差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
137 バイト追加 、 2023年12月9日 (土) 11:55
編集の要約なし
12行目: 12行目:  
| メカニックデザイン =  
 
| メカニックデザイン =  
 
| 音楽 = 中川幸太郎
 
| 音楽 = 中川幸太郎
| 制作 = REMIC<br />グループタック<br />アースクリエイト<br /><ref>本作は制作を特定のスタジオに固定せず、様々なスタジオが入れ替わり制作する体制を採っている。</ref>
+
| 制作 = REMIC<br />グループタック<br />アースクリエイト<br />ほか<ref>本作は制作を特定のスタジオに固定せず、様々なスタジオが入れ替わり制作する体制を採っている。</ref>
 
| 放送局 = テレビ東京
 
| 放送局 = テレビ東京
 
| 配給元 =  
 
| 配給元 =  
40行目: 40行目:  
| その他 =  
 
| その他 =  
 
}}
 
}}
『'''機獣創世記ゾイドジェネシス'''』はグループ・タック他制作によるテレビアニメ作品。
+
『'''ゾイド ジェネシス'''』はグループ・タックほか制作によるテレビアニメ作品。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
スパロボ参戦作品初の[[ゾイドシリーズ]]。テレビアニメは『ゾイドジェネシス』というタイトルだが、初参戦作品である『スパロボK』では玩具のシリーズ名である『機獣創世記ゾイドジェネシス』名義で参戦している。
+
スパロボ参戦作品初の[[ゾイドシリーズ]]。『ゾイド ジェネシス』はテレビアニメのタイトルで、初参戦作品である『[[スーパーロボット大戦K]]』では玩具のシリーズ名である『機獣創世記ゾイドジェネシス』名義で参戦している。
    
玩具設定を「原作」としてアニメを作っていた従来のゾイドシリーズと異なり、本作はアニメスタッフが独自に設定を作り、玩具の方がアニメを「原作」として発売している。そのため、それまでのゾイドTVシリーズとは雰囲気が大きく異なる世界観で構成されている。
 
玩具設定を「原作」としてアニメを作っていた従来のゾイドシリーズと異なり、本作はアニメスタッフが独自に設定を作り、玩具の方がアニメを「原作」として発売している。そのため、それまでのゾイドTVシリーズとは雰囲気が大きく異なる世界観で構成されている。
   −
最大の特徴は、特殊流体金属装甲「ヘルアーマー」を纏った[[バイオゾイド]]の初登場で、「メタルZi」という特殊金属の武器で無ければ倒せないという設定から、それまでの作品で登場・活躍したゾイド達が殆ど太刀打ちできない事になっている。また、放送中にヒロイン二人が高い人気を得たことも特徴で、「レ・ミィ×コトナ」というヒロインによるユニットを立ち上げ、作品後半からのEDテーマを担当させるなど、独自の展開がなされた。
+
最大の特徴は、特殊流体金属装甲「ヘルアーマー」を纏った[[バイオゾイド]]の初登場で、「メタルZi」という特殊金属の武器でなければ倒せないという設定から、それまでの作品で登場・活躍したゾイドがほとんど太刀打ちできないことになっている。また、放送中にヒロイン二人が高い人気を得たことも特徴で、「レ・ミィ×コトナ」というヒロインによるユニットを立ち上げ、作品後半からのEDテーマを担当させるなど、独自の展開がなされた。
    
スパロボシリーズで初めて、パッケージに人型でない主役機体を登場させた。
 
スパロボシリーズで初めて、パッケージに人型でない主役機体を登場させた。
55行目: 55行目:  
そして、数千年の時が流れた。大変動を生き延びたわずかな人々の子孫たちは、各地に新たな文明を築き上げていた。
 
そして、数千年の時が流れた。大変動を生き延びたわずかな人々の子孫たちは、各地に新たな文明を築き上げていた。
   −
ミロード村に住む少年[[ルージ・ファミロン]]は惑星Ziの古代兵器「[[ゾイド]]」の発掘を生業とする一家の一員である。ある日、謎の[[バイオゾイド]]軍団が彼の村を襲う。ルージはその直前に発掘したムラサメライガーに乗り込み敵を撃退したが、この戦闘により村の守り神であった大樹が傷ついてしまう。実はこの大樹は周囲の環境を維持する古代の遺産「ジェネレータ」であり、これを直さない限りは村はいつかは人が住めない場所に変わる。旅人として村に立ち寄っていた[[ラ・カン]]一行からジェネレーターを修理できる職人が世界のどこかにいることを聞いたルージは、職人を探すためにラ・カンとともに村から旅立つことを決意した。
+
ミロード村に住む少年[[ルージ・ファミロン]]は惑星Ziの古代兵器「[[ゾイド]]」の発掘を生業とする一家の一員である。ある日、謎の[[バイオゾイド]]軍団が彼の村を襲う。ルージはその直前に発掘したムラサメライガーに乗り込み敵を撃退したが、この戦闘により村の守り神であった大樹が傷ついてしまう。実はこの大樹は周囲の環境を維持する古代の遺産「ジェネレータ」であり、これを直さない限り村はいつか人が住めない場所に変わる。旅人として村に立ち寄っていた[[ラ・カン]]一行からジェネレータを修理できる職人が世界のどこかにいることを聞いたルージは、職人を探すためにラ・カンとともに村から旅立つことを決意した。
    
