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{{登場メカ概要
{{登場メカ概要
| タイトル = スペック
| タイトル = スペック
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| 分類 = [[分類::スーパーロボット]]
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| 分類 = [[分類::スーパーロボット]]/次元の守人
| 全長 = [[全長::24.1 m]]<ref name="パーフェクトバイブル" />
| 全長 = [[全長::24.1 m]]<ref name="パーフェクトバイブル" />
| 重量 = [[重量::60.4 t]]<ref name="パーフェクトバイブル" />
| 重量 = [[重量::60.4 t]]<ref name="パーフェクトバイブル" />
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== 概要 ==
== 概要 ==
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悪に敢然と立ち向かう、生きている[[スーパーロボット]]。
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悪に敢然と立ち向かう、自意識を持った[[スーパーロボット]]。
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[[記憶喪失|過去の記憶を失っており]]、覚えているのは「[[デストルーク|別の世界からやってくる悪]]と戦う事」「[[ユキ・ヒイラギ|ユキ]]を守らねばならないこと」など数少ない。原因は不明だが、自分の意志だけでは満足に動くことができず、戦うためには彼に意志を伝達する融合者が必要となる。
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[[記憶喪失|過去の記憶を失っており]]、覚えているのは「[[デストルーク|別の世界からやってくる悪]]と戦う事」「[[ユキ・ヒイラギ|ユキ]]を守らねばならないこと」など数少ない。しかし、単独での戦闘能力を失っており、ファルセイバー自身の意志で攻撃を行うことは出来ない。それをカバーするため、攻撃のイメージを伝達し、ファルセイバーの力を物理的な現象として表出させる「融合者」が必要になる。
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[[性格]]は真面目で、特に機械然としたところはない。また、面倒見が良く、子供達だけでなく[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]やユキの保護者的な一面を垣間見せることも。ただし、自らの使命が特に関わってくる場面では、大人としての冷たく見える判断をする事もある。
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融合者は他の機動兵器でいうパイロットに当たる存在だが、操縦するのではなくファルセイバーの体に動作や攻撃のイメージを伝達し、その通りに動かす、いわば脳に近い役割。ファルセイバー自身の意志もある程度反映されるため、融合者が未熟な場合は回避などのフォローを行うことができる。ただし、融合者にはファルセイバーにイメージを伝達するための「適性」が必要になり、これが低い場合は融合者側の消耗が大きくなってしまう。<ref>電気抵抗が強く電流が流れにくいイメージが近い。</ref>なお、融合者側の自己研鑽や成長などで適性を補うことは可能。
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[[性格]]は真面目で、特に機械然としたところはない。また、面倒見が良く、子供達だけでなく[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]やユキの保護者的な一面を垣間見せることも。ただし、自らの使命が特に関わってくる場面では合理的な判断を優先することもある。
ユキの持っている「運命の石」と繋がっており、石を通して話すことが可能。なお、感覚もつながっているのか、石を磨くと'''くすぐったくて笑ってしまう'''。
ユキの持っている「運命の石」と繋がっており、石を通して話すことが可能。なお、感覚もつながっているのか、石を磨くと'''くすぐったくて笑ってしまう'''。
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その正体は、かつて勃発した「異世界大戦」を終結させるため、起点となった「始まりの地」を中心に展開された次元隔離結界「境界」の管理者兼守護者として生み出された「次元の守人」。現在は3万年前の[[ミケーネ帝国]]との戦いで大ダメージを負い、その結果力の源である「至宝」のうち3つを失った不完全な状態である。
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その正体は、かつて勃発した「異世界大戦」を終結させるため、起点となった「始まりの地」を中心に展開された次元隔離結界「境界」の管理者兼守護者として生み出された機械生命体「'''次元の守人'''」。現在は3万年前の[[ミケーネ帝国]]との戦いで大ダメージを負い、その結果力の源である「至宝」のうち3つを失った不完全な状態である。
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中盤[[バルギアス]]に対して自身が不完全にも関わらず全てを投げ打った攻撃で退けるも、その反動で死亡してしまう(その際にユキの持っている「運命の石」も砕けている)。
