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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙|TOlllO}}<br />{{キャラクターデザイン|佐野浩敏}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙|TOlllO}}<br />{{キャラクターデザイン|佐野浩敏}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
| SRWでの分類 = [[パイロット]]([[テッカマンブレード]]表記)
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| SRWでの分類 =  
 
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スペースナイツとの遭遇当初、記憶喪失を装い本名を名乗らなかったため、「無茶な行動ばかり取る」ことからD('''デンジャラス''')<ref>鈴木典考の漫画版では'''デインジャラス'''となっている</ref>ボゥイという渾名を[[ノアル・ベルース]]につけられた。なお、後に[[ユミ・フランソワ]]からはDを「ドリーム」と解釈された。
 
スペースナイツとの遭遇当初、記憶喪失を装い本名を名乗らなかったため、「無茶な行動ばかり取る」ことからD('''デンジャラス''')<ref>鈴木典考の漫画版では'''デインジャラス'''となっている</ref>ボゥイという渾名を[[ノアル・ベルース]]につけられた。なお、後に[[ユミ・フランソワ]]からはDを「ドリーム」と解釈された。
   −
「敵は家族及び友人」「洗脳を免れた妹は家族たちに殺される」「自分は途中から記憶を失い始める」「弟と兄を自ら手にかける」「最終話エピローグで廃人」など、その不幸っぷりはSRW参戦作品の[[主人公]]の中でもトップクラスと思われる。目の前で身内を失ったりした者や助けるはずが助けられなかった者もいたが、それとは次元が違う。
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「敵は家族及び友人」「洗脳を免れた妹は家族たちに殺される」「自分は途中から記憶を失い始める」「弟と兄を自ら手にかける」「最終話エピローグで廃人」など、その不幸っぷりはSRW参戦作品の[[主人公]]の中でもトップクラスと思われる。目の前で身内を失ったりした者や助けるはずが助けられなかった者もいたがそれとは次元が違う。スペースナイツで出来た仲間たちの大半が生存したとはいえ、後期オープニング「永遠の孤独」の歌詞「'''これ以上失うものなど、もうないから'''」を地で行く、本当に全てを失った[[主人公]]であった。
    
=== [[宇宙の騎士テッカマンブレード]] ===
 
=== [[宇宙の騎士テッカマンブレード]] ===
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その後、弟[[相羽シンヤ|シンヤ]]=[[テッカマンエビル]]を倒し、彼のコアクリスタルを持って[[テッカマンオメガ]]の待つ[[月]]へ向かうが、クリスタルを使った反動で遂に全ての記憶を失う。しかし、心に刻まれたラダムへの怒りと憎しみは消えず、自我すら失っているにも関わらず、オメガに戦いを挑み、ついに勝利する。決着後は地球に墜落、廃人同然の状態になりながらも[[如月アキ]]に介護されて過ごす事に。
 
その後、弟[[相羽シンヤ|シンヤ]]=[[テッカマンエビル]]を倒し、彼のコアクリスタルを持って[[テッカマンオメガ]]の待つ[[月]]へ向かうが、クリスタルを使った反動で遂に全ての記憶を失う。しかし、心に刻まれたラダムへの怒りと憎しみは消えず、自我すら失っているにも関わらず、オメガに戦いを挑み、ついに勝利する。決着後は地球に墜落、廃人同然の状態になりながらも[[如月アキ]]に介護されて過ごす事に。
   −
=== 宇宙の騎士テッカマンブレード Missing Ring ===
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=== 宇宙の騎士テッカマンブレード MISSING LING ===
 
[[ラダム]]との戦いから2年後。[[如月アキ]]に介護されながら過ごしていたDボゥイは、身体のほうは車椅子を使わなくても良くなったが、精神のほうは廃人状態のままであった。そんな彼に再びラダムの手が迫ることに…。
 
[[ラダム]]との戦いから2年後。[[如月アキ]]に介護されながら過ごしていたDボゥイは、身体のほうは車椅子を使わなくても良くなったが、精神のほうは廃人状態のままであった。そんな彼に再びラダムの手が迫ることに…。
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記憶を取り戻し、廃人から復活はしたが、自身の体内から発する思念波によって[[ラダム]]を再び呼び寄せかねないため、[[スペースナイツ]]本部の地下に設置された、Dルームに隠れ住み、オブサーバーとして活動。
 
