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− 軍人として優れた才覚を持っているが、現実よりも理論に重きを置く傾向があり状況判断のミスも多く、「パーフェクト」だったのは士官学校の成績だけと言える。また、人間味に欠ける硬直した態度から、部下との言い争いが絶えなかった。猜疑心も強く、[[ノイエDC]]から離反した[[アラド・バランガ]]などには常に疑いの目を向けている。その理由は、前大戦の[[L5戦役]]において[[イングラム・プリスケン]]の造反により、家族を失った事にある。そのため、当時現場にいて造反者を出した[[ハガネ]]隊らを憎しみの目で見ている。+
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『OG2』での[[シロガネ]]新艦長。士官学校を主席で卒業し、“'''パーフェクト'''”の[[異名]]を持つ。また、[[テツヤ・オノデラ]]とは同期である。序盤で[[キョウスケ・ナンブ]]ら[[ATXチーム]]を指揮下に置く。
『OG2』での[[シロガネ]]新艦長。士官学校を主席で卒業し、“'''パーフェクト'''”の[[異名]]を持つ。また、[[テツヤ・オノデラ]]とは同期である。序盤で[[キョウスケ・ナンブ]]ら[[ATXチーム]]を指揮下に置く。
軍人として優れた才覚を持っているが、現実よりも理論に重きを置く傾向があり状況判断のミスも多く、「パーフェクト」だったのは士官学校の成績だけと言える。ただリーにとってはそれが最大の誇りと威厳であったせいか、テツヤを筆頭とした自分より成績の優れなかった者を中心にやたら人を見下す傾向にある。また、人間味に欠ける硬直した態度から、部下との言い争いが絶えなかった。猜疑心も強く、[[ノイエDC]]から離反した[[アラド・バランガ]]などには常に疑いの目を向けている。その理由は、前大戦の[[L5戦役]]において[[イングラム・プリスケン]]の造反により、家族を失った事にある。そのため、当時現場にいて造反者を出した[[ハガネ]]隊らを憎しみの目で見ている。
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかもハガネの場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。シロガネの入手を目論むシャドウミラーによって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかもハガネの場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。シロガネの入手を目論むシャドウミラーによって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
:彼を討ち取る事に成功する。
:彼を討ち取る事に成功する。
;[[レフィーナ・エンフィールド]]
;[[レフィーナ・エンフィールド]]
:こちらもテツヤ同様「特別措置で艦長になっただけの女」と見下していた。ただし実戦経験はリー以上である。
:こちらもテツヤ同様「特別措置で艦長になっただけの女」と見下していた。ただしこちらも士官学校を主席で卒業している事に加え、実戦経験はリー以上である。
;シンシア
;シンシア
:亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。
:亡き妻。彼女と両親を失った事がリーの運命を狂わせていく。
:「己が信じるもののために」にて、テツヤが「クロガネの艦長は今でもダイテツ中佐だ!」と言ったことに対して。「死んだ者に引きずられる」という意味では、リーも妻や両親の死を引きずって連邦軍への不信感を抱き裏切りという結果を迎えたため、人のことが言える立場ではない。
:「己が信じるもののために」にて、テツヤが「クロガネの艦長は今でもダイテツ中佐だ!」と言ったことに対して。「死んだ者に引きずられる」という意味では、リーも妻や両親の死を引きずって連邦軍への不信感を抱き裏切りという結果を迎えたため、人のことが言える立場ではない。
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
:「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、時に理論が先行気味になってしまうリーとでは実力に差が生じていた。
:「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、時に理論が先行気味になってしまい未だに士官学校の成績だけでしか優劣を判断出来ないリーとでは実力に差が生じていた。
;「ぐううっ!! まだだ! まだ終わらん!! 奴らに負けるわけにはいかんのだ! 奴らでは地球を守れんのだ!!」<br />「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに! 艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
;「ぐううっ!! まだだ! まだ終わらん!! 奴らに負けるわけにはいかんのだ! 奴らでは地球を守れんのだ!!」<br />「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに! 艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
:「己が信じるもののために」にて。「奴らでは地球を守れんのだ!!」などと言っているが、'''自身はその地球に危害を加えている異星人に加担している'''事を完全に棚に上げている台詞である。
:「己が信じるもののために」にて。「奴らでは地球を守れんのだ!!」などと言っているが、'''自身はその地球に危害を加えている異星人に加担している'''事を完全に棚に上げている台詞である。
;「アルテウル! アルテウル・シュタインベック!! 」<br />「この身に代えても!貴様を!」「貴様を討つ!」<br />「FTBシーケンス!」「フィールド・ブレード、ON!」<br/>「うおおおお!!」
;「アルテウル! アルテウル・シュタインベック!! 」<br />「この身に代えても!貴様を!」「貴様を討つ!」<br />「FTBシーケンス!」「フィールド・ブレード、ON!」<br/>「うおおおお!!」
:最終話「古の忌憶」にて。家族を失ったきっかけである「L5戦役」、それを引き起こした元凶であるユーゼスに怒りを爆発させ、エア・クリスマスで[[特攻]]を仕掛ける。ユーゼスは'''「下らぬ手だ」'''と一蹴したが…。
:最終話「古の忌憶」にて。家族を失ったきっかけである「L5戦役」、それを引き起こした元凶であるユーゼスに怒りを爆発させ、エア・クリスマスで[[特攻]]を仕掛ける。ユーゼスは'''「下らぬ手だ」'''と一蹴したが…。
:なお、このイベントは『[[F完結編]]』での[[バスク・オム|バスク]]がシロッコに特攻するシーンのオマージュとなっている。
:なお、このイベントは『[[F完結編]]』での[[バスク・オム|バスク]]がシロッコに特攻するシーンのオマージュとなっている<ref>更に言うとF完結編のバスクも前日談に当たる『第3次』で異星人と結託して地球連邦を攻撃していたという前科がありながら『F』及び『F完結編』で地球連邦へ再就職するという言動を働いており、リーの言動もそれに通じるものがある。ただしバスクは再就職出来た具体的な理由は描写されていない。</ref>。
;「元より、今の一撃が効かぬのは承知の上……!」<br />「……笑うがいい、テツヤ・オノデラ……この私の無様な姿を……」<br />「地球圏存続のため……強大な力を求め続けた結果が……この様だ……」
;「元より、今の一撃が効かぬのは承知の上……!」<br />「……笑うがいい、テツヤ・オノデラ……この私の無様な姿を……」<br />「地球圏存続のため……強大な力を求め続けた結果が……この様だ……」
:アダマトロンに特攻した後の台詞。願いその物は間違った物では無かったにせよ、今までの自分が手段を決定的に間違ってしまっていた事を認めており、その事に対する強い悔恨が見える。OG2での自分勝手で無責任な名ばかりのパーフェクトであった姿はもう無いだろう。
:アダマトロンに特攻した後の台詞。願いその物は間違った物では無かったにせよ、今までの自分が手段を決定的に間違ってしまっていた事を認めており、その事に対する強い悔恨が見える。OG2での自分勝手で無責任な名ばかりのパーフェクトであった姿はもう無いだろう。