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| 古代の魔獣、巨竜(ドレイク)を模した戦闘用飛空船で、通常のブリッジの他、飛空船と同様に艦首上に騎士像(フィギュアヘッド)改め竜騎士像(ドラゴン・ヘッド)が配置されており、緊急時にはそちらからも操縦を行える<ref>文庫版では常に竜騎士像から操縦していた。なお通常の飛空船も騎士像に乗員が必要である。</ref>。イカルガと互角以上に戦えるなど戦闘能力は強大で、装甲も厚く、巨体ながら機動性能も高く、生物的なしなりを持ち合わせることで格闘戦まで可能としている。まさにジャロウデクの切り札と言える存在。 | | 古代の魔獣、巨竜(ドレイク)を模した戦闘用飛空船で、通常のブリッジの他、飛空船と同様に艦首上に騎士像(フィギュアヘッド)改め竜騎士像(ドラゴン・ヘッド)が配置されており、緊急時にはそちらからも操縦を行える<ref>文庫版では常に竜騎士像から操縦していた。なお通常の飛空船も騎士像に乗員が必要である。</ref>。イカルガと互角以上に戦えるなど戦闘能力は強大で、装甲も厚く、巨体ながら機動性能も高く、生物的なしなりを持ち合わせることで格闘戦まで可能としている。まさにジャロウデクの切り札と言える存在。 |
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− | 元々は[[オラシオ・コジャーソ]]が飛空船との戦いを想定して考案していた艦であったが、機動力に難を残していたため未完成のままで保管されていた。大西域戦争の最中に彼が[[エルネスティ・エチェバルリア]]の[[イカルガ (ナイツマ)|イカルガ]]に触発された事により完成の目処が立ち、推進機関に魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)を採用した上で実戦に送り込まれた。船長は鬼神(イカルガ)への復讐を誓う[[ドロテオ・マルドネス]]が務め<ref>なお、ドロテオは漫画版でクリストバル王子が戦死する前に飛竜戦艦が完成しなかった事を残念に思っているが、オラシオは魔導噴流推進器の完成にはイカルガの正確な目撃情報が必要であった事に触れ、暗に王子の死が必要な糧である事を伝えている。出力補助を行うアンキュローサ、更にはその原型たるティラントーもエルネスティの発案・設計が基である事を考えると、中々に因果な機体であると言える。</ref>、アニメ版ではオラシオも乗り込んでいる。 | + | 元々は[[オラシオ・コジャーソ]]が飛空船との戦いを想定して考案していた艦であったが、機動力に難を残していたため未完成のままで保管されていた。大西域戦争の最中に彼が[[エルネスティ・エチェバルリア]]の[[イカルガ (ナイツマ)|イカルガ]]に触発された事により完成の目処が立ち、推進機関に魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)を採用した上で実戦に送り込まれた。船長は鬼神(イカルガ)への復讐を誓う[[ドロテオ・マルドネス]]が務め<ref>なお、ドロテオは文庫版及び漫画版でクリストバル王子が戦死する前に飛竜戦艦が完成しなかった事を残念に思っているが、オラシオは魔導噴流推進器の完成にはイカルガの正確な目撃情報が必要であった事に触れ、暗に王子の死が必要な糧である事を伝えている。漫画版ででは出力補助を行うアンキュローサ、更にはその原型たるティラントーもエルネスティの発案・設計が基である事を考えると、中々に因果な機体であると言える。</ref>、アニメ版ではオラシオも乗り込んでいる。 |
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| 武装として艦首にある大威力の主砲「竜炎撃咆(インシニレイトフレイム)」や格闘用竜脚(ドラゴニッククロー)を持ち、さらに船体には[[幻晶騎士]]のアンキュローサ([[ティラントー]]の法撃戦用改修機)を12機埋め込み、対空砲台と動力炉を兼任させている。 | | 武装として艦首にある大威力の主砲「竜炎撃咆(インシニレイトフレイム)」や格闘用竜脚(ドラゴニッククロー)を持ち、さらに船体には[[幻晶騎士]]のアンキュローサ([[ティラントー]]の法撃戦用改修機)を12機埋め込み、対空砲台と動力炉を兼任させている。 |
