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292 バイト追加 、 2022年10月10日 (月) 20:27
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:そして、フリットの勝利は14年前の「天使の落日」以来劣勢を強いられていた地球連邦軍のUEに対する反撃の切っ掛けにもなった。
 
:そして、フリットの勝利は14年前の「天使の落日」以来劣勢を強いられていた地球連邦軍のUEに対する反撃の切っ掛けにもなった。
 
;フリット「そんなの意味が無いですよ!」<BR/>イワーク「そうさ、意味なんてない。上の奴らは裕福な生活を送りながら下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を…強いられているんだ!!」
 
;フリット「そんなの意味が無いですよ!」<BR/>イワーク「そうさ、意味なんてない。上の奴らは裕福な生活を送りながら下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を…強いられているんだ!!」
:第6話でのイワーク・ブライア(CV:[[声優:乃村健次|乃村健次]]氏)とのやり取り。コロニー「ファーデーン」内部ではザラムとエウバの確執が未だに続いている事を聞き思わず反応するが、ほとんど八つ当たり気味に怒鳴り返される。
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:第6話でのイワーク・ブライア(SRW未登場)とのやり取り。コロニー「ファーデーン」内部ではザラムとエウバの確執が未だに続いている事を聞き思わず反応するが、ほとんど八つ当たり気味に怒鳴り返される。
 
:余談だが、'''「強いられているんだ!!」'''というイワークの名(迷?)台詞は、彼の濃い顔が集中線付きでアップされるという演出が為された故に、ネット界隈で予想外の人気を呼んだ。そのため、「ガンダムAGEは知らないがこのフレーズは知っている」という人も多い。
 
:余談だが、'''「強いられているんだ!!」'''というイワークの名(迷?)台詞は、彼の濃い顔が集中線付きでアップされるという演出が為された故に、ネット界隈で予想外の人気を呼んだ。そのため、「ガンダムAGEは知らないがこのフレーズは知っている」という人も多い。
 
:製作者側もまた「強いられているんだ!!」というフレーズの予想外の人気を反映してか(?)、[[声優:井上和彦|井上和彦]]氏による劇中冒頭の[[ナレーション]]に「過酷な環境で生きることを強いられた者たちは」等という言葉を入れるようになった。
 
:製作者側もまた「強いられているんだ!!」というフレーズの予想外の人気を反映してか(?)、[[声優:井上和彦|井上和彦]]氏による劇中冒頭の[[ナレーション]]に「過酷な環境で生きることを強いられた者たちは」等という言葉を入れるようになった。
:さらに、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』が参戦する以前に発売された『[[スーパーロボット大戦UX]]』において、イワークと[[声優ネタ|声優が同じ]]である[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]が「強いられている」という言葉を発する場面が存在する。
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:さらに、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』が参戦する以前に発売された『[[スーパーロボット大戦UX]]』において、イワークと[[声優ネタ|声優が同じ]][[声優:乃村健次|乃村健次]]氏である[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]が「強いられている」という言葉を発する場面が存在する。
 
:ついでにTVアニメ『[[ヘボット!]]』において、主人公[[ネジル・ネジール]]が「強いられているんだ!!」の発言と共にドアップを行うというパロディが展開された。『ヘボット!』の制作元がサンライズの分家であるバンダイナムコピクチャーズである事を考えると事実上の公認ネタと言えなくもない。
 
:ついでにTVアニメ『[[ヘボット!]]』において、主人公[[ネジル・ネジール]]が「強いられているんだ!!」の発言と共にドアップを行うというパロディが展開された。『ヘボット!』の制作元がサンライズの分家であるバンダイナムコピクチャーズである事を考えると事実上の公認ネタと言えなくもない。
 
:何かとネタにされがちな台詞ではあるが、『AGE』の登場人物には「[[ゼハート・ガレット|生き方を]][[ゼラ・ギンス|強いられた者]]」が多く登場している為、真面目な方向でも『AGE』を代表する台詞となっている…かもしれない。
 
