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== 概要 ==
== 概要 ==
正式名称「'''古代合体エルドラV'''」。その名の通り戦闘機「グランヘッダー」、重爆撃機「パワーハンダー」、鳥形メカ「ボディガンダー」、重戦車「ナイスフッター」、鳥形サポートメカ「ピンクアミーゴ」の5体のマシンが合体して誕生する、レプリカ最強の[[ヨロイ]]([[カギ爪の男の集団]]による技術革新前では)。
正式名称「'''古代合体エルドラV'''」。その名の通り、戦闘機「グランヘッダー」、重爆撃機「パワーハンダー」、鳥型戦闘機「ボディガンダー」、重戦車「ナイスフッター」、鳥型補給ユニット「ピンクアミーゴ」という五体のマシンが合体して誕生する、([[カギ爪の男の集団]]による技術革新前では)レプリカ最強の[[ヨロイ]]である。
合体時の掛け声は「レッツゴー!エルドラド!(Let's go! El dorado!)」。合体時には[[スーパー戦隊シリーズ]]に登場する巨大ロボットのように搭乗員のシートが一つのコクピットに集結する。
合体時の掛け声は「レッツゴー!エルドラド!(Let's go! El dorado!)」。合体時には[[スーパー戦隊シリーズ]]に登場する巨大ロボットのように搭乗員のシートが一つのコクピットに集結する。
主に格闘戦に主眼を置いた設計であり、その巨体から繰り出される力はレプリカ最強の名に恥じないが、燃費は悪いようである。また、[[オリジナル7]]を除いた他の[[ヨロイ]]と同様に二足歩行は出来ないため、足の裏のローラーで移動する('''飛行機や戦車が高速飛行しながら空中合体できるのに歩行だけは無理'''というのも奇妙な話ではあるが)。
主に格闘戦に主眼を置いた設計であり、その巨体から繰り出される力はレプリカ最強の名に恥じないが、燃費は悪いようである。また、[[オリジナル7]]を除いた他のヨロイと同様に二足歩行は出来ないため、足の裏のローラーで移動する('''飛行機や戦車が高速飛行しながら空中合体できるのに歩行だけは無理'''というのも奇妙な話ではあるが)。
その昔[[エルドラメンバー|エルドラチーム]]は本機を駆り「ザウルス帝国」を始めとする数々の悪と戦って勝利を収め、この世界に平和を取り戻した。'''現在の[[エンドレス・イリュージョン]]にヨロイが少ないのは、当時エルドラチームによって無法者の乗るヨロイが大量にぶっ壊されたため'''である。
その昔[[エルドラメンバー]]は本機を駆り「ザウルス帝国」を始めとする数々の悪と戦って勝利を収め、この世に平和を取り戻した。'''現在の[[エンドレス・イリュージョン]]にヨロイが少ないのは、当時エルドラメンバーによって無法者の乗るヨロイが大量にぶっ壊されたため'''である。
その後、使命を終えたエルドラVはグローリアの町の郊外のピラミッド型基地に未整備のまま眠っていたが、[[ブッチ]]が引き起こした[[ヨロイ]]騒ぎをきっかけに、勇者達と共に復活。そして[[エルドラソウル]]へと生まれ変わり、[[カギ爪の男]]の野望を止めるために旅立つ。
その後、使命を終えたエルドラVはグローリアの町の郊外のピラミッド型基地に未整備のまま眠っていたが、[[ブッチ]]が引き起こした騒ぎをきっかけに、勇者達と共に復活。やがて[[エルドラソウル]]へと生まれ変わり、[[カギ爪の男]]の野望を止めるべく旅立つのであった。
=== 構成機体 ===
=== 構成機体 ===
:腕部を構成する重爆撃機。バリヨが搭乗。
:腕部を構成する重爆撃機。バリヨが搭乗。
;ボディガンダー
;ボディガンダー
:胴体を構成する鳥型メカ。ホセが搭乗。
:胴体を構成する鳥型戦闘機。ホセが搭乗。
;ナイスフッター
;ナイスフッター
:脚部を構成する重戦車。カルロスが搭乗するが、劇中では'''カルロスは寝っぱなし'''である。
:脚部を構成する重戦車。カルロスが搭乗するが、劇中では'''カルロスは寝っぱなし'''である。
;ピンクアミーゴ
;ピンクアミーゴ
:バックパックに装着される鳥型サポートメカ。チヅルが搭乗した機体であったが、彼女が既に故人であったため、ブッチ戦では当初これを欠いた状態での戦闘を強いられた。
:背中に装着される鳥型サポートメカ。チヅルが搭乗した機体であったが、彼女が既に故人であったため、ブッチ戦では当初これを欠いた状態での戦闘を強いられた。
=== エルドラIV ===
