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恐竜帝国とは、[[ゲッターロボシリーズ]]における敵勢力。
== 概要 ==
== 概要 ==
続編『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)|真ゲッターロボ]]』では地上に残された特殊部隊が[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]を強奪し、ゲッターチームを襲撃する。この頃の日本人からは「過去の存在」として扱われており、「恐竜帝国なんてとっくに滅びた」などと不正確なことを言う若者([[早乙女研究所]]の所員)までいる。
続編『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)|真ゲッターロボ]]』では地上に残された特殊部隊が[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]を強奪し、ゲッターチームを襲撃する。この頃の日本人からは「過去の存在」として扱われており、「恐竜帝国なんてとっくに滅びた」などと不正確なことを言う若者([[早乙女研究所]]の所員)までいる。
『[[ゲッターロボ號]]』では、女帝ジャテーゴ率いる一軍が攻めてきた。ただし、この女帝が帝王ゴールの正式な後継者かは明言されていない。また、「ハ虫人類はマグマ層の中で3億年も苦しんだ」……即ち白亜紀が属する中生代よりはるか昔の古生代からというラセツの台詞もあり、2つの帝国勢力の関係と解釈が難しくなっている。日本人からは『真』のとき以上に「過去の存在」とされており、恐竜帝国の存在すら知らない若者までいる。
『[[ゲッターロボ號]]』では、女帝ジャテーゴの集団がプロフェッサー・ランドウの野望に協力していたが、[[ネーサー]]や連合軍相手に苦戦しだすとランドウを見限って殺害、自ら侵攻に乗り出した。ただし、この女帝が帝王ゴールの正統な後継者かは明言されていない。また、ゲッター線について特筆なく地上で活動する兵員が多数現れたり、「ハ虫人類はマグマ層の中で3億年も苦しんだ」……即ち白亜紀が属する中生代よりはるか昔の古生代からとラセツが語ったりと、2つの帝国勢力の解釈が難しい。日本人からは『真』のとき以上に「過去の存在」とされており、恐竜帝国の存在すら知らない若者までいる。
『[[ゲッターロボ アーク]]』では、[[帝王ゴール]]の遺児・ゴール三世が君臨。中小数基のマシーンランドに分かれて居住している。同作において、[[カムイ・ショウ]]など人間との混血種なら[[ゲッター線]]にも生き抜く事が判明している。作中ではアンドロメダ流国の侵略に対して、人類側と休戦。同盟を組み、「'''ゲッター同盟軍'''」を結成した。
『[[ゲッターロボ アーク]]』ではジャテーゴの件は実質スルーされた形で、[[帝王ゴール]]の遺児・ゴール三世が君臨。中小数基のマシーンランドに分かれて居住している。同作において、[[カムイ・ショウ]]など人間との混血種なら、ハチュウ人類由来の頑健さを保ちつつ[[ゲッター線]]にも生き抜く事が判明している。作中ではアンドロメダ流国の侵略に対して、人類側と休戦。同盟を組み、「'''ゲッター同盟軍'''」を結成した。
=== OVA版 ===
=== OVA版 ===
== 身分制度 ==
== 身分制度 ==
TV版の恐竜帝国は、後の[[百鬼帝国]]に比べ、明確かつ厳格な身分制度をしいている。構成は、'''大魔人ユラー'''を神とし、王族、貴族、平民、下層民の順になっている。
TV版の恐竜帝国は、後の[[百鬼帝国]]に比べ、明確かつ厳格な身分制度をしいている。構成は、'''大魔人ユラー'''を神とし、王族、[[貴族]]、平民、下層民の順になっている。
王族は、[[帝王ゴール]]とその血族から成る。大魔人ユラーを祀り、直に拝謁できる司教のような存在でもある。
王族は、[[帝王ゴール]]とその血族から成る。大魔人ユラーを祀り、直に拝謁できる司教のような存在でもある。
貴族は、軍部や研究所の要職に就く特権階級である。実戦部隊を率いる[[キャプテン]]は、基本的に貴族から選ばれる。
平民は、[[恐竜兵士]]あるいは研究員として貴族に従属する階級である。貴族の[[キャプテン]]が個性的な外見・能力を有しているのに対し、平民たちは皆、トカゲのような外見で統一されている。
平民は、[[恐竜兵士]]あるいは研究員として貴族に従属する階級である。貴族の[[キャプテン]]が個性的な外見・能力を有しているのに対し、平民たちは皆、トカゲのような外見で統一されている。
== 登場作品 ==
== 登場作品 ==
[[御三家]]と称されるゲッターロボシリーズの参戦回数を基準に見ると恐竜帝国の登場回数はさほど多くない。各原作において明確に滅んだ決着も無いのだが滅亡扱いにされたり、[[前大戦|ゲームの前史]]で大規模闘争は終息していてメカザウルスを[[やられメカ]]にするため他勢力に徴発させたかのような形も目立つ。
[[御三家]]と称されるゲッターロボシリーズで幾作も相対する敵勢力であるにしては、恐竜帝国の登場回数はさほど多くない。各原作において明確に滅んだ決着も無いのだが滅亡扱いにされたり、[[前大戦|ゲームの前史]]で大規模闘争は終息していてメカザウルスを[[やられメカ]]にするため他勢力に徴発させたかのような形も目立つ。
反面、恐竜帝国のハチュウ人類が[[説得]]に応じて自軍入りするような場合でも、生命を脅かす災厄であるはずのゲッター線に関する不利益は、少なくともゲーム仕様上に採用されたことはない。悪く言えばそれも重要設定の軽視だが、良く言えばプラスの[[スパロボ補正]]にあずかっているとも言える。
反面、恐竜帝国のハチュウ人類が[[説得]]に応じて自軍入りするような場合でも、生命を脅かす災厄であるはずのゲッター線に関する不利益は、少なくともゲーム仕様上に採用されたことはない。悪く言えばそれも重要設定の軽視だが、良く言えばプラスの[[スパロボ補正]]にあずかっているとも言える。