記憶を取り戻し、廃人から復活はしたが、自身の体内から発する思念波によって[[ラダム]]を再び呼び寄せかねないため、[[スペースナイツ]]本部の地下に設置された、Dルームに隠れ住み、オブサーバーとして活動。
   −
テッカマンブレードへの変身能力は健在だが、前作の初期のようにコアクリスタルを使う。また、タイムリミットもなくなったがブラスター化もしなくなった。このあたりは『Missing Ring』の元になった幻の続編の脚本骨子などで理由が明らかになっている。[[テッカマンブレード]]の項を参照のこと。
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テッカマンブレードへの変身能力は健在だが、前作の初期のようにコアクリスタルを使う。また、タイムリミットもなくなったがブラスター化もしなくなった。このあたりは『MISSING LING』の元になった幻の続編の脚本骨子などで理由が明らかになっている。[[テッカマンブレード]]の項を参照のこと。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
:「Dボウイ」表記。序盤で[[NPC]]として登場するが、初っ端から撃墜される(可能性が高い)という割と情けない登場である(ある意味、原作再現ではある)。原作イベントのお陰で頻繁に離脱する。どうも本作のブレードは扱いが微妙なところがあり、「離脱している間にあっさり(原作で最初に語られた弊害が描かれる事なく)ブラスター化」「記憶を失っているのが発覚するのがラダムとの決着直前」「『時の止まった家』はカット([[ラダム]]との決着後にタイムカプセルを示唆する発言はある)」「記憶を完全に失わないまま、ラダムと決着」「その後、記憶云々は全く語られない」と重要な部分が尽く端折られている。他の版権キャラとあまり絡まないが、[[ドモン・カッシュ]]からは同じ「家族を討つ宿命を背負う者」として後押しされる。原作と違い廃人同然の状態になることもないのでその点に関してはマシと言えなくもない。
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:初登場作品。「Dボウイ」表記。序盤で[[NPC]]として登場するが、初っ端から撃墜される(可能性が高い)という割と情けない登場である(ある意味、原作再現ではある)。原作イベントのお陰で頻繁に離脱する。どうも本作のブレードは扱いが微妙なところがあり、「離脱している間にあっさり(原作で最初に語られた弊害が描かれる事なく)ブラスター化」「記憶を失っているのが発覚するのがラダムとの決着直前」「『時の止まった家』はカット([[ラダム]]との決着後にタイムカプセルを示唆する発言はある)」「記憶を完全に失わないまま、ラダムと決着」「その後、記憶云々は全く語られない」と重要な部分が尽く端折られている。他の版権キャラとあまり絡まないが、[[ドモン・カッシュ]]からは同じ「家族を討つ宿命を背負う者」として後押しされる。原作と違い廃人同然の状態になることもないのでその点に関してはマシと言えなくもない。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:「Dボゥイ」表記。序盤から登場するが、やはり時々離脱する。第2部では『II』のメンバーが同時進行で登場するため、そちらで見せたサングラスをかけた姿も見られる。今作は『J』で不満だった点は軒並み解消されており、第1部中盤では[[相羽シンヤ|シンヤ]]との共闘という夢のイベントが用意された。『W』の主役格レベルでシナリオ優遇されており、クロスオーバーも豊富。『[[勇者王ガオガイガー]]』の[[獅子王凱]]とは相棒と言っても過言ではないほど絡む。また、『[[デトネイター・オーガン]]』の[[真道トモル]]が弟分的な立場になっている。性格的にも原作や『J』ほど尖った感じは無く、[[イバリューダー]]に関する知る限りの情報を教えてくれるなど、『J』と比べると割と協力的なイメージがある。また、仲間たちへの正体の露見も早い。
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:「Dボゥイ」表記。序盤から登場するが、やはり時々離脱する。第2部では『II』のメンバーが同時進行で登場するため、そちらで見せた[[眼鏡・サングラス|サングラス]]をかけた姿も見られる。今作は『J』で不満だった点は軒並み解消されており、第1部中盤では[[相羽シンヤ|シンヤ]]との共闘という夢のイベントが用意された。『W』の主役格レベルでシナリオ優遇されており、クロスオーバーも豊富。『[[勇者王ガオガイガー]]』の[[獅子王凱]]とは相棒と言っても過言ではないほど絡む。また、『[[デトネイター・オーガン]]』の[[真道トモル]]が弟分的な立場になっている。性格的にも原作や『J』ほど尖った感じは無く、[[イバリューダー]]に関する知る限りの情報を教えてくれるなど、『J』と比べると割と協力的なイメージがある。また、仲間たちへの正体の露見も早い。
 
