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100 バイト追加 、 2022年12月18日 (日) 18:43
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=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
;「――きみの疑問ももっともだ」<br />「木星帝国討つべしというベラ様の考えには賛同するし、命もかけるつもりだ――だが、あまりいい戦法を取っているとは思っていないのだよ」<br />「相手の命に気をくばって味方が命を落とす危険もある。帰したパイロットが再び敵対することもあろう」<br />「もし本当に早く戦いを終わらせる気なら、より速く確実に敵は撃つべきなのだ! ためらわずにね!」
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;「――きみの疑問ももっともだ」<br />「木星帝国討つべしというベラ様の考えには賛同するし 命もかけるつもりだ――だが あまりよい戦法をとっているとは思っていないのだよ」<br />「相手の命に気をくばって味方が命を落とす危険もある 帰したパイロットが再び敵対することもあろう」<br />「もし本当に早く戦いを終わらせる気なら より速く確実に敵は撃つべきなのだ! ためらわずにね!」
:自軍に不殺を心がけるベラのやり方に疑問を抱いてたトビアに対して。この時、トビアはそれを口に出していなかったため、その考えを読み取ったザビーネに困惑していた。なぜザビーネがトビアの考えを読めたのかは謎である。あるいは彼にもニュータイプの片鱗があったのだろうか…?
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:第4話より、自軍に不殺を心がけるベラのやり方に疑問を抱いてたトビアに対して。この時、トビアはそれを口に出していなかったため、その考えを読み取ったザビーネに困惑していた。なぜザビーネがトビアの考えを読めたのかは謎である。あるいは彼にもニュータイプの片鱗があったのだろうか…?
;「フフフフフ…いいぞ…いいっ!」<br />「ベラ様にその気があろうがなかろうが!これで“クロスボーン”を!貴族主義を名乗る者が!木星帝国を倒した事実に違いない!」<br />「それは必ずや今一度貴族主義者の人心を集めるかっこうのきっかけになる!」
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;「フフフフフ…いいぞ…いいっ!」<br />「ベラ様にその気があろうがなかろうが! これで“クロスボーン”を! 貴族主義を名のる者が! 木星帝国を倒した事実に違いはない!」<br />「それは必ずや今一度貴族主義者の人心を集めるかっこうのきっかけになる!」
:イオでの決戦中における心中の台詞。この時点でザビーネにとっては木星帝国打倒は貴族主義を復活させるための踏み石に過ぎず、木星帝国に寝返る素振りは一切見せていない。
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:第8話より、イオでの決戦中における心中の台詞。この時点でザビーネにとっては木星帝国打倒は貴族主義を復活させるための踏み石に過ぎず、木星帝国に寝返る素振りは一切見せていない。
;「それにね、…フフフ、見たでしょう? 木星兵は目的の為に命をなげ出す。上からの命令には絶対に逆らわない!きびしい上下関係。彼らの社会の方がはるかに貴族主義の目指したそれに近いのです」<br />「小さな違いは…フフフ、入り込んでから少しずつ、内側から変えていってやればよいのですよ!」<br />「今まで彼らの目の上のタンコブだった戦力がそっくり味方になり、しかも行方不明だった総統の娘まで帰ってくるのだ!ことわる理由は何もないでしょう!?」
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;「それにね…フフフ 見たでしょう? 木星兵は目的のためには命をなげ出す 上からの命令には絶対に逆らわない! きびしい上下関係 彼らの社会の方がはるかに貴族主義の目指したそれに近いのです」<br />「小さな違いは…フフフ 入り込んでから少しずつ 内側から変えていってやればよいのですよ!」<br />「今まで彼らの目の上のタンコブだった戦力がそっくり味方になり しかも行方不明だった総統の娘まで帰ってくるのだ! ことわる理由は何もないでしょう!?」
:叛乱を起こした際の台詞。ベラも指摘しているのだが<ref>ベラはこの発言を受けた際に'''「そんな都合のいい…」'''と呆れ気味の反応をしていた。</ref>「内側から変えて行ってやればいい」だの「断る理由は何もない」だの、明らかに自分の都合のいいように考えすぎである(今まで敵だった戦力がそっくり味方になるなど、普通は怪しくて仕方ないと思うが…)。上記のイオ戦での台詞といい、どうもザビーネは皮算用が過ぎる一面があるようである。そして木星帝国への投降後にはギリに真っ当な嫌味を言われてしまう事に。
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:第10話より、叛乱を起こした際の台詞。ベラも指摘しているのだが<ref>ベラはこの発言を受けた際に'''「そんな…あなたの都合のいいようにばかり…」'''と呆れ気味の反応をしていた。</ref>「内側から変えて行ってやればいい」だの「断る理由は何もない」だの、明らかに自分の都合のいいように考えすぎである(今まで敵だった戦力がそっくり味方になるなど、普通は怪しくて仕方ないと思うが…)。上記のイオ戦での台詞といい、どうもザビーネは皮算用が過ぎる一面があるようである。そして木星帝国への投降後にはギリに真っ当な嫌味を言われてしまう事に。
 
