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劇場版でもコミカルな描写は変わらず、准将に昇進した愛妻にして上官のカティを何度も「大佐」と呼んでは、その度に彼女から突っこまれている。
 
劇場版でもコミカルな描写は変わらず、准将に昇進した愛妻にして上官のカティを何度も「大佐」と呼んでは、その度に彼女から突っこまれている。
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劇中における最大級のコメディリリーフキャラクターであり、事実彼が登場したシーンの殆どで視聴者の笑いを誘うような描写がなされている。しかし、模擬戦全勝の技量は伊達ではなく、特に[[GN-X]]シリーズに乗り換えてからは[[ソレスタルビーイング]]側のガンダムを追い詰めたことも数回あり、さらにどんな危機的状況下からも'''無傷で生還'''してくる強運も持ち合わせている。「不死身のコーラサワー」はこうした点から付いた異名である。出てきては速攻で撃墜されて退場するのがお約束だが、その『速攻で撃墜される』までの過程を具に観察すると、周りの動きが見えない先頭なのに真っ先に反応して一人だけ回避していたり、初見の武装や不意打ちなど急な戦況変化に対応していたり、合理的な武装選択をしていたりと、中にはコマ送りでようやくわかるレベルの瞬間的な判断の連続技もあり、エースの名にふさわしい極めて高い操縦スキルを持っていることがうかがえる。媒体によっては指揮能力が低い描写をされることがあるが、指揮官として先頭を保ったまま最初に仕掛け、敵の目を自分へ引き付けている間に僚機が回り込んで作戦目的を達成し、なおかつねぎらいも忘れないとなかなかいい上司っぷりである。僚機の場合も真っ先に突っ込んで一番危険な役回りをこなしつつ仲間にも戦果を分け与えたり、強力な攻撃に対して即座に反撃して士気の低下を防いでいたりする。指揮官としても僚機としても適性は決して低くはない。ただ運だけで生き残ってきた問題児などではなく、名実ともにAEUのエースであると言えるだろう。ただただ相手が悪すぎたのだ。まるで[[異能生存体]]のような男だが、必ず無傷で帰還するという一点においてのみは[[キリコ・キュービィー|本家本元]]を上回っていると言えなくもない(ギブスをしていたのはコミック版の片方のみの表現で、アニメ本編の同場面では無傷)。劇場版ではさすがに死ぬかと思われたが、結局生還を果たしている。
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劇中における最大級のコメディリリーフキャラクターであり、事実彼が登場したシーンの殆どで視聴者の笑いを誘うような描写がなされている。しかし、模擬戦全勝の技量は伊達ではなく、特に[[GN-X]]シリーズに乗り換えてからは[[ソレスタルビーイング]]側のガンダムを追い詰めたことも数回あり、さらにどんな危機的状況下からも'''無傷で生還'''してくる強運も持ち合わせている。「不死身のコーラサワー」はこうした点から付いた異名である。出てきては速攻で撃墜されて退場するのがお約束であり、まるで[[異能生存体]]のような男だが、必ず無傷で帰還するという一点においてのみは[[キリコ・キュービィー|本家本元]]を上回っていると言えなくもない(ギブスをしていたのはコミック版の片方のみの表現で、アニメ本編の同場面では無傷)。劇場版ではさすがに死ぬかと思われたが、結局生還を果たしている。ただしその『速攻で撃墜される』までの過程を具に観察すると、周りの動きが見えない先頭なのに真っ先に反応して一人だけ回避していたり、初見の武装や不意打ちなど急な戦況変化に対応していたり、合理的な武装選択をしていたりと、中にはコマ送りでようやくわかるレベルの瞬間的な判断の連続技もあり、エースの名にふさわしい極めて高い操縦スキルを持っていることがうかがえる。
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媒体によっては指揮能力が低い描写をされることがあるが、実際には指揮官として先頭を保ったまま真っ先に仕掛け、敵の目を自分へ引き付けている間に僚機が回り込んで作戦目的を達成するといった方法をとることが多く見られる。戦果を挙げた後は部下へのねぎらいも忘れず、なかなかいい上司っぷりである。僚機の場合でも真っ先に突っ込んで一番危険な役回りをこなしつつ仲間にも戦果を分け与えたり、部隊が強力な攻撃を受けた後でも即座に反撃して士気の低下を防いでいたりする。協調性が無さそうな言動により誤解されがちだが、実は指揮官としても僚機としても適性は決して低くはない。ただ運だけで生き残ってきた問題児などではなく、名実ともにAEUのエースであると言えるだろう。ただただ相手が悪すぎたのだ。
    