:シナリオで優遇されている分、'''原作以上の悲惨な目にも合っており'''、ブラスター化では原作通り記憶を失い始めるだけでなく、処置前のフリーマンの見解通り「'''余命数ヶ月'''」というもはや目を背けたくなるような事態も起きてしまう。「時の止まった家」の再現イベントでユミに後を託し、[[ラダム]]との決着ではオメガと共に[[ジェネシス]]の攻撃を喰らって死亡…したかと思えたが救助された上に(フラグを立てている場合は雷牙博士の治療により無事完治したミユキに救われている)シンヤが託したクリスタルの再フォーマットで余命を(ある程度ではあるが)克服して復活を遂げる。エンディングではDボゥイの名を捨てて「相羽タカヤ」へと戻った。
 
:シナリオで優遇されている分、'''原作以上の悲惨な目にも合っており'''、ブラスター化では原作通り記憶を失い始めるだけでなく、処置前のフリーマンの見解通り「'''余命数ヶ月'''」というもはや目を背けたくなるような事態も起きてしまう。「時の止まった家」の再現イベントでユミに後を託し、[[ラダム]]との決着ではオメガと共に[[ジェネシス]]の攻撃を喰らって死亡…したかと思えたが救助された上に(フラグを立てている場合は雷牙博士の治療により無事完治したミユキに救われている)シンヤが託したクリスタルの再フォーマットで余命を(ある程度ではあるが)克服して復活を遂げる。エンディングではDボゥイの名を捨てて「相羽タカヤ」へと戻った。
 
:なお、ブラスター化したステージ以降、'''『[[宇宙の騎士テッカマンブレードII|テッカマンブレードII]]』のキャラクター達に対しての[[信頼補正]]が消滅する'''。ブラスター化に伴う記憶消失の再現だと思われるが、復活以降も信頼補正は消滅したままなので注意が必要。[[指揮官]]・愛情補正・[[合体攻撃]]の三拍子そろった[[テッカマンアキ]]がベストパートナー。
 
:なお、ブラスター化したステージ以降、'''『[[宇宙の騎士テッカマンブレードII|テッカマンブレードII]]』のキャラクター達に対しての[[信頼補正]]が消滅する'''。ブラスター化に伴う記憶消失の再現だと思われるが、復活以降も信頼補正は消滅したままなので注意が必要。[[指揮官]]・愛情補正・[[合体攻撃]]の三拍子そろった[[テッカマンアキ]]がベストパートナー。
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== パイロットステータス ==
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便宜上、こちらに「[[テッカマンブレード]]」のパイロットデータに関する点を記載する。
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=== [[能力|能力値]] ===
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テッカマンの宿命か[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]は最低クラス。その分他が突出しており、特に[[格闘 (能力)|格闘]]・[[回避#回避(能力)|回避]]は一級品。ただ、テッカマン全員に共通する弱点として、最強武器がボルテッカなのに[[射撃 (能力)|射撃]]の方が低い、というミスマッチが痛い。
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  −
『W』の第2部登場当初では全能力値が+10され、射撃も一線級の高さとなるが、ブラスター化が追加されると元に戻ってしまう。
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=== [[精神コマンド]] ===
  −
;[[スーパーロボット大戦J|J]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]
  −
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
  −
:火力は十分で切り込み隊長として活躍できるが、『J』では強化しすぎると敵が狙ってこないのでボスキラーにしかならないことも。また、[[必中]]がないので単独で他のテッカマンを相手にするのは分が悪い。その辺は[[ペガス]]や仲間のフォローで補うべし。
  −
  −
=== [[特殊技能]] ===
  −
[[ブラスター化]]は終盤のイベントで追加。技能だけ見れば大したものだがブレードは打たれ脆く、一発の被弾が致命傷となる(『J』ではさらに[[性格]]が冷静のため気力低下にも繋がる)上に自動回復があるため、[[底力]]と[[シールド防御]]を生かしにくい。せっかく高レベルの底力なだけに惜しい。後者もブラスター化すると失われ、『W』の第2部に至っては機体側から盾がなくなるため文字通りの死に技能と化す(ただし、ペガス分離時は盾装備が戻ったりする)。
  −
  −
;[[スーパーロボット大戦J|J]]
  −
:'''[[斬り払い]]、[[シールド防御]]、[[ブラスター化]]、[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[コンボ]]L2'''
  −
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
  −
:'''[[斬り払い]]、[[シールド防御]]、[[ブラスター化]]、[[底力]]L8、[[マルチコンボ|マルチコンボ]]L2'''
      