:なお、この後の精神が破綻した姿のインパクトが凄いが、上記の心中を語るモノローグやこの木星帝国と貴族主義の類似性を述べる場面でも'''それまでは見られなかったような歪んだ笑みを浮かべている'''。狂気へと至る兆候は既にあったのかもしれない。
 
:なお、この後の精神が破綻した姿のインパクトが凄いが、上記の心中を語るモノローグやこの木星帝国と貴族主義の類似性を述べる場面でも'''それまでは見られなかったような歪んだ笑みを浮かべている'''。狂気へと至る兆候は既にあったのかもしれない。
;「あなたはご自分で気づいておられないようだが、多くの人々のために自分の身を盾にして戦う…その行為こそまさに貴族的なのですよ」
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;「あなたは御自分で気づいておられないようだが 多くの人々の為に自分の身を盾にして戦うその行為こそまさに貴族的なのですよ!」
:貴族主義を捨てたと主張するベラへ向けた一言。一応貴族のあるべき姿の認識こそブレていない。
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:第11話より、貴族主義を捨てたと主張するベラへ向けた一言。一応貴族のあるべき姿の認識こそブレていない。
 
:F91及びクロスボーンにおいて語られた貴族主義だが、'''貴族主義信奉者の中でベラが貴族主義の指導者に向いている存在である事を的確に指摘出来たのはザビーネだけであった'''事を示す台詞であり、一応ザビーネも人を見る目はあった事を示している。ただし同時に'''「最も貴族主義の指導者に向いていた人間が貴族主義に否定的だった」'''という事実が発覚したシーンでもあるのだが、ザビーネはその事を最後まで肯定出来なかった。
 
