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49 バイト追加 、 2022年6月12日 (日) 08:47
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
幼少期、母親(発見された際、もう一人既に死亡していた男性がいたが、それが父親であるかどうかは実は明確にされていない)と共に旅客機の墜落事故に合い、ソ連により救出された身元不明の少年。母親の命は部下の命と天秤にかけた[[アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン]]によって見捨てられており、最期に宗介に掛けた言葉は「イキナサイ」だった。
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幼少期、母親<ref>発見された際、もう一人既に死亡していた男性がいたが、それが父親であるかどうかは実は明確にされていない。</ref>と共に旅客機の墜落事故に合い、現地に駆け付けたソ連軍により救出された身元不明の少年。母親の命は部下の命と天秤にかけた[[アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン]]によって見捨てられており、最期に宗介に掛けた言葉は「イキナサイ」だった。
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「相良宗介」という名前は、彼がソ連軍に救出された際、衣服に書かれていた「'''さがらそうすけ'''」という名前らしきモノにカリーニンが漢字を当てたもので、そもそも本当に彼の名前が「さがらそうすけ」なのかすら定かではない(カリーニンが当時の乗客名簿を調べた際には「さがら」という苗字は見つからなかった)。
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「相良宗介」という名前は、彼がソ連軍に救出された際、衣服に書かれていた「'''さがらそうすけ'''」という名前らしきモノに、カリーニンが漢字を当てたもので、そもそも本当に彼の名前が「さがらそうすけ」なのかすら定かではない。後にカリーニンが当時の乗客名簿を調べた際には「さがら」という苗字は見つからなかった。
    
彼はKGB(ソビエト連邦国家保安委員会)の特殊セッション「ナージャ」において暗殺者として仕込まれ、非常に優秀な成績を収め、アフガニスタン(アニメ版では「ヘルマジスタン」という架空の国)のゲリラ、通称「バダフシャンの虎」と呼ばれたマジード将軍の元にし向けられたが、[[暗殺]]に失敗した。そのまま殺されそうなところを不憫に思ったマジードによって助けられ、その後はアフガン・ゲリラの「カシム」として戦場で名を馳せ生きていくこととなる。
 
彼はKGB(ソビエト連邦国家保安委員会)の特殊セッション「ナージャ」において暗殺者として仕込まれ、非常に優秀な成績を収め、アフガニスタン(アニメ版では「ヘルマジスタン」という架空の国)のゲリラ、通称「バダフシャンの虎」と呼ばれたマジード将軍の元にし向けられたが、[[暗殺]]に失敗した。そのまま殺されそうなところを不憫に思ったマジードによって助けられ、その後はアフガン・ゲリラの「カシム」として戦場で名を馳せ生きていくこととなる。
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戦場にてカリーニンと再会した後、生き残る術としてカリーニンが長年培ってきた戦闘技術を教えられる。その後ソ連による総攻撃でゲリラ組織が崩壊し、地獄のアフガンからカリーニンと共に脱出した彼は[[傭兵]]として世界各地を転戦するが、再び戦場で離ればなれになってしまう。それからも生きるために傭兵として各地を転戦するが、本編開始の1年2年ほど前、中米の小国ベリーズに設置された[[ミスリル]]の訓練キャンプに参加し、そこで起きた事件解決の際に見せた手腕によりミスリル西太平洋艦隊特別対応班に選抜された。この時は「ソウスキー・セガール」と名乗っていたが、日本語の名前を聞き間違えられたのか偽名として自分で名乗ったのかは不明。
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戦場にてカリーニンと再会した後、生き残る術としてカリーニンが長年培ってきた戦闘技術を教えられる。その後ソ連による総攻撃でゲリラ組織が崩壊し、地獄のアフガンからカリーニンと共に脱出した彼は[[傭兵]]として世界各地を転戦するが、再び戦場で離ればなれになってしまう。それからも生きるために傭兵として各地を転戦するが、本編開始の1年2年ほど前、中米の小国ベリーズに設置された[[ミスリル]]の訓練キャンプに参加し、そこで起きた事件解決の際に見せた手腕によりミスリル西太平洋艦隊特別対応班に選抜された。この時は書類に記載された「ソウスキー・セガール」で呼ばれていたが、日本語の名前を聞き間違えられたのか偽名として自分で名乗ったのかは不明。
    
