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原作は1982年~1983年にかけて放映されたTVアニメ『超時空要塞マクロス』。放映終了の翌年(1984年)に、劇場版『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』が上映された。劇場版はTV版の単純なリメイクにとどまらず、舞台設定から細部の展開に至るまで多くの点で異なる作品となっている。
 
原作は1982年~1983年にかけて放映されたTVアニメ『超時空要塞マクロス』。放映終了の翌年(1984年)に、劇場版『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』が上映された。劇場版はTV版の単純なリメイクにとどまらず、舞台設定から細部の展開に至るまで多くの点で異なる作品となっている。
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SRWにおいては劇場版に準拠した設定での参戦が目立つ。『[[スーパーロボット大戦α]]』(初参戦)、『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』では参戦作品として両作品の名前があるが、ゼントランvsメルトランの構図を採用している点などから劇場版の色合いが強く、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』、『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]』では劇場版のみがクレジットタイトルとして記されている。
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SRWにおいては劇場版に準拠した設定での参戦が目立つ。『[[スーパーロボット大戦α]]』(初参戦)、『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』では参戦作品として両作品の名前があるが、「[[ゼントラーディ|ゼントラン]]vs[[メルトランディ|メルトラン]]」の構図を採用している点などから劇場版の色合いが強く、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』、『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]』では劇場版のみがクレジットタイトルとして記されている。
    
とはいえ、当然ながら大半の設定は共通しており、参戦時にどちらからの参戦かを単純に断定するのは難しい点に注意が必要である(例えば、[[第3次α]]では上述したように劇場版が参戦作品として挙げられているが、TV版マクロスの続編である『[[マクロス7]]』も同時に参戦しており、その意味でTV版の設定も混じった形になっている)。
 
とはいえ、当然ながら大半の設定は共通しており、参戦時にどちらからの参戦かを単純に断定するのは難しい点に注意が必要である(例えば、[[第3次α]]では上述したように劇場版が参戦作品として挙げられているが、TV版マクロスの続編である『[[マクロス7]]』も同時に参戦しており、その意味でTV版の設定も混じった形になっている)。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
1999年、異星人の巨大戦艦が[[地球]]に落下。地球人類はそれを改造して宇宙航行用戦艦「マクロス」を作り出した。その進宙式の際、マクロスが突然空に向けて主砲を発射。それはその瞬間に[[月]]にワープしてきた謎の異星人ゼントラーディ軍の戦艦の一隻を撃破した。報復のため地球のマクロスに総攻撃をかけるゼントラーディ軍。混乱の中、マクロスは進宙式の現場にいた5万8千人を収容して緊急避難のために月の裏側へフォールド(ワープ)を行うが、辿り着いたのはなぜかはるか[[冥王星]]宙域。しかもフォールドシステムは壊れてしまった。いったい、今地球はどうなっているのか。ゼントラーディとは何者なのか。数々の謎を抱えながら、地球への帰還の旅が始まった。
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1999年、[[異星人]]の巨大戦艦が[[地球]]に落下。地球人類はそれを改造して宇宙航行用戦艦「[[マクロス]]」を作り出した。その進宙式の際、マクロスが突然空に向けて主砲を発射。それはその瞬間に[[月]]にワープしてきた謎の異星人ゼントラーディ軍の戦艦の一隻を撃破した。報復のため地球のマクロスに総攻撃をかけるゼントラーディ軍。混乱の中、マクロスは進宙式の現場にいた5万8千人を収容して緊急避難のために月の裏側へフォールド(ワープ)を行うが、辿り着いたのはなぜかはるか[[冥王星]]宙域。しかもフォールドシステムは壊れてしまった。いったい、今地球はどうなっているのか。[[ゼントラーディ]]とは何者なのか。数々の謎を抱えながら、地球への帰還の旅が始まった。
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帰還の途中におそいくるゼントラーディ軍に対抗するのは宇宙空間を飛ぶ戦闘機「バルキリー」を駆るスカル大隊。その新人パイロットである一条輝を主人公に、歌手のリン・ミンメイと、軍の上官である早瀬未沙との三角関係を交えながら、宇宙の戦場の物語が語られていく。
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帰還の途中におそいくるゼントラーディ軍に対抗するのは宇宙空間を飛ぶ戦闘機「バルキリー」を駆るスカル大隊。その新人パイロットである[[一条輝]]を主人公に、歌手の[[リン・ミンメイ]]と、軍の上官である[[早瀬未沙]]との[[三角関係]]を交えながら、宇宙の戦場の物語が語られていく。
    
