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ガンダムの生みの親である富野由悠季監督以外が手掛けた最初の[[ガンダムシリーズ]]作品であり、初の[[OVA]]作品。『[[機動戦士ガンダム]]』本編とは直接関係ないサイドストーリーで、[[宇宙世紀]]を描いた作品で初めて[[ニュータイプ]]が登場しない作品。また、'''[[パイロット]]にならない[[民間人]]が主役となった唯一の映像作品'''でもある。[[サイド6]]リボー・コロニーに住む一人の少年の視点から[[一年戦争]]を描いており、戦争の悲惨さをまざまざと見せている。
 
ガンダムの生みの親である富野由悠季監督以外が手掛けた最初の[[ガンダムシリーズ]]作品であり、初の[[OVA]]作品。『[[機動戦士ガンダム]]』本編とは直接関係ないサイドストーリーで、[[宇宙世紀]]を描いた作品で初めて[[ニュータイプ]]が登場しない作品。また、'''[[パイロット]]にならない[[民間人]]が主役となった唯一の映像作品'''でもある。[[サイド6]]リボー・コロニーに住む一人の少年の視点から[[一年戦争]]を描いており、戦争の悲惨さをまざまざと見せている。
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上記の通り本作は「連邦側から描かれている戦記物」というわけではない為、戦闘シーンは最終回を除いて1話につき数分しかなく、主役機である[[NT-1アレックス|ガンダムNT-1]]が実質的な[[ラストボス]]という珍しい作風となっている<ref>その為、一部書籍やゲーム作品ではNT-1に立ち向かった[[ザク改|ザクⅡFZ型]]が本作の主役機として扱われている作品もある。</ref>。一方でそのジュブナイル性と戦場のリアリティを上手く配合させたシナリオ、武骨にしてスタイリッシュなリ・デザインされたMSなど、今なお本作の人気は高い。
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上記の通り本作は「連邦側から描かれている戦記物」というわけではないため、戦闘シーンは最終回を除いて1話につき数分しかなく、主役機である[[NT-1アレックス|ガンダムNT-1]]が実質的な[[ラストボス]]という珍しい作風となっている<ref>そのため、一部書籍やゲーム作品ではNT-1に立ち向かった[[ザク改|ザクⅡFZ型]]が本作の主役機として扱われている作品もある。</ref>。一方でそのジュブナイル性と戦場のリアリティを上手く配合させたシナリオ、武骨にしてスタイリッシュなリ・デザインされたMSなど、今なお本作の人気は高い。
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SRWにおけるガンダム作品の中でも特に古参であり、またガンダムシリーズでもトップクラスの評価を得ていながら、その作風故か本格的な原作再現が行われた事は少ない(詳しくは後述)。
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SRWにおけるガンダム作品の中でも特に古参であり、またガンダムシリーズでもトップクラスの評価を得ていながら、その作風ゆえか本格的な原作再現が行われたことは少ない(詳しくは後述)。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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;[[アンディ・ストロース]]
 
;[[アンディ・ストロース]]
 
:サイクロプス隊隊員。第1話冒頭で戦死してしまう。
 
:サイクロプス隊隊員。第1話冒頭で戦死してしまう。
;キリング
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;キリング(SRW未登場)
:SRW未登場。ジオン軍中佐。ガンダム破壊任務の為に、サイクロプス隊をサイド6リボー・コロニーに潜入させた。
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:ジオン軍中佐。ガンダム破壊任務のために、サイクロプス隊をサイド6リボー・コロニーに潜入させた。
    
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
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=== [[地球連邦軍]] ===
 
=== [[地球連邦軍]] ===
 
;[[NT-1アレックス]]
 
;[[NT-1アレックス]]
:[[アムロ・レイ]]用に開発された[[マグネットコーティング]]を施し追従性を向上させた最新型MS。しかし、アムロが搭乗する事はなかった。
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:[[アムロ・レイ]]用に開発された[[マグネットコーティング]]を施し追従性を向上させた最新型MS。しかし、アムロが搭乗することはなかった。
 
;[[グレイファントム|トロイホース]]
 
;[[グレイファントム|トロイホース]]
 
:スカーレット隊の[[母艦]]。
 
:スカーレット隊の[[母艦]]。
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:;「いつか空に届いて」
 