宗介がミスリルに入隊して約1年後の春、転機が訪れる。[[日本]]の女子高生[[千鳥かなめ]]の護衛のため、彼は普通の学生に混じって学校生活を送る事になる。様々な出会い、経験によって彼は次第に年相応の人間らしさを取り戻してゆく。もっとも護衛任務というのは名目上の話であり、本来の彼の役割は'''囮'''。
 
宗介がミスリルに入隊して約1年後の春、転機が訪れる。[[日本]]の女子高生[[千鳥かなめ]]の護衛のため、彼は普通の学生に混じって学校生活を送る事になる。様々な出会い、経験によって彼は次第に年相応の人間らしさを取り戻してゆく。もっとも護衛任務というのは名目上の話であり、本来の彼の役割は'''囮'''。
    
=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
幼少期の育った環境のため、感情表現が苦手(喜びや悲しみなどを感じはするが、笑う・泣くことが出来ない)。平和な社会の常識がなく、基本的に寝る時はナイフを握り目を開けたままベッドの下で眠り、2時間ごとに目を覚ます。「見ず知らずの人間が刃物を持って背後に立つ」という状況が耐え難いため、理髪店に行くこともできず、散髪は自分のナイフで済ませている。紛争地の古強者の感覚で現代日本社会に入り込んだ事によって、彼の周囲では火薬の匂いが絶えることがない。もっとも、前述の通り物語が進むにつれ人間らしさと常識を身につけており、本人も「いつかは銃の必要のない人間になる」と発言しており、当初は1日に3回あった爆破騒ぎも、作中で半年が過ぎるころには、3日に1回にまで減っていった。ただし、人間らしさを身に着けていくにつれ、自分の生きてきた酷い経歴について考え、自分の居場所は平和な世界ではないという考えも出てきた(生きるために、泣いて命乞いする捕虜を殺すといった非道な行為を平然と行ってきたため)。
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幼少期の育った環境のため、感情表現が苦手。具体的には喜びや悲しみなどを感じはするが、笑う・泣くことが出来ない。平和な社会の常識がなく、基本的に寝る時はナイフを握り目を開けたままベッドの下で眠り、2時間ごとに目を覚ます。「見ず知らずの人間が刃物を持って背後に立つ」という状況が耐え難いため、理髪店に行くこともできず、散髪は自分のナイフで済ませている。紛争地の古強者の感覚で現代日本社会に入り込んだ事によって、彼の周囲では火薬の匂いが絶えることがない。もっとも、前述の通り物語が進むにつれ人間らしさと常識を身につけており、本人も「いつかは銃の必要のない人間になる」と発言しており、当初は1日に3回あった爆破騒ぎも、作中で半年が過ぎるころには、3日に1回にまで減っていった。ただし、人間らしさを身に着けていくにつれ、自分の生きてきた酷い経歴<ref>生きるために、泣いて命乞いする捕虜を殺すといった非道な行為を平然と行ってきたため。</ref>について考え、自分の居場所は平和な世界ではないという考えも出てきた。
    
作中初期に任務のための偽装とはいえ、学校に通うことは喜んで受け入れており、授業態度は非常にまじめ。これは、紛争地域で育ったがゆえに、まともな教育を受けたことが無く、その価値を知っているため。そのため、短編シリーズでかなめが学校をサボろうとしたときは、「世の中には勉強したくてもできない子供がたくさんいるのに」という、小学生に対する母親のような説教をしたこともあった。職業柄、英語および理数系科目は得意。また、軍人としての経験により長距離走は彼の独壇場となっている。逆に日本人としての文化的背景・感性を要する国語(特に古文)・日本史が苦手。
 