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そのため、弱体化前のフルパワーを発揮する場合、融合者と完全に心を一つにする必要があるが、引き出された力にファルセイバーが耐えられず実体を維持できなくなる上、融合者と完全に合一する都合上'''融合者側も道連れで死亡する。'''デストルークの先遣隊を退けた際にはマコトは反動で死亡、ファルセイバー自身も長期の休眠を余儀なくされた。その後、オービットベースでの[[バルギアス]]との戦いではヨウタ、ユキと完全合一することで無理矢理に「エリアルフェアスパーク」を放ち退けたが、二人を守るために全ての反動を引き受けたことで意志総体が消失、「運命の石」も砕けて事実上死亡してしまった。
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機体そのものは機能を停止したままディーヴァの格納庫に保管されていたが、GAILの一件でオウストラル島にBXが出向いた際、島の遺跡に変化していた「生命の至宝」がESウインドウを通して太古の時代に飛ばされていた超竜神の意志を受けて覚醒、その力によって復活。さらに、居合わせたブルーヴィクターと融合することで本来の姿である[[グリッターファルセイバー]]へと戻り、四つの意志を統合した更なる力を発揮することとなる。
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機体そのものは機能を停止したままディーヴァの格納庫に保管されていたが、[[GAIL]]の一件で[[オウストラル島]]にBXが出向いた際、島の遺跡に変化していた「生命の至宝」がESウインドウを通して太古の時代に飛ばされていた超竜神の意志を受けて覚醒、その力によって復活。さらに、居合わせた[[ブルーヴィクター]]と合体することで、本来の姿である[[グリッターファルセイバー]]へと戻り、四つの意志を統合した更なる力を発揮することとなる。
そして、バードス島での復活したミケーネとの戦いの中で「記憶の至宝」が覚醒したことで完全復活を遂げた。
そして、バードス島での復活したミケーネとの戦いの中で「記憶の至宝」が覚醒したことで完全復活を遂げた。
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:初登場作品。担当声優のてらそままさき氏は本作で版権スパロボ初出演。メインパイロットはヨウタだが、ファルセイバー自身もサブパイロットとなっている。前作とは違い、参入は第1話から。
:初登場作品。担当声優のてらそままさき氏は本作で版権スパロボ初出演。メインパイロットはヨウタだが、ファルセイバー自身もサブパイロットとなっている。前作とは違い、参入は第1話から。
:性能はスーパーロボットらしい仕上がりになっているが、特別高い能力は無くやや器用貧乏気味。過去作で言えば[[ラッシュバード]]に近いタイプ。
:性能はスーパーロボットらしい仕上がりになっているが、特別高い能力は無くやや器用貧乏気味。過去作で言えば[[ラッシュバード]]に近いタイプ。
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:特にバリアや耐性があるわけではなく運動性も平均レベルなので、特殊武器を満載した邪悪獣が天敵。単機無双が出来るほど強いわけではなく燃費も平均なので、補給装置持ちかENボーナスを持った機体と組みたいところ。エリアルスパーク解禁後は、サブパイロットとしてユキが再度融合する事も含め、ボスキラーとしても活躍可能。
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:特にバリアや耐性があるわけではなく運動性も平均レベルなので、特殊武器を満載した[[邪悪獣]]が天敵。単機無双が出来るほど強いわけではなく燃費も平均なので、補給装置持ちかENボーナスを持った機体と組みたいところ。エリアルスパーク解禁後は、サブパイロットとしてユキが再度融合する事も含め、ボスキラーとしても活躍可能。
:特殊能力である「心の至宝」が「毎ターンパイロット全員の精神ポイントが10回復」と優秀である為、精神コマンドを生かした立ち回りがしやすい。第28話で一時離脱し第35話の攻略中に復帰、同時にグリッターへの合体が解禁される。
:特殊能力である「心の至宝」が「毎ターンパイロット全員の精神ポイントが10回復」と優秀である為、精神コマンドを生かした立ち回りがしやすい。第28話で一時離脱し第35話の攻略中に復帰、同時にグリッターへの合体が解禁される。
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:なお、彼も[[戦術指揮]]担当となっている。ちなみに会話シーンでは基本的にユキの石を通じての映像で登場するが、格納庫で対面して話すシーンでは細かいことに、下から見上げるような顔グラになっている。
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:なお、彼も[[戦術指揮]]担当となっている。ちなみに会話シーンでは基本的にユキの石を通じての映像で登場するが、格納庫で対面して話すシーンでは細かいことに、下から見上げるような顔グラになっている。これはブルーヴィクターも同じ。
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:「謎を秘めた神秘のスーパーロボット」といういかにも主人公機的な存在だが、本編以前にGGGの面々と共闘していたためか、面識のある仲間がそれなりに多いという珍しいポジション。なので作劇的には「前作主人公の相棒」と言った方がしっくり来るか。
:ちなみに、ヨウタの[[DVE]]があるためか、携帯機シリーズでは珍しく'''名前の変更は不可'''。
:ちなみに、ヨウタの[[DVE]]があるためか、携帯機シリーズでは珍しく'''名前の変更は不可'''。
:また、[[ニンテンドー3DS]]のHOME画面でのアイコンは『[[スーパーロボット大戦K|K]]』から『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』まではそれぞれの主人公の顔グラとなっていたが、本作ではファルセイバーとなっている。
:また、[[ニンテンドー3DS]]のHOME画面でのアイコンは『[[スーパーロボット大戦K|K]]』から『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』まではそれぞれの主人公の顔グラとなっていたが、本作ではファルセイバーとなっている。
