるのかも知れない。 |
| + | :ただし、SHOにおいては「思い通りに作り上げた世界」で解脱を試みていたことを考えると、例え成功しても同じことの繰り返しであっただろう。何しろ、'''新世界創造が成功しようと失敗しようと、今に至るまで解脱が一度も成功していない'''のだから。 |
| ;イング「……そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 | | ;イング「……そのイルイを取り込んでしまったのは誰だ?」<br/>ユーゼス「私! この私だ!!」<br/>イング「僕と言う運命変動因子を作ってしまったのは……誰だ?」<br/>ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」 |
| :死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>また、この最後の錯乱ぶりは絶対者のイメージの崩壊とともに、SHOでの大気浄化弾の実験失敗の際のユーゼスを再現しているとも言える(整形前の素顔であることも合わせて)。<br/>かくしてユーゼスは倒れたが、同時に[[ナシム・ガンエデン]]も破壊され、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、[[ゼ・バルマリィ帝国|彼]][[クォヴレー・ゴードン|ら]]の来訪と[[銀河大戦|次なる戦い]]の為の最後の「因子」がここに揃えられた……。 | | :死に際。もはやそこには、過去の世界で絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />しかし、断末魔に'''ネット上でネタにされた'''この台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。<br/>また、この最後の錯乱ぶりは絶対者のイメージの崩壊とともに、SHOでの大気浄化弾の実験失敗の際のユーゼスを再現しているとも言える(整形前の素顔であることも合わせて)。<br/>かくしてユーゼスは倒れたが、同時に[[ナシム・ガンエデン]]も破壊され、宇宙空間には「真の」クロスゲートが残り、[[ゼ・バルマリィ帝国|彼]][[クォヴレー・ゴードン|ら]]の来訪と[[銀河大戦|次なる戦い]]の為の最後の「因子」がここに揃えられた……。 |