495行目: |
495行目: |
| :ダーダネルス海峡での戦闘後、アークエンジェルの調査を申し出たアスランはキラ達が何かを知らないまま間違えているのならば、仲間としてそれを正そうとしていた。 | | :ダーダネルス海峡での戦闘後、アークエンジェルの調査を申し出たアスランはキラ達が何かを知らないまま間違えているのならば、仲間としてそれを正そうとしていた。 |
| :確かに、それ自体は間違っていない。が、この時自分でも気付かずにデュランダルの忠実な狗になっていたアスランは'''その逆の可能性'''を全く考えておらず、キラ達から知らされた自分の知らないことを聞いても認めようとせず、それが最悪の形で跳ね返ってしまうこととなった。 | | :確かに、それ自体は間違っていない。が、この時自分でも気付かずにデュランダルの忠実な狗になっていたアスランは'''その逆の可能性'''を全く考えておらず、キラ達から知らされた自分の知らないことを聞いても認めようとせず、それが最悪の形で跳ね返ってしまうこととなった。 |
− | ;「それが一番だと思ったからだ。自分のためにも、オーブのためにも。」 | + | ;「それが一番だと思ったからだ。自分のためにも、オーブのためにも」 |
| :復隊したことをカガリに問い詰められた際の答え。確かに、イザークが復隊を勧めたようにアレックス・ディノとして何も出来ずに燻っているアスランのためにはなるかもしれない。 | | :復隊したことをカガリに問い詰められた際の答え。確かに、イザークが復隊を勧めたようにアレックス・ディノとして何も出来ずに燻っているアスランのためにはなるかもしれない。 |
| :が、それがオーブのためになるとはキラやカガリには見てもらえなかった。当然と言えば当然である。自分でも気付かない内にアスランはカガリやオーブを言い訳にして自分の行動を正当化していたのかもしれない。その結果、再びキラと戦う羽目になり最悪の事態を目の当たりにした。 | | :が、それがオーブのためになるとはキラやカガリには見てもらえなかった。当然と言えば当然である。自分でも気付かない内にアスランはカガリやオーブを言い訳にして自分の行動を正当化していたのかもしれない。その結果、再びキラと戦う羽目になり最悪の事態を目の当たりにした。 |
517行目: |
517行目: |
| :小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。カガリが危機に瀕した時もMSに乗っていない自らを悔やんでいた。 | | :小説版ではさらに本人の心情として、地の文で「ここに自分の力があるのに何もしなかったら、誰が許しても自分が自分を認めない」と語られている。カガリが危機に瀕した時もMSに乗っていない自らを悔やんでいた。 |
| :だが、ラクスからは「ジャスティスに乗るのも戦士である事も選ぶのは貴方自身」と答え、同時に例え戦士でも「アスラン・ザラ」という一人の人間であると告げられる。そしてアスランは重傷の身体を押して出撃するが<ref>そもそもアスランはまともに歩けない身体でブリッジでCICに座るという無茶までしたのだから尚更だろう。</ref>、案の定、無理がたたってザフト撤退時に傷が開いて気を失う。 | | :だが、ラクスからは「ジャスティスに乗るのも戦士である事も選ぶのは貴方自身」と答え、同時に例え戦士でも「アスラン・ザラ」という一人の人間であると告げられる。そしてアスランは重傷の身体を押して出撃するが<ref>そもそもアスランはまともに歩けない身体でブリッジでCICに座るという無茶までしたのだから尚更だろう。</ref>、案の定、無理がたたってザフト撤退時に傷が開いて気を失う。 |
− | :ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍「THE EDGE」では、TV版よりもラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。 | + | :ちなみにこのシーン、アスラン視点で物語が進行する書籍『THE EDGE』では、TV版よりもラクスがインフィニットジャスティスを見せ付けるかのように描かれているのが印象的である。しかし、ラクスに上記の問いかけをせず、自らの意志でインフィニットジャスティスに乗ることを決断する。 |
| ;「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」 | | ;「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」 |
