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− ASに置いての戦闘ではいかに戦況が不利な状況でも互角以上に闘い抜き勝利しており、特にサベージ搭乗時の戦果は凄まじく、度々作中では第二世代ASとしては前例がないほどのほとんど不可能な戦果を挙げている。本編中盤以降は単身・生身という圧倒的不利な状況で戦うことが多く、単身で多数のアマルガムの兵士や等身大AS[[アラストル]]を撃破しており、生身での戦闘能力に置いても非凡さが窺える。
− ちなみにスパロボやふもっふでは愛銃であるグロック19を発砲しているシーンが豊富にあるものの、原作小説における本編シリーズではハンドガン程度ではどうにもならない事が多く、当然高威力高レートのカービン銃やアサルトライフルを好んで使うため、所謂サイドアームでしかないグロック19はあまり発砲した事がなかったりする。なお、このグロックはメリダ島の最終決戦後にそのまま放棄してきたようである。+
− このグロッグ19だが、信頼性や即応性は確かにあるのだが、その特殊な仕様故「セーフティが解除されてないぞ?」や「弾切れでハンマーだけガチガチ鳴る」等のありがちなネタが出来ないため、持たせたのは失敗だったと賀東は語っていた。+
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少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手なのは先述通り。またそもそもしゃべる日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。発音も日本育ちのドイツ人であるクルツに比べても流暢ではないようだ。
少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手なのは先述通り。またそもそもしゃべる日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。発音も日本育ちのドイツ人であるクルツに比べても流暢ではないようだ。
知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。ちなみに武器が使えないと戦闘に支障が出るという事もなく、前述のようにアフガン時代のろくな装備も無かった戦闘経験から不利な戦況での戦いになれており、原作小説では素手で武装した男を倒すことはおろか、手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。
知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。ちなみに武器が使えないと戦闘に支障が出るという事もなく、前述のようにアフガン時代のろくな装備も無かった戦闘経験から不利な戦況での戦いになれており、原作小説では素手で武装した男を倒すことはおろか、手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。ASに置いての戦闘ではいかに戦況が不利な状況でも互角以上に闘い抜き勝利しており、特にサベージ搭乗時の戦果は凄まじく、度々作中では第二世代ASとしては前例がないほどのほとんど不可能な戦果を挙げている。本編中盤以降は単身・生身という圧倒的不利な状況で戦うことが多く、単身で多数のアマルガムの兵士や等身大AS[[アラストル]]を撃破しており、生身での戦闘能力に置いても非凡さが窺える。
ちなみにスパロボやふもっふでは愛銃であるグロック19を発砲しているシーンが豊富にあるものの、原作小説における本編シリーズではハンドガン程度ではどうにもならない事が多く、当然高威力高レートのカービン銃やアサルトライフルを好んで使うため、所謂サイドアームでしかないグロック19はあまり発砲した事がなかったりする。なお、このグロックはメリダ島の最終決戦後にそのまま放棄してきたようである。このグロック19だが、信頼性や即応性は確かにあるのだが、その特殊な仕様故「セーフティが解除されてないぞ?」や「弾切れでハンマーだけガチガチ鳴る」等のありがちなネタが出来ないため、持たせたのは失敗だったと賀東は語っていた。
趣味として釣りや読書(ただし読むのは軍事関係の技術書や専門誌ばかり)を嗜んでいる。また、基地内の娯楽室に設置されていたテトリスをやり込んでいるなどいわゆる「落ちものパズル」には興味を示しており、完全に娯楽に無関心というわけでもないようだ。他、陣代高校在学中にクラスメイトとの付き合いで、UNOとカード麻雀のルールは完璧に覚えている。
===[[小説|小説版]]での動向===
===[[小説|小説版]]での動向===
その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
以降の動向は、当初は彼とかなめが直接登場せず関係者が語る形だったため<ref>原作者・賀東招二は後述する25周年新作を発表する以前、その後の宗介とかなめが直接登場する物語を書いていない理由を問われた際、「直後の三日間なら書けるが、'''書いても甘々ラブラブにしかならないので腹立つ'''」と冗談とも本気ともつかないような回答をしている。後年、『フルメタル・パニック!family』では本当に甘々ラブラブな生活を描いており、あとがきにて「当時は続編を書くつもりはなかったが、時間が経ったことで考えが変わった」と述べている。</ref><ref>短編「テッサの墓参り」では本編エピローグの三ヶ月後が舞台になっているが、テッサは彼と電話等の連絡しか取っておらず直接会っていない事を愚痴にする場面が存在する。</ref>詳細不明だったが、弱体化したとはいえ依然存在するアマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移っていると思われ、かなめを救い出しても彼の戦いは当分終わることがなさそうである。ちなみに戸籍も学籍もミスリルが偽装したことが日本政府にバレているため使う事はできない。身体的にはナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。アルコールも一生摂取できないと診断されているが、宗介は飲む気がない<ref>イスラム教の戒律云々以前に、彼が「アルコールは脳細胞を破壊する」と考えていることと、実際に香港で一口飲んで辟易したため。</ref>ので意に介していない。後に2023年に、連載開始から25周年を記念した企画として『フルメタル・パニック!family』が発表され、そちらで漸く最終巻から20年後の彼らが描かれるようになり、20年経ってもかなめと共に住処を転々としている模様。
