差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
209 バイト追加 、 2013年10月8日 (火) 21:36
49行目: 49行目:     
=== キャラクターとしての総評 ===
 
=== キャラクターとしての総評 ===
特に故国オーブに向けられる偏った言動、上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただしアスランの上官としての行動の問題を指摘する声は多い)、勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動、終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事、デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったことなど、[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランが全くそれを為せなかったがために成長する機会を失った不運なキャラクターとも言える。
+
特に故国オーブに向けられる偏った言動、上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただしアスランの上官としての行動の問題を指摘する声は多い)、勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動、終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事、デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったことなど、[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランや周囲の大人たちが全くそれを為せなかったがために成長する機会を失った不運なキャラクターとも言える。逆にシン自身、成長する機会を深く考えず自分の感情のまま行動し、潰している。
   −
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
+
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない(その感情で軍人として問題ある行動ばかりしているが)。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
 
歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、シンは良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
 
歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、シンは良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
 
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」、「背景」等については、文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
 
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」、「背景」等については、文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
46

回編集

案内メニュー