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[[MA]]形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。外見は'''カブトガニ'''に似ている。
 
[[MA]]形態では上半身が重厚な下半身に収納され、上部はシールドで蓋をされるため、かなり重厚に見える……が、'''下からは収納された上半身が丸見えである'''。外見は'''カブトガニ'''に似ている。
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計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機はコクピットが複座式になっている。
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計3機が製造されており、1号機は灰色、2号機は赤色、3号機は黄色で塗装されている。1号機は試作型とされコクピットが複座式になっていたが、後に他と同じ単座式に改装された。
    
=== MS形態 ===
 
=== MS形態 ===
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=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
最初は[[ゲーツ・キャパ]]の1号機と[[ロザミア・バダム]]の2号機が登場し、最終決戦では[[ジェリド・メサ]]の3号機が登場しているが、TV版のジェリド機は[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]を2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス<ref>劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。</ref><ref>TV版放送当時に発売された[[サイコガンダムMk-II]]のプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。</ref>とも噂されるが理由は不明。
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最初は[[ゲーツ・キャパ]]の1号機と[[ロザミア・バダム]]の2号機が登場し、最終決戦では[[ジェリド・メサ]]の3号機が登場している。
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ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後に[[ドゴス・ギア]]を撃沈するために現れた[[レコア・ロンド]]の[[パラス・アテネ]]と交戦するが、その後の行方は不明。
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ゲーツの1号機は、ゲーツの他にロザミアのデータ収集を目的としてローレン・ナカモトが同乗していた。後に[[ドゴス・ギア]]を撃沈するために現れた[[レコア・ロンド]]の[[パラス・アテネ]]と交戦するが、その後の行方はゲーツ共々不明。ちなみに劇中では常時MA形態でしか登場していない。
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ロザミア機は[[Ζガンダム]]や[[百式]]と交戦し、ビームライフルの直撃を受けるも全くの無傷という脅威の防御力を見せつけた。またロザミアがサイコミュによる遠隔操作を行い、無人の本機をMAからMS形態に変形させる姿を披露したことも。彼女が[[サイコガンダムMk-II]]に乗り換えて以降の去就は不明。
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TV版のジェリド機は[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]を2機倒しただけだったりと大した戦果は挙げられていない。ちなみに本来ニュータイプか強化人間でなければマトモに動かせないはずの本機にジェリドが搭乗しているため、3号機はサイコミュが撤廃されてオールドタイプでも操縦可能になったとする資料もある<ref>劇中でもロザミア機とジェリド機でコクピットの内装が全く異なるため、何らかの仕様変更が行われている可能性はある。</ref>。
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なお、ジェリドの3号機は元々黄色だったのだが、劇中では何故かTV版、劇場版共にロザミア機と同じカラーの機体に乗って登場している。スタッフのミスとも、元から黄色にする予定はなくて登場しない黄色の機体がジェリド機だと説明した書籍のミス<ref>劇中未登場だという説明がされないことが多く、近年の設定書に掲載されることが少ない。</ref><ref>TV版放送当時に発売された[[サイコガンダムMk-II]]のプラモの箱絵には何故かジェリド機カラーのバウンド・ドックが描かれているので、黄色の機体の設定自体は当時から存在していたと思われる。またこのイラストから、本来はこちらがゲーツ機の予定だったのではないか?という説もある。</ref>とも噂されるが理由は不明。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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高めの耐久力に普通の武装というバランスが扱いやすいのか兵士からネームドまで数多くの[[オールドタイプ]]が乗り込むため、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。[[MA]]形態になると最大射程が1に落ちている作品もあり、無駄に硬いだけのザコという場合も。
 
高めの耐久力に普通の武装というバランスが扱いやすいのか兵士からネームドまで数多くの[[オールドタイプ]]が乗り込むため、サイコミュ兵器という要素は原作以上にほとんど表されない。[[MA]]形態になると最大射程が1に落ちている作品もあり、無駄に硬いだけのザコという場合も。
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一部の作品ではバウンド・ドッ'''グ'''と間違った名前になっている。
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一部の作品ではバウンド・ドッ'''グ'''と間違った名前になっている……が、実は原作でも「ドッグ」と呼ばれるシーンがあるため完全に間違っているとも言えなかったりする。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
;[[ヒーロー戦記]]
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;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
:ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
 