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これらは全てグリッターファルセイバー時の記憶の残滓から形成した、中途半端なものである。
これらは全てグリッターファルセイバー時の記憶の残滓から形成した、中途半端なものである。
;ペンタクルショット
;ペンタクルショット
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:手甲から放つ衝撃波。地を這うように飛んでいくが空中の相手にも問題なく命中する。グリッターキャノンの残滓。
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:左手の手甲から放つ衝撃波。地を這うように飛んでいくが空中の相手にも問題なく命中する。グリッターキャノンの残滓。
;セイバーナックル
;セイバーナックル
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:手甲を展開し、エネルギーを収束させて殴り飛ばす。ペンタクルショットと全く同じ原理の技で、ゼロ距離からエネルギーを叩き込む場合に使われる。
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:右手の手甲を変形させてナックルガードを展開、エネルギーを収束させて殴り飛ばす。ペンタクルショットと全く同じ原理の技で、ゼロ距離からエネルギーを叩き込む場合に使われる。
;ファルブレイズ
;ファルブレイズ
:心の炎を収束させ、両肩に魔法陣を展開して炎の竜巻を放つ。攻撃力低下の[[特殊効果]]あり。エリアルスパーク解禁までの最強技だが、最大射程6の非P兵器と半端なので微妙に使いづらい。
:心の炎を収束させ、両肩に魔法陣を展開して炎の竜巻を放つ。攻撃力低下の[[特殊効果]]あり。エリアルスパーク解禁までの最強技だが、最大射程6の非P兵器と半端なので微妙に使いづらい。
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=== [[特殊能力]] ===
=== [[特殊能力]] ===
;心の至宝
;心の至宝
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:毎ターンパイロットの精神ポイントを10回復する。恐らく全てを満たすというダーナの四至宝の一つ「ダグザの大釜」が元ネタ。
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:毎ターン、サブを含めたパイロットの精神ポイントを10回復する。恐らく全てを満たすというダーナの四至宝の一つ「ダグザの大釜」が元ネタ。
;輝煌合体
;輝煌合体
:第35話で追加。[[ブルーヴィクター]]と合体し[[グリッターファルセイバー]]となる。
:第35話で追加。[[ブルーヴィクター]]と合体し[[グリッターファルセイバー]]となる。
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== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
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;「敵を撃つイメージ、それがペンタクルショットだ!」<br/>「セイバーナックルだ! 全力でぶつかるイメージを!」
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:攻撃時の台詞の一部。戦闘の素人であるヨウタに、攻撃のためのイメージのコツを教えている。
;「今ある運命を切り拓くというのなら、私の名を呼べ! 私の名は…!」
;「今ある運命を切り拓くというのなら、私の名を呼べ! 私の名は…!」
:第1話「動き出す運命」より。ヨウタとの初融合時のセリフ。[[DVE]]。
:第1話「動き出す運命」より。ヨウタとの初融合時のセリフ。[[DVE]]。
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;「はっきり言おう。君と融合しても誰も守れない。足手まといにしかならないんだ」
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:第2話「決意!引き継がれる意志」インターミッションより。融合適性の低さ=デストルークに殺される危険の高さであるため、「マコトの家族」を巻き込むまいとあえて冷徹にヨウタを拒絶する。しかし、それでも彼の唯一の強みである意志の強さを折るには足りず……。
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;「やるぞ、ヨウタ! 君の心と共に私はどこまでも戦おう!」
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:戦闘マップにて。一方的に力を借りるのではなく、互いに補い合って二人三脚で強くなる。ヨウタの意志の力を信じ、ファルセイバーは再び戦場に立つ。
;ファルセイバー「叫べ! ヨウタ! ユキ!」<BR/>ブルーヴィクター「今ある運命を切り拓き、そして、未来を掴み取る言葉を!!」<BR/>ユキ「分かるよ…。これがファルセイバー達の…!」<BR/>ヨウタ「いくぞ! ファルセイバー! ブルーヴィクター!」<BR/>「輝煌合体!!」<BR/>ファルセイバー「グリッター! ファルセイバァァァァーッ!!」
;ファルセイバー「叫べ! ヨウタ! ユキ!」<BR/>ブルーヴィクター「今ある運命を切り拓き、そして、未来を掴み取る言葉を!!」<BR/>ユキ「分かるよ…。これがファルセイバー達の…!」<BR/>ヨウタ「いくぞ! ファルセイバー! ブルーヴィクター!」<BR/>「輝煌合体!!」<BR/>ファルセイバー「グリッター! ファルセイバァァァァーッ!!」
:第35話「巨神と子供達」より。ブルーヴィクターと合体した時の会話。DVE台詞。最終話で合体せず、ファルセイバーのまま[[バルギアス・ドラグーン]]を倒した際にも聞くことが可能。
:第35話「巨神と子供達」より。ブルーヴィクターと合体した時の会話。DVE台詞。最終話で合体せず、ファルセイバーのまま[[バルギアス・ドラグーン]]を倒した際にも聞くことが可能。