:;「いつか空に届いて」
 
::作詞・作曲・歌:椎名恵 / 編曲:戸塚修
 
::作詞・作曲・歌:椎名恵 / 編曲:戸塚修
::『COMPACT2』『IMPACT』『GC』『OE』で戦闘BGMに採用。『IMPACT』ではかなりのアレンジが加えられている。また、『IMPACT』では[[機動戦士ガンダム|ファーストガンダム]]の楽曲が採用されていないため、[[コアブースター]]等のファーストガンダム出典の機体のBGMもこれになっている。
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::『COMPACT2』『IMPACT』『GC』『OE』で戦闘BGMに採用。『IMPACT』ではかなりのアレンジが加えられている。また、『IMPACT』では[[機動戦士ガンダム|ファーストガンダム]]の楽曲が採用されていないため、[[コアブースター]]などのファーストガンダム出典の機体のBGMもこれになっている。
 
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;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
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:;「遠い記憶」
 
:;「遠い記憶」
 
::作詞・作曲・歌:椎名恵 / 編曲:戸塚修
 
::作詞・作曲・歌:椎名恵 / 編曲:戸塚修
::エンディング映像は「一年戦争を体験する子供達を映した白黒の画像が流れる」というもの。第6話(最終話)では、カラー画像に変更される。
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::エンディング映像は「一年戦争を体験する子供たちを映した白黒の画像が流れる」というもの。第6話(最終話)ではカラー画像に変更される。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
シリーズ最初期では[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]の一翼だったが、大抵の場合は[[いるだけ参戦]]で活躍は皆無、主人公であるアルが一切登場しないのもザラだった。バーニィがザクマニアっぷりを発揮する事が主な役割。ストーリー重視となった『α』以降は、時代設定の都合やあまり参戦向きでない作品色が影響してか参戦が少なくなっている。
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シリーズ最初期では[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]の一翼だったが、大抵の場合は[[いるだけ参戦]]で活躍は皆無、主人公であるアルが登場すらしないのもザラだった。バーニィがザクマニアっぷりを発揮することが主な役割。ストーリー重視となった『α』以降は、時代設定の都合やあまり参戦向きでない作品色が影響してか参戦が少なくなっている。
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ジオン軍サイドのMSは多数登場するが、連邦軍サイドのMSはほとんど登場しない。場合によってはバーニィが獅子奮迅の活躍をしたり、[[ノリス・パッカード]]の味方フラグに関わったりするが、どちらにしてもSRWにおいて活躍するのは主にバーニィで、クリスはほぼ「味方の女性パイロットその1」的な扱いに納まっている事が多い。
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ジオン軍サイドのMSは多数登場するが、連邦軍サイドのMSはほとんど登場しない。場合によってはバーニィが獅子奮迅の活躍をしたり、[[ノリス・パッカード]]の味方フラグに関わったりするが、どちらにしてもSRWにおいて活躍するのは主にバーニィで、クリスは「味方の女性パイロットその1」的な扱いに納まっていることが多い。
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だが、いるだけ参戦であるからこそバーニィが生き残り、自軍に加わる事が出来ている側面もある。原作の再現と悲劇の回避、どちらが幸せなのか……とはいえSRWにおいて、この二つの両立はよくある事なのだが。
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だが、いるだけ参戦であるからこそバーニィが生き残り、自軍に加わることができている側面もある。原作の再現と悲劇の回避、どちらが幸せなのか……とはいえSRWにおいて、この二つの両立はよくあることなのだが。
    
『GC(XO)』においてようやく[[サイクロプス隊]]やアルの登場、それに伴うエピソードの再現が行われたことで、不遇もいくらか解消されたと言える。
 
『GC(XO)』においてようやく[[サイクロプス隊]]やアルの登場、それに伴うエピソードの再現が行われたことで、不遇もいくらか解消されたと言える。
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:正式に参戦。なお、主人公であるアルはSFC版のゲームオーバー画面のみ登場。
 
:正式に参戦。なお、主人公であるアルはSFC版のゲームオーバー画面のみ登場。
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
:クリスとバーニィは登場するが、何故か原作メカが一切登場しない「'''人物のみ参戦'''」。『第2次』以上に珍しいパターン。[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]では[[ザク改]]と[[リック・ドムII|ドムII]]が登場するようになった。
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:クリスとバーニィは登場するが、なぜか原作メカが登場しない「'''人物のみ参戦'''」。『第2次』以上に珍しいパターン。[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]では[[ザク改]]と[[リック・ドムII|ドムII]]が登場するようになった。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:クリスとバーニィが特定ルートを通らないと登場しない。
 