| :再会したシンに対する問い。ロゴスを撃つためにオーブを撃つという覚悟。だが、シンはその結果に気付かない、もしくは気付いていてもこれまでと同じくそれらを全て他者になすり付けていたのかもしれない。 | | :再会したシンに対する問い。ロゴスを撃つためにオーブを撃つという覚悟。だが、シンはその結果に気付かない、もしくは気付いていてもこれまでと同じくそれらを全て他者になすり付けていたのかもしれない。 |
| :ロゴスを撃つためにオーブを撃つということはオーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、またもレイの妨害によって失敗してしまう。 | | :ロゴスを撃つためにオーブを撃つということはオーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、またもレイの妨害によって失敗してしまう。 |
− | ;「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ。」 | + | ;「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ」 |
| :月面都市コペルニクスへ向かう前にカガリと何も話さなかったアスランに良いのか問うキラとラクスへの答え。いつも死にものぐるいのカガリの側にいながら何もできない自分に焦って、[[ギルバート・デュランダル|そこをつけ込まれて騙されて彼女を悲しませ、彼女を殺す側になってしまった]]。しかし、再会して互いの気持ちを確かめ合った二人は、夢は同じだからいつかまた交わると信じて今は別れた。発進前に堅い抱擁を交わし、二人はいつか交わる未来を求めて歩き出した。 | | :月面都市コペルニクスへ向かう前にカガリと何も話さなかったアスランに良いのか問うキラとラクスへの答え。いつも死にものぐるいのカガリの側にいながら何もできない自分に焦って、[[ギルバート・デュランダル|そこをつけ込まれて騙されて彼女を悲しませ、彼女を殺す側になってしまった]]。しかし、再会して互いの気持ちを確かめ合った二人は、夢は同じだからいつかまた交わると信じて今は別れた。発進前に堅い抱擁を交わし、二人はいつか交わる未来を求めて歩き出した。 |
| :小説版ではお互いに指輪をはめるのはまだ早い。だから今はまだこれで良いというフォローが成されている。 | | :小説版ではお互いに指輪をはめるのはまだ早い。だから今はまだこれで良いというフォローが成されている。 |
| ;「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」 | | ;「お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か! 力か!!」 |
| :シンとの最終決戦より。アスランはシンを[[説得]]するも、脱走時やオーブ戦と同様に具体性の欠けた発言であった為に、精神的に追い詰められていたシンを更に追い詰めることになり、そして…。 | | :シンとの最終決戦より。アスランはシンを[[説得]]するも、脱走時やオーブ戦と同様に具体性の欠けた発言であった為に、精神的に追い詰められていたシンを更に追い詰めることになり、そして…。 |
− | :一方、ガンダムエース版『THE EDGE』では類似した台詞から、「俺だって俺の力で守りたかった」「力で解決できることなんて何もないってアンタが俺に言い続けた」とシンから言い返されてしまい、逆にアスランが愕然とする結果になってしまった…。 | + | :一方、ガンダムエース版『THE EDGE』では類似した台詞から、「俺だって俺の力で守りたかった」「力で解決できることなんて何もないって'''アンタが俺に言い続けた'''」とシンから言い返されてしまう。'''アスランの言動がシンを絶望させてしまったという一面を嫌でも直視させられ'''、逆にアスランが愕然とする結果になってしまった…。 |
| ;「この…バカ野郎!!」 | | ;「この…バカ野郎!!」 |
| :アスランとシンの戦いを止めようとした[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]搭乗の[[インパルスガンダム|インパルス]]を前に半ば錯乱状態に陥り、インパルスに攻撃を向けたシンにアスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]を戦闘不能に追い込む。 | | :アスランとシンの戦いを止めようとした[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]搭乗の[[インパルスガンダム|インパルス]]を前に半ば錯乱状態に陥り、インパルスに攻撃を向けたシンにアスランが[[SEED]]を発現して本気を出した瞬間の叫び。この直後、ルナマリア搭乗のインパルスを庇いつつ、シン搭乗の[[デスティニーガンダム|デスティニー]]を戦闘不能に追い込む。 |