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− しかし、続く第40話では、既に司令官の地位を解任となっていながら、勝手に軍を動かす形で浮上した海底城に対し総攻撃を仕掛けるが、ダイモス無しの戦力での敵拠点の攻略が成功するはずもなく、部下の生命を軽視した命令や状況を理解しない無謀な攻撃を続けた結果、部下の信望を完全に失った上に敗戦。その後も戦える状態では無くなった無抵抗のバーム星人達を無差別に機銃で銃撃した事で、遂に一矢の怒りを爆発させてしまい、自らの銃撃にも怯まない彼に意識を失うまで殴られる羽目になる。その直後にこれまでの行動を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚。そのまま物語の舞台から姿を消す末路となった。+
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→劇中の様相
一言で言うなら、非情かつ傲慢で独善的な[[性格]]をしたエゴイストで、軍隊を動かす指揮官としては「最悪」とも言える人物。
一言で言うなら、非情かつ傲慢で独善的な[[性格]]をしたエゴイストで、軍隊を動かす指揮官としては「最悪」とも言える人物。
本来なら[[民間人|市民]]を守る為に行動しなければならない立場にある軍人でありながら、非戦闘員というだけで民間人を「ベッドを塞ぐことしかできない無駄飯食らい」「犬以下の存在」「何千何万くたばろうと構わない」とまで言い放ち、敵の排除を大義名分にする形で味方や民間人を巻き込む作戦の指揮を平然と行う事も多かった。また、自分の意にそぐわない者に対しては、軍人・民間人問わずに二言目には「非国民」と罵り喚き散らすヒステリックぶりを見せ、時には敵の罠を利用してでも追い落とそうとまで画策する等、この時点で既に軍人どころか人としても逸脱した危険思想の持ち主となっている。地球に侵略を仕掛けてきた[[バーム星人]]に対しても極端な敵意と偏見を持ち、その殲滅の為にも手段を選ぼうとしない。
本来なら[[民間人|市民]]を守る為に行動しなければならない立場「国連地球防衛軍」にある軍人でありながら、非戦闘員というだけで民間人を「ベッドを塞ぐことしかできない無駄飯食らい」「犬以下の存在」「何千何万くたばろうと構わない」とまで言い放ち、敵の排除を大義名分にする形で味方や民間人を巻き込む作戦の指揮を平然と行う事も多かった。また、自分の意にそぐわない者に対しては、軍人・民間人問わずに二言目には「非国民」と罵り喚き散らすヒステリックぶりを見せ、時には敵の罠を利用してでも追い落とそうとまで画策する等、この時点で既に軍人どころか人としても逸脱した危険思想の持ち主となっている。地球に侵略を仕掛けてきた[[バーム星人]]に対しても極端な敵意と偏見を持ち、その殲滅の為にも手段を選ぼうとしない。
一方、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことに伴う地球側の反バーム感情もあってか軍人としては評価されているらしく、「国連エール勲章」なるものを授与されている。その行動理念は[[地球]]をバーム星人の手から守ろうとするが故と言えなくもなく、彼の主張にも頷ける部分が多少は存在するが、作戦は常に自分の保身を優先させている点からも、結局は自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。また、作中では「バーム側の侵略よりも三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ったケース」も少なくなく、敵対しているバーム側にすらも「無能」呼ばわりされる等、決して指揮官として有能というわけではない。その「無能」ぶりの極致と言える暴挙の数々は、[[リヒテル]]を始めとする[[バーム星人]]達に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となり、また地球側でも三輪の無茶苦茶なやり方によって、数多くの犠牲者を出す要因となってもいる。
