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| | 性別 = [[性別::男]] | | | 性別 = [[性別::男]] |
| | 所属 = ダリウス界 | | | 所属 = ダリウス界 |
− | | 役職 = 第十七代皇帝 | + | | 役職 = 第十七代大帝 |
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| ダリウス界を支配する第十七代大帝。常に幻影の姿でしか登場せず、画面越しにダリウス四天王に指示を下していたが、実はシルエットにあるものはダリウス界を支配する大帝専用機「[[極大巨人キングダリウス十八世|キングダリウス]]」であった。 | | ダリウス界を支配する第十七代大帝。常に幻影の姿でしか登場せず、画面越しにダリウス四天王に指示を下していたが、実はシルエットにあるものはダリウス界を支配する大帝専用機「[[極大巨人キングダリウス十八世|キングダリウス]]」であった。 |
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− | 元々は地上に不干渉を取る先代までの方針を順守していたが、ダリウス界の寿命が近づいていることに加え、[[地球]]を支配している地上人が環境破壊により持続不可能な発展を遂げていることを知ると、地上人が地球を使い物にならなくする前に移住してしまおうと考え、地上への侵攻に舵を切る。以降は差別意識が露見していくようになり、地上の[[科学者・技術者]]や[[医療・病障害|医師]]を攫って奴隷のように働かせるなどの非道を敷く。レジスタンスに対しても弾圧の姿勢を強固にし、[[大空魔竜]]戦隊との戦いで町を犠牲にしても、「破壊行為に及んだのはすべて大空魔竜が原因である」と虚偽報道を命じ、議会も裁判所も掌握するなど、完全な独裁を行っていた。 | + | 元々は地上に不干渉を取る先代までの方針を順守していたが、ダリウス界の寿命が近づいていることに加え、[[地球]]を支配している地上人が環境破壊により持続不可能な発展を遂げていることを知ると、地上人が地球を使い物にならなくする前に移住してしまおうと考え、地上への侵攻に舵を切る。以降は差別意識が露見していくようになり、地上の[[科学者・技術者]]や[[医療・病障害|医師]]を攫って奴隷のように働かせるなどの非道を行う。レジスタンスに対しても弾圧の姿勢を強固にし、[[大空魔竜戦隊]]との戦いで町を犠牲にしても、「町の損害はすべて大空魔竜が原因である」と虚偽報道を命じ、議会や裁判所も掌握するなど、完全な独裁を強いていた。 |
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| これらの行動は一応は国の未来を考えての事であり、ダリウス界、ひいてはダリウス人の事は大切に思う「種族主義者」ではあった。しかし、その種族主義を嫡子である[[プロイスト]]は曲解し、自国民を虐殺するという本末転倒な愚行に走ってしまった。 | | これらの行動は一応は国の未来を考えての事であり、ダリウス界、ひいてはダリウス人の事は大切に思う「種族主義者」ではあった。しかし、その種族主義を嫡子である[[プロイスト]]は曲解し、自国民を虐殺するという本末転倒な愚行に走ってしまった。 |
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− | 嫡子であるプロイストを溺愛し、彼(女)に立派な為政者となってもらうため、あえて距離を置き、現場で働くダリウス四天王の一人として任官する。やがてプロイストが軍内で頭角を現したことでその正体を露にし、後継者「[[次大帝プロイスト]]」として表敬する。だが権力に溺れ、子供の頃与えられなかった親子愛を盲目的に渇望するプロイストは、17世の足を引っ張るどころか自国を滅ぼしかねないほどの蛮行に及ぶようになる。事ここに及び、自身が課したプロイストへの教育のミス、更には地上人を見下していた自分の過ちに気が付いた17世は、側近である[[ダイヤの父|ツワブキ]]から諫められ、改心。[[大空魔竜戦隊]]との和議に望み、平和的な移民計画「箱舟計画」を推進することとする。 | + | 嫡子であるプロイストを溺愛し、彼(女)に立派な為政者となってもらうため、あえて距離を置き、現場で働くダリウス四天王の一人として任官する。やがてプロイストが軍内で頭角を現したことでその正体を露にし、後継者「[[次大帝プロイスト]]」として擁立する。だが権力に溺れ、子供の頃与えられなかった親子愛を盲目的に渇望するプロイストは、17世の足を引っ張るどころか自国を滅ぼしかねないほどの蛮行に及ぶようになる。事ここに及び、自身が課したプロイストへの教育のミス、更には地上人を見下していた自分の過ちに気が付いた17世は、側近である[[ダイヤの父|ツワブキ]]から諫められ改心。[[大空魔竜戦隊]]との和議に望み、平和的な移民計画「箱舟計画」を推進することとする。 |
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| しかし、その事はプロイストにとっては「誰よりも敬愛する父が、自分の意向を無視して売国に及ぶ」光景以外の何物ではなく、錯乱したプロイストにより誤射されて命を落とす結果となる。 | | しかし、その事はプロイストにとっては「誰よりも敬愛する父が、自分の意向を無視して売国に及ぶ」光景以外の何物ではなく、錯乱したプロイストにより誤射されて命を落とす結果となる。 |
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| ===総評=== | | ===総評=== |
− | 後半に出てくるプロイストが'''誰が見ても分かるほどに無能な暗君'''であること、終盤で改心したことなどから、プロイストより多少はマシな為政者と言える。しかしそれはあくまで「多少」でしかなく、急進的すぎる政策により軍人の大量リストラ、マスコミ含めた権力の独占、何より地上人の奴隷的苦役など、非人道的な独裁を敷いていた弾圧者である事は疑いようがない。ダリウス界滅亡が迫っているという同情の余地こそあれ、その政策はあまりに強硬過ぎたと言える。プロイストの幼稚かつ俗悪な性格形成も、父であるダリウスが「よかれ」と思って行った教育方針が裏目に出た結果であり、'''支配者としても父親としても優秀な人間とは言いづらい'''状況にある。 | + | 後半に出てくるプロイストが'''誰が見ても分かるほどに無能な暗君'''であること、終盤で改心し、自ら大帝たるプライドを捨てて頭を垂れ嫡子の助命を懇願したことなどから、プロイストより多少はマシな為政者と言える。しかしそれはあくまで「多少」でしかなく、急進的すぎる政策により軍人の大量リストラ、マスコミ含めた権力の独占、何より地上人の奴隷的苦役など、非人道的な独裁を行っていた弾圧者である事は疑いようがない。ダリウス界滅亡が迫っているという同情の余地こそあれ、その政策はあまりに強硬過ぎたと言える。プロイストの幼稚かつ俗悪な性格形成も、父であるダリウスが「よかれ」と思って行った教育方針が裏目に出た結果であり、'''支配者としても父親としても優秀な人間とは言いづらい'''状況にある。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| == 版権作品との人間関係 == | | == 版権作品との人間関係 == |
| ;[[シン・アスカ]]、[[猿渡ゴオ]]、[[館華くらら]] | | ;[[シン・アスカ]]、[[猿渡ゴオ]]、[[館華くらら]] |
− | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』にて謝罪を行うも、過去の所業ゆえにまるで信頼してもらえなかった。 | + | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』にて彼らに謝罪を行うも、過去の所業ゆえにまるで信頼してもらえなかった。 |
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| == 搭乗機体・関連機体 == | | == 搭乗機体・関連機体 == |