差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
33 バイト追加 、 2022年4月22日 (金) 03:58
26行目: 26行目:  
デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなく[[マジンカイザー]]を彷彿とさせる。目には黒目があり<ref>正確には眼部の奥にある光子力ビームの発射口(これ自体は東映版の頃から存在している)がガラス部と透過して見える物。</ref>、口部は牙のように上下に開く等、まさしく「魔神」と呼ぶべき禍々しいデザインが特徴的である。
 
デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなく[[マジンカイザー]]を彷彿とさせる。目には黒目があり<ref>正確には眼部の奥にある光子力ビームの発射口(これ自体は東映版の頃から存在している)がガラス部と透過して見える物。</ref>、口部は牙のように上下に開く等、まさしく「魔神」と呼ぶべき禍々しいデザインが特徴的である。
   −
『真マジンガーZERO』では存在を強調されているため回想等でしか登場していなかったが、『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では[[グレートマジンガー]]の登場にZEROの意思が魔神化を発動し、戦闘獣3体を半壊状態の状態で圧倒し撃破、[[暗黒大将軍]]をも再生で完全修復した上で大破に追い込んだ。その後ブレストファイヤーとブレストバーンの撃ち合いでマジンパワー「強化」、「変態」で底上げされたブレストバーンアップに焼かれている際に本形態に変貌している。
+
『真マジンガーZERO』では存在を強調されているため回想等のみの登場に留まる。『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では[[グレートマジンガー]]の登場にZEROの意思が魔神化を発動し、戦闘獣3体を半壊状態で圧倒し撃破、[[暗黒大将軍]]をも再生で完全修復した上で大破に追い込んだ。その後ブレストファイヤーとブレストバーンの撃ち合いでマジンパワー「強化」、「変態」で底上げされたブレストバーンアップに焼かれている際に本形態に変貌している。
    
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。
 
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。
36行目: 36行目:  
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。
 
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。
   −
その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーの完成の為の研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、マジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。
+
その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーを完成させる研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、マジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。
   −
しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった、愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。ミネルバXはこの結果<ref>起動すると同時に十蔵博士を踏み潰し、そのまま破壊の化身となり光子力研究所を焼き尽くしている。</ref>に当然納得せずに再度世界をリセットしたが、次の世界はマジンガーZが既に起動済みの世界に変貌してしまっていた。これはマジンガーが起動後に十蔵を殺害し、その後にDr.ヘルがミネルバXを盗み出した十蔵博士のデータと超小型光子力エンジン<ref>これは本来の大型光子加速器とリンクする小型光子加速器でもあるが、盗んだ際にリンクを切断している。</ref>から造ったという経緯をたどったことで光子加速器とのリンクが外されてしまったためで、結果ミネルバXはマジンガーの開発中に魔神パワーが搭載され起動する前の時間に世界をリセットすることが不可能になり、ZEROが生まれることを阻止できなくなった。
+
しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった、愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。ミネルバXはこの結果<ref>起動すると同時に十蔵博士を踏み潰し、そのまま破壊の化身となり光子力研究所を焼き尽くしている。</ref>に当然納得せずに再度世界をリセットしたが、次の世界はマジンガーZが既に起動済みの世界に変貌してしまっていた。これはマジンガーが起動後に十蔵を殺害し、その後にDr.ヘルがミネルバXを盗み出した十蔵博士のデータと超小型光子力エンジン<ref>これは本来の大型光子加速器とリンクする小型光子加速器でもあるが、盗んだ際にリンクを切断している。</ref>から造ったという経緯をたどったことで光子加速器とのリンクが外されてしまったためである。その結果ミネルバXはマジンガーの開発中に魔神パワーが搭載され起動する前の時間に世界をリセットすることが不可能になり、ZEROが生まれることを阻止できなくなった。
   −
最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らは神として「Zの世界」という形で世界を閉ざしたが、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界を脱出された<ref>余談だがこの時の世界は、前作の「真マジンガーZERO」第0話「兜甲児! 終焉の淵に立つ」でZEROによって甲児以外の人類が殺され甲児もミネルバの光子ルストハリケーンで灰になった世界になっている。</ref>。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。
+
最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らを神とする「Zの世界」という形で世界を閉ざしてしまう。しかし、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界の脱出を許してしまう<ref>余談だがこの時の世界は、前作の「真マジンガーZERO」第0話「兜甲児! 終焉の淵に立つ」でZEROによって甲児以外の人類が殺され甲児もミネルバの光子ルストハリケーンで灰になった世界になっている。</ref>。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。
   −
甲児が直前のループで手を加えた光子力エンジン<ref>手を加えた甲児自身や開発中の光景を見ていた剣造から見ても'''モザイクで構成された立方体としか認識出来ない'''物。</ref>から生み出された光子力の輝きを媒体に、「Zの世界」内で甲児と鉄也によって制作され全世界に配信された「マジンガーZ vs 暗黒大将軍」を見て、視聴者<ref>この視聴者達にはZのお面で隠されているが、そこから見える髪型によって[[流竜馬]]や[[タカヤノリコ]]等と思しき人物が登場している。</ref>が創造したマジンガーZを超えるロボットを、ZEROの体内に無数に存在する以前のループで敗北したマジンガーZと甲児をスーパーロボット軍団に具現化したことで形勢が逆転。
+
甲児が直前のループで手を加えた光子力エンジン<ref>手を加えた甲児自身や開発中の光景を見ていた剣造から見ても'''モザイクで構成された立方体としか認識出来ない'''物。</ref>から生み出された光子力の輝きを媒体に、「Zの世界」内で甲児と鉄也によって制作された「マジンガーZ vs 暗黒大将軍」が全世界に配信される。それを観た視聴者<ref>この視聴者達にはZのお面で隠されているが、そこから見える髪型によって[[流竜馬]]や[[タカヤノリコ]]等と思しき人物が登場している。</ref>が創造したマジンガーZを超えるロボットを、ZEROの体内に無数に存在する以前のループで敗北したマジンガーZと甲児をスーパーロボット軍団に具現化したことで形勢が逆転。
    
光子力ビーム、サンダーブレークを筆頭に、スーパーロボットたちの総攻撃を受けて怯み、創造した世界が瓦解。それでも敗北を認められず因果律を再び紡ぎ出そうとしていたが、目の前にいるスーパーロボット達の全てが「原初の魔神」であるZERO=マジンガーZから生まれたものであり、彼らの存在そのものがマジンガーの勝利の証だと語る甲児の言葉を受け、可能性の彼方へ去って行った。
 
光子力ビーム、サンダーブレークを筆頭に、スーパーロボットたちの総攻撃を受けて怯み、創造した世界が瓦解。それでも敗北を認められず因果律を再び紡ぎ出そうとしていたが、目の前にいるスーパーロボット達の全てが「原初の魔神」であるZERO=マジンガーZから生まれたものであり、彼らの存在そのものがマジンガーの勝利の証だと語る甲児の言葉を受け、可能性の彼方へ去って行った。
2

回編集

案内メニュー