=== エルドラIV ===
ピンクアミーゴ以外の四機が合体した状態。補給ユニットであるピンクアミーゴが欠けているため、出力が大幅に落ち、敵のヨロイに大苦戦を強いられる。ピンクアミーゴの有無以外でのこの形態の特徴は、角飾りが小さいのとフェイスガードが無いこと。
ピンクアミーゴ以外の四機が合体した状態。補給ユニットであるピンクアミーゴが欠けているため、出力が大幅に落ち、敵のヨロイに大苦戦を強いられる。ピンクアミーゴの有無以外でのこの形態の特徴は、角飾りが小さいのとフェイスガードが無いこと。
=== 携帯機シリーズ ===
=== 携帯機シリーズ ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦K}}
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦K}}
:初登場作品。今回は原作に近いが敵は[[シベ鉄]]で、グローリアの町を[[プリシラ]]と[[ヴァン]](原作では参加せず)と共に守る。ちなみに今作の数少ない複数[[合体]]ロボである。次に合流すると[[エルドラソウル]]になるのでこの一話だけ使用可能のスポット参戦。戦闘演出がよく出来ているのでたった一話しか使用出来ないのが悔やまれる。残念ながら「虹の彼方」はBGMに無い。数千年も前から存在しているらしい。なお、同ステージには同じく最強クラスのレプリカである[[ヴォルケイン]]も登場する。
:初登場作品。ちなみに本作では数少ない複数[[合体]]ロボである。
:扱いは原作に近いが敵は[[シベ鉄]]で、グローリアの町を[[プリシラ]]、[[ヴァン]](原作では参加せず)と共に守る。次に合流する時には[[エルドラソウル]]になるのでこの一話だけのスポット参戦。戦闘演出がよく出来ているので、たった一度しか使えないのが悔やまれる。残念ながら「虹の彼方」も未実装。ちなみに数千年も前から存在しているらしい。
=== VXT三部作 ===
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦T]]
;[[スーパーロボット大戦T]]
:'''名前のみの登場'''。本作ではエルドラメンバーは火星の各地で目撃されたテロリストを退治するためにグローリアの町から旅立っており、その際ピンクアミーゴは置いて行かれたようでエルドラIVが[[イベント・演出でのみ登場するメカ|マップアイコンだけの登場]]をしている。
:名前のみ登場。本作ではエルドラメンバーは火星の各地で目撃されたテロリストを退治するためにグローリアの町から旅立っており、その際ピンクアミーゴは置いて行かれたようでエルドラIVが[[イベント・演出でのみ登場するメカ|マップアイコンだけの登場]]をする。
:旅の途中で知り合ったプリシラと共にトリノリアの町までやってくるが、[[ジョー・ラッツ|ジョー]]の攻撃から[[ブラウニー]]をかばったことでガタが来てしまい、離脱する。背を向けて登場するのでピンクアミーゴが欠けていることが分かりやすい。
:旅の途中で知り合ったプリシラと共にトリノリアの町までやってくるが、[[ジョー・ラッツ|ジョー]]の攻撃から[[ブラウニー]]をかばったことでガタが来てしまい、離脱する。背を向けて登場するのでピンクアミーゴが欠けていることが分かりやすい。
:本作では10年ぶりに立ち上がったと説明されており、未整備期間が短くなったためかエルドラIVでありながら鮮やかな色をしている(もっとも、ネロ達が[[ブラックマイトガイン]]の面倒を見ていたのを考えると普通に動かしていた可能性も考えられるし、グローリアの町から旅立ってしばらく転戦していたことが示唆されているのでその間に埃が取れた可能性もある)。[[剣鉄也|鉄也]]はエルドラVが今も現役だったことに驚いていた。
:本作では10年ぶりに立ち上がったと説明されており、未整備期間が短くなったためかエルドラIVでありながら鮮やかな色をしている(もっとも、ネロ達が[[ブラックマイトガイン]]の面倒を見ていたのを考えると普通に動かしていた可能性も考えられるし、グローリアの町から旅立ってしばらく転戦していたことが示唆されているのでその間に埃が取れた可能性もある)。[[剣鉄也|鉄也]]はエルドラVが今も現役だったことに驚いていた。
== 対決・名場面 ==
== 対決・名場面 ==
;合体シーン
;レッツゴー!エルドラド!