:何かとネタにされがちな台詞ではあるが、『AGE』の登場人物には「[[ゼハート・ガレット|生き方を]][[ゼラ・ギンス|強いられた者]]」が多く登場している為、真面目な方向でも『AGE』を代表する台詞となっている…かもしれない。
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:第7話より。ザラムのリーダーであるドン・ボヤージに対して。
 
:第7話より。ザラムのリーダーであるドン・ボヤージに対して。
 
:しかし、直後に'''「お前さんだって、昔を引きずって戦っているんだろうが! そのガンダムで!」'''と返されてしまい、フリットも言葉を濁してしまう。
 
:しかし、直後に'''「お前さんだって、昔を引きずって戦っているんだろうが! そのガンダムで!」'''と返されてしまい、フリットも言葉を濁してしまう。
:事実、フリットは幼少・少年期の[[トラウマイベント|トラウマ]]を以降も引きずってしまっている点が皮肉である。
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:事実、フリットは幼少・少年期の[[トラウマイベント|トラウマ]]を以降も引きずってしまっている点が皮肉である。以降の話でも引きずる昔は無数に増え、最終的には半世紀以上…。
;「判ったでしょう? 内輪もめをしている場合じゃないんだ。本当の敵と戦わなきゃ、仲間もコロニーの人達も、みんなやられるんだ!」
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;「判ったでしょう? 内輪もめをしている場合じゃないんだ。本当の敵と戦わなきゃ、仲間もコロニーの人達も、みんなやられるんだ!」<BR/>「''力を合わせなきゃ、UEには勝てない! ザラムとか、エウバとかじゃなくて、今はみんなの力が必要なんだ! 僕たちの敵はUEだ!!''」
;「''力を合わせなきゃ、UEには勝てない! ザラムとか、エウバとかじゃなくて、今はみんなの力が必要なんだ! 僕たちの敵はUEだ!!''」
   
:第8話より。UEによってザラム、エウバ両陣営は多くの犠牲者を出してしまった。フリットは本当に倒すべき敵は何なのかを示し、結束を促す。本物の戦争、そして世界がUEの脅威に晒されているという現実を知った両陣営も同調し、フリット達ディーヴァに協力する。
 
:第8話より。UEによってザラム、エウバ両陣営は多くの犠牲者を出してしまった。フリットは本当に倒すべき敵は何なのかを示し、結束を促す。本物の戦争、そして世界がUEの脅威に晒されているという現実を知った両陣営も同調し、フリット達ディーヴァに協力する。
 
:そしてこのフリットの行動が、[[伏線|物語の最終局面において重要な意味を持つ事になる。]]
 
:そしてこのフリットの行動が、[[伏線|物語の最終局面において重要な意味を持つ事になる。]]
;デシル「意味なんてないよ。''盛り上げてくれる遊び道具が一つ減っただけさ!''」
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;デシル「意味なんてないよ。''盛り上げてくれる遊び道具が一つ減っただけさ!''」<BR/>「命は……オモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
;「命は……オモチャじゃないんだぞおおおおおっ!!」
   
:第14話より。[[ユリン・ルシェル|ユリン]]を死に追いやり、その命を軽んじるデシルへ対して激昂。圧倒的な力でデシルを撃破へと追い詰める。デシルのこの発言でフリットがここから半世紀近くに渡って過激な殱滅思想を抱く結果になったと考えれば、ある意味全ての元凶とも言える場面である…。
 
:第14話より。[[ユリン・ルシェル|ユリン]]を死に追いやり、その命を軽んじるデシルへ対して激昂。圧倒的な力でデシルを撃破へと追い詰める。デシルのこの発言でフリットがここから半世紀近くに渡って過激な殱滅思想を抱く結果になったと考えれば、ある意味全ての元凶とも言える場面である…。
 
:なお、フリットは(ユリンの仇敵とはいえ)デシルが7歳という年少者だった故か、[[トドメ演出|トドメ]]を刺す事はできなかった。
 
:なお、フリットは(ユリンの仇敵とはいえ)デシルが7歳という年少者だった故か、[[トドメ演出|トドメ]]を刺す事はできなかった。
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:ある意味で、キオ編以降のフリットを代表する台詞。このように、老年期のフリットはヴェイガンに対する感情的な台詞が特に目立つ<ref name="mild" />。
 