ちなみに専用機に乗れないのは、[[ガンダムエクシア]]との初戦以来しょっちゅう機体を壊すため。それでも[[量産機]]で多大な戦果を収めるあたり、パイロットとしての技量が伺える。しょっちゅう壊す割りに降格されないのは、生き残ることで交戦データを収集してくるためであろう。特にガンダム戦でのデータは喉から手が出んばかりのものである。この貴重な存在からか「ガンダムトライエイジ」のフレーバーテキスト内では各マイスターやガンダムの談話を行っており、この内容が[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画]]で反映された模様。
 
ちなみに専用機に乗れないのは、[[ガンダムエクシア]]との初戦以来しょっちゅう機体を壊すため。それでも[[量産機]]で多大な戦果を収めるあたり、パイロットとしての技量が伺える。しょっちゅう壊す割りに降格されないのは、生き残ることで交戦データを収集してくるためであろう。特にガンダム戦でのデータは喉から手が出んばかりのものである。この貴重な存在からか「ガンダムトライエイジ」のフレーバーテキスト内では各マイスターやガンダムの談話を行っており、この内容が[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|映画]]で反映された模様。
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;「俺は!」<br />「スペシャルで!」<br />「2000回で!」<br />「''模擬戦なんだよおおおお!!''」
 
;「俺は!」<br />「スペシャルで!」<br />「2000回で!」<br />「''模擬戦なんだよおおおお!!''」
 
:第1話より。[[AEUイナクト]]のデモンストレーションに乱入した[[ガンダムエクシア]]を相手にするが、見事に返り討ちに遭ってしまう。
 
:第1話より。[[AEUイナクト]]のデモンストレーションに乱入した[[ガンダムエクシア]]を相手にするが、見事に返り討ちに遭ってしまう。
:コーラサワーを代表するこれらの迷台詞は、攻撃を受ける時に発したもの。余程余裕が無かったのか、完全に意味が分からない台詞になってしまっている。ちなみに、ご丁寧にも『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では'''[[DVE]]である。'''また、実はこのシーンはボコボコにやられながらも随所にパトリックの操縦能力の高さ<ref>具体的には銃撃に切り替えた際に回避したエクシアの胸部至近距離でスパークが走るなど実はギリギリの回避であったことが覗える他、追撃もディフェンスロッドで受けること自体には成功していた上、後述にあるように機体をひねるなどして致命打は避け切っており、性能差から無効化されるものが多かっただけでエクシアの攻撃への対処自体は全て適切に出来ている。</ref>や観客の安全に対する配慮<ref>ソニックブレイドが発する高周波により観客がひるんでいるので一見無頓着に見えるが、流れ弾や爆散する装甲による被害を押さえる判断でもある。実際、その後ナイフを失って射撃を開始した際は銃口をやや上向きにして観客席への着弾を防ぐ配慮をしていた。また、大振りの得物を持った相手なら取り回しで優位かつ隙の少ないナイフによる刺突が最適という戦術的な判断を含んだものでもあり、結果的にGN粒子の質量制御により大振りなGNソードとしてはあり得ない速度の振り下ろしを受けたため頓挫したが十分適切な判断である。</ref>が発揮されているシーンであり、少なくとも初見かつ性能が圧倒的に勝る相手に対し、コックピットやジェネレーターへの致命打を最後まで避けきったことは称賛に値するだろう。
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:コーラサワーを代表するこれらの迷台詞は、攻撃を受ける時に発したもの。余程余裕が無かったのか、完全に意味が分からない台詞になってしまっている。ちなみに、ご丁寧にも『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では'''[[DVE]]である。'''また、実はこのシーンはボコボコにやられながらも随所にパトリックの操縦能力の高さ<ref>具体的には銃撃に切り替えた際に回避したエクシアの胸部至近距離でスパークが走るなど実はギリギリの回避であったことが覗える他、エクシアからの反撃もディフェンスロッドで受けること自体には成功していた上、後述にあるように機体をひねるなどして致命打は避け切っており、性能差から有効に働かないものが多かっただけで、エクシアの攻撃への対処自体は初見であるにもかかわらず全て適切に出来ている。</ref>や観客の安全に対する配慮<ref>ソニックブレイドが発する高周波により観客がひるんでいるので一見無頓着に見えるが、流れ弾や爆散する装甲による被害を押さえる判断でもある。実際、その後ナイフを失って射撃を開始した際は銃口をやや上向きにして観客席への着弾を防ぐ配慮をしていた。また、大振りの得物を持った相手なら取り回しで優位かつ隙の少ないナイフによる刺突が最適という戦術的な判断を含んだものでもあり、結果的にGN粒子の質量制御により大振りなGNソードとしてはあり得ない速度の振り下ろしを受けたため頓挫したが十分適切な判断である。</ref>が発揮されているシーンであり、少なくとも初見かつ性能が圧倒的に勝る相手に対し、コックピットやジェネレーターへの致命打を最後まで避けきったことは称賛に値するだろう。
 
