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− 基本的な設定は登場作品全てにある程度は共通しているが、作品によって、立ち位置は異なってくるキャラクターである。<br />+
− TV版の彼女は[[マクロスシリーズ]]には珍しい純粋な悪役であり、同時に[[アイナ・サハリン]]や[[テュッティ・ノールバック]]といった母性的な優しい女性を演じる事が多い井上喜久子氏が演じたキャラクターの中でも異端のキャラクターである。かねてより悪女役に挑戦してみたいと発言していた井上氏自身はグレイスを「私の演じたキャラクターの中でも最高のドSキャラ」と評し、気に入っているようである。<br />+
− ただ、放送中から小説版やドラマCDなどの各種媒体でシェリルに対する母性や、インプラント化が自ら望んだものではないことが触れられており、そのシェリルに対する感情が計画に差し支えるとして感情データの削除を行ったとされる。<br />+
− 中でも漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』では幼少時のシェリルとの交流が描かれたほか、ギャラクシー過激派のテロからシェリルを庇うなど、完全に善人と言っても差し支えないキャラとなっている。<br />+
− そして劇場版では最終局面でインプラントの支配を脱してギャラクシー船団に反旗を翻し、シェリル救出のために行動するというTV版とは正反対の行動に出る。+
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− 尚、TV版の小説では消滅したのはグレイスの二次的[[クローン]]であり、'''グレイスとギャラクシー船団の集合意識体は存在している'''と語られている。+
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編集の要約なし
*髪色:青
*髪色:青
*所属:[[マクロス・ギャラクシー船団]]
*所属:[[マクロス・ギャラクシー船団]]
*[[軍階級|階級]]:大佐
*[[軍階級|階級]]:大佐(劇場版)
*役職:マネージャー(表)、科学者(裏)
*役職:マネージャー(表)、科学者(裏)、ゼネラル・ギャラクシー企業軍情報部所属(劇場版)
*主な搭乗機:[[VF-27 ルシファー]]⇒[[バジュラクイーン]]
*主な搭乗機:[[VF-27 ルシファー]]⇒[[バジュラクイーン]]
*キャラクターデザイン:江端理沙
*キャラクターデザイン:江端理沙
基本的な設定は歌姫[[シェリル・ノーム|シェリル]]のマネージャーを務める女性だが、作品によって、立ち位置は異なってくるキャラクターである。
=== TV版 ===
普段は単なるマネージャーを装っているが、裏の顔は宇宙生物[[バジュラ]]研究の第一人者であり、同作のTV版(およびそれに設定の準拠する漫画版・小説版)の黒幕。シェリルのマネージャーを務めているのも、シェリルのマネジメントを一手に引き受けてその行動をコントロールするためである。
普段は単なるマネージャーを装っているが、裏の顔は宇宙生物[[バジュラ]]研究の第一人者であり、同作のTV版(およびそれに設定の準拠する漫画版・小説版)の黒幕。シェリルのマネージャーを務めているのも、シェリルのマネジメントを一手に引き受けてその行動をコントロールするためである。
こうして全銀河の意思共有を目指した彼女であったが、フロンティア船団の抵抗とランカの説得に応じたバジュラ達が自身の制御を離れたことで追い詰められていき、最期は[[早乙女アルト]]の[[VF-25 メサイア]]により頭部は破壊され、死亡する。
こうして全銀河の意思共有を目指した彼女であったが、フロンティア船団の抵抗とランカの説得に応じたバジュラ達が自身の制御を離れたことで追い詰められていき、最期は[[早乙女アルト]]の[[VF-25 メサイア]]により頭部は破壊され、死亡する。
尚、TV版の小説では消滅したのはグレイスの二次的[[クローン]]であり、'''グレイスとギャラクシー船団の集合意識体は存在している'''と語られている。
=== 劇場版 ===
正体はゼネラル・ギャラクシー企業軍情報部所属グレイス・ゴドゥヌワ大佐。
シェリルのリベンジライブでは、バジュラの襲撃に怯えるスタッフを叱咤し、彼女の歌を船団に流す。後にギャラクシー船団幹部と共にフロンティア船団の乗っ取りを画策するが、三島に発覚して身柄を拘束される。身体の損傷によりインプラントの支配から解放されたグレイスはバジュラ本星の戦いの最中に脱出し、シェリルのステージの準備を整え、シェリルの歌が銀河を震わせているのを見届けて倒れた。
常にシェリルに対して愛情深く接する様子から、TV版とは違い、彼女に対する感情を消去する選択をしなかった可能性がある。
=== 漫画版 ===
元はマオ・ノームの研究所で働いていたV型感染症の研究者。同僚ジャックとの結婚式の当日にギャラクシー船団に誘導されたバジュラの襲撃を受け、元老院のスルトによってジャックを殺され、サイボーグ化される。元老院のコントロール下に置かれながらも、フロンティア船団でアルトと交流するシェリルを見るうちに自我を取り戻し、元老院に逆らってシェリルの命を救い、「処分」された。
幼少時のシェリルとの交流が描かれたほか、ギャラクシー過激派のテロからシェリルを庇うなど、完全に善人と言っても差し支えないキャラとなっている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦UX]]
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:劇場版準拠なのでNPC。
:劇場版準拠なのでNPC。
=== その他 ===
;[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]
:TV版の設定で登場。かなめとテッサを拉致してシーズンと取引をする。
== パイロットステータス設定の傾向 ==
== パイロットステータス設定の傾向 ==
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
;[[シェリル・ノーム]]
;[[シェリル・ノーム]]
