− | ドラグーン搭載機に変更された理由は上記以外にも、2機の兄弟機フリーダム・ジャスティス(さらには専用支援機ミーティアを積んだエターナルまでもが)が強奪された事も理由の1つであると推測される。当初の予定では、プラズマ砲及びレールガンを装備した火力特化のフリーダムが遠距離戦、ジャスティスがファトゥムに搭載された実弾火器等を持ちいて中距離戦を担当。そして、4本の大型ビームサーベルと高い機動力をメインに近距離戦=前衛を担当する事こそが初期のプロヴィデンスの役割。この3機の兄弟達はザフト軍の優れたパイロット達の手によって3機1組のバランスの取れた戦闘を行う筈だったのだが、クライン派による強奪(ジャスティスは離反)で3機での運用が事実上不可能となった。この段階でプロヴィデンスは既に開発終盤の段階に入っていたが、この件が引き金となり開発現場は急遽プロヴィデンスをドラグーン搭載機へと仕様変更する事となる。不足した兄弟達2機の働きをプロヴィデンス1機に集約したのである。結果、突然のドラグーン搭載による開発の大幅な遅れや機体の調整不足に加え未完成な部分が多いながらも、ドラグーン搭載機となったプロヴィデンスはパイロットへの依存性・負担こそ非常に大きい反面、ビームサーベル・ビームライフル・ドラグーンによりあらゆる距離での戦闘を単機で、しかも核エンジンによるEN制約解消もあって長時間無補給でこなす事が可能となり、SEEDにおける最終決戦で正に「天帝」と呼ぶに相応しい戦果を挙げた。
| + | ドラグーン搭載機に変更された理由は上記以外にも、2機の兄弟機フリーダム・ジャスティス(さらには専用支援機ミーティアを積んだエターナルまでもが)が強奪された事も理由の1つであると推測される。当初の予定では、プラズマ砲及びレールガンを装備した火力特化のフリーダムが遠距離戦、ジャスティスがファトゥムに搭載された実弾火器等を用いて中距離戦を担当。そして、4本の大型ビームサーベルと高い機動力をメインに近距離戦=前衛を担当する事こそが初期のプロヴィデンスの役割。この3機の兄弟達はザフト軍の優れたパイロット達の手によって3機1組のバランスの取れた戦闘を行う筈だったのだが、クライン派による強奪(ジャスティスは離反)で3機での運用が事実上不可能となった。 |