:ある意味で、キオ編以降のフリットを代表する台詞。このように、老年期のフリットはヴェイガンに対する感情的な台詞が特に目立つ<ref name="mild" />。
 
;「ヴェイガンは人間じゃない!! 人の命を簡単に奪う!」
 
;「ヴェイガンは人間じゃない!! 人の命を簡単に奪う!」
:第30話より。[[地球]]への侵攻を再び始めたヴェイガンの所業に怒り、[[キオ・アスノ|キオ]]に対して。実際、ヴェイガンによる被害は尋常ではなく、しかもこの時はオリバーノーツの市街にヴェイガンの戦艦がビーム砲で市民に無差別攻撃を加えているシーンでもあるため間違いではないが、過激な言い方が耳につく。
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:第30話より。[[地球]]への侵攻を再び始めたヴェイガンの所業に怒り、[[キオ・アスノ|キオ]]に対して。半世紀経っても、ヴェイガンを人間扱いしない言動は変わることはなかった。
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:実際、ヴェイガンによる被害は尋常ではなく、しかもこの時はオリバーノーツの市街にヴェイガンの戦艦がビーム砲で市民に無差別攻撃を加えているシーンでもあるため間違いではないが、過激な言い方が耳につく。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では対ヴェイガン用の[[特殊戦闘台詞]]としても採用。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では対ヴェイガン用の[[特殊戦闘台詞]]としても採用。
 
;「奴は邪悪な存在、人類を滅ぼそうとする『魔王』だ!」
 
;「奴は邪悪な存在、人類を滅ぼそうとする『魔王』だ!」
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:先述のプラズマダイバーミサイル発射を躊躇する描写もそうだが、ここでも「どうすればいいんだよ」と嘆いているように、必ずしも殲滅を是としていたわけではない。和平交渉はまるで通じず、イゼルカントが復讐をも超えた魔王だった結果、それしか選択肢が無かったのである。『BX』では、「救世主」としてやるべき事を間違えていた事も自覚している話が追加されている。
 
:先述のプラズマダイバーミサイル発射を躊躇する描写もそうだが、ここでも「どうすればいいんだよ」と嘆いているように、必ずしも殲滅を是としていたわけではない。和平交渉はまるで通じず、イゼルカントが復讐をも超えた魔王だった結果、それしか選択肢が無かったのである。『BX』では、「救世主」としてやるべき事を間違えていた事も自覚している話が追加されている。
 
;「聞こえるか、地球圏と火星圏の全ての戦士達よ!! 私の声が届いている全MSに告ぐ! 戦闘を止めて聞いて欲しい!」<BR/>「このままではヴェイガンの移動コロニー『セカンドムーン』は崩壊し、多くの命が失われる! これを防ぐには誘爆を始めている球体ブロックを切り離すしかない! もはや時間は無い! ''ここにいる全ての者たちの協力がなければ間に合わないのだ!''」<BR/>「''地球連邦軍と、ヴェイガン全ての戦士たちに告ぐ''」<BR/>「''多くの命を救うため……君たちの協力を要請するッ!''」
 