:F91及びクロスボーンにおいて語られた貴族主義だが、'''貴族主義信奉者の中でベラが貴族主義の指導者に向いている存在である事を的確に指摘出来たのはザビーネだけであった'''事を示す台詞であり、一応ザビーネも人を見る目はあった事を示している。ただし同時に'''「最も貴族主義の指導者に向いていた人間が貴族主義に否定的だった」'''という事実が発覚したシーンでもあるのだが、ザビーネはその事を最後まで肯定出来なかった。
;「だが…負けてはならんぞ! キンケドゥ!」<br />「きさまとの決着はいずれ私の手でかならずつける!」
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;「だが…負けてはならんぞ! キンケドゥ!」<br />「きさまとの決着はいずれ 私の手でかならずつけるっ!」
:叛乱直後の戦闘で死の旋風隊と戦うキンケドゥに対して。この時点ではキンケドゥに対しても「決着を付けなければならない好敵手」としての態度を貫いており、これがザビーネがまともな言動を見せた最後の姿だった。
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:第12話より、叛乱直後の戦闘で死の旋風隊と戦うキンケドゥに対して。この時点ではキンケドゥに対しても「決着を付けなければならない好敵手」としての態度を貫いており、これがザビーネがまともな言動を見せた最後の姿だった。
;「ク、クク、そういう約束なのだよ」<br />「きさまだけは私の獲物だとね!」<br />「そうだ…私だっ!逃がしはしないよ……キンケドゥゥゥ!」<br />「ゆくぞ! ククククク、クックッ」
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;「ク ククク そういう約束なのだよ」<br />「きさまだけは私の獲物だとね!」<br />「そうだ…私だっ! 逃がしはしないよ……キンケドゥ」<br />「ゆくぞ! ククククク クックッ」
:地球近辺の戦いで再びキンケドゥの前に姿を現した際の台詞。過度な拷問で精神が破綻しかけているとはいえ、キンケドゥへの憎しみがにじみ出ており、「感情を処理できないゴミ」となりつつあるのが伺える。
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:第18話より、地球近辺の戦いで再びキンケドゥの前に姿を現した際の台詞。過度な拷問で精神が破綻しかけているとはいえ、キンケドゥへの憎しみがにじみ出ており、「感情を処理できないゴミ」となりつつあるのが伺える。
:この時にすでに損失していたX1の両腕の[[ビームシールド]]を自らのX2も外し、対等の状態で自分が勝つことを望む。彼なりのパイロットとしての良心は残っていたが…
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:この時にすでに損失していたX1の両腕の[[ビームシールド]]を自らのX2も外し、対等の状態で自分が勝つことを望む。彼なりのパイロットとしての良心は残っていたが…。
;「どうした、キンケドゥ? 押されているぞ」<br />「シミュレーションは7対3で私の方が勝っていたぞ!」
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;「どうした? キンケドゥ? 押されているぞ」<br />「シミュレーションは7対3で私の方が勝っていたぞ」
:実際のパイロットとしての経験はザビーネが上であり、キンケドゥは苦戦を強いられている。また、対峙時のキンケドゥはハリソンや死の旋風隊との連戦であり、X1もF91部隊との戦闘でカメラアイが損傷するなどザビーネが有利な状況であったとも言える。ザビーネの方はこの時点で高笑いしながら戦うようになっており、既に精神が崩壊しつつあるのが伺える。
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:第19話より。実際のパイロットとしての経験はザビーネが上であり、キンケドゥは苦戦を強いられている。また、対峙時のキンケドゥはハリソンや死の旋風隊との連戦であり、X1もF91部隊との戦闘でカメラアイが損傷するなどザビーネが有利な状況であったとも言える。ザビーネの方はこの時点で高笑いしながら戦うようになっており、既に精神が崩壊しつつあるのが伺える。
;「キンケドゥ! 貴様さえ! 貴様さえいなければ!」<br />「ベラ様が! 貴様などに心を惹かれたりしなければ、こんなことにはならなかったのだ!」<br />「ただの平民である者に惹かれたりせねば、貴族主義を捨てたりもされなかったのだ!」<br />「貴様が…私の夢を…貴族社会を潰したのだ…!」<br />「罪をつぐなえ、キンケドゥ!」
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;「キンケドゥ! きさまさえ! きさまさえいなければ!」<br />「ベラ様が! きさまなどに心ひかれたりしなければ こんなことにはならなかったのだ!」<br />「ただの平民である者にひかれたりせねば 貴族主義を捨てたりもされなかったのだ!」<br />「きさまが…私の夢を…貴族社会をつぶしたのだ…」<br />「罪をつぐなえ! キンケドゥ!」
:ザビーネの逆恨みというべきシーンだが、半ば事実でもあり、その事実がザビーネを狂わせたといえる。そして……
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:第19話より。ザビーネの逆恨みというべきシーンだが、半ば事実でもあり、その事実がザビーネを狂わせたといえる。そして……。
;「アハハハハハハ! ハハハハハハ!! さようなら! キンケドゥ!」
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;「アハハハ アハハハハ さようなら! キンケドゥ!」
 