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| 当初は竜騎士像とアンキュローサの魔力転換炉13基で稼働していたが、これでも魔力消費量が馬鹿にならず、出力不足に陥っていた。加えて動力源をアンキュローサに依存している為、アンキュローサが破壊されればその分だけ魔力の供給量が低下するという欠点も有し、イカルガとの初戦ではこの欠点により痛み分けに終わっている。 | | 当初は竜騎士像とアンキュローサの魔力転換炉13基で稼働していたが、これでも魔力消費量が馬鹿にならず、出力不足に陥っていた。加えて動力源をアンキュローサに依存している為、アンキュローサが破壊されればその分だけ魔力の供給量が低下するという欠点も有し、イカルガとの初戦ではこの欠点により痛み分けに終わっている。 |
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− | これは後にオラシオが新たに高濃度エーテル環境に対応した魔力転換炉「竜血炉(ブラッドグレイル)」を追加装備として取り付けたことで一応の解決を見ている。これを稼働させることを「最大化戦闘形態(マキシマイズ)」と呼ぶ。しかし今度はアンキュローサが破壊されればその分だけ攻撃手段が減少して死角が増えるので、魔力だけ供給できても戦闘能力を生かせないという欠点が発覚してしまった。
| + | これは後にオラシオが新たに高濃度エーテル環境に対応した魔力転換炉「竜血炉(ブラッドグレイル)」を追加装備として取り付けたことで一応の解決を見ている。これを稼働させることを「最大化戦闘形態(マキシマイズ)」と呼ぶ<ref>アニメ版では高濃度エーテル対応としか説明されないが、文庫版では高濃度エーテルを供給するには燃料のエーテライトを大量消費する必要があるので、稼働させると離脱するための燃料がなくなる恐れがあるという欠点が説明されている。</ref>。しかし今度はアンキュローサが破壊されればその分だけ攻撃手段が減少して死角が増えるので、魔力だけ供給できても戦闘能力を生かせないという欠点が発覚してしまった。 |
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− | ドロテオによりイカルガの撃墜を目指して何度もエルと交戦するが、目的を果たすことは出来ず、最終決戦でマキシマイズすら使用するも敗北。最後は損傷した戦艦自体を特攻兵器として[[エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ]]のいるクシェペルカ軍本陣を狙うも、駆けつけた[[アーキッド・オルター]]の手でドロテオは討たれ、飛竜戦艦はコントロールを失い墜落、大爆発を起こして轟沈した。
| + | ドロテオによりイカルガの撃墜を目指して二度エルと交戦するが、目的を果たすことは出来ず、最終決戦でマキシマイズすら使用するも敗北。最後は損傷した戦艦自体を特攻兵器として[[エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ]]のいるクシェペルカ軍本陣を狙うも、駆けつけた[[アーキッド・オルター]]の手でドロテオは討たれ、飛竜戦艦はコントロールを失い墜落、大爆発を起こして轟沈した。 |
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| 飛竜戦艦と書いてヴィーヴィルと読むことを再現しているのか、アニメ版ではナレーションからは「ひりゅうせんかん」と呼ばれる。 | | 飛竜戦艦と書いてヴィーヴィルと読むことを再現しているのか、アニメ版ではナレーションからは「ひりゅうせんかん」と呼ばれる。 |
