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| 機甲兵では唯一の可変機構を有し、[[飛行]]形態への[[変形]]が可能。その他の機甲兵と一線を画す性能によりパイロットのジョジョともども反マーダル勢力のフラグシップとなる。マーダル軍の機甲兵が土中に埋まっている機体を文字通り「発掘」しているのに対し、ガリアンは洞窟奥の地下基地の中に安置されている状態で発見されており、古代から特別な機体だったことがうかがえる。 | | 機甲兵では唯一の可変機構を有し、[[飛行]]形態への[[変形]]が可能。その他の機甲兵と一線を画す性能によりパイロットのジョジョともども反マーダル勢力のフラグシップとなる。マーダル軍の機甲兵が土中に埋まっている機体を文字通り「発掘」しているのに対し、ガリアンは洞窟奥の地下基地の中に安置されている状態で発見されており、古代から特別な機体だったことがうかがえる。 |
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− | 元々は他の機甲兵同様、古代アースト文明の遺産であり、「'''静粒子(スタティコン)'''」という素粒子によって駆動している。本来は他の機体同様バイオニウム装甲が使われるはずだったが、ガリアンは唯一他の機甲兵とは違う勢力によって開発されており、ジェネレーター2基の出力に対してバイオニウムでは機体管制に問題が発生することが判明したため、スタティコンを帯びない性質を持った無重力合金ガリオネットによる装甲を持たされている。 | + | 元々は他の機甲兵同様、古代アースト文明の遺産であり、「'''静粒子(スタティコン)'''」という素粒子によって駆動している。本来は他の機体同様、静粒子を帯びることで硬化する「バイオニウム」と呼ばれる素材を用いた装甲が使われるはずだったが、ガリアンは唯一他の機甲兵とは違う勢力によって開発されており、ジェネレーター2基の出力に対してバイオニウムでは機体管制に問題が発生することが判明したため、スタティコンを帯びない性質を持った無重力合金ガリオネットによる装甲を持たされている。 |
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| === 飛装型 === | | === 飛装型 === |
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| === 武装・[[必殺武器]] === | | === 武装・[[必殺武器]] === |
| ;体当たり | | ;体当たり |
− | :ローラーダッシュを利用してのパンチからショルダータックルをぶちかます。『BX』ではガリアンの武装で唯一[[空]]適応が無く、重装改には受け継がれない。 | + | :足裏に装備された「ダッシュローラー」を利用して高速接近し、パンチからショルダータックルをぶちかます。『BX』ではガリアンの武装で唯一[[空]]適応が無く、重装改には受け継がれない。 |
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| ==== 武装 ==== | | ==== 武装 ==== |
| ;ガリアンソード | | ;ガリアンソード |
| :唯一にして最大の武装である剣。「ガリアンブレード」と呼称される事もある。[[#余談|余談]]にもある通り、その特異な構造と運用で非常に知名度が高い武器である。 | | :唯一にして最大の武装である剣。「ガリアンブレード」と呼称される事もある。[[#余談|余談]]にもある通り、その特異な構造と運用で非常に知名度が高い武器である。 |
− | :刀身が細かく分かれた蛇腹構造となっており、刀身を直結させた長剣型と、分割した鞭型に使い分けることが可能。バイオニウムで出来ているため、静粒子を帯びることで接着硬化して長剣となる。 | + | :その刀身はバイオニウム製の細かく分かれた蛇腹構造となっており、静粒子を帯びることで刀身を接着硬化・直結させた長剣型と、分割した鞭型に使い分けることが可能。 |
− | :鞭状態では剣以上のリーチを生かした攻撃の他、鞭状態で絡みつかせ、引っ張ることでチェンソーのように相手を斬るということも出来る。 | + | :一般的に剣はそのリーチ以上の距離からの攻撃手段を持つ敵に対して不利になるが、ガリアンの場合鞭状態で剣以上のリーチを生かした攻撃が可能。更に鞭状態で絡みつかせ、引っ張ることでチェンソーのように相手を斬るということも出来る。 |
| :普段は左腕に鞭状態で収納されており、右手で柄をつかんで引き抜く。 | | :普段は左腕に鞭状態で収納されており、右手で柄をつかんで引き抜く。 |
