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| ラクスに憧れてオーディションを受けるが、実はそのオーディションはラクスの代わりを選別するものであった。彼女自身も憧れのラクスになれることから承諾し、整形による容姿修正のほか、[[性格]]・人間関係まで叩き込まれてラクス・クラインとして国民的アイドルを演じていた(が、やはり完璧にラクスを演じきることは出来なかったようで、アニメで「雰囲気が変わった」と評されたほか、小説版では正体が露見した際に「ラクスが安っぽいアイドルになった」と感じる人間もいた事が語られる)。 | | ラクスに憧れてオーディションを受けるが、実はそのオーディションはラクスの代わりを選別するものであった。彼女自身も憧れのラクスになれることから承諾し、整形による容姿修正のほか、[[性格]]・人間関係まで叩き込まれてラクス・クラインとして国民的アイドルを演じていた(が、やはり完璧にラクスを演じきることは出来なかったようで、アニメで「雰囲気が変わった」と評されたほか、小説版では正体が露見した際に「ラクスが安っぽいアイドルになった」と感じる人間もいた事が語られる)。 |
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− | 物語前半は順調だったが、本物のラクスが現われて「[[偽者]]」と断言されたため彼女は失墜。その後は[[コペルニクス]]で休養していたが、お目付け役のサラの話術で[[アスラン・ザラ]]をおびき寄せる役割を与えられ、そこで本物のラクスと出会う。彼女は「自分がラクス」と言い張るが、本物から「ラクス」をあげると[[説得]]され和解。最後は[[暗殺]]部隊のサラの銃撃からラクスを庇い、死亡する。ミーアもまた、デュランダルの考案した[[デスティニー・プラン]]によって人生を大きく狂わされた被害者ともいえる。 | + | 物語前半は順調だったが、本物のラクスが現われて「[[偽者]]」と断言されたため彼女は失墜。その後は[[コペルニクス]]で休養していたが、お目付け役のサラの話術で[[アスラン・ザラ]]をおびき寄せる役割を与えられ、そこで本物のラクスと出会う。彼女は「自分がラクス」と言い張るが、本物から「ラクス」をあげると[[説得]]され和解。最後は[[暗殺]]部隊のサラの銃撃からラクスを庇い、死亡する。ミーアもまた、デュランダルの考案した[[デスティニープラン]]によって人生を大きく狂わされた被害者ともいえる。 |
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| なお、彼女のエピソードを丸々1話取り上げた「ミーア」では、彼女の日記によってラクスを演じられることの喜びや不安、本物の[[歌|歌手]]を目指していたことが描かれ、ラクスを涙させた。 | | なお、彼女のエピソードを丸々1話取り上げた「ミーア」では、彼女の日記によってラクスを演じられることの喜びや不安、本物の[[歌|歌手]]を目指していたことが描かれ、ラクスを涙させた。 |
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| :第36話「アスラン脱走」にて。この時、ミーアは自分の役割で得られる果実の味に取り憑かれていた。本来の自分の冴えない容姿とラクスに似ている声という理由で適わなかった歌手への夢が「デュランダルのラクス」という形で適ってしまった故の執着。 | | :第36話「アスラン脱走」にて。この時、ミーアは自分の役割で得られる果実の味に取り憑かれていた。本来の自分の冴えない容姿とラクスに似ている声という理由で適わなかった歌手への夢が「デュランダルのラクス」という形で適ってしまった故の執着。 |
| :この台詞の後、[[アスラン・ザラ|アスラン]]は逃走先で居合わせた[[メイリン・ホーク|メイリン]]の車に乗りその場を去る。そして、ミーアは雨に打たれてひとり号泣するのだった。小説版では、美しい婚約者にザフトのエースという栄光と何でも持っているのにそれを放棄するアスランを贅沢だと蔑んでいたが、いずれ来る限界を指摘された恐怖が彼女をむしばみ続け、その限界が他でもない[[ラクス・クライン|本物]]によって訪れたのは皮肉でしかない。 | | :この台詞の後、[[アスラン・ザラ|アスラン]]は逃走先で居合わせた[[メイリン・ホーク|メイリン]]の車に乗りその場を去る。そして、ミーアは雨に打たれてひとり号泣するのだった。小説版では、美しい婚約者にザフトのエースという栄光と何でも持っているのにそれを放棄するアスランを贅沢だと蔑んでいたが、いずれ来る限界を指摘された恐怖が彼女をむしばみ続け、その限界が他でもない[[ラクス・クライン|本物]]によって訪れたのは皮肉でしかない。 |