村から出たことになかったルージは長い旅の中で、世界の現状を知る。彼の村を襲ったのは科学技術を駆使して世界征服を狙う「[[ディガルド武国]]」。その脅威を身をもって体験したルージは、いつしか「[[ディガルド討伐軍]]」に深く関わりあうようになる。
 
村から出たことになかったルージは長い旅の中で、世界の現状を知る。彼の村を襲ったのは科学技術を駆使して世界征服を狙う「[[ディガルド武国]]」。その脅威を身をもって体験したルージは、いつしか「[[ディガルド討伐軍]]」に深く関わりあうようになる。
155行目: 155行目:  
== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;[[惑星Zi]]
 
;[[惑星Zi]]
:ゾイドシリーズの舞台となる惑星。3つの衛星が存在していたが、ヘリック共和国とゼネバス帝国の戦争中に起きた大変異により2つとなり、さらにゾイドジェネシスの時代には1つに減っている。
+
:ゾイドシリーズの舞台となる惑星。3つの衛星が存在していたが、ヘリック共和国とゼネバス帝国の戦争中に起きた大変異により2つとなり、さらに『ゾイド ジェネシス』の時代には1つに減っている。
 
:本作では全体的に東南アジアテイストに溢れる世界観となっている。
 
:本作では全体的に東南アジアテイストに溢れる世界観となっている。
 
;[[ゾイド]]
 
;[[ゾイド]]
162行目: 162行目:  
:大型ゾイドは誰でも動かせるわけではなく、人によってはコックピットで何をしてもゾイドが反応しないことがある。また、あるゾイドを動かすことが出来ても、別のゾイドは動かせないということもある。言わば「ゾイドが乗り手を選んでいる」かのような面があり、このゾイドを起動させられる能力、もしくは相性のことを「ゾイド適性」と呼ぶ。これはゾイドシリーズの中でも本作のみの設定。
 
:大型ゾイドは誰でも動かせるわけではなく、人によってはコックピットで何をしてもゾイドが反応しないことがある。また、あるゾイドを動かすことが出来ても、別のゾイドは動かせないということもある。言わば「ゾイドが乗り手を選んでいる」かのような面があり、このゾイドを起動させられる能力、もしくは相性のことを「ゾイド適性」と呼ぶ。これはゾイドシリーズの中でも本作のみの設定。
 
;ジェネレータ
 
;ジェネレータ
:周囲の環境を維持する装置で旧文明の遺品。巨大な樹木の形をしている。この時代、惑星Ziの大地や大気は人間の生存には適してないようになってるらしく、人類はジェネレータがある場所の周辺でしか生活ができない。ゆえにどんな小さな村でもそこに人が住む限りはジェネレータがある。
+
:周囲の環境を維持する装置で旧文明の遺品。巨大な樹木の形をしている。この時代、惑星Ziの大地や大気は人間の生存には適してないようになっているらしく、人類はジェネレータがある場所の周辺でしか生活ができない。ゆえにどんな小さな村でもそこに人が住む限りはジェネレータがある。
 
;レッゲル
 
;レッゲル
 
:ゾイドの燃料(というか食料)。赤いゲル状の物質で、通常はジェネレータから産出されるが、地下に埋まっているものもある。世界の各地にはレッゲルが湧き出る場所があり、そこが野良ゾイドの餌場となっている。
 