;「聞こえるか、地球圏と火星圏の全ての戦士達よ!! 私の声が届いている全MSに告ぐ! 戦闘を止めて聞いて欲しい!」<BR/>「このままではヴェイガンの移動コロニー『セカンドムーン』は崩壊し、多くの命が失われる! これを防ぐには誘爆を始めている球体ブロックを切り離すしかない! もはや時間は無い! ''ここにいる全ての者たちの協力がなければ間に合わないのだ!''」<BR/>「''地球連邦軍と、ヴェイガン全ての戦士たちに告ぐ''」<BR/>「''多くの命を救うため……君たちの協力を要請するッ!''」
:同じく最終話より。キオ、アセム、そして仲間達や失った者達の励ましや叱咤を受け、過去の憎しみと自責の念から解放されたフリット。セカンドムーンを救うため、地球連邦軍もヴェイガンもなく全ての戦士達に呼びかける。君たちの力を貸してくれと。奇しくもファーデーンでの場面を彷彿とさせるが、かつての様な『敵を倒す為』ではなく、『多くの命を守る為』と対比になっているのもポイント。
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:同じく最終話より。キオ、アセム、そして仲間達や失った者達の励ましや叱咤を受け、過去の憎しみと自責の念から解放されたフリット。セカンドムーンを救うため、地球連邦軍もヴェイガンもなく全ての戦士達に呼びかける。君たちの力を貸してくれと。奇しくも第6話~第8話で描かれていた上述のファーデーンでの場面を彷彿とさせるが、かつての様な「敵を倒す為」ではなく、「多くの命を守る為」と対比になっているのもポイント。
 
:大勢が決し、勝っている側の実質的な総大将が、撃てばヴェイガンを殲滅できる筈のプラズマダイバーミサイルを打ち上げる形で捨て、負けている側を救うために声を挙げる…その姿に人々は感化され、セカンドムーンを救うために両軍の戦士たちは動き始めた。それは、フリットが少年時代から目指していたもの、即ち「真の救世主」となった瞬間でもあった。
 
:大勢が決し、勝っている側の実質的な総大将が、撃てばヴェイガンを殲滅できる筈のプラズマダイバーミサイルを打ち上げる形で捨て、負けている側を救うために声を挙げる…その姿に人々は感化され、セカンドムーンを救うために両軍の戦士たちは動き始めた。それは、フリットが少年時代から目指していたもの、即ち「真の救世主」となった瞬間でもあった。
 
:『BX』では[[木連]]が存在するのと、セカンドムーンが崩壊するのではなく[[地球]]に落下するという状況のため、若干アレンジを加えた上で採用。また、最後の一言が[[DVE]]になっている。
 
:『BX』では[[木連]]が存在するのと、セカンドムーンが崩壊するのではなく[[地球]]に落下するという状況のため、若干アレンジを加えた上で採用。また、最後の一言が[[DVE]]になっている。
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;「AGEシステムを起点としたモビルスーツ技術の革新は、ヴェイガンの連中に十分対抗できる領域にまで達している。」
 
;「AGEシステムを起点としたモビルスーツ技術の革新は、ヴェイガンの連中に十分対抗できる領域にまで達している。」
 
;「そちらの申し出には感謝するが……私の手でやらねば意味が無いのだ」
 
;「そちらの申し出には感謝するが……私の手でやらねば意味が無いのだ」
:「ガンダムトライエイジ 鉄華繚乱3弾」に収録された「赤蒼同盟キャンペーン」で収録されたカード内のフレーバーテキストにおいて、クロスオーバー要素として歴代のガンダムシリーズの組織代表キャラクターが『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血のオルフェンズ]]』に登場するMSに対する反応する中で[[マン・ロディ|ランドマン・ロディ]]に反応する2部時代のフリットの台詞。
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:カード式のアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ 鉄華繚乱3弾』に収録された「赤蒼同盟キャンペーン」で収録されたカード内のフレーバーテキストにおいて、クロスオーバー要素として歴代のガンダムシリーズの組織代表キャラクターが『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血のオルフェンズ]]』に登場するMSに対する反応する中で[[マン・ロディ|ランドマン・ロディ]]に反応する2部時代のフリットの台詞。
 
:ヴェイガン殲滅のために戦う一助として話した様子で「司令」としては協力をやんわりと断られているが、「メカオタクとしての個人のフリット」としては興味がありそうな様子。もっともミューセル同様有機デバイスである[[阿頼耶識]]がある都合上同一視は避けられないだろうが。
 
:ヴェイガン殲滅のために戦う一助として話した様子で「司令」としては協力をやんわりと断られているが、「メカオタクとしての個人のフリット」としては興味がありそうな様子。もっともミューセル同様有機デバイスである[[阿頼耶識]]がある都合上同一視は避けられないだろうが。
  
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