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== [[宇宙の騎士テッカマンブレードII]] ===
 
=== [[宇宙の騎士テッカマンブレードII]] ===
 
;[[ユミ・フランソワ]]
 
;[[ユミ・フランソワ]]
:後輩。彼女にとっては憧れの存在。
+
:後輩。かつて彼女を助けていたため、憧れを抱かれている。彼女がテッカマンになったのはDボゥイの指名によるもの。
 
;[[ダービット・クリューゲル]]
 
;[[ダービット・クリューゲル]]
:後輩。彼が変身する[[テッカマンゾマー]]のシルエットはブレードに似ている。
+
:後輩。彼からは尊敬も含めた複雑な感情を向けられている。
 
;[[デッド・エンド]]
 
;[[デッド・エンド]]
 
:彼に襲われ、一旦は敗北するものの再戦した際は退ける。
 
:彼に襲われ、一旦は敗北するものの再戦した際は退ける。
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;[[テレサ・テスタロッサ]]
 
;[[テレサ・テスタロッサ]]
 
:『[[W]]』では中盤にダナンでのパーティーイベントにて、凱と共に(共に恋人がいながら)彼女のキスを狙った。
 
:『[[W]]』では中盤にダナンでのパーティーイベントにて、凱と共に(共に恋人がいながら)彼女のキスを狙った。
;[[ロール (ロックマン)|ロール]]
  −
:[[Wii]]用[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『TATSUNOKO VS. CAPCOM ALLTIMET ALL-STARS』にて共演。
      
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
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:第41話。ブラスター化の後遺症もなく、無事に回復したように見えたDボゥイだったが、再三のアキの呼びかけに対し示したこの反応は、「記憶を失っていく」というブラスター化の真の代償をスペースナイツ一同にまざまざと知らしめた。なおこの話の彼は普段の思いつめた雰囲気もなくしており、回想シーンでのような明るめの表情をしていたことも、視聴者からすればその予兆だったとも見られる。
 
:第41話。ブラスター化の後遺症もなく、無事に回復したように見えたDボゥイだったが、再三のアキの呼びかけに対し示したこの反応は、「記憶を失っていく」というブラスター化の真の代償をスペースナイツ一同にまざまざと知らしめた。なおこの話の彼は普段の思いつめた雰囲気もなくしており、回想シーンでのような明るめの表情をしていたことも、視聴者からすればその予兆だったとも見られる。
 
;「どうしてアキが、ミユキの好きな花を知ってるんだ…!?」
 
;「どうしてアキが、ミユキの好きな花を知ってるんだ…!?」
:第42話。記憶障害の症状を自覚せず、頑なに否定するDボゥイ。しかしベッドの傍に挿されていた花の名前が思い出せず聞き、ようやく自分がどうなっているのか自覚する。花の名前はアマリリス、ミユキの好きだった花という、その記憶を失っていたのだから…。
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:第42話。記憶障害の症状を自覚せず、頑なに否定するDボゥイ。しかしベッドの傍に挿されていた[[花]]の名前が思い出せず聞き、ようやく自分がどうなっているのか自覚する。花の名前はアマリリス、ミユキの好きだった花という、その記憶を失っていたのだから…。
 
;「同じ苦しむなら、戦いの方がマシだ…!」
 
;「同じ苦しむなら、戦いの方がマシだ…!」
 
:第43話。無理を押して戦線に向かおうとし、アキ達に制止されながらこぼした一言。後期OP主題歌「永遠の孤独」の歌詞「戦いだけが救い」と一致しており、同曲が本編の内容とリンクしている証左の一つとして印象深い。
 
:第43話。無理を押して戦線に向かおうとし、アキ達に制止されながらこぼした一言。後期OP主題歌「永遠の孤独」の歌詞「戦いだけが救い」と一致しており、同曲が本編の内容とリンクしている証左の一つとして印象深い。
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:第48話。ブラスター化の影響で傷付くシンヤを撃とうとするアキに対して。たとえ愛する人であっても、宿命の戦いに踏み入る事は出来ない。
 
