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[[兜甲児]]の父・[[兜剣造]]博士が、[[ミケーネ帝国]]の地上侵攻を予測し、父・[[兜十蔵]]の設計・開発した[[マジンガーZ]]を超える存在を目指して極秘裏に15年かけて建造した生み出した[[スーパーロボット]]で、'''「偉大なる勇者」'''。
 
[[兜甲児]]の父・[[兜剣造]]博士が、[[ミケーネ帝国]]の地上侵攻を予測し、父・[[兜十蔵]]の設計・開発した[[マジンガーZ]]を超える存在を目指して極秘裏に15年かけて建造した生み出した[[スーパーロボット]]で、'''「偉大なる勇者」'''。
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小型戦闘機・[[ブレーンコンドル]]が頭部に[[合体|ファイヤーオン]]する事で、そのままコクピットになる。<ref>分離時の掛け声はファイヤーオフ</ref>
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小型戦闘機・[[ブレーンコンドル]]が頭部に[[合体|ファイヤーオン]]する事で、そのままコクピットになる<ref>分離時の掛け声はファイヤーオフ</ref>
    
マジンガーZが[[Dr.ヘル一派]]と戦っている間も入念に開発と調整が行われていた結果、基本スペックの全てがマジンガーZを圧倒的に上回っている<ref>…のだが、実は開発時期の関係(設計基準が完成時のZ)により、増強前の出力は『マジンガーZ』終盤のマジンガーZより低い(グレート:90万馬力 / Z:95万馬力)。</ref>。また、装甲には[[超合金Z]]以上の強度を誇る[[超合金ニューZ]]が使用されている為、初陣となる戦いでは圧倒的な戦闘力でマジンガーZを破壊した[[戦闘獣]]の攻撃にも無傷で、その強度を生かした攻撃は戦闘獣を容易に撃破している。また、最初から単独で[[飛行]]可能な設計をされており、翼となる「スクランブルダッシュ」は背中に収納可能で、[[ジェットスクランダー]]のように[[合体]]の必要はなかったが、後に攻撃と超高速での飛行を兼ねたグレート専用の強化装備である「'''グレートブースター'''」も開発されている。
 
マジンガーZが[[Dr.ヘル一派]]と戦っている間も入念に開発と調整が行われていた結果、基本スペックの全てがマジンガーZを圧倒的に上回っている<ref>…のだが、実は開発時期の関係(設計基準が完成時のZ)により、増強前の出力は『マジンガーZ』終盤のマジンガーZより低い(グレート:90万馬力 / Z:95万馬力)。</ref>。また、装甲には[[超合金Z]]以上の強度を誇る[[超合金ニューZ]]が使用されている為、初陣となる戦いでは圧倒的な戦闘力でマジンガーZを破壊した[[戦闘獣]]の攻撃にも無傷で、その強度を生かした攻撃は戦闘獣を容易に撃破している。また、最初から単独で[[飛行]]可能な設計をされており、翼となる「スクランブルダッシュ」は背中に収納可能で、[[ジェットスクランダー]]のように[[合体]]の必要はなかったが、後に攻撃と超高速での飛行を兼ねたグレート専用の強化装備である「'''グレートブースター'''」も開発されている。
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=== [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]版設定 ===
 
