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[[マクロス7]]の時代にも芸能界に関わっており、[[FIRE BOMBER]]のコピーバンドのプロデュースを行っていた模様である。
[[マクロス7]]の時代にも芸能界に関わっており、[[FIRE BOMBER]]のコピーバンドのプロデュースを行っていた模様である。
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=== キャラクターの総評 ===
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=== 総評 ===
強大な[[ゼントラーディ]]軍から純粋に市民を守るために戦っている主人公の[[一条輝]]ら地球統合軍の軍人達を「軍人だから」という理由だけで批判し、冷淡な態度で接してくるTV版のリン・カイフンは、視聴者からはあまり良い印象を持たれていないことが多い。<br />
強大な[[ゼントラーディ]]軍から純粋に市民を守るために戦っている主人公の[[一条輝]]ら地球統合軍の軍人達を「軍人だから」という理由だけで批判し、冷淡な態度で接してくるTV版のリン・カイフンは、視聴者からはあまり良い印象を持たれていないことが多い。<br />
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さて、TV版のカイフンは戦争をしている地球統合軍およびその軍人に対して反感を抱いているのであるが、そもそも戦争を仕掛けてきたのは地球統合軍ではなくゼントラーディ軍である。それにも関わらず、TV版の'''リン・カイフンは、自身の住む[[地球]]を侵略し、市民の生活を脅かすゼントラーディ軍を批判していない'''。戦争をする軍隊や軍人が嫌いなのであれば、地球統合軍はともかく侵略者のゼントラーディ軍に対してもそれと同様に嫌悪していないのは、やや不自然ではある。<br />
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というのも、TV版のカイフンは戦争をしている地球統合軍およびその軍人に対して反感を抱いているのであるが、そもそも戦争を仕掛けてきたのは地球統合軍ではなくゼントラーディ軍である。それにも関わらず、TV版の'''リン・カイフンは、自身の住む[[地球]]を侵略し、市民の生活を脅かすゼントラーディ軍を批判していない'''。戦争をする軍隊や軍人が嫌いなのであれば、地球統合軍はともかく侵略者のゼントラーディ軍に対してもそれと同様に嫌悪していないのは、やや不自然ではある。<br />
また反戦主義者ならば、通常は「他国への侵略戦争を仕掛ける事や、その当事者」を批判するものであるが、TV版のカイフンの批判の矛先は侵略戦争を仕掛けて来たゼントラーディ軍ではなく、彼等から市民を守るために戦っている地球統合軍の軍人達であった。<br />
また反戦主義者ならば、通常は「他国への侵略戦争を仕掛ける事や、その当事者」を批判するものであるが、TV版のカイフンの批判の矛先は侵略戦争を仕掛けて来たゼントラーディ軍ではなく、彼等から市民を守るために戦っている地球統合軍の軍人達であった。<br />
ちなみに後年、制作者側は「TV版で、リン・カイフンを反戦主義者の設定にしたのは失敗だった」と語っている。確かに本来批判すべき侵略戦争を仕掛ける者を批判せず、彼等から市民を守るために戦っている主人公達を批判した点は、反戦主義者としては筋が通っていないと言える。<br />
ちなみに後年、制作者側は「TV版で、リン・カイフンを反戦主義者の設定にしたのは失敗だった」と語っている。確かに本来批判すべき侵略戦争を仕掛ける者を批判せず、彼等から市民を守るために戦っている主人公達を批判した点は、反戦主義者としては筋が通っていないと言える。<br />
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:一方、劇場版では輝(および軍隊・軍人)を感情的に嫌悪する描写が全く無い。
:一方、劇場版では輝(および軍隊・軍人)を感情的に嫌悪する描写が全く無い。
;[[早瀬未沙]]
;[[早瀬未沙]]
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:TV版では軍属という事で、彼女からの気遣いも冷たく無碍にする。この時、カイフンが初恋の男性・ライバーと声が似ていた([[声優]]も同じ)こともあって、未沙は衝撃を受ける。ただし、その後の描写によると、彼はライバーとは別人であると割り切ったようである。
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:TV版では軍属という事で、彼女からの気遣いも冷たく無碍にする。この時、カイフンが初恋の男性・ライバーと声が似ていた([[声優]]も同じ)こともあって、未沙は衝撃を受ける。
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:ただし、その後の描写によると、彼はライバーとは別人であると割り切ったようである。
;[[ロイ・フォッカー]]
;[[ロイ・フォッカー]]
:TV版では僅かしか会話を交わしていないが、その際にも軍属である彼に辛辣な言葉をぶつけている。
:TV版では僅かしか会話を交わしていないが、その際にも軍属である彼に辛辣な言葉をぶつけている。