== [[登場人物]] ==
 
== [[登場人物]] ==
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=== [[主人公]]と[[ヒロイン]] ===
 
=== [[主人公]]と[[ヒロイン]] ===
 
;[[一条輝]]
 
;[[一条輝]]
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:[[主人公]]。元は民間のスタントパイロット。[[マクロス]]乗艦後、秘かに恋心を抱くミンメイを守るために地球統合軍の軍人となる。
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:上官の未沙とは衝突が絶えないのであるが、ある事件をきっかけに彼女の内面を知り、一人の女性として意識していくようになる。
 
;[[リン・ミンメイ]]
 
;[[リン・ミンメイ]]
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:[[ヒロイン]]。アイドル志望の少女。マクロス乗艦後、芸能界入りし人気アイドルになる。彼女の歌は、交戦相手のゼントラーディの心をも捉えていく。
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:輝に対しては「お友達」程度の認識だったが、彼からの直接の告白を受けて初めて意識するようになる。
 
;[[早瀬未沙]]
 
;[[早瀬未沙]]
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:もう一人のヒロイン。マクロスのオペレーターで、輝の上官。輝とはたびたび衝突するのだが、ある事件がきっかけで彼を一人の男性として意識していくようになる。
    
=== [[スカル小隊]] ===
 
=== [[スカル小隊]] ===
 
;[[ロイ・フォッカー]]
 
;[[ロイ・フォッカー]]
:
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:輝の先輩で上官。[[バルキリー]][[スカル小隊]]の隊長を務める。酒と女と空を愛する豪胆な性格の[[エース|エースパイロット]]。
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:ある時、交際しているクローディアの作った'''[[死亡フラグ|パインサラダを食べる約束をして戦場に出る]]'''のだが…。
 
;[[マクシミリアン・ジーナス]]
 
;[[マクシミリアン・ジーナス]]
:
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:輝の部下。バルキリースカル小隊のパイロット。愛称は「'''マックス'''」。バルキリーの操縦技術等に長けた文字どおりの'''「[[天才]]」'''。
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:敵方のミリアと恋に落ち、彼女とは史上初の星間結婚を挙げている。
 
;[[柿崎速雄]]
 
;[[柿崎速雄]]
:
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:輝の部下。バルキリースカル小隊のパイロット。大柄な大食漢で、憎めない性格のムードメーカー。
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:ある日、好物のステーキを食べようとしていたその時に、戦場へと出動することになる。そして…。
    
=== 統合軍([[マクロス]]) ===
 
=== 統合軍([[マクロス]]) ===
 
;[[ブルーノ・J・グローバル]]
 
;[[ブルーノ・J・グローバル]]
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:地球統合軍総合宇宙軍准将で[[マクロス]]の艦長。大変に物分かりが良い軍人で、市民からの人望も厚い。パイプを愛用しているのだが、その度にオペレーターのシャミーからは「禁煙です!」と叱られている。
 +
:また、柔軟な思考の持ち主でもあり、ゼントラーディの正体を知ると、交戦していた彼等との和平を推進している。
 
;[[クローディア・ラサール]]
 
;[[クローディア・ラサール]]
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:マクロスの航法・火器管制主任オペレーターで、オペレーター達のまとめ役を務める。未沙の親友。また、フォッカーとは恋人関係である。
 
;[[キム・キャビロフ]]
 
;[[キム・キャビロフ]]
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:マクロスのオペレーターで、通称「三人娘」の一人。主に艦内アナウンスを担当している。
 
;[[シャミー・ミリオム]]
 
;[[シャミー・ミリオム]]
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:マクロスのオペレーターで、通称「三人娘」の一人。主に艦内管制を担当。禁煙であるマクロスブリッジ内においてパイプを吸おうとする艦長のグローバルをよく注意している。
 
;[[ヴァネッサ・レイアード]]
 