;「なんじゃ、そりゃああああ!?」
 
;「なんじゃ、そりゃああああ!?」
 
:第6話での次の登場時、意気揚々と出撃したは良いが即座に撃墜される。しかし、コーラサワー以外の僚機は全機攻撃を受けて蒸発しているのに対し、回避行動を取って墜落に留まっているという点は彼の腕を評価してもいいだろう。『第2次Z』では撃墜時の台詞としても採用された。
 
:第6話での次の登場時、意気揚々と出撃したは良いが即座に撃墜される。しかし、コーラサワー以外の僚機は全機攻撃を受けて蒸発しているのに対し、回避行動を取って墜落に留まっているという点は彼の腕を評価してもいいだろう。『第2次Z』では撃墜時の台詞としても採用された。
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:そんな運命の人である[[カティ・マネキン]]との邂逅のシーンより。彼女に遅刻の罰で(しかもその時平謝りもしなかったので)二度もぶたれた後、何故か惚れてしまう。何度撃墜されてもケロリとしている所といい、Mの気質でもあるのだろうか?
 
:そんな運命の人である[[カティ・マネキン]]との邂逅のシーンより。彼女に遅刻の罰で(しかもその時平謝りもしなかったので)二度もぶたれた後、何故か惚れてしまう。何度撃墜されてもケロリとしている所といい、Mの気質でもあるのだろうか?
 
:ちなみに声に出している部分は[[アムロ・レイ|某初代主人公]]の有名な台詞と同じだが、感じた事はある意味正反対である。
 
:ちなみに声に出している部分は[[アムロ・レイ|某初代主人公]]の有名な台詞と同じだが、感じた事はある意味正反対である。
   
;「全機、フォーメーションを崩すな! このままガンダムを本部へ連行する。指揮を執ったのはこの俺、パトリック・コーラサワーだ!」
 
;「全機、フォーメーションを崩すな! このままガンダムを本部へ連行する。指揮を執ったのはこの俺、パトリック・コーラサワーだ!」
:僚機4機を引き連れてヴァーチェの鹵獲に成功した後に。この時は疲弊したヴァーチェに背後からの接敵に成功しておきながら、パトリックが敢えて囮として単騎で前面至近距離に回りティエリアの注意を引き付けることで一番危険な広範囲大火力の攻撃を牽制、更に向けられたGNキャノンの一撃をあっさりと回避することにより、極めて速やかかつ全機無傷で鹵獲作戦が完了している。この前に'''「よくやった! 俺の、おかげだな!」'''と誇っているように囮を担当したパトリックの働きも相応に大きいのだが、最終的にはこの発言。意図したものかどうかは不明だが、自分の手柄はあくまで'''『指揮を執ったこと』'''であり、その前の発言で褒めている通り鹵獲を遂行した部下の功績まで自分のものとする意図はないという発言にも取れる。
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:僚機4機を引き連れてヴァーチェの鹵獲に成功した後に。この時は疲弊したヴァーチェに背後からの接敵に成功しておきながら、パトリックが敢えて単騎で前面至近距離に回り、ティエリアの注意を引き付けることで一番危険な広範囲大火力をもつGNバズーカの使用を牽制、更に向けられたGNキャノンの一撃をあっさりと回避することにより、極めて速やかかつ全機無傷で鹵獲作戦が完了している。この前に'''「よくやった! 俺の、おかげだな!」'''と誇っているように、隊長自ら囮を担当したパトリックの働きも相応に大きいのだが、最終的にはこの発言。意図したものかどうかは不明だが、自分の手柄はあくまで'''『指揮を執ったこと』'''であり、その前の発言で褒めている通り鹵獲を遂行した部下の功績まで自分のものとする意思はないという発言にも取れる。
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;「ハイ、ないです」
 