:ゾイドの燃料(というか食料)。赤いゲル状の物質で、通常はジェネレータから産出されるが、地下に埋まっているものもある。世界の各地にはレッゲルが湧き出る場所があり、そこが野良ゾイドの餌場となっている。
214行目: 214行目:  
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]]
:初参戦作品。今作では[[惑星Zi]]は登場せず、もう1つの地球にあるエリアZiと呼ばれる隔離された地域が舞台とされている。登場人物が他作品のマシンを[[ゾイド]]と勘違いするというネタが多々ある(例:各種ロボット→人型のゾイド、[[大空魔竜 (LOD)|大空魔竜]]→大型の竜ゾイド等)。
+
:初参戦作品。『機獣創世記ゾイドジェネシス』名義。今作では[[惑星Zi]]は登場せず、[[地球 (スパロボK)|もう1つの地球]]にあるエリアZiと呼ばれる隔離された地域が舞台とされている。登場人物が他作品のマシンを[[ゾイド]]と勘違いするというネタが多々ある(各種ロボット→人型のゾイド、[[大空魔竜 (LOD)|大空魔竜]]→大型の竜ゾイドなど)。
:地上適応Sの機体が多くゾイド同士の対決では強力な反面、[[レインボージャークウインド]]と[[バイオプテラ]](隠し機体)以外は空中戦・宇宙戦において弱い傾向にある。基本的に[[気力]]上昇での[[特殊能力]]発動などがないため、大半は平凡なリアル系機体でしかなく、使い辛さが目立つ。剣を持っている機体が多い割に、何故か[[デッドリーコング]]以外は[[切り払い]]が出来ないのも地味に痛い。一応、空中や[[宇宙]]適応を各種[[強化パーツ]]で補うなどするとそこそこ使いやすくなる…のだが、(宇宙適応が低い機体が全体的に多いため)強化パーツを回したくても回せないことも多く、そのまま[[二軍]]落ちする事も珍しくない。強化パーツを購入できない1周目でメインとして運用するには相応の覚悟が必要。
+
:地上適応Sの機体が多くゾイド同士の対決では強力な反面、[[レインボージャークウインド]]と[[バイオプテラ]](隠し機体)以外は空中戦・宇宙戦において弱い傾向にある。基本的に[[気力]]上昇での[[特殊能力]]発動などがないため、大半は平凡なリアル系機体でしかなく、使い辛さが目立つ。剣を持っている機体が多い割に、なぜか[[デッドリーコング]]以外は[[切り払い]]ができないのも地味に痛い。一応、空中や[[宇宙]]適応を各種[[強化パーツ]]で補うなどするとそこそこ使いやすくなるが、宇宙適応が低い機体が全体的に多いため強化パーツを回したくても回せないことも多く、そのまま[[二軍]]落ちすることも珍しくない。強化パーツを購入できない1周目でメインとして運用するには相応の覚悟が必要。
:'''新参戦作品は優遇される傾向がある'''スパロボだが本作の場合、性能面では前述通り今一つパンチに欠け、シナリオ面では重要エピソード(特に主人公ルージの成長に関わるもの)の省略・改変が多い等、優遇されているとは言い難い扱い。
+
:新参戦作品は優遇される傾向があるスパロボだが本作の場合、性能面では前述通り今一つパンチに欠け、シナリオ面では重要エピソード(特にルージの成長に関わるもの)の省略・改変が多いなど、優遇されているとは言いがたい。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スパロボ学園]]
 
;[[スパロボ学園]]
:
+
:『機獣創世記ゾイドジェネシス』名義。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:「ゾイドジェネシス」名義で[[ゾイド -ZOIDS-|初代ゾイド]]と共に参戦だが、ディガルド武国が存在しないため[[いるだけ参戦]]となっている。
+
:本作から『ゾイド ジェネシス』名義になった。[[ゾイド -ZOIDS-|初代ゾイド]]と共に参戦だが、ディガルド武国が存在しないため[[いるだけ参戦]]となっている。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*過去のゾイドシリーズで3DCGを制作した小学館ミュージック&デジタルエンタテイメントが本格的にアニメーション制作に携わった作品であり、ノウハウの無さ故か各話ごとに様々な制作会社からグロス請けを行っていた。しかしそのために[[宇宙の騎士テッカマンブレード|人物の作画が不安定となっている]]事でも知られている。
+
*過去のゾイドシリーズで3DCGを制作した小学館ミュージック&デジタルエンタテイメントが本格的にアニメーション制作に携わった作品であり、ノウハウのなさ故か各話ごとに様々な制作会社からグロス請けを行っていた。そのために[[宇宙の騎士テッカマンブレード|人物の作画が不安定となっている]]ことでも知られている。
 
*作中では各キャラクターが諸々の問題を抱えているが、「まずはこの戦争を終わらせてから、それから自分たちの問題の解決にとりかかろう」という流れで物語を動かしている。しかし最終回が敵ボスを倒して唐突に終わりエピローグも描写されないため、伏線未解消アニメの代表例として語られることが多々ある。ただし、後に発売されたドラマCDに後日談が語られており、そこで各キャラクターが抱えていた諸問題がどのように解決されたのかが補完されている。
 
*作中では各キャラクターが諸々の問題を抱えているが、「まずはこの戦争を終わらせてから、それから自分たちの問題の解決にとりかかろう」という流れで物語を動かしている。しかし最終回が敵ボスを倒して唐突に終わりエピローグも描写されないため、伏線未解消アニメの代表例として語られることが多々ある。ただし、後に発売されたドラマCDに後日談が語られており、そこで各キャラクターが抱えていた諸問題がどのように解決されたのかが補完されている。
 
*キャラクターや陣営の配置、特にリーオ武装搭載ゾイドの搭乗者は映画『七人の侍』をモデルにしていると言われている。が、そちらでは中心の7人から戦死者が多く出ているのに対し、7人のゾイド乗りは誰一人欠けることなく戦いを終えた。
 
*キャラクターや陣営の配置、特にリーオ武装搭載ゾイドの搭乗者は映画『七人の侍』をモデルにしていると言われている。が、そちらでは中心の7人から戦死者が多く出ているのに対し、7人のゾイド乗りは誰一人欠けることなく戦いを終えた。
10,904

回編集

案内メニュー