作中初期に任務のための偽装とはいえ、学校に通うことは喜んで受け入れており、授業態度は非常にまじめ。これは、紛争地域で育ったがゆえに、まともな教育を受けたことが無く、その価値を知っているため。そのため、短編シリーズでかなめが学校をサボろうとしたときは、「世の中には勉強したくてもできない子供がたくさんいるのに」という、小学生に対する母親のような説教をしたこともあった。職業柄、英語および理数系科目は得意。また、軍人としての経験により長距離走は彼の独壇場となっている。逆に日本人としての文化的背景・感性を要する国語(特に古文)・日本史が苦手。
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長年の経験から兵士としての技能やマインドセットは非常に高く、各種兵装に精通しており、若年ながら、選りすぐりを集めたミスリルの中でも、更に選りすぐりが集まるSRT(特別対応班)に選抜されるほどである。専門分野は偵察作戦とサボタージュ(『破壊活動』の意であり、一般的な用例である『怠業』とは異なる)、[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦。この内、ASの操縦にかけては、ASが実戦投入された最初期から鹵獲した[[Rk-92 サベージ|サベージ]]に乗ってソ連軍と戦っていたため、世界有数の実力を持っている。幼少期から戦場で生き抜いてきたため、人を殺した数は軽く3桁を超え、息をするように人を殺せる。命乞いする捕虜を射殺した経験や、背中を見せ泣いて逃げる敵兵を殺した経験もなどあり、本編では作中で目的のために非人道的行動を取る事もある。しかし、育ての親であるカリーニンからは最終決戦時に「(人を殺める兵士としての)才能が無い」と言われ、驚いていた。(宗介自身は技能として才能がないと思っていた。)
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長年の経験から兵士としての技能やマインドセットは非常に高く、各種兵装に精通しており、若年ながら、選りすぐりを集めたミスリルの中でも、更に選りすぐりが集まるSRT(特別対応班)に選抜されるほどである。専門分野は偵察作戦とサボタージュ(『破壊活動』の意であり、一般的な用例である『怠業』とは異なる)、[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦。この内、ASの操縦にかけては、ASが実戦投入された最初期から鹵獲した[[Rk-92 サベージ|サベージ]]に乗ってソ連軍と戦っていたため、世界有数の実力を持っている。幼少期から戦場で生き抜いてきたため、人を殺した数は軽く3桁を超え、息をするように人を殺せる。命乞いする捕虜を射殺した経験や、背中を見せ泣いて逃げる敵兵を殺した経験もなどあり、本編では作中で目的のために非人道的行動を取る事もある。しかし、育ての親であるカリーニンからは最終決戦時に「(人を殺める兵士としての)才能が無い」と言われ、驚いていた(宗介自身は技能として才能がないと思っていた。)
自分がどう呼ばれるかについてはあまり頓着しておらず、アフガニスタン時代の仲間やガウルンからは、少年時代の名前である「カシム」と呼ばれている。ミスリルの傭兵スカウト訓練キャンプにおいて、宗介と初めて出会った際に、[[メリッサ・マオ]]は「ソウスキー・セガール」と呼んでいた(書類がそのようになっていたため)。また、ミスリルに入る前まで(傭兵時代)の知り合いも「セガール」と呼ぶものがいる。
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少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手で、日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。
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自分がどう呼ばれるかについてはあまり頓着しておらず、アフガニスタン時代の仲間やガウルンからは、少年時代の名前である「カシム」と呼ばれている。[[メリッサ・マオ]]が、ミスリルの傭兵スカウト訓練キャンプにおいて宗介と初めて出会った際には、先述した通り書類に書かれていた「ソウスキー・セガール」と呼んでいた。ミスリルに入る以前からの知り合いにも「セガール」と呼ぶものがいる。
また発音も日本育ちのドイツ人であるクルツに比べても流暢に日本語を発音することができないようだ。
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少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手なのは先述通り。またそもそもしゃべる日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。発音も日本育ちのドイツ人であるクルツに比べても流暢ではないようだ。
    