一方、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことに伴う地球側の反バーム感情もあってか軍人としては評価されているらしく、「国連エール勲章」なるものを授与されている。その行動理念は[[地球]]をバーム星人の手から守ろうとするが故と言えなくもなく、彼の主張にも頷ける部分が多少は存在するが、作戦は常に自分の保身を優先させている点からも、結局は自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。また、作中では「バーム側の侵略よりも三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ったケース」も少なくなく、敵対しているバーム側にすらも「無能」呼ばわりされる等、決して指揮官として有能というわけではない。その「無能」ぶりの極致と言える暴挙の数々は、[[リヒテル]]を始めとする[[バーム星人]]達に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となり、また地球側でも三輪の無茶苦茶なやり方によって、数多くの犠牲者を出す要因となってもいる。
第38話では、一矢をパイロットから更迭しダイモスを接収するべく、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託。一矢を強引に自身の管轄下にある基地へと連行し、凄惨な暴行を行う等、徹底的に追い詰めていき、第39話の一矢を対象とした査問では、その情報を聞きつけた[[ゲロイヤー]]が送り付けた一矢とバーム星が結託している事を暗示した密書の内容を鵜呑みにする形で一矢を反逆者に指名し、ダイモスのパイロット解任へと追い込む<ref>状況やタイミングから考えてもあからさまにおかしい為、三輪は密書の内容が偽りと知った上で利用した可能性もある。</ref>。しかし、ニュージャーランドのバンクスを始めとする多くの小国の代表達が、再査問を求める為に駆け付け、更にはこれまでの自身や小国の意見を蔑ろにしてきた五大国の専横ぶりを指摘され、和平を求めるバーム星人達の存在も明確になった結果、逆に自身の司令官の座を剥奪されてしまう事になった。
第38話では、一矢をパイロットから更迭しダイモスを接収するべく、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託。一矢を強引に自身の管轄下にある基地へと連行し、凄惨な暴行を行う等、徹底的に追い詰めていき、第39話の一矢を対象とした査問では、その情報を聞きつけた[[ゲロイヤー]]が送り付けた一矢とバーム星が結託している事を暗示した密書の内容を鵜呑みにする形で一矢を反逆者に指名し、ダイモスのパイロット解任へと追い込む<ref>状況やタイミングから考えてもあからさまにおかしい為、三輪は密書の内容が偽りと知った上で利用した可能性もある。</ref>。しかし、ニュージャーランドのバンクスを始めとする多くの小国の代表達が、再査問を求める為に駆け付け、更にはこれまでの自身や小国の意見を蔑ろにしてきた五大国の専横ぶりを指摘され、和平を求めるバーム星人達の存在も明確になった結果、逆に自身の司令官の座を剥奪されてしまう事になった。
しかし、続く第40話では、既に司令官の地位を解任となっていながら、勝手に軍を動かす形で浮上した海底城に対し総攻撃を仕掛けるが、ダイモス無しの戦力での敵拠点の攻略が成功するはずもなく、部下の生命を軽視した命令や状況を理解しない無謀な攻撃を続けた結果、部下の信望を完全に失った上に敗戦。その後も戦える状態では無くなった無抵抗のバーム星人達を無差別に機銃で銃撃した事で、遂に一矢の怒りを爆発させてしまい、自らの銃撃にも怯まない彼に意識を失うまで殴られる羽目になる。京四郎が止めに入ってくれたおかげで何とか一命はとりとめたが、これはもちろん三輪の身体を心配していたわけではなく、一矢に「人殺し(味方殺し)」の業を負わせたくなかっただけである。その証拠に、直後ぐったりと横たわる三輪を誰も介抱しようとせず放置している。そのまま「これまでの行動の是非」を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚し、物語の舞台から姿を消す末路となった。
==登場作品と役柄==
==登場作品と役柄==
:唯一、'''死亡しない'''作品。[[ロンド・ベル]]に指令を与える人物としてゲーム序盤から登場する。似たような危険人物として[[バスク・オム]]が引き合いに出されるほどだが、戦時下ではそれが頼りになるらしく連邦軍内部には彼のシンパが結構な数いるらしい。