:第48話。ブラスター化の影響で傷付くシンヤを撃とうとするアキに対して。たとえ愛する人であっても、宿命の戦いに踏み入る事は出来ない。
 
;「こいつのために……! こいつの……こいつのために!! うおおおおおおっ!!」<br />「うああああっ!! こいつ……こいつ! こいつのせいで!! 父さんも、兄さんも、ミユキも、シンヤも! 皆……皆……! こいつの!! ラダムのせいで……ラダムの……ラダムのせいで俺は!! 俺達は皆!! 皆……皆ぁ!!」
 
;「こいつのために……! こいつの……こいつのために!! うおおおおおおっ!!」<br />「うああああっ!! こいつ……こいつ! こいつのせいで!! 父さんも、兄さんも、ミユキも、シンヤも! 皆……皆……! こいつの!! ラダムのせいで……ラダムの……ラダムのせいで俺は!! 俺達は皆!! 皆……皆ぁ!!」
:ラダムの支配から解き放たれたシンヤを看取った後、彼に寄生していた一匹の小さなラダム虫を踏み潰す。幸せだった家族の全てを奪われた怒りと憎しみ、そして悲しみの絶叫が響き渡る……。<br />後途のセリフは特典映像「燃えた時計」のもの。
+
:ラダムの支配から解き放たれたシンヤを看取った後、彼に寄生していた一匹の小さなラダム虫を踏み潰す。幸せだった家族の全てを奪われた怒りと憎しみ、そして悲しみの絶叫が響き渡る……。
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:後途のセリフは特典映像「燃えた時計」のもの。
 +
:『W』ではシンヤの最期が異なる影響で、ラダム虫を発見した後、ラダム母艦に向かう際の台詞となっているために、前者の台詞が「あいつのために」と改変され採用された。
 
;「Dボゥイも相羽タカヤも、今ここで死んだ! 俺は……テッカマンブレードだ!!」
 
;「Dボゥイも相羽タカヤも、今ここで死んだ! 俺は……テッカマンブレードだ!!」
 
:[[月]]にある[[ラダム]]母艦へ単身突入する際に、引き止めるアキに言った言葉。人としての己をすべて捨て去り、「テッカマンブレード」は最後の戦いに向かう……。
 
:[[月]]にある[[ラダム]]母艦へ単身突入する際に、引き止めるアキに言った言葉。人としての己をすべて捨て去り、「テッカマンブレード」は最後の戦いに向かう……。
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:オメガを倒したブレードはラダム母艦の破片と共に地球に落下していき、それを見つめながらミリィはミユキの分まで涙を流すのだった。
 
:オメガを倒したブレードはラダム母艦の破片と共に地球に落下していき、それを見つめながらミリィはミユキの分まで涙を流すのだった。
 
;「ア……キ……」
 
;「ア……キ……」
:全ての記憶を失いながらも生き延びたDボゥイ。彼は海岸に建てられた一軒のバンガローで、車椅子に座りながら、夕日を眺めていた。そんなDボウィの傍に寄り添うアキに、Dボゥイはたどたどしい口調で呼びかけ、それに優しく微笑むアキに微笑み返した。かつて『白い魔人』と呼ばれた者は今、安らぎの時間を得たのだった…。
+
:全ての記憶を失いながらも生き延びたDボゥイ。彼は海岸に建てられた一軒のバンガローで、車椅子に座りながら、夕日を眺めていた。そんなDボゥイの傍に寄り添うアキに、Dボゥイはたどたどしい口調で呼びかけ、それに優しく微笑むアキに微笑み返した。かつて「白い魔人」と呼ばれた者は今、安らぎの時間を得たのだった…。
    