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| :決戦となる「Heaven&World」では一度撃墜するとマキシマイズを発動させて復活。 | | :決戦となる「Heaven&World」では一度撃墜するとマキシマイズを発動させて復活。 |
| :原作の大ボスとしては見るとHPがやや低く戦闘向けの特殊能力も射撃限定無効バリアのみなので幻晶騎士ほど目に見えた厄介さはないが、意外と運動性が高いのとイベント後は適応がSになるため、高難易度で半端に削ると攻撃を当てにくくなる。 | | :原作の大ボスとしては見るとHPがやや低く戦闘向けの特殊能力も射撃限定無効バリアのみなので幻晶騎士ほど目に見えた厄介さはないが、意外と運動性が高いのとイベント後は適応がSになるため、高難易度で半端に削ると攻撃を当てにくくなる。 |
− | :最後は特攻をイカルガに止められた所に戦艦を含む自部隊の集中砲火で轟沈しており、異世界にやってきたことで原作の強みがなくなったとも取れる。 | + | :最後は特攻をイカルガに止められた所に戦艦を含む自部隊の集中砲火で轟沈しており、異世界にやってきたことで原作の強みがなくなったとも取れる(原作では上空への攻撃手段が非常に限られるので集中砲火は不可能)。 |
| :艦内ミッション「ファイナルバトル」で登場する際は舞台が月面のため、宇宙適応Bの欠点から本編と比べて格段に弱くなっている。 | | :艦内ミッション「ファイナルバトル」で登場する際は舞台が月面のため、宇宙適応Bの欠点から本編と比べて格段に弱くなっている。 |
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| :両脚部の対艦格闘用アーム。戦艦ながら、この脚部や尻尾を使って生物のように敵機に襲い掛かることも可能。アニメ版では脚部自体の射出を行ってもいる。 | | :両脚部の対艦格闘用アーム。戦艦ながら、この脚部や尻尾を使って生物のように敵機に襲い掛かることも可能。アニメ版では脚部自体の射出を行ってもいる。 |
| :SRW未採用。 | | :SRW未採用。 |
− | ;雷の鞭(ザファー・ナマ) | + | ;アンキュローサ |
− | :アンキュローサが放つ雷撃系統魔導兵装による対空防御弾幕。 | + | :対地対空兵装代わりに船体へ埋め込まれた12機の法撃戦用幻晶騎士。原作小説では法撃だけすればよいので綱型結晶筋肉は不要という理由で鹵獲したレスヴァントの改修機だったが、アニメ版と漫画版では[[ティラントー]]の改修機に変更された。小説版では手に持った魔導兵装という表現がされていたが、アニメ版と漫画版では両手が魔導兵装に置き換えられている。 |
− | :『30』では下記の防御用特殊能力として再現されている。 | + | :;雷の鞭(ザファー・ナマ) |
| + | ::アンキュローサが放つ雷撃系統魔導兵装による対空防御弾幕。 |
| + | ::『30』では下記の防御用特殊能力として再現されている。 |
| :;雷霆防幕(サンダリングカタラクト) | | :;雷霆防幕(サンダリングカタラクト) |
| ::小説版における強化された雷の鞭。 | | ::小説版における強化された雷の鞭。 |
| + | ;竜騎士像(ドラゴン・ヘッド) |
| + | :本艦の騎士像(フィギュアヘッド)。魔導噴流推進器を用いている本艦に騎士像は不要のはずだが、アンキュローサのように法撃戦用にしていない理由は特に説明されない。 |
| + | :通常の飛空船の騎士像と異なり両手が残されており、魔導兵装を使用することができる。魔力が付きかけた状態でクシェペルカ軍本陣を狙った。 |
| + | :SRW未採用。 |
| ;特殊弾 | | ;特殊弾 |
| :アニメ版で使用した、金属片と硝石と硫黄の粉末を混ぜ合わせた煙幕。つまり火薬である。イカルガの魔導噴流推進器の構造を逆手に取り、吸引させることで内部機構を破壊する対イカルガ専用装備。 | | :アニメ版で使用した、金属片と硝石と硫黄の粉末を混ぜ合わせた煙幕。つまり火薬である。イカルガの魔導噴流推進器の構造を逆手に取り、吸引させることで内部機構を破壊する対イカルガ専用装備。 |