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| :第18話、負傷した自分の身体から滴る血を綾人に見せ、哀願を込めて彼からの同意を得ようとする。 | | :第18話、負傷した自分の身体から滴る血を綾人に見せ、哀願を込めて彼からの同意を得ようとする。 |
| ;「アヤトクン サヨナラ」 | | ;「アヤトクン サヨナラ」 |
− | :彼女の最期の「言葉」。これらのメッセージは、浩子がメモ帳に書き記した文字をヴィブラートが街の灯を使って投影していた。ちなみに「ラ」だけ異様に線が伸びているが、これは最後の一文字を書き終わる間際に死亡したため、弾みでペンが走ったのが原因。 | + | :彼女の最期の「言葉」。これらのメッセージは、浩子がメモ帳に書き記した文字をヴィブラートが街の灯を使って投影していた。 |
| + | :ちなみに「ラ」だけ異様に線が伸びているが、これは最後の一文字を書き終わる間際に死亡したため、弾みでペンが走ったのが原因。 |
| :原作の無情さは『[[MX]]』でも見事に再現されており、原作未視聴者も、視聴済みのプレイヤーでさえも失意と絶望のどん底に叩き落してくれる。 | | :原作の無情さは『[[MX]]』でも見事に再現されており、原作未視聴者も、視聴済みのプレイヤーでさえも失意と絶望のどん底に叩き落してくれる。 |
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| === 蒼穹幻想曲 === | | === 蒼穹幻想曲 === |
| ;「なにいってるのよっ! 鳥飼のバカっっ!」<br />「くだらない意地張らないでよっ! 早く降りてきなさいよ!」<br />「だいたい、なんで親友同士で戦ってるのよっ!」<br />「わからないよっ! わたし、ムーリアンとか、全然わからないけど……でもわたしには綾人くんや、鳥飼の方が大切だもん! そのくらいわかるんだからっ!」<br />「だいたいっ、わたしたちつき合っているんだからっ! もう別れるからねっ! 今っ!!」 | | ;「なにいってるのよっ! 鳥飼のバカっっ!」<br />「くだらない意地張らないでよっ! 早く降りてきなさいよ!」<br />「だいたい、なんで親友同士で戦ってるのよっ!」<br />「わからないよっ! わたし、ムーリアンとか、全然わからないけど……でもわたしには綾人くんや、鳥飼の方が大切だもん! そのくらいわかるんだからっ!」<br />「だいたいっ、わたしたちつき合っているんだからっ! もう別れるからねっ! 今っ!!」 |
− | :『蒼穹幻想曲』のバーベム編より。バーベム達に反抗すべく、[[MU]]と[[バーベム財団]]に占拠された[[TERRA]]本部から脱走した綾人一行を追撃する追手として現れた守。彼の[[オブリガード]]が戦闘の末敗れた際、機体からの脱出を呼びかける綾人の言葉を、綾人への嫉妬や意地もあって拒む守への浩子の説得の台詞。親友を想う彼女の優しい心が見事に表れた台詞。 | + | :『蒼穹幻想曲』のバーベム傾向編より。 |
| + | :バーベム達に反抗すべく、[[MU]]と[[バーベム財団]]に占拠された[[TERRA]]本部から脱走した綾人一行を追撃する追手として現れた守。 |
| + | :彼の[[オブリガード]]が戦闘の末敗れた際、機体からの脱出を呼びかける綾人の言葉を、綾人への嫉妬や意地もあって拒む守への浩子の説得の台詞。 |
| + | :親友を想う彼女の優しい心が見事に表れた台詞。 |
| ;「このトーヘンボクっ! だからってっ、鳥飼の事が嫌いなわけないでしょっ!」<br />「だから帰ってきなさいっ! わたしたちの所にっ!」 | | ;「このトーヘンボクっ! だからってっ、鳥飼の事が嫌いなわけないでしょっ!」<br />「だから帰ってきなさいっ! わたしたちの所にっ!」 |
− | :上記の台詞を受けて、「もともと、綾人の方が好きだった癖に…」とぼやく守に対してぶつけた台詞。この後、綾人の説得も受けて、守は今度こそ綾人と浩子に完全に心を開き、改めて二人と「親友」になる。原作では悲劇的な結末を辿った浩子と守が本当の意味で救われた、心温まる嬉しい場面である。 | + | :上記の台詞を受けて、「もともと、綾人の方が好きだった癖に…」とぼやく守に対してぶつけた台詞。 |
| + | :この後、綾人の説得も受けて、守は今度こそ綾人と浩子に完全に心を開き、改めて二人と「親友」になる。 |
| + | :原作では悲劇的な結末を辿った浩子と守が本当の意味で救われた、心温まる嬉しい場面である。 |