知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。ちなみに武器が使えないと戦闘に支障が出るという事もなく、前述のようにアフガン時代のろくな装備も無かった戦闘経験から不利な戦況での戦いになれており、原作小説では素手で武装した男を倒すことはおろか、手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。
 
知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。ちなみに武器が使えないと戦闘に支障が出るという事もなく、前述のようにアフガン時代のろくな装備も無かった戦闘経験から不利な戦況での戦いになれており、原作小説では素手で武装した男を倒すことはおろか、手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。
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その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
 
その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。
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その後の動向は明確にされていない<ref>原作者・賀東招二はその後の宗介とかなめの物語を書いていない理由を問われ、「直後の三日間なら書けるが、'''書いても甘々ラブラブにしかならないので腹立つ'''」と冗談とも本気ともつかないような回答をしている。</ref><ref>短編「テッサの墓参り」では本編エピローグの三ヶ月後が舞台になっているが、テッサは彼と電話等の連絡しか取っておらず直接会っていない事を愚痴にする場面が存在する。</ref>が、弱体化したとはいえ依然存在するアマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移っていると思われ、かなめを救い出しても彼の戦いは当分終わることがなさそうである。ちなみに戸籍も学籍もミスリルが偽装したことが日本政府にバレているため使う事はできない。身体的にはナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。アルコールも一生摂取できないと診断されているが、宗介は飲む気がない<ref>イスラム教の戒律を積極的に守る気はないが、「アルコールは脳細胞を破壊する」と考えていることと、実際に香港で一口飲んで辟易したため。</ref>ので意に介していない。
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その後の動向は明確にされていない<ref>原作者・賀東招二はその後の宗介とかなめの物語を書いていない理由を問われ、「直後の三日間なら書けるが、'''書いても甘々ラブラブにしかならないので腹立つ'''」と冗談とも本気ともつかないような回答をしている。</ref><ref>短編「テッサの墓参り」では本編エピローグの三ヶ月後が舞台になっているが、テッサは彼と電話等の連絡しか取っておらず直接会っていない事を愚痴にする場面が存在する。</ref>が、弱体化したとはいえ依然存在するアマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移っていると思われ、かなめを救い出しても彼の戦いは当分終わることがなさそうである。ちなみに戸籍も学籍もミスリルが偽装したことが日本政府にバレているため使う事はできない。身体的にはナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。アルコールも一生摂取できないと診断されているが、宗介は飲む気がない<ref>イスラム教の戒律云々以前に、彼が「アルコールは脳細胞を破壊する」と考えていることと、実際に香港で一口飲んで辟易したため。</ref>ので意に介していない。
    
続編『アナザー』では直接の登場こそないが、宗介の起こした事件や騒動が陣代高校の伝説となっていることが語られている。また劇中ある元ミスリル関係者の娘が、「セガールみてぇに強い<ref>読者にとってセガールといえば一部の登場人物の宗介の呼び名(短編では自身でも名乗ったりしている)だが、『アナザー』主人公の発言によれば、フルメタの世界には我々の現実同様'''格闘技の素養を生かした超人的な役を演じる、スティーヴン・セガールという名のアクション俳優'''が存在している。</ref>パパの昔の仲間たち」なる人々に協力をして貰おうとするも止められており、ファンにはニヤりとする表現になっている。
 