=== テッカマンブレードII ===
 
=== テッカマンブレードII ===
 +
;「絶対の存在……そんなもの、戦いの中にありはしない。思いの深さも、苦しんだ過去も、決して勝利に結びつくとは限らない。力と力がぶつかり合い、勝った者だけが勝利者として生き延びる……それがラダムとの戦いにおける唯一の真実だ」<br/>「肉親をこの手にかけ、戦いの中で死んでいった者たちを目の当たりにしてきた、俺の……これが俺の結論だ……」
 +
:第4話「DEAD-BOY」において、テッカマンデッドに挑むユミたちを見て曰く。
 +
:過去も背景も何も関係ない、強い方が生き残る。たったそれだけの残酷な、しかし確かな事実だけが、ラダムとの闘争の全てなのだ。
 +
:そしてそれは、何もラダムに限った話ではない。ユミ達が絶対視するテッカマンブレードも、いずれはそれを超える力の前に敗れる。それを体現したのが、あのテッカマンデッドだった……。
 
;「そんなに悲しいのか」<br />「悲しみに溺れ、過去に溺れ……それだけで生きている事を諦めるのか!?」
 
;「そんなに悲しいのか」<br />「悲しみに溺れ、過去に溺れ……それだけで生きている事を諦めるのか!?」
 
:プラハの跡地で[[デッド・エンド|デッド]]に再戦を挑み、その悲しみに満ちた心に語りかける。
 
:プラハの跡地で[[デッド・エンド|デッド]]に再戦を挑み、その悲しみに満ちた心に語りかける。
343行目: 326行目:  
:そして、敬愛する師の姿にユミは一つの確信を得る。Dボゥイは「'''危険な男'''」(デンジャラス)ではなく「'''夢を見る男'''」(ドリーム)なのだと。
 
:そして、敬愛する師の姿にユミは一つの確信を得る。Dボゥイは「'''危険な男'''」(デンジャラス)ではなく「'''夢を見る男'''」(ドリーム)なのだと。
 
;「ペガス…? その歌…まさか…!?」<br />「バーナード…? 死んだのは…バーナード…バーナードなのか!?」<br />「バーナード…バーナード!! うおおおおおおおおおおっ!!」
 
;「ペガス…? その歌…まさか…!?」<br />「バーナード…? 死んだのは…バーナード…バーナードなのか!?」<br />「バーナード…バーナード!! うおおおおおおおおおおっ!!」
:同じく第50話でバーナードが戦死した際の絶叫。当初は[[ブラスター化]]の影響でバーナードの記憶を失っていたが、ペガスの唄ったダニーボーイの歌で彼を思い出す。だが、その時既に、彼は宇宙の闇に消えた後だった……
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:同じく第50話でバーナードが戦死した際の絶叫。当初は[[ブラスター化]]の影響でバーナードの記憶を失っていたが、ペガスの唄ったダニーボーイの歌で彼を思い出す。だが、その時既に、彼は宇宙の闇に消えた後だった……。
 
;「ペガスーッ!」<br />「うおおおおおおおおおおおおっ!!」
 
;「ペガスーッ!」<br />「うおおおおおおおおおおおおっ!!」
 
:第51話「燃え尽きる生命」でオメガに[[ペガス]]を破壊されて。本編ではこの時のDボゥイは何もかもを忘れているので無言だった(ただし、これに応えるようにブラスター化する)が、今回は仲間の呼び掛けで自我を取り戻しつつあり、目の前でペガスが破壊される様を見て絶叫する。そして…。
 
:第51話「燃え尽きる生命」でオメガに[[ペガス]]を破壊されて。本編ではこの時のDボゥイは何もかもを忘れているので無言だった(ただし、これに応えるようにブラスター化する)が、今回は仲間の呼び掛けで自我を取り戻しつつあり、目の前でペガスが破壊される様を見て絶叫する。そして…。
 
;「俺は…俺は孤独じゃない! 俺には大切な人達がいる!!」<br />「俺はもうDボゥイでも相羽タカヤでもない…! 俺はテッカマンブレード!」<br />「だが、ノイ・ヴェルターのテッカマンブレードだ!」
 
;「俺は…俺は孤独じゃない! 俺には大切な人達がいる!!」<br />「俺はもうDボゥイでも相羽タカヤでもない…! 俺はテッカマンブレード!」<br />「だが、ノイ・ヴェルターのテッカマンブレードだ!」
 
:同じく51話にてブラスター化の後遺症が重なり、脳神経が完全に崩壊したブレードが、仲間たちの呼びかけ、そして[[ペガス]]の爆散により、フリーマンをして「奇跡」と言わせる復活を遂げた時の言葉。失いかけた全てをその手に取り戻した男は、眼前の宿敵たる実兄に挑む。
 