| ;恵「浩子ちゃん?守君!?」<br />「鳥飼が…。輸血しなさいって、遥さんが!」<br />恵「でも、ここにあるのは…」<br />「私のを使って!お願い!」 | | ;恵「浩子ちゃん?守君!?」<br />「鳥飼が…。輸血しなさいって、遥さんが!」<br />恵「でも、ここにあるのは…」<br />「私のを使って!お願い!」 |
| :『蒼穹幻想曲』バーベム編の最終決戦のムービーの1つより。 | | :『蒼穹幻想曲』バーベム編の最終決戦のムービーの1つより。 |
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| :尚、同ムービーでは、負傷した五味勝も輸血を受けながらベッドで横になっている。 | | :尚、同ムービーでは、負傷した五味勝も輸血を受けながらベッドで横になっている。 |
| ;「だからね、この世界には赤い血の人と、青い血の人がいるの」<br/>「でもね、肌が白い人も黒い人も同じ人間でしょう?」<br/>「血の色が違っても、やっぱり同じなんだよ。人間なんだよ」 | | ;「だからね、この世界には赤い血の人と、青い血の人がいるの」<br/>「でもね、肌が白い人も黒い人も同じ人間でしょう?」<br/>「血の色が違っても、やっぱり同じなんだよ。人間なんだよ」 |
− | :『蒼穹幻想曲』のバーベム編・朝比奈EDにて。「ムーリアンとして」の己を受け入れた浩子は、通りすがりの人間の子供に人間と己の血を見せた。 | + | :『蒼穹幻想曲』のバーベム編・朝比奈EDにて。 |
− | :肌の色が異なっても『同じ人間』という生き物だということを長い歴史の歩みで証明したように、血の色が違えど人間とムーリアンは『心を持った生き物である』事を示すために、人間とムーリアンの共存を模索するのであった。 | + | :「ムーリアンとして」の己を受け入れた浩子は、通りすがりの人間の子供に人間と己の血を見せた。 |
| + | :肌の色が異なっても『同じ人間』という生き物だということを長い歴史の歩みで証明したように、血の色が違えど人間とムーリアンは『心を持った生き物である』ことを示すために、人間とムーリアンの共存を模索するのであった。 |
| ;「ううん、全然怖くないよ。 みんな同じだもん。 暑かったら暑いし、悲しかったら涙を流すのよ」 | | ;「ううん、全然怖くないよ。 みんな同じだもん。 暑かったら暑いし、悲しかったら涙を流すのよ」 |
− | :上の台詞の後、子供から「その人たちは怖くないの?」と言われてこう返した。それを聞いた子供はムーリアンは人間と変わらないと素直に分かってくれたのであった。それでも人間とムーリアンが理解し、共に歩むまでにはまだ時間が必要である。だが……。 | + | :上の台詞の後、子供から「その人たちは怖くないの?」と言われてこう返した。 |
| + | :それを聞いた子供はムーリアンは人間と変わらないと素直に分かってくれたのであった。 |
| + | :それでも人間とムーリアンが理解し、共に歩むまでにはまだ時間が必要である。だが……。 |
| ;綾人「少しずつ伝えとけばいいとよ……浩子は優しいから」<br/>「そうだね。わたしには、わたしにしかできないことがあるもの」<br/>「ムーリアンと人間の橋渡し……一生かけてやりがいのある仕事だよ!」<br/>綾人「応援してるよ」<br/>「えへっ! 理解のある恋人がいて、わたし幸せ! これからもずーっと一緒だね……綾人」 | | ;綾人「少しずつ伝えとけばいいとよ……浩子は優しいから」<br/>「そうだね。わたしには、わたしにしかできないことがあるもの」<br/>「ムーリアンと人間の橋渡し……一生かけてやりがいのある仕事だよ!」<br/>綾人「応援してるよ」<br/>「えへっ! 理解のある恋人がいて、わたし幸せ! これからもずーっと一緒だね……綾人」 |
− | :浩子には恋人である綾人がいる。種族が違っても好きな人に愛を抱く心は同じ、彼と共にいれば人間とムーリアンが一緒に生きれる世界が創れると信じて。 | + | :浩子には恋人である綾人がいる。 |
| + | :種族が違っても好きな人に愛を抱く心は同じ、彼と共にいれば人間とムーリアンが一緒に生きれる世界が創れると信じて。 |
| :原作での悲しい最期を迎えたことを考えると、この場面は胸に来るものである。 | | :原作での悲しい最期を迎えたことを考えると、この場面は胸に来るものである。 |
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