:唯一、'''死亡しない'''作品。[[ロンド・ベル]]に指令を与える人物としてゲーム序盤から登場する。似たような危険人物として[[バスク・オム]]が引き合いに出されるほどだが、戦時下ではそれが頼りになるらしく連邦軍内部には彼のシンパが結構な数いるらしい。
:[[ナデシコ]]や[[ザンボット3]]を強引に接収させようとしたり、[[異星人]]には[[南極条約]]など関係ないとしてロンド・ベルに[[核ミサイル|核]]装備の[[ガンダム試作2号機]]を配備したり、独自に行動するナデシコの撃墜を主張したり、[[竜崎一矢|一矢]]や[[シロー・アマダ|シロー]]をスパイ扱いし、2人の仲間から反論されると「教育がなっとらん」と上司のブライトを殴打するなどの暴挙でロンド・ベルの面々から反発されるが、その反面、ブライトや主人公に言いくるめられるなど、良く言えばどこかコミカル、悪く言えば間抜けな場面もちらほら。
:[[ナデシコ]]や[[ザンボット3]]を強引に接収させようとしたり、[[異星人]]には[[南極条約]]など関係ないとしてロンド・ベルに[[核ミサイル|核]]装備の[[ガンダム試作2号機]]を配備したり、独自に行動するナデシコの撃墜を主張したり、[[竜崎一矢|一矢]]や[[シロー・アマダ|シロー]]をスパイ扱いし、2人の仲間から反論されると「教育がなっとらん」と上司のブライトを殴打するなどの暴挙でロンド・ベルの面々から反発されるが、その反面、ブライトや主人公に言いくるめられるなど、良く言えばどこかコミカル、悪く言えば間抜けな場面もちらほら。
:後半、平和開放軍のメンバーを処刑しようとし、理由を「軍上層部の決定」と偽った挙句、それが独断であったことが判明した途端に開き直るという小物ぶりを発揮したがため、激怒した一矢にボコボコにされた挙句、これまでの越権行為を理由に逮捕されてしまう。殴打されただけで死んではいない、と書くと手ぬるいように感じるが、実際は空手の達人であり、あの[[ドモン・カッシュ|ドモン]]をして「正拳を受ければ負ける」と言わしめた一矢に何度も(会話シーン内で、殴打する音が確認できるだけで'''6回も'''響く)、かつその一撃一撃が急所を的確に狙ったものなので、死亡こそしていないものの、おそらく無事で済んではいないだろう(後に一矢も「やりすぎた」と反省している)。
:後半、平和開放軍のメンバーを処刑しようとし、理由を「軍上層部の決定」と偽った挙句、それが独断であったことが判明した途端に開き直るという小物ぶりを発揮したがため、激怒した一矢にボコボコにされた挙句、これまでの越権行為を理由に逮捕されてしまう。『殴打されただけで死んではいない』と書くと手ぬるいように感じるが、実際はそんなことはなく、あの[[ドモン・カッシュ|ドモン]]をして「正拳を受ければ負ける」とまで言わしめた空手の達人である一矢に何度も殴打され(会話シーン内で、殴打する音が確認できるだけで'''6回も'''響く)、かつその一撃一撃が急所を的確に狙ったものであった。見ていたヒイロですら気圧され怯ませるほどの殺気の籠った一撃なので、死亡こそしていないものの、おそらく無事で済んではいないことが伺える(後に一矢も「やりすぎた」と反省している)。
:ちなみに、核装備のガンダム試作2号機を開発・配備したのは今作では彼の指示によるものだが、その結果原作同様、機体は[[アナベル・ガトー|ガトー]]に奪われ、核攻撃に使われてしまったため、結果論ではあるがこれら一連の問題の大元の原因は彼のせいであると言えなくもない(一応、異星人からすれば地球人同士の条約なんて知ったこっちゃないので、2号機開発自体は間違ってはいないが)。
:ちなみに、核装備のガンダム試作2号機を開発・配備したのは今作では彼の指示によるものだが、その結果原作同様、機体は[[アナベル・ガトー|ガトー]]に奪われ、核攻撃に使われてしまったため、結果論ではあるがこれら一連の問題の大元の原因は彼のせいであると言えなくもない(一応、異星人からすれば地球人同士の条約なんて知ったこっちゃないので、2号機開発自体は間違ってはいないが)。
:没シナリオでは[[コロニーレーザー]]を使って[[ネオ・ジオン]]を攻撃するという役割が与えられていた。
:没シナリオでは[[コロニーレーザー]]を使って[[ネオ・ジオン]]を攻撃するという役割が与えられていた。