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ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。
ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。
『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に飲酒や食事等も含めて行動を制限する場面が見られ、周囲からは「少し扱いづらい人」のようにとらえられがち。たがこれがイスラム教徒への偏見につながるという配慮が働いたようで、リメイク版『魔装機神I』以降の作品では彼の行動をイスラム教を連想させる台詞とつなげて揶揄するような描写が軒並み削除された。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念<ref>あくまで主軸が個人の信念にあるだけでその信念が遠まわし的にイスラム教からも影響を受けている、という可能性はある。</ref>である描写となっている。なお、今の時代では物議をかますであろう'''「パレスチナ出身のテロリスト」'''という設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない<ref>ただし前半部分の'''「パレスチナ出身」'''という点においてはアハマドの行動理念の元になっているものとして描写されている。</ref>。
『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に飲酒や食事等も含めて行動を制限する場面が見られ、周囲からは「少し扱いづらい人」のようにとらえられがち。たがこれがイスラム教徒への偏見につながるという配慮が働いたようで、リメイク版『魔装機神I』以降の作品では彼の行動をイスラム教を連想させる台詞とつなげて揶揄するような描写が軒並み削除された。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念<ref>あくまで主軸が個人の信念にあるだけでその信念が遠まわし的にイスラム教からも影響を受けている、という可能性はある。</ref>である描写となっている。なお、今の時代では物議をかますであろう'''「パレスチナ出身のテロリスト」'''という設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない<ref>ただし前半部分の'''「パレスチナ出身」'''という点においてはアハマドの行動理念の元になっているものとして描写されている。</ref>。『OGDP』において「'''反連邦主義者'''」だった事に触れられており、地上にいた頃の彼の経歴の一端を暗示している一方で、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]については自身の信念上相容れないと考えたようで「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」と批判的である。
「アンティラス隊」結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる「アンティラス隊」の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
「アンティラス隊」結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる「アンティラス隊」の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」
;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」
:DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。
:DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。
:…まぁ、DC再興も何も、'''アハマドはDC蜂起の数年前に召喚されている'''のでDCをよく知らない可能性も高いが。
:…まぁ、DC再興も何も、'''アハマドはDC蜂起の数年前に召喚されている'''のでDCをよく知らない可能性も高いが、戦いを起こす事そのものを良しとしないアハマドからすれば、理由はどうあれ世界を戦火で包んだDCは相容れない存在だったのであろう。
;レスリー「これはクリストフという巨悪を駆逐するための戦い……正義執行の聖戦なのですから」<br/>アハマド「ふっ、神の十字軍を名乗る者達を伴っての……か」
;レスリー「これはクリストフという巨悪を駆逐するための戦い……正義執行の聖戦なのですから」<br/>アハマド「ふっ、神の十字軍を名乗る者達を伴っての……か」
:レスリーがデモンゴーレム召喚の準備を行う際の会話。己の正義を頑なに信じて戦う者、かつて[[ディバイン・クルセイダーズ|十字軍]]を名乗った者達が行う'''聖戦'''に対し、アハマドは一人皮肉を口にする。
:レスリーがデモンゴーレム召喚の準備を行う際の会話。己の正義を頑なに信じて戦う者、かつて[[ディバイン・クルセイダーズ|十字軍]]を名乗った者達が行う'''聖戦'''に対し、アハマドは一人皮肉を口にする。