− | ;「あれはあたしよ!あたしだわ!」<br/>「あたしがラクスだわ!だって、そうでしょう!?声も、顔も同じなんだもの!」<br/>「あたしがラクスで、何が悪いの!?」 | + | ;「あれはあたしよ! あたしだわ!」<br/>「あたしがラクスだわ! だって、そうでしょう!? 声も、顔も同じなんだもの!」<br/>「あたしがラクスで、何が悪いの!?」 |
| :第46話より。死んだと思っていたアスランが生きていた事に驚愕したミーア。だが、それ以上に本物のラクスが現れたことでミーアは恐慌状態に陥った。オーブの声明でこれまでミーアが築き上げてきたかつてアスランが言った『デュランダルに都合の良いラクス』のイメージが根本から覆され、コペルニクスで事実上飼い殺し状態だった。かつて憧れていた歌姫はミーアにとっては果実を奪った憎い存在でしかなかった。 | | :第46話より。死んだと思っていたアスランが生きていた事に驚愕したミーア。だが、それ以上に本物のラクスが現れたことでミーアは恐慌状態に陥った。オーブの声明でこれまでミーアが築き上げてきたかつてアスランが言った『デュランダルに都合の良いラクス』のイメージが根本から覆され、コペルニクスで事実上飼い殺し状態だった。かつて憧れていた歌姫はミーアにとっては果実を奪った憎い存在でしかなかった。 |
| :加えて、監視役のサラが'''『(デュランダルを支持して)平和を歌い、人々を導くのが本当のラクスでそうでないラクスは嘘(デュランダルを支持しないラクスは偽者)』'''という脅迫にジブラルタルでアスランから言われた用済みへの恐怖と入り交じり、ラクスに銃を向けるがアスランに阻止される。 | | :加えて、監視役のサラが'''『(デュランダルを支持して)平和を歌い、人々を導くのが本当のラクスでそうでないラクスは嘘(デュランダルを支持しないラクスは偽者)』'''という脅迫にジブラルタルでアスランから言われた用済みへの恐怖と入り交じり、ラクスに銃を向けるがアスランに阻止される。 |
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| :第46話「真実の歌」にて。[[ラクス・クライン|ラクス]]を庇い凶弾に倒れるミーア。彼女はラクスに自身の素顔の写った写真を渡して、息を引き取った。 | | :第46話「真実の歌」にて。[[ラクス・クライン|ラクス]]を庇い凶弾に倒れるミーア。彼女はラクスに自身の素顔の写った写真を渡して、息を引き取った。 |
| ;「ラクス・クラインってホントはなんだったんだろう?」 | | ;「ラクス・クラインってホントはなんだったんだろう?」 |
− | :第47話。日記の最後に綴られた彼女の疑問。それは恐らく、ラクス自身が一番知りたいことだ。 | + | :第47話。日記の最後に綴られた彼女の疑問。それは恐らく、ラクス自身が一番知りたいこと。 |
| :美しく、平和を愛し、時として戦場に立つ歌姫。誰もがそういう。本人の意思を意に介さないで………デュランダルの世界は正にそれである。その通りにならないラクスは不要であり、実際に彼女が求める平和がどのような形か誰も考えず、只デュランダル主導で平和になるからという理由でそれを支持しないラクスを偽者と断じたのがその確たる証拠。 | | :美しく、平和を愛し、時として戦場に立つ歌姫。誰もがそういう。本人の意思を意に介さないで………デュランダルの世界は正にそれである。その通りにならないラクスは不要であり、実際に彼女が求める平和がどのような形か誰も考えず、只デュランダル主導で平和になるからという理由でそれを支持しないラクスを偽者と断じたのがその確たる証拠。 |
− | :いくら優れた指導者の資質があってもラクスとて前大戦では16歳の少女。同志達の前で父の死に堪えながらも最愛の人の前では泣き崩れもするし、子供達と戯れもする。デュランダルの世界では誰もそんなラクスを認めないだろう。そんな世界は正に連合のエクステンデットそのものである。キラとアスランはミーアの死をもって改めてデュランダルの世界を否定する。 | + | :いくら優れた指導者の資質があってもラクスとて前大戦では16歳の少女。同志達の前で父の死に堪えながらも最愛の人の前では泣き崩れもするし、子供達と戯れもする。デュランダルの世界では誰もそんなラクスを認めないだろう。そんな世界は正に連合のエクステンデットそのものである。キラとアスランはミーアの死をもって改めてデュランダルの世界を否定するのだった。 |
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| === 他媒体 === | | === 他媒体 === |