続編『アナザー』では直接の登場こそないが、宗介の起こした事件や騒動が陣代高校の伝説となっていることが語られている。また劇中ある元ミスリル関係者の娘が、「セガールみてぇに強い<ref>読者にとってセガールといえば一部の登場人物の宗介の呼び名(短編では自身でも名乗ったりしている)だが、『アナザー』主人公の発言によれば、フルメタの世界には我々の現実同様'''格闘技の素養を生かした超人的な役を演じる、スティーヴン・セガールという名のアクション俳優'''が存在している。</ref>パパの昔の仲間たち」なる人々に協力をして貰おうとするも止められており、ファンにはニヤりとする表現になっている。
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;「千鳥…すまんがあの少年と、運命を共にしてくれ」<br />「『テロリストには譲歩しない』これは国際常識だ」
 
;「千鳥…すまんがあの少年と、運命を共にしてくれ」<br />「『テロリストには譲歩しない』これは国際常識だ」
 
:『妥協無用のホステージ』において、前述の『南から来た男』での一件もあって自分への報復の為にかなめを人質に取った'''不良グループのリーダー阿久津万里の弟である芳樹を人質にした'''宗介。吊り下げられた芳樹を支えるロープを一本一本爆破するという日本人からすれば極悪非道(原作では'''芳樹にも爆破物が仕込まれており、どのスイッチでそれが爆発するかはわからない'''という超鬼畜仕様)な手を持って対抗した。『テロリストには譲歩しない』という言葉自体は国際的には正論であり、守るべきルールであることは言うまでもないが、'''その前に一般常識を学ぶべきである'''。
 
:『妥協無用のホステージ』において、前述の『南から来た男』での一件もあって自分への報復の為にかなめを人質に取った'''不良グループのリーダー阿久津万里の弟である芳樹を人質にした'''宗介。吊り下げられた芳樹を支えるロープを一本一本爆破するという日本人からすれば極悪非道(原作では'''芳樹にも爆破物が仕込まれており、どのスイッチでそれが爆発するかはわからない'''という超鬼畜仕様)な手を持って対抗した。『テロリストには譲歩しない』という言葉自体は国際的には正論であり、守るべきルールであることは言うまでもないが、'''その前に一般常識を学ぶべきである'''。
:なお、実際は芳樹と合意の上での狂言&ブラフであり、ロープで吊り下げた際もワイヤで固定するなど安全には配慮していた。<ref>かなめが人質にされたことには実は内心かなり焦っていたらしく、直接小学校に押しかけて芳樹に助力を依頼したことが芳樹自身の口から明かされた。アニメではこのシーンが回想として描かれたが、その時の宗介は表情から焦っていたことが分かる。</ref>なお、協力してくれた芳樹への報酬は当人の要望によりラジコン(原作では[[コン・バトラーV|光る超電磁ヨーヨー]])である。
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:なお、実際は芳樹と合意の上での狂言&ブラフであり、ロープで吊り下げた際もワイヤで固定するなど安全には配慮していた<ref>かなめが人質にされたことには実は内心かなり焦っていたらしく、直接小学校に押しかけて芳樹に助力を依頼したことが芳樹自身の口から明かされた。アニメではこのシーンが回想として描かれたが、その時の宗介は表情から焦っていたことが分かる。</ref>。なお、協力してくれた芳樹への報酬は当人の要望によりラジコン(原作では[[コン・バトラーV|光る超電磁ヨーヨー]])である。
 
:余談ではあるが、フジテレビで『ふもっふ』が放送されていた頃は、長崎で幼児誘拐殺人事件が発生した時期であり、このエピソードはそれを連想させるという理由で放送が見送られた。
 
:余談ではあるが、フジテレビで『ふもっふ』が放送されていた頃は、長崎で幼児誘拐殺人事件が発生した時期であり、このエピソードはそれを連想させるという理由で放送が見送られた。
 
:第3次時獄篇では対テロリスト用特殊セリフとして後者のセリフがアレンジされている。
 
:第3次時獄篇では対テロリスト用特殊セリフとして後者のセリフがアレンジされている。

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