:専用曲つきで往年の勇者シリーズの手法を踏襲している。ちなみにわざわざこれのために[[勇者シリーズ]]を手がけたスタッフを呼んできたという逸話がある。後述の通りデザイナーの関係で細かい演出はエルドラン系の方が近いが。
:エルドラIVへの合体シーンは、往年の勇者シリーズの手法を踏襲している。わざわざこのために[[勇者シリーズ]]を手がけたスタッフを呼んできたという逸話がある。
;勇者は再び
;勇者は再び
:町の人々に疎まれて復讐しようとする[[ブッチ]]を止めるため、数十年ぶりに立ち上がったエルドラメンバー。[[ブッチ]]と同様、町民達に疎まれても恨まなかったのは、彼らが町と町に住む人々を愛していたからであった。そして愛する者を守るべく駆けつけた(正確には彼らの心意気を認めた[[ヴァン]]が[[ダン・オブ・サーズデイ|ダン]]で投げ飛ばした)ピンクアミーゴが合体。[[チヅル]]の魂と思い出が四人の心を一つにし、勝利を収める。
:町の人々に復讐しようとする[[ブッチ]]を止めるため、数十年ぶりに立ち上がったエルドラメンバー。ブッチと同じく町民達に疎まれていたエルドラメンバーが彼らを少しも恨まなかったのは、町と町に住む人々を心から愛していたからであった。そしてエルドラIVが窮地に陥った時、「勇者」の心意気を認めた[[ヴァン]]が[[ダン・オブ・サーズデイ|ダン]]で投げ飛ばしたピンクアミーゴが飛来。[[チヅル]]の魂と思い出が四人の心を一つにし、勝利を収める。
== 余談 ==
== 余談 ==
*エルドラメンバーとエルドラは過去のロボットアニメ(特に[[コン・バトラーV]]と[[勇者シリーズ]])などをモチーフとした設定が多く、オマージュの宝庫となっている。例えばエルドラの[[ヴァルシオン|身長が57m]]なのはコンVと同様。巨大な翼や未使用必殺技は[[ジェネシックガオガイガー|あの破壊神]]っぽいが、各部の細かいディテールや合体演出だけを切り取ると、デザイナーの関係もあってむしろエルドランシリーズの要素が強い(丸みが少ないデザイン、丸い手の指、合体時に伸びる角飾り、合体完了時に手を広げたポーズを取るなど)。
*エルドラメンバーとエルドラは過去のロボットアニメ(特に[[コン・バトラーV]]と[[勇者シリーズ]])をモチーフとする部分が多く、オマージュの宝庫となっている。例えばエルドラの[[ヴァルシオン|身長が57m]]なのはコンVと同様。巨大な翼や未使用必殺技は[[ジェネシックガオガイガー|あの破壊神]]っぽいが、各部の細かいディテールや合体演出だけを切り取ると、デザイナーの関係もあってむしろエルドランシリーズの要素が強い(丸みが少ないデザイン、丸い手の指、合体時に伸びる角飾り、合体完了時に手を広げたポーズを取るなど)。
**ちなみに『ガン×ソード』の前番組は『[[勇者王ガオガイガーFINAL|勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]』で、前作の『[[勇者王ガオガイガー]]』に谷口監督もスタッフ(主に演出)として関わっている。
**ちなみに『ガン×ソード』の前番組は『[[勇者王ガオガイガーFINAL|勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]』で、前作の『[[勇者王ガオガイガー]]』に谷口監督もスタッフ(主に演出)として関わっている。
*エルドラIVからエルドラVへ合体した際にまるで[[PS装甲|フェイズシフト装甲]]が起動したかのように機体の色が鮮やかになる描写があるが、これは'''単に何十年も未整備だったためにこびりついていた埃が最大稼動の熱で吹き飛んだだけ'''である。
*エルドラIVからエルドラVへ合体した際にまるで[[PS装甲|フェイズシフト装甲]]が起動したかのように機体の色が鮮やかになる描写があるが、これは'''単に何十年も未整備だったためにこびりついていた埃が最大稼動の熱で吹き飛んだだけ'''である。