:上記のシーンの後にX1のコクピットにビームサーベルを突き刺した際の台詞。これまでの時点で既に言動がおかしかったザビーネだが、ここから一気に精神の崩壊が加速する。
 
:上記のシーンの後にX1のコクピットにビームサーベルを突き刺した際の台詞。これまでの時点で既に言動がおかしかったザビーネだが、ここから一気に精神の崩壊が加速する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]。
;「ひゃーっはっはっは!! キンケドゥ!? どうしてここにいるぅ!? キンケドゥゥ!」<br />「お前は死んだんだぞぉ!? 駄目じゃないかぁ……死んだ奴が出てきちゃあ!!」<br />「死んでなきゃああああ!!!」
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;「ひゃーっはっはっは キンケドゥ? どうしてここにいる? キンケドゥゥ!」<br />「お前は死んだんだぞ? だめじゃないか! 死んだ奴が出てきちゃ!!」<br />「死んでなきゃあああ」
:自分が倒したはずのキンケドゥが生きているのを見て完全に精神が崩壊してしまった彼の台詞。最早、クールだった物語前半の彼の姿は全く存在しない。『第2次α』ではこれもDVE。
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:第26話より、自分が倒したはずのキンケドゥが生きているのを見て完全に精神が崩壊してしまった彼の台詞。最早、クールだった物語前半の彼の姿は全く存在しない。『第2次α』ではこれもDVE。
;「く、くく…ドゥガチ様が私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ!」<br />「わ…私の手で素晴らしい未来を!」<br />「正しき貴族の支配する美しい世界を…」
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;「く くく…ドゥガチ様が…私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ!」<br />「わ 私の手ですばらしい未来を!」<br />「正しき貴族の支配する美しい世界を…」
:最期の台詞。今際の際まで貴族主義に拘るが、[[ベラ・ロナ|支配者に相応しいと信奉する者]]は前述のようにとうに貴族による支配を否定しており、最期の時に相対したライバルからも「(ザビーネが信奉する)'''貴族主義は初めから間違っていた'''」と断じられている。
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:第26話より、最期の台詞。今際の際まで貴族主義に拘るが、[[ベラ・ロナ|支配者に相応しいと信奉する者]]は前述のようにとうに貴族による支配を否定しており、最期の時に相対したキンケドゥからも「(ザビーネが信奉する)'''貴族主義は初めから間違っていた'''」と断じられている。
 
:一応自身が真っ当な貴族であろうとする姿勢自体は間違ってはおらず、支配する側に立つべき人間がどうあるべきかも正しく認識出来ていたものの'''「そもそも貴族主義においては支配する側に向く人間が少なく、仮に向いている人がいてもそれほどのカリスマや人格を持つ人物はそんな支配を快く思わない」'''という事実に最後まで気がつかなかった上に、没落貴族から1代で成り上がっていった事から来る「人を導く高貴な者」という意識に固執し過ぎて最後は皮算用から来る浅はかな行動に移り、最後はかつて忌み嫌った'''感情を処理できないゴミ'''と化して散っていった生涯は、ある種の哀れみも感じられなくもない。
 
:一応自身が真っ当な貴族であろうとする姿勢自体は間違ってはおらず、支配する側に立つべき人間がどうあるべきかも正しく認識出来ていたものの'''「そもそも貴族主義においては支配する側に向く人間が少なく、仮に向いている人がいてもそれほどのカリスマや人格を持つ人物はそんな支配を快く思わない」'''という事実に最後まで気がつかなかった上に、没落貴族から1代で成り上がっていった事から来る「人を導く高貴な者」という意識に固執し過ぎて最後は皮算用から来る浅はかな行動に移り、最後はかつて忌み嫌った'''感情を処理できないゴミ'''と化して散っていった生涯は、ある種の哀れみも感じられなくもない。
  
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