:彼女のマネージャーを務め、V型感染症のシェリルを救う。中盤では半ば捨て駒のような発言をして彼女を切り捨てたかに見えたが、グレイスには別の意図があった。最終的な関係は、メディアによって異なる。
:彼女のマネージャーを務め、V型感染症のシェリルを救う。TV版では中盤で半ば捨て駒のような発言をして彼女を切り捨てたかに見えたが、彼女に対する母性自体はあり、その感情が計画に差し支えるとして感情データの削除を行ったとされる。最終的な関係は、メディアによって異なる。
劇場版では最終局面でインプラントの支配を脱してギャラクシー船団に反旗を翻し、シェリル救出のために行動するというTV版とは正反対の行動に出る。
;[[ランカ・リー]]
;[[ランカ・リー]]
:彼女の母ランシェはV型感染症であり、ランカは彼女の胎内にいるうちにV型感染症に接触していた。グレイスはそのような性質を持ったランカの歌がバジュラの制御に向いていると確信、「リトルクィーン」として利用する。
:彼女の母ランシェはV型感染症であり、ランカは彼女の胎内にいるうちにV型感染症に接触していた。グレイスはそのような性質を持ったランカの歌がバジュラの制御に向いていると確信、「リトルクィーン」として利用する。
;スルト
;スルト
:漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、同作品におけるギャラクシー船団の元老院の長である女性。同作品におけるギャラクシーでのグレイスの上司であり、グレイスの人生を狂わせた張本人。かつて家族をバジュラに殺害され、自身はギャラクシー船団の元老院の人間達に拉致された挙句辱められ、弄ばれて人間の尊厳を奪われた過去を持つがゆえに、人類・バジュラ双方を憎悪しており、全ての滅びを画策する。<br />TV版のグレイスに代わるラスボス的立ち位置の人物だが、全銀河の支配を目論んだTV版のグレイスとは異なり、[[ガンダムシリーズ]]の[[フロスト兄弟]]や[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の如く憎しみのままに全てを滅ぼそうとする、[[マクロスシリーズ]]の登場人物の中でも異色の人物。
:漫画作品『シェリル キス・イン・ザ・ギャラクシー』の登場人物で、同作品におけるギャラクシー船団の元老院の長である女性。同作品におけるギャラクシーでのグレイスの上司であり、グレイスの人生を狂わせた張本人。かつて家族をバジュラに殺害され、自身はギャラクシー船団の元老院の人間達に拉致された挙句辱められ、弄ばれて人間の尊厳を奪われた過去を持つがゆえに、人類・バジュラ双方を憎悪しており、全ての滅びを画策する。<br />TV版のグレイスに代わるラスボス的立ち位置の人物だが、全銀河の支配を目論んだTV版のグレイスとは異なり、[[ガンダムシリーズ]]の[[フロスト兄弟]]や[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の如く憎しみのままに全てを滅ぼそうとする、[[マクロスシリーズ]]の登場人物の中でも異色の人物。
;[[キャサリン・グラス]]
:劇場版では彼女達からスパイ容疑で告発されるも、逆にフロンティア船団首脳陣がギャラクシー船団の救難信号を無視する決定を出した事実を告げて動揺させる。
== 他作品との人間関係 ==
== 他作品との人間関係 ==
;[[ワイズマン]]
;[[ワイズマン]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]では一時的に彼に計画を狂わされる。
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]では一時的に彼に計画を狂わされる。
;[[千鳥かなめ]]
:[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]では[[ウィスパード|彼女の能力]]に目をつけ、ランカ、テッサ共々拉致する。
;[[テレサ・テスタロッサ]]
:[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]にてかなめ共々拉致する。テッサはグレイスの闇に感づいていた。
=== スーパー系 ===
=== スーパー系 ===
;[[F.S.]]
;[[F.S.]]
;[[シモン]]
;[[シモン]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]では自身の野望の為にランカを利用した事で、ランカを尊敬し慕う彼からは特に激しい怒りを露わにされる。
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]では自身の野望の為にランカを利用した事で、ランカを尊敬し慕う彼からは特に激しい怒りを露わにされる。
;[[ナイア]]
:[[UX]]では彼女からシェリルのV型感染症の治療法を吹き込まれる。
=== その他 ===
;ウィンター・ワン
:[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]のオリジナル勢力「シーズン」のリーダー。彼と取引をする
<!-- == 名台詞 == -->
<!-- == 名台詞 == -->
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
<!-- :機体名:説明 -->
<!-- :機体名:説明 -->
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
== 余談 ==
TV版の彼女は[[マクロスシリーズ]]には珍しい純粋な悪役であり、同時に[[アイナ・サハリン]]や[[テュッティ・ノールバック]]といった母性的な優しい女性を演じる事が多い井上喜久子氏が演じたキャラクターの中でも異端のキャラクターである。かねてより悪女役に挑戦してみたいと発言していた井上氏自身はグレイスを「私の演じたキャラクターの中でも最高のドSキャラ」と評し、気に入っているようである。<br />
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<!-- == 話題まとめ ==
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