| :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では通常形態とウイップの2種類が存在する。『X-Ω』では長剣型が通常攻撃に採用。 | | :『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では通常形態とウイップの2種類が存在する。『X-Ω』では長剣型が通常攻撃に採用。 |
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| :TVシリーズとは大きく世界観が異なる[[OVA]]『鉄の紋章』に登場するガリアン。 | | :TVシリーズとは大きく世界観が異なる[[OVA]]『鉄の紋章』に登場するガリアン。 |
| ;XFT-B-01 エアキャバリア | | ;XFT-B-01 エアキャバリア |
− | :『サンライズ英雄譚』シリーズに登場したFT。本機をモチーフにしており、「ダブルブレードウィプスター」というガリアンソードに似た剣を二刀流で使用する。 | + | :『サンライズ英雄譚』シリーズに登場した[[フライングトルーパー|FT]]。本機をモチーフにしており、「ダブルブレードウィプスター」というガリアンソードに似た剣を二刀流で使用する。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *唯一他の機甲兵とは違う勢力によって開発された設定どおり、ガリアンのみ大河原氏、それ以外のすべての機甲兵を出渕裕氏がデザインしている。なお、わざわざ大河原氏へ発注した理由については、監督である高橋良輔氏の「主役メカを描ける人がいない」という判断だったとされている。 | | *唯一他の機甲兵とは違う勢力によって開発された設定どおり、ガリアンのみ大河原氏、それ以外のすべての機甲兵を出渕裕氏がデザインしている。なお、わざわざ大河原氏へ発注した理由については、監督である高橋良輔氏の「主役メカを描ける人がいない」という判断だったとされている。 |
| *ガリアンが所持する剣の特異なギミックは、高橋監督がしばしば自身へのインタビューや、ガリアンのデザイナー大河原氏との対談で語っている通り、監督の「(通常の)剣は直線的な動きしか出来ない。そのために描写が単調になっては困る。そこで、流麗な動きが欲しい」というアイディアによって生まれたものである。 | | *ガリアンが所持する剣の特異なギミックは、高橋監督がしばしば自身へのインタビューや、ガリアンのデザイナー大河原氏との対談で語っている通り、監督の「(通常の)剣は直線的な動きしか出来ない。そのために描写が単調になっては困る。そこで、流麗な動きが欲しい」というアイディアによって生まれたものである。 |
− | **元ネタは、高橋監督曰く「(高橋監督自身が)若い頃に見た地元の不良が喧嘩の際に用いていたバイク用のギアチェーンと、映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の主人公のインディー・ジョーンズ教授が使っている鞭」である。 | + | **元ネタは、高橋監督曰く「(高橋監督自身が)若い頃に見た地元の不良が喧嘩の際に用いていたバイク用のギアチェーンと、[[映画]]『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の主人公のインディー・ジョーンズ教授が使っている鞭」である。 |
| **その特徴的な形状と使用法から後のアニメやゲームなどに様々なフォロワーを生んでおり、今日では「蛇腹剣」と呼ばれ、刀剣系統の武器の一大ジャンルにまでなっている。スパロボにおいても[[ペインキラー]](原作漫画版)のムチ、[[楠舞神夜]]の護式・斬冠刀、[[雀武王]]の黒蛇刀がこの形状。そのあまりのフォロワーの多さから「ガリアンは知らない/見たことはないが、ガリアンソードは知っている」と言う人も多い。 | | **その特徴的な形状と使用法から後のアニメやゲームなどに様々なフォロワーを生んでおり、今日では「蛇腹剣」と呼ばれ、刀剣系統の武器の一大ジャンルにまでなっている。スパロボにおいても[[ペインキラー]](原作漫画版)のムチ、[[楠舞神夜]]の護式・斬冠刀、[[雀武王]]の黒蛇刀がこの形状。そのあまりのフォロワーの多さから「ガリアンは知らない/見たことはないが、ガリアンソードは知っている」と言う人も多い。 |
| **ガリアンが所持する剣は、一般的に「ガリアンソード」や「ガリアンブレード」と呼ばれているが、これは便宜上付けられたものであり、本来固有の設定名称を持っていない('''あえて言えば、設定画上にもある「ガリアンの剣」が正式名称''')。 | | **ガリアンが所持する剣は、一般的に「ガリアンソード」や「ガリアンブレード」と呼ばれているが、これは便宜上付けられたものであり、本来固有の設定名称を持っていない('''あえて言えば、設定画上にもある「ガリアンの剣」が正式名称''')。 |