:同じく51話にてブラスター化の後遺症が重なり、脳神経が完全に崩壊したブレードが、仲間たちの呼びかけ、そして[[ペガス]]の爆散により、フリーマンをして「奇跡」と言わせる復活を遂げた時の言葉。失いかけた全てをその手に取り戻した男は、眼前の宿敵たる実兄に挑む。
 +
:先述の通り、前話でDボゥイはブラスター化の影響で失った記憶を一度取り戻すことができており、この奇跡に至る[[伏線]]は既に敷かれていたといえる。
 
;「まだだ! 俺の怒りと憎しみはお前を倒すまで終わらない!この憎しみの決着は俺の手でつける!宇宙でアルゴス号がラダムに遭遇したあの日から、俺はそのためだけに生きて来たんだ!!」
 
;「まだだ! 俺の怒りと憎しみはお前を倒すまで終わらない!この憎しみの決着は俺の手でつける!宇宙でアルゴス号がラダムに遭遇したあの日から、俺はそのためだけに生きて来たんだ!!」
 
:復活後、オメガとの戦闘前台詞。自身本来の目的であるラダム打倒を目前に、己を取り戻した白き魔人が咆哮する。
 
:復活後、オメガとの戦闘前台詞。自身本来の目的であるラダム打倒を目前に、己を取り戻した白き魔人が咆哮する。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*森川智之氏によれば、あかほりさとる氏とキングレコードの大月俊倫氏と共に飲み会に行き、用を足していたところに両者がやって来て、Dボゥイ役に決まったことを教えられたとのこと<ref>河出書房新社『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』P165より。</ref>。
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*森川智之氏によればあかほりさとる氏とキングレコードの大月俊倫氏と共に飲み会に行き、用を足していたところに両者がやって来て、Dボゥイ役に決まったことを教えられたとのこと<ref name="わたしの声優道">河出書房新社『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』P165より。</ref>。
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*また、森川氏はDボゥイ役を演じた流れで、その後『[[勇者警察ジェイデッカー]]』の[[デューク]]役をもらったという<ref name="わたしの声優道"/>。
 
*彼の出自である「謎を秘めた男が地球に降り立ち、スペースナイツの一員となって戦うようになり、やがて仲間たちと打ち解け成長していく」というものは旧作『宇宙の騎士テッカマン』におけるアンドロー梅田の出自とほぼ同様である。このため見方によっては旧作の主人公である南城二とアンドローを統合したキャラクターとも呼べる。
 
*彼の出自である「謎を秘めた男が地球に降り立ち、スペースナイツの一員となって戦うようになり、やがて仲間たちと打ち解け成長していく」というものは旧作『宇宙の騎士テッカマン』におけるアンドロー梅田の出自とほぼ同様である。このため見方によっては旧作の主人公である南城二とアンドローを統合したキャラクターとも呼べる。
*後期オープニング「永遠の孤独」の歌詞「'''これ以上失うものなど、もうないから'''」を地で行く、本当に全てを失った[[主人公]]であった。
+
*角川書店発行の月刊コミックコンプで連載された漫画版では廃人化しない代わりにラダム宇宙に繋がるゲートが開くのを防ぐ為、[[]]一個分の質量をたった1人で支え続け、スペースナイツの仲間たちが何十年何百年かけようとも時間からも取り残された彼を助けることを誓う場面で幕引きという本編とは別の形で重々しいラストを飾った。
*漫画版(角川書店「コミックコンプ」にて連載)では、ラダム宇宙に繋がるゲートが開くのを防ぐため、[[月]]一個分の質量をたった一人で支え続ける事となった(スペースナイツの面々が、何十年何百年かけようとも時間からも取り残された彼を助ける事を誓う場面で物語は終わる)。
+
**同作では記憶喪失を装っておらず、自身の事を仲間たちにも殆ど語らないまま物語が終わっている。
 +
*講談社発行のデラックスボンボンで連載された漫画版では先述のとおり、本編とはうって変わってのギャグあり熱血主人公として描かれ、最終回はスペースナイツ基地壊滅直後のエビル戦で幕引きとなり、生きていた仲間たちと再会を果たしたDボゥイがミユキのためにも打倒ラダムを新たにした。
 
*無印の時点では実は「'''Dボウイ'''」とウが大きい表記である。
 
*無印の時点では実は「'''Dボウイ'''」とウが大きい表記である。
  
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