:ジェリドが搭乗。1ターンに2回攻撃を仕掛けてくる。
 
:戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
 
:戦闘グラフィックは待機(MS形態)⇒接近(MA形態)⇒攻撃(MS形態)という、中々凝ったものになっている。
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:接近戦用から長射程まで、シリーズによって射程が大きく異なる。『[[旧シリーズ]]』の時点で有射程P武器だったことも。『Z』では全体攻撃。攻撃範囲の広さ故に命中補正は基本的に高め。
 
:接近戦用から長射程まで、シリーズによって射程が大きく異なる。『[[旧シリーズ]]』の時点で有射程P武器だったことも。『Z』では全体攻撃。攻撃範囲の広さ故に命中補正は基本的に高め。
 
;ビーム・ライフル
 
;ビーム・ライフル
:小型のライフル。左腕で使用する。
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:小型のライフル。左手のマニピュレーターで使用するが、実は右手のクローでも扱えるとする資料もある<ref>プラモデル「[[SDガンダムシリーズ|BB戦士]]」では実際に右手に装備する。</ref>。
 
:『[[旧シリーズ]]』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『[[αシリーズ]]』では長射程P属性になり手強くなった。
 
:『[[旧シリーズ]]』では基本的に中射程で余り高性能とは言えない武器だったが、『[[αシリーズ]]』では長射程P属性になり手強くなった。
 
;ビーム・サーベル
 
;ビーム・サーベル
:ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。SRWでの採用率は低め。
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:ロザミア機がMS形態で使用。これも左手でしか持てない。実は格納場所が設定に存在しない。
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:クローアームがあるためかこちらはSRWでの採用率は低め。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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***またこのモンスターの存在から、逆説的に'''スダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくり'''という設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。
 
***またこのモンスターの存在から、逆説的に'''スダ・ドアカ・ワールドの宝箱の多くはバウンド・ドックのMA形態そっくり'''という設定になってしまった。実際『SD外伝』のRPG作品のいくつかはこの形の宝箱がダンジョン内にゴロゴロしており、その中に上記の「バウンドミミック」が混ざっている。
 
***さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師<ref>背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。</ref>として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。
 
***さらに続編『円卓の騎士編』ではジェリド機が騎士、ゲーツ機が魔術師<ref>背中に9本の尻尾があるため「九尾の狐」の獣人のようでもある。</ref>として出演。いずれも脇役とはいえ、デザイン的にはかなり優遇されている機体である。
**一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ'''「弾犬」'''<ref>これで「ばうんどどっく」と読む。'''サンライズ公式設定である'''。</ref>。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」<ref>こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。</ref>として登場。
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**一方の『SD戦国伝』では名前に漢字の当て字が為されているが、その名もズバリ'''「弾犬」'''<ref>これで「ばうんどどっく」と読む。'''サンライズ公式設定である'''。</ref>。……直球すぎる。後の『新SD戦国伝』では「九尾の狐」の妖怪「九尾犬」<ref>こちらの読みも「ばうんどどっく」。…とてもそうは読めないが。</ref>として登場。下記の「バウンド・フォックス」よりもこちらが先に登場している。
 
*数多のMSが[[忍者]]、あるいは和風テイストのアレンジをされた「MS忍者(モビルにんじゃ)」として登場する怪作漫画『Gの影忍』では、九尾の狐の要素をバウンド・ドックに採り入れたMS忍者「バウンド・フォックス」が登場。狐のような鳴き声を発しながら四脚で走行し、9つのテールパーツからインコムを射出する。
 
*数多のMSが[[忍者]]、あるいは和風テイストのアレンジをされた「MS忍者(モビルにんじゃ)」として登場する怪作漫画『Gの影忍』では、九尾の狐の要素をバウンド・ドックに採り入れたMS忍者「バウンド・フォックス」が登場。狐のような鳴き声を発しながら四脚で走行し、9つのテールパーツからインコムを射出する。
  
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