=== [[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]版設定 ===
設計図から[[光子力研究所]]で建造されたプロトタイプと呼ばれるレプリカ機(「旧グレート」というと、こちらを指す)が登場するが、装甲材質が超合金Zであったり、TV版より小型であったり設定が異なる。その為、TV版程マジンガーZとの大きな性能差は無く、[[マジンカイザー]]の圧倒的な力を強調するための前座的役割であった。詳細は「'''[[グレートマジンガー (試作型)]]'''」を参照。
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十蔵博士が残した設計図から[[光子力研究所]]で建造されたプロトタイプと呼ばれるレプリカ機(「旧グレート」というと、こちらを指す)が登場するが、装甲材質が超合金Zであったり、TV版より小型であったりと剣造博士が登場しないこともあっていくつか設定が異なる。その為、TV版程マジンガーZとの大きな性能差は無く、[[マジンカイザー]]の圧倒的な力を強調するための前座的役割であった。詳細は「'''[[グレートマジンガー (試作型)]]'''」を参照。
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マジンガーZやマジンカイザーと同じく[[兜十蔵]]が開発したオリジナルのグレートマジンガーが存在する。[[剣鉄也 (OVA)|鉄也]]曰く「本物のグレートマジンガー」であり、通称は「真グレート」。こちらの方は外見が腕と脚が青みがかった、原作に近い配色となっている。能力もプロトタイプとは比較にならないほど高く、武装もオリジナル版同様にドリルプレッシャーパンチ等を使用可能。装甲材質も[[超合金ニューZ]]が用いられている。
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だがマジンガーZやマジンカイザーと同じく[[兜十蔵]]が建造したオリジナルのグレートマジンガーも秘密の研究所に存在していた。[[剣鉄也 (OVA)|鉄也]]曰く「本物のグレートマジンガー」であり、通称は「真グレート」。こちらの方は外見が腕と脚が青みがかった、原作に近い配色となっている。能力もプロトタイプとは比較にならないほど高く、武装もオリジナル版同様にドリルプレッシャーパンチ等を使用可能。装甲材質も[[超合金ニューZ]]が用いられている。
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それでも[[ミケーネ帝国]]の戦闘獣軍団には苦戦を強いられ、最終的には半壊しながらも戦闘獣軍団を殲滅、さらに後続の妖機械獣軍団と[[7つの軍団|七大将軍]]のうち[[魔魚将軍アンゴラス]]と[[大昆虫将軍スカラベス]]を撃破したが、蓄積したダメージで戦闘不能に陥っている。
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旧グレートは一話冒頭の戦闘獣軍団に(多勢だったこともあるが)苦戦を強いられ、マジンガーを強奪されてしまう。最終的には半壊しながらもグレートブースターの助けもあって戦闘獣軍団を殲滅する。光子力研究所が襲撃された際には修理中の無理を押して出撃するが、[[あしゅらマジンガー]]との戦闘と暴走するマジンカイザーを制止する中で限界を迎えた。
なお『死闘!暗黒大将軍』では、手足のカラーリングが旧グレートのものとなっており、全長も公式サイトでは20.5mと'''旧グレートのスペックになっている'''が、本作のグレートがどちらだったのかは不明<ref>アトミックパンチ/ドリルプレッシャーパンチ等、区別できる武装を使用していないため</ref>。
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その後十蔵博士の秘密の研究所を調査し見つけた真グレートはDr.ヘルの妖機械獣軍団との戦闘にかけつけ、ガラダブラをカイザーと協力して撃破後、軍団を相手に単機で戦い勝利している。しかしそれでも『死闘!暗黒大将軍』ではNYにて[[7つの軍団|七大将軍]]のうち昆虫型・魚類型の戦闘獣の軍団およびそれを率いる[[魔魚将軍アンゴラス]]と[[大昆虫将軍スカラベス]]を撃破したが、蓄積したダメージで戦闘不能に陥っている(ただ、他のマジンガー軍団が敗北する中単機で2つの軍団と将軍を単機で撃破に成功している)。
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なお『死闘!暗黒大将軍』では、手足のカラーリングが旧グレートのものとなっており、全長も公式サイトでは20.5mと'''旧グレートのスペックになっている'''。時系列を考えれば真グレートの方だと思われるが、本作のグレートがどちらだったのかは不明<ref>アトミックパンチ/ドリルプレッシャーパンチ等、区別できる武装を使用していないため</ref>。
    
津島直人氏のコミカライズ版ではOVA版よりも格段に良い扱いがなされ、物語終盤で[[ガラダブラMk01]]に苦戦するマジンカイザーの元に援軍として現れ、共闘するシチュエーションも存在する。また、作中の描写から試作型は存在せず最初からこちらに乗っている<ref>序盤の機械獣軍団との戦闘時にマジンガーブレードを握ったままドリルプレッシャーパンチを発射して複数機を破壊している場面やマジンカイザーのターボスマッシャーパンチに対してドリルプレッシャーパンチを発射する場面が存在する。</ref><ref>鉄也がリハビリの為にジュンと共に光子力研究所を離れる際にも、'''グレートマジンガー修理'''と書かれている。</ref>。
 