;[[ヴァネッサ・レイアード]]
:
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:マクロスのオペレーターで、通称「三人娘」の一人。主に通信や索敵を担当。
    
=== 民間人 ===
 
=== 民間人 ===
 
;[[リン・カイフン]]
 
;[[リン・カイフン]]
:
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:ミンメイの従兄。マクロスの乗艦後、ミンメイのマネージャーとなり、彼女と婚約をする。軍隊や軍人を嫌っており、主人公達を敵視している。
    
=== [[ゼントラーディ]]軍 ===
 
=== [[ゼントラーディ]]軍 ===
 
TV版と劇場版で名前が異なるので、ここではTV版の名前を記載する。
 
TV版と劇場版で名前が異なるので、ここではTV版の名前を記載する。
 
;[[ボドル・ザー]]
 
;[[ボドル・ザー]]
:
+
:「ボドル基幹艦隊」ことゼントラーディ軍第118基幹艦隊司令長官。マクロスの追跡および調査をし、何度も戦う。捕虜にした輝ら地球人に接触し、彼等が[[プロトカルチャー]]であると確信する。
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:後に地球人の「文化」がゼントラーディ軍を汚染していくことを恐れ、ブリタイ艦隊もろとも[[地球]]を滅ぼそうとするのだが…。
 
;[[ブリタイ・クリダニク]]
 
;[[ブリタイ・クリダニク]]
:
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:「ブリタイ艦隊」ことゼントラーディ軍第118基幹艦隊第67グリマル級分岐艦隊の司令官。ボドル・ザーの部下。ボドル・ザーと共に地球人の「文化」を知り、興味を持つ。
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:後にボドル・ザーから排除されそうになったため、彼に叛旗を翻す。
 
;[[エキセドル・フォルモ]]
 
;[[エキセドル・フォルモ]]
:  
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: ゼントラーディの記録参謀。ブリタイの副官で、彼と行動を共にする。ボドル・ザーらと共にマクロス艦内の地球の「文化」に接触し、マクロスとの和平交渉役を務めた。
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:実は、リン・ミンメイの大ファン。
 
;[[カムジン・クラヴシェラ]]
 
;[[カムジン・クラヴシェラ]]
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:ブリタイ艦隊所属の勇猛なゼントラーディ軍兵士。「味方殺しのカムジン」の[[異名]]を持つ。地球人の「文化」には興味を持つが、平和には馴染めない。
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:終戦後、ある行動に出ることになる。
 
;[[ラプ・ラミズ]]
 
;[[ラプ・ラミズ]]
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: 女性のみで構成されたボドル基幹艦隊直衛艦隊司令。ボドル・ザーの部下で、ブリタイとは同輩の関係。終戦後はカムジンと行動を共にする。
 
;[[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ミリア・ファリーナ]]
 
;[[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ミリア・ファリーナ]]
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:ゼントラーディ軍の「エースのミリア」の異名を持つ女性エースパイロット。
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:マックスに負かされたことで彼に興味を持つ。そして、マックスと史上初の異星人同士の結婚式を挙げ、彼との間に長女・コミリアをもうける。
    
== [[登場メカ]] ==
 
== [[登場メカ]] ==
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:『[[マクロスシリーズ]]』に登場する、巨人型の[[異星人]]。容姿は地球人に酷似しているが、その大きさは地球人の約5倍ほどもある。戦闘に特化された種族で、地球人の文化に免疫がなかった。
 
:『[[マクロスシリーズ]]』に登場する、巨人型の[[異星人]]。容姿は地球人に酷似しているが、その大きさは地球人の約5倍ほどもある。戦闘に特化された種族で、地球人の文化に免疫がなかった。
 
;[[メルトランディ]]
 
;[[メルトランディ]]
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:巨人兵ゼントラーディのうち、こちらは女性のことを指して言う。
 
;[[バルキリー]]
 
;[[バルキリー]]
 
:統合軍の主力兵器。航空機形態のファイター、中間形態のガウォーク、人型形態のバトロイドの3つの形態に[[変形]]が可能。
 
:統合軍の主力兵器。航空機形態のファイター、中間形態のガウォーク、人型形態のバトロイドの3つの形態に[[変形]]が可能。
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