;「ハイ、ないです」
 
:第20話より。「世界を震撼させる[[テロリスト|テロ組織]][[ソレスタルビーイング]]を討滅させる為の[[国連|国連軍]]の結成」という一大事件が起こり、カティも新型量産機[[GN-X]]のパイロットの人選を考えている。
 
:第20話より。「世界を震撼させる[[テロリスト|テロ組織]][[ソレスタルビーイング]]を討滅させる為の[[国連|国連軍]]の結成」という一大事件が起こり、カティも新型量産機[[GN-X]]のパイロットの人選を考えている。
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===2nd===
 
===2nd===
 
;「大佐ぁ~! 来ちゃいましたぁ~~~!」
 
;「大佐ぁ~! 来ちゃいましたぁ~~~!」
:第8話より。[[GN-X III]]のコックピットから現れ、[[カティ・マネキン|カティ]]に向かって手を振りながら。満を持して(?)の2ndシーズンにおけるコーラサワーの初登場シーンである。また、直前の着地シーンでは大きな音を立ててランディングするガデッサと比較し、パトリックは極めて静かに着地を行っている。これは刹那がエクシアで登場した時に音もなく着地して見せたのに近く、'''太陽炉の扱いに関して極めて高いスキル'''を持っている証左でもある。1期でも管制官がひるむほど高速で滑走路に突っ込んでいながら白線にぴたりとつけたソフトランディングを披露するなど、細かいところでも彼の操縦技術の高さや機体に対する扱いの丁寧さが描写されている。
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:第8話より。[[GN-X III]]のコックピットから現れ、[[カティ・マネキン|カティ]]に向かって手を振りながら。満を持して(?)の2ndシーズンにおけるコーラサワーの初登場シーンである。また、直前の着地シーンでは大きな音を立ててランディングするガデッサと比較し、パトリックは極めて静かに着地を行っている。これは刹那がエクシアで登場した時に音もなく着地して見せたのに近く、'''太陽炉の扱いに関して極めて高いスキル'''を持っている証左でもある。1期でも管制官がひるむほど高速で滑走路に突っ込んでいながら白線上にぴたりとつけたソフトランディングを披露するなど、細かいところでも彼の操縦技術の高さや機体に対する扱いの丁寧さが描写されている。
 
;「アロウズには自分から志願しました。大佐を守りたいからであります」
 
;「アロウズには自分から志願しました。大佐を守りたいからであります」
 
:[[アロウズ]]の危険性に憤るカティに対し、パトリックは彼女を守る為に敢えて火中の栗を拾わんかの如き覚悟で志願した事を告げる。
 
:[[アロウズ]]の危険性に憤るカティに対し、パトリックは彼女を守る為に敢えて火中の栗を拾わんかの如き覚悟で志願した事を告げる。
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:[[GN-X IV (パトリック機)|GN-X IV]]で大型のELSを迎撃した際の台詞。コーラサワーにしては、ややシリアスな流れである。
 
:[[GN-X IV (パトリック機)|GN-X IV]]で大型のELSを迎撃した際の台詞。コーラサワーにしては、ややシリアスな流れである。
 
:ちなみに、コーラサワーは[[GNフィールド]]を展開してELSの侵食を防ぎ、至近距離での射撃で大型のELSを撃破している。
 
:ちなみに、コーラサワーは[[GNフィールド]]を展開してELSの侵食を防ぎ、至近距離での射撃で大型のELSを撃破している。
;「な…なんだ!?」<br />「おおっ…!?」
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; 「な…なんだ!?」<br />「おおっ…!?」
 
:[[ELS GN-X IV|GN-X IVに擬態していくELS]]の存在に驚愕して。
 
:[[ELS GN-X IV|GN-X IVに擬態していくELS]]の存在に驚愕して。
 
:なお、この場面をコマ送りしてみるとわかることだが、コーラサワーは'''初見でありながらGN-X IVに擬態したELSの射撃の嵐を全弾回避、もしくはシールドで防いでおり、無傷で戦闘を継続している'''。改めて、彼の[[エース]]としての実力がうかがえよう。
 
:なお、この場面をコマ送りしてみるとわかることだが、コーラサワーは'''初見でありながらGN-X IVに擬態したELSの射撃の嵐を全弾回避、もしくはシールドで防いでおり、無傷で戦闘を継続している'''。改めて、彼の[[エース]]としての実力がうかがえよう。
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