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*バトストでは、復興を後回しにして軍備増強を図る帝国に対し、先の大戦からの戦後復興と国力回復にいそしみ、対立が激しい東西民族(旧ゼネバス国民と共和国民)間の融和に努めるなど、'''当初は'''理想的な国家元首と描写されていた。
*バトストでは、復興を後回しにして軍備増強を図る帝国に対し、先の大戦からの戦後復興と国力回復にいそしみ、対立が激しい東西民族(旧ゼネバス国民と共和国民)間の融和に努めるなど、'''当初は'''理想的な国家元首と描写されていた。
**第2次大陸間戦争(西方大陸戦争)開始当初は、強大な国力と国民一丸となって対応し、最初期こそ苦戦したものの以降は優位に戦争を進めていた。しかし、第2次暗黒大陸戦争へと移行した大戦末期、ネオゼネバス帝国の再興と中央大陸への侵攻が行われると事態は一変、旧ゼネバス国民は挙ってネオゼネバスを支持。手を取り合い一丸となっていた筈の国民は、即バラバラになってしまう。旧ゼネバス国民にとって'''融和政策は民族浄化・同化政策と同義であり'''、自らの政策が彼らの心情を全く考えない自己満足であったと痛感する。そして同時に、旧ゼネバス国民が'''愛する故国と民族の尊厳を奪った共和国を心の底から憎んでいた'''事を知る。
**第2次大陸間戦争(西方大陸戦争)開始当初は、強大な国力と国民一丸となって対応し、最初期こそ苦戦したものの以降は優位に戦争を進めていた。しかし、第2次暗黒大陸戦争へと移行した大戦末期、ネオゼネバス帝国の再興と中央大陸への侵攻が行われると事態は一変、旧ゼネバス国民は挙ってネオゼネバスを支持。手を取り合い一丸となっていた筈の国民は、即バラバラになってしまう。旧ゼネバス国民にとって'''融和政策は民族浄化・同化政策と同義であり'''、自らの政策が彼らの心情を全く考えない自己満足であったと痛感する。そして同時に、旧ゼネバス国民が'''愛する故国と民族の尊厳を奪った共和国を心の底から憎んでいた'''事を知る。
***ガイロス帝国の事も「背信行為を働き、尊敬する皇帝と愛する姫(エレナ姫)を連れ去り人質として使って、亡命ゼネバス国民を死地へ送り込み捨て駒にした挙句、戦後は亡国民・穀潰しとして蔑み冷遇し続けた」事から、その憎悪は深い。旧ゼネバス国民にとって'''先の大戦終結後の約40年間は蔑み差別され屈辱を受けようと耐え忍んだ正に地獄の暗黒時代であり'''、共和国で民族の和解・融和と称し手を取り合ったのも、帝国で旧ゼネバス将兵の名誉回のために創設された部隊で身を粉にして働いたのも、'''全ては愛する国と皇帝を奪い、民族の誇りと尊厳を踏みにじった両国への復讐の以外の何ものでもない'''。ネオゼネバス帝国の再興はゼネバスの民にとって悲願なのである。
***ガイロス帝国の事も「背信行為を働き、尊敬する皇帝と愛する姫(エレナ姫)を連れ去り人質として使って、亡命ゼネバス国民を死地へ送り込み捨て駒にした挙句、戦後は亡国民・穀潰しとして蔑み冷遇し続けた」事から、その憎悪は深い。旧ゼネバス国民にとって'''先の大戦終結後の約40年間は蔑み差別され屈辱を受けようと耐え忍んだ正に地獄の暗黒時代であり'''、共和国で民族の和解・融和と称し手を取り合ったのも、帝国で旧ゼネバス将兵の名誉回のために創設された部隊で身を粉にして働いたのも、'''全ては愛する国と皇帝を奪い、自分たちを蔑み虐げ、尊厳すら奪った両国への復讐の以外の何ものでもない'''。ネオゼネバス帝国の再興はゼネバスの民にとって悲願なのである。
**同時にエレナ姫と同一人物と断定され、'''自らの出自・民族籍を偽っていた'''事も判明する(読者に対してであり作中登場人物には判明していない)。結局、国民の融和を訴える大統領自身が、今の立場になる為に自らの出自を蔑み、多数派に媚び国民を欺いていた事になる。
**同時にエレナ姫と同一人物と断定され、'''自らの出自・民族籍を偽っていた'''事も判明する(読者に対してであり作中登場人物には判明していない)。結局、国民の融和を訴える大統領自身が、今の立場になる為に自らの出自を蔑み、多数派に媚び国民を欺いていた事になる。
**これにより、ルイーズ大統領の心は完全に折れてしまい、一時は自らの出自を明かしプロイツェンとその息子ヴォルフと共同統治者になろうと考えに至るほどになる。しかし、今更国民が納得しないと理解し首都脱出を図る。セイバリオンの余白部分のコンテナに潜み脱出を試みるも、脱出後にコンテナ部分のハッチが開いており、外に投げ出されてしまっていた事が判明し、新型ゾイドの設計図を残し消息を絶った(公式には敵の追撃でコンテナ部分を損傷しハッチが開いた'''不慮の事故'''と言う事になっているが、大統領の心情を察するに或いは…)。
**これにより、ルイーズ大統領の心は完全に折れてしまい、一時は自らの出自を明かしプロイツェンとその息子ヴォルフと共同統治者になろうと考えに至るほどになる。しかし、今更国民が納得しないと理解し首都脱出を図る。セイバリオンの余白部分のコンテナに潜み脱出を試みるも、脱出後にコンテナ部分のハッチが開いており、外に投げ出されてしまっていた事が判明し、新型ゾイドの設計図を残し消息を絶った(公式には敵の追撃でコンテナ部分を損傷しハッチが開いた'''不慮の事故'''と言う事になっているが、大統領の心情を察するに或いは…)。