津島直人氏のコミカライズ版ではOVA版よりも格段に良い扱いがなされ、物語終盤で[[ガラダブラMk01]]に苦戦するマジンカイザーの元に援軍として現れ、共闘するシチュエーションも存在する。また、作中の描写から試作型は存在せず最初からこちらに乗っている<ref>序盤の機械獣軍団との戦闘時にマジンガーブレードを握ったままドリルプレッシャーパンチを発射して複数機を破壊している場面やマジンカイザーのターボスマッシャーパンチに対してドリルプレッシャーパンチを発射する場面が存在する。</ref><ref>鉄也がリハビリの為にジュンと共に光子力研究所を離れる際にも、'''グレートマジンガー修理'''と書かれている。</ref>。
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前半と後半に2種の「グレートマジンガー」が活躍する。
 
前半と後半に2種の「グレートマジンガー」が活躍する。
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前半のグレートは、作品世界の[[平行世界|差異次元]]の兜剣造がマジンガーZの魔神化防止を目論み造った機体で、「グレートがいち早く敵を撃退すればマジンガーZに戦闘の必要はなく、魔神化には至らない」という発想に基づき4種の魔神パワー(再生、吸収、強化、変態)の完全制御を果たしており<ref>正確には魔神パワーそのもののコピーではなく、効力が近い物による模倣である。</ref>、グレートブースターも未完成ではあった物の[[グレートマジンカイザー|魔神パワーを強化する装備であった]]。しかしその制御され洗練された強大な力が「マジンガーZの最強を脅かす力」と認識され、眠っていた[[マジンガーZERO|ZERO]]の意識を覚醒させてしまう…。
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前半のグレートは、作品世界の[[平行世界|差異次元]]の兜剣造がマジンガーZの魔神化防止を目論み造った機体で、「グレートがいち早く敵を撃退すればマジンガーZに戦闘の必要はなく、魔神化には至らない」という発想に基づき4種の魔神パワー(再生、吸収、強化、変態)の搭載・完全制御を果たしており<ref>正確にはそのもののコピーではなく効力が近い物による模倣であり、一部の魔神パワーはブラックボックスと化して解析が叶わなかったため、搭載できなかった。</ref>、グレートブースターも未完成ではあった物の[[グレートマジンカイザー|魔神パワーを強化する装備であった]]。しかしその制御され洗練された強大な力が「マジンガーZの最強を脅かす力」と認識され、眠っていた[[マジンガーZERO|ZERO]]の意識を覚醒させてしまう…。
    
後半のグレートは、魔神パワーを搭載していない<ref>剣造もブラックボックスの解析に失敗していると発言している。</ref>いわゆるスパロボでお馴染みのイメージに近いと思われるが、'''操縦自体が常人の身体を破壊する'''<ref>剣造が試運転を行った際に全身が壊死になる程の重症を負っている。</ref>ため、遺伝子レベルで肉体を強化するか[[サイボーグ]]になる以外で操縦することが出来ない代物。ミケーネ軍と戦う最中に現れた[[ベガ星連合軍|ベガ星軍]]を[[暗黒大将軍]]率いるミケーネ軍と共闘して追い払うも、ミケーネ軍にはギリギリの辛勝を重ねていたらしく、パイロットの剣鉄也(達)が'''毎回死ぬまで戦う'''必要があった。こちらはグレートブースターもお馴染みの特攻兵装。
 
後半のグレートは、魔神パワーを搭載していない<ref>剣造もブラックボックスの解析に失敗していると発言している。</ref>いわゆるスパロボでお馴染みのイメージに近いと思われるが、'''操縦自体が常人の身体を破壊する'''<ref>剣造が試運転を行った際に全身が壊死になる程の重症を負っている。</ref>ため、遺伝子レベルで肉体を強化するか[[サイボーグ]]になる以外で操縦することが出来ない代物。ミケーネ軍と戦う最中に現れた[[ベガ星連合軍|ベガ星軍]]を[[暗黒大将軍]]率いるミケーネ軍と共闘して追い払うも、ミケーネ軍にはギリギリの辛勝を重ねていたらしく、パイロットの剣鉄也(達)が'''毎回死ぬまで戦う'''必要があった。こちらはグレートブースターもお馴染みの特攻兵装。
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