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上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。「『∀』より後に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」という疑問に対しては、長らく正式なアナウンスは無くファンの想像に任せるような形になっていたが、近年では公式・準公式の作品の中でもいくつか参考になる描写がある。
 
上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。「『∀』より後に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」という疑問に対しては、長らく正式なアナウンスは無くファンの想像に任せるような形になっていたが、近年では公式・準公式の作品の中でもいくつか参考になる描写がある。
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== 劇中の過去としての黒歴史 ==
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44話「敵、新たなり」において、宇宙世紀から10000年後の未来が正暦1024年であることが語られている。
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かつて[[ニュータイプ]]と呼ばれた者たちを中心とする宇宙移民者は、歴史の半ばにて地球圏と袂を分かつことを選び、新天地を求めてコロニーごと外宇宙へと旅立った。そこから10000年近い時が流れ、彼らの築いた異文明から流れ着いたモビルスーツがターンXであり、旅路の途上にして地球圏への帰還を選んだ人々がムーンレィスの祖先であるとされる。
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彼らは空間跳躍技術を確立し、宇宙全土に生存圏を広げ独自の進化を続けていった。この過程で地球圏の文明も大きく発展し、ナノマシンの活用や超光速推進の確立などの恩恵を受けている。しかし良い事ばかりでもなく、自己進化・増殖・修復による環境回復ナノマシンがテロリストによって暴走したことで起きた技術災害「'''DG細胞災害'''」を筆頭に多くの災厄にも見舞われ、最終的には超空間交通による他星系との交流を妨げた大規模テロ「'''超空間攪乱'''」と、∀ガンダムによる文明の埋葬が決め手となり地球は宇宙史から孤立。ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙との交流は途絶した。
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== 黒歴史に内包される作品について ==
 
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。
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『ガンダムトライエイジ』ではクロスifカードとして[[スモー|ゴールドスモー]]が[[百式]]、[[アカツキ]]、[[フェネクス]]、[[アルヴァアロン]]などの黄金のMSをロストマウンテンから発掘するイラストや、「宿命の好敵手キャンペーン」では対象カードのフレーバーテキスト内において、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』などSEED以降の作品を含めたMSや戦闘の様子を∀ガンダムのキャラクター達が触れるという形でクロスオーバーが行われた。
 
『ガンダムトライエイジ』ではクロスifカードとして[[スモー|ゴールドスモー]]が[[百式]]、[[アカツキ]]、[[フェネクス]]、[[アルヴァアロン]]などの黄金のMSをロストマウンテンから発掘するイラストや、「宿命の好敵手キャンペーン」では対象カードのフレーバーテキスト内において、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』などSEED以降の作品を含めたMSや戦闘の様子を∀ガンダムのキャラクター達が触れるという形でクロスオーバーが行われた。
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そして『U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ』に付属する映像特典『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』において、'''前後関係は明言されないもののかなり直接的な描写が行われた。'''宇宙世紀の遥か未来に導かれた[[アムロ・レイ]]の思念が「月光蝶で文明を埋葬する∀ガンダム」の姿を直接目撃するほか、興亡を繰り返しながら未来へと進んでいく文明の物語として『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』、そして『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]』の劇中映像が挿入される一方、黒歴史の果ての終着点にあたる『∀』や世界観が大きく異なる「[[SDガンダムシリーズ]]」「[[ガンダムビルドファイターズ|ガンダムビルドシリーズ]]」等の映像は含まれていない。
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そして『U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ』に付属する映像特典『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』において、'''前後関係は明言されないもののかなり直接的な描写が行われた。'''宇宙世紀の遥か未来に導かれた[[アムロ・レイ]]の思念が「月光蝶で文明を埋葬する∀ガンダム」の姿を直接目撃するほか、そこから興亡を繰り返しながら未来へと進んでいく文明の物語として『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』、そして『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]』の劇中映像が挿入される一方、黒歴史の果ての終着点にあたる『∀』や世界観が大きく異なる「[[SDガンダムシリーズ]]」「[[ガンダムビルドファイターズ|ガンダムビルドシリーズ]]」等の映像は含まれていない。
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『∀』より後に作られた作品では、人類の[[外宇宙]]進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当する。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。一方『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
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『∀』より後に作られた作品では、人類の[[外宇宙]]進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当する。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。一方『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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