以降の動向は、当初は彼とかなめが直接登場せず関係者が語る形だったため<ref>原作者・賀東招二は後述する25周年新作を発表する以前、その後の宗介とかなめが直接登場する物語を書いていない理由を問われた際、「直後の三日間なら書けるが、'''書いても甘々ラブラブにしかならないので腹立つ'''」と冗談とも本気ともつかないような回答をしている。後年、『フルメタル・パニック!family』では本当に甘々ラブラブな生活を描いており、あとがきにて「当時は続編を書くつもりはなかったが、時間が経ったことで考えが変わった」と述べている。</ref><ref>短編「テッサの墓参り」では本編エピローグの三ヶ月後が舞台になっているが、テッサは彼と電話等の連絡しか取っておらず直接会っていない事を愚痴にする場面が存在する。</ref>詳細不明だったが、弱体化したとはいえ依然存在するアマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移っていると思われ、かなめを救い出しても彼の戦いは当分終わることがなさそうである。ちなみに戸籍も学籍もミスリルが偽装したことが日本政府にバレているため使う事はできない。身体的にはナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。アルコールも一生摂取できないと診断されているが、宗介は飲む気がない<ref>イスラム教の戒律云々以前に、彼が「アルコールは脳細胞を破壊する」と考えていることと、実際に香港で一口飲んで辟易したため。</ref>ので意に介していない。後に2023年に、連載開始から25周年を記念した企画として『フルメタル・パニック!Family』が発表され、そちらで漸く最終巻から20年後の彼らが描かれるようになり、20年経ってもかなめと共に住処を転々としている模様。
==登場作品と役柄==
==登場作品と役柄==
原作小説版が参戦する以前はシリアス長編とふもっふの短編がストーリー上で同時に再現されるため、両作の性格が混ざった様なキャラクターにされている事が多く、アニメ版や原作とは別人になりがち(キャラが崩壊しているレベルではないが)。また、ロボットアニメトップクラスの悲惨な境遇ではあるが、触れられることもない。彼のことをカタカナ表記で「ソースケ」と呼ぶのは同じ「フルメタ」のキャラクターに限定され、他作品のキャラクターはオリジナルを含め「宗介」呼び。
原作小説版が参戦する以前はシリアス長編とふもっふの短編がストーリー上で同時に再現されるため、両作の性格が混ざった様なキャラクターにされている事が多く、アニメ版や原作とは別人になりがち(キャラが崩壊しているレベルではないが)。また、ロボットアニメトップクラスの悲惨な境遇ではあるが、触れられることもない。彼のことをカタカナ表記で「ソースケ」と呼ぶのは同じ「フルメタ」のキャラクターに限定され、他作品のキャラクターはオリジナルを含め「宗介」呼び。
原作小説版が非常にハードな作風で知られ宗介の結末は上記の通りかなめとの再会は果たせたものの、完全なハッピーエンドとは言い難く身体的にも立場的にもかなり過酷な状況のまま物語を終えているが、スパロボではあまりストーリーや設定の再現が行われていないため、かなめが狙われない、『V』においても復学できているなどいずれの作品でも最後は平穏な生活を送れることが示唆されている<ref>原作では先述の通り決着後もかなめが狙われている状況から変わっておらず、宗介自身も米軍に追われ、身体に後遺症が残っている。また戸籍も学籍も偽装だと明らかになっているので、学校は退学処分になっている上に日本にも居る事はできない。『family』では日本に戻ってきたがそれ以前には世界中を飛び回っていた様子がある。</ref>。
原作小説版が非常にハードな作風で知られ宗介の結末は上記の通りかなめとの再会は果たせたものの、完全なハッピーエンドとは言い難く身体的にも立場的にもかなり過酷な状況のまま物語を終えているが、スパロボではあまりストーリーや設定の再現が行われていないため、かなめが狙われない、『V』においても復学できているなどいずれの作品でも最後は平穏な生活を送れることが示唆されている<ref>原作では先述の通り決着後もかなめが狙われている状況から変わっておらず、宗介自身も米軍に追われ、身体に後遺症が残っている。また戸籍も学籍も偽装だと明らかになっているので、学校は退学処分になっている上に日本にも居る事はできない。『Family』では日本に戻ってきたがそれ以前には世界中を飛び回っていた様子がある。</ref>。
===[[Zシリーズ]]===
===[[Zシリーズ]]===
*同じく角川版権・京都アニメーション制作の『らき☆すた』では度々作中作のキャラとして登場しており、12話では同じ関智一氏演じるアニメ店長が「3年前からブロマイドが売れ残ってる」「[[テレサ・テスタロッサ|大佐]]なんか即日完売した」と自虐ネタを発している。
*同じく角川版権・京都アニメーション制作の『らき☆すた』では度々作中作のキャラとして登場しており、12話では同じ関智一氏演じるアニメ店長が「3年前からブロマイドが売れ残ってる」「[[テレサ・テスタロッサ|大佐]]なんか即日完売した」と自虐ネタを発している。
*[[ぽに男]]のモデルである漫画家の井上よしひさ氏が手掛けた漫画『おじいちゃんは少年探偵』には、宗介をモデルにした傭兵犬'''「ソース(サハラ犬尉)」'''が、賀東氏の了承のもと登場している。
*[[ぽに男]]のモデルである漫画家の井上よしひさ氏が手掛けた漫画『おじいちゃんは少年探偵』には、宗介をモデルにした傭兵犬'''「ソース(サハラ犬尉)」'''が、賀東氏の了承のもと登場している。
*2023年に発表された後日談小説では、かなめと結婚しており、'''二児の父親'''になっているとのこと。
*2023年に発表された後日談小説『Family』では、かなめと結婚しており、'''二児の父親'''になっているとのこと。
**また、現実世界の2023年にカロリーメイトのフルーツ味が一時販売終了からの復活を遂げた事実を受け、作中でも宗介が一喜一憂している場面が描かれている。さりげなくスパロボネタが公式に逆輸入されるという事態となった。
==脚注==
==脚注==