:クリスとバーニィが特定ルートを通らないと登場しない。
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=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
:第1話でバーニィを説得できるイベントがある。強化パーツ・[[V-UPユニット]]の登場により、アレックス等でも前線で戦えるようになる。
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:第1話でバーニィを説得できるイベントがある。強化パーツ・[[V-UPユニット]]の登場により、アレックスなどでも前線で戦えるようになる。
 
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor]]
 
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor]]
 
::バーニィの説得イベントがなくなり、初めから自軍にバーニィが加入している。
 
::バーニィの説得イベントがなくなり、初めから自軍にバーニィが加入している。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
 
;[[スーパーロボット大戦GC]]
:[[一年戦争]]がピックアップされた事で久しぶりの参戦となり、原作再現(ザクII改vsアレックス等)も行われたが、フラグを立てていればバーニィは生存する。
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:[[一年戦争]]がピックアップされたことで久しぶりの参戦となり、原作再現(ザクII改vsアレックスなど)も行われたが、フラグを立てていればバーニィは生存する。
 
:本作にてようやく[[アルフレッド・イズルハ]]が初登場しストーリーに絡む。
 
:本作にてようやく[[アルフレッド・イズルハ]]が初登場しストーリーに絡む。
 
:;[[スーパーロボット大戦XO]]
 
:;[[スーパーロボット大戦XO]]
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| 第4話 || 河を渡って木立を抜けて || [[ケンプファー]]、[[NT-1アレックス]]<br />量産型ガンキャノン、ジム・スナイパーII ||  ||
 
| 第4話 || 河を渡って木立を抜けて || [[ケンプファー]]、[[NT-1アレックス]]<br />量産型ガンキャノン、ジム・スナイパーII ||  ||
 
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| 第5話 || 嘘だといってよ、バーニィ || [[グレイファントム]],[[グラーフ・ツェッペリン]] || ||
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| 第5話 || 嘘だといってよ、バーニィ || [[グレイファントム]][[グラーフ・ツェッペリン]] ||  ||
 
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| 第6話 || ポケットの中の戦争 ||  ||  || GC(XO)
 
| 第6話 || ポケットの中の戦争 ||  ||  || GC(XO)
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*本作には[[漫画|コミカライズ]]が複数存在する。
 
*本作には[[漫画|コミカライズ]]が複数存在する。
 
**発売当時、『コミックボンボン』に掲載された池原しげと(『[[ロックマン]]シリーズ』で知られる)による漫画版では、キャラの掘り下げがOVAより少ない一方、キリングらの乗った核攻撃艦を捕獲したのがフルアーマーガンダム(グレイファントムから出撃しているので、[[アムロ・レイ|アムロ]]の乗っている[[ガンダム|RX-78-2ガンダム]]とは別機体の模様)というオリジナル設定が明かされている。
 
**発売当時、『コミックボンボン』に掲載された池原しげと(『[[ロックマン]]シリーズ』で知られる)による漫画版では、キャラの掘り下げがOVAより少ない一方、キリングらの乗った核攻撃艦を捕獲したのがフルアーマーガンダム(グレイファントムから出撃しているので、[[アムロ・レイ|アムロ]]の乗っている[[ガンダム|RX-78-2ガンダム]]とは別機体の模様)というオリジナル設定が明かされている。
***同じく『コミックボンボン』誌で連載された『[[機動戦士ガンダムF91]]』とは大都社から出た単行本でお互いに併録された事もある。
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***同じく『コミックボンボン』誌で連載された『[[機動戦士ガンダムF91]]』とは大都社から出た単行本でお互いに併録されたこともある。
 
**2021年からは『ガンダムエース』にて、『BOYS BE...』や『[[機動戦士ガンダムUC]] 獅子の帰還』で知られる玉越博幸によるリメイク版が掲載され、こちらではスパロボシリーズ同様にクリスが主人公として描かれている。
 
**2021年からは『ガンダムエース』にて、『BOYS BE...』や『[[機動戦士ガンダムUC]] 獅子の帰還』で知られる玉越博幸によるリメイク版が掲載され、こちらではスパロボシリーズ同様にクリスが主人公として描かれている。
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=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 資料リンク ==
 
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