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| :ゲーム「機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY」のミッション「プラントの歌姫」の説明だが、内容からしてミーアが発言していると思われる。<br />内容はライブ仕様のザクウォーリアの防衛。その困った人達というのは'''[[ブーステッドマン]]や[[ファントムペイン]]といった[[地球連合軍]]の名だたるエースパイロット達'''。果ては'''[[デストロイガンダム]]を持ち出してまで'''邪魔してくる(ちなみにデストロイに乗り換えて再登場する為に途中で[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が撤退する)。そんな中でもライブを続けるミーアのプロ根性(?)は流石である。 | | :ゲーム「機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY」のミッション「プラントの歌姫」の説明だが、内容からしてミーアが発言していると思われる。<br />内容はライブ仕様のザクウォーリアの防衛。その困った人達というのは'''[[ブーステッドマン]]や[[ファントムペイン]]といった[[地球連合軍]]の名だたるエースパイロット達'''。果ては'''[[デストロイガンダム]]を持ち出してまで'''邪魔してくる(ちなみにデストロイに乗り換えて再登場する為に途中で[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が撤退する)。そんな中でもライブを続けるミーアのプロ根性(?)は流石である。 |
| :説明の雰囲気とは裏腹にミッションの難易度が高く、プレイヤー達は流れ続ける「Quiet Night C.E.73」を聞きながら地獄を見る羽目になった。 | | :説明の雰囲気とは裏腹にミッションの難易度が高く、プレイヤー達は流れ続ける「Quiet Night C.E.73」を聞きながら地獄を見る羽目になった。 |
− | :余談だが、同様の防衛ミッションは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZAFT II plus」にも存在しており、こちらでは'''[[核ミサイル]]が飛んでくる'''。 | + | :余談だが、同様の防衛ミッションは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZAFT II plus』にも存在しており、こちらでは'''[[核ミサイル]]が飛んでくる'''。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| ;「…私、もう一度やり直してみます。そして、[[歌]]を歌い続けます…。励ましたいって気持ちは嘘じゃないから…」 | | ;「…私、もう一度やり直してみます。そして、[[歌]]を歌い続けます…。励ましたいって気持ちは嘘じゃないから…」 |
| :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第33話「選ばれた未来」より。メサイア攻防戦の後、罪悪感に苛まれ、後ろめたさを感じていたところを[[ラクス・クライン|ラクス]]や[[シェリル・ノーム|シェリル]]に励まされ…。 | | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第33話「選ばれた未来」より。メサイア攻防戦の後、罪悪感に苛まれ、後ろめたさを感じていたところを[[ラクス・クライン|ラクス]]や[[シェリル・ノーム|シェリル]]に励まされ…。 |
− | ;「私は偽者だったけど…それでも歌いたかった。届けたい想いだけは本物だったから…自分だけの心だったから…!」<br />「ランカさん、あなたもそうなんでしょ? だったら諦めちゃダメよ!」 | + | ;「私は偽者だったけど…それでも歌いたかった。届けたい想いだけは本物だったから…自分だけの心だったから…!」<br />「ランカさん、あなたもそうなんでしょ? だったら諦めちゃダメよ!」 |
| :『L』第39話「ジャーニーズ・エンド」より。[[グレイス・オコナー|グレイス]]との決戦にて失意に沈みそうになった[[ランカ・リー|ランカ]]とシェリルに対し、ラクスと共に激励のメッセージを送った。 | | :『L』第39話「ジャーニーズ・エンド」より。[[グレイス・オコナー|グレイス]]との決戦にて失意に沈みそうになった[[ランカ・リー|ランカ]]とシェリルに対し、ラクスと共に激励のメッセージを送った。 |
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