差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
22行目: 22行目:  
帝国の最高指導者であるが、実務などの支配権は[[フォンセ・カガチ]]が握っており、マリアは象徴でしかない。立場としては「[[機動戦士ガンダム]]」の[[デギン・ソド・ザビ]](象徴=公王)と[[ギレン・ザビ]](支配=総帥)の関係に似ている。
 
帝国の最高指導者であるが、実務などの支配権は[[フォンセ・カガチ]]が握っており、マリアは象徴でしかない。立場としては「[[機動戦士ガンダム]]」の[[デギン・ソド・ザビ]](象徴=公王)と[[ギレン・ザビ]](支配=総帥)の関係に似ている。
   −
元々は市井のしがない占い師であったが、やがて特異能力に目覚めたマリアを中心とする教団(マリア教団)が生まれ、それをカガチが権力獲得に利用した経緯がある。以降、カガチの行い(ギロチンなど)は認めなかったが、既にマリアにそれを止める術は持ち得なかった。
+
元々はサイド1アルバニアンで活動する娼婦だったが特異能力に目覚めてからはマリアを中心とする教団(マリア光の教団)が生まれ、信者を増やしていった。その時点では人気のある市井のしがない占い師の域であったが、やがてそれをカガチが権力獲得に利用した経緯がある。以降、カガチの行い(ギロチンなど)は認めなかったが、既にマリアにそれを止める術は持ち得なかった。
 +
 
 +
彼女自身、特異的ニュータイプ或るいはそれとは別質の超能力者であり、自身から照らされる光によって怪我や難病を抱える患者らを回復させるという特殊能力があり、大規模に効果を与える事ができるがそれ相応に体力を消費してしまう。これは歴代の[[ガンダムシリーズ]]でも類のない能力であり、似たような人物も登場してない(小説版ではそれもガチ党による芝居とされているが、アニメではスージィが芝居と疑うもののそのような気配は一切ない)。強いてあげれば『[[機動戦士ガンダム00]]』における[[イノベイター|真のイノベイター]]として目覚めた[[刹那・F・セイエイ]]と[[ダブルオーライザー]](トランザムライザー)が発揮した[[GN粒子]]の浄化能力「[[トランザム|トランザムバースト]]」ぐらいだがあちらはGN関係限定である事からこの能力特異性が目立つ。
 +
この時代以前のアクシズ・ショックやV以降の作品の上記のトランザムバーストなど、ガンダムシリーズでは凄まじい現象を起こすこと自体は珍しい事ではないのだがあくまでMS関連や周りのパイロットなどに留まりそれにより危機を救って貰っても、一般市民にとってあくまで[[ゾルタン・アッカネン|理解するのは現象だけ]]だけであるのだが、この能力は'''争いが続き息詰まる市民に直接利益を齎す'''という混沌したVガン当時の宇宙世紀において熱狂的な信者を生み出すのに一役買っており事実ウッソ達やタシロをギロチンに掛ける時圧倒的な支持が出る程までに至っている。
    
終盤、[[エンジェル・ハイロゥ]]を利用して人類の統合を目指したものの、それがカガチ等歪んだ野心家たちの道具でしかならず、そして自らもその道具でしかないと気付く。[[ウッソ・エヴィン]]と[[ニュータイプ]]同士の交信によりマリアの真意を知り、それに気付き人質とした[[タシロ・ヴァゴ]]に撃たれる。最期は自身の遺骸をウッソに焼き払ってもらった。
 
終盤、[[エンジェル・ハイロゥ]]を利用して人類の統合を目指したものの、それがカガチ等歪んだ野心家たちの道具でしかならず、そして自らもその道具でしかないと気付く。[[ウッソ・エヴィン]]と[[ニュータイプ]]同士の交信によりマリアの真意を知り、それに気付き人質とした[[タシロ・ヴァゴ]]に撃たれる。最期は自身の遺骸をウッソに焼き払ってもらった。
52行目: 55行目:  
:実弟。純粋に姉マリアを守ろうと必死な青年だったのだが、やがて軍に入ってからは姉の真意に外れた行為を行う。
 
:実弟。純粋に姉マリアを守ろうと必死な青年だったのだが、やがて軍に入ってからは姉の真意に外れた行為を行う。
 
;[[シャクティ・カリン]]
 
;[[シャクティ・カリン]]
:実娘。女王としての威厳を保たせるためにカガチによって母娘は離ればなれにさせられた。
+
:実娘。女王としての威厳を保たせるためにカガチによって母娘は離ればなれにさせられた。小説版では男遊びを繰り返し売春で暮らしていた時に出来た子とされている。
 
:シャクティと養母の元には、一時人目を忍んで「親戚のマリアおばさん」として通っていたようである(小説版には別の設定がある)。なお、シャクティが探していた「カサレリアのお母さん(=養母)」とは別人である。
 
:シャクティと養母の元には、一時人目を忍んで「親戚のマリアおばさん」として通っていたようである(小説版には別の設定がある)。なお、シャクティが探していた「カサレリアのお母さん(=養母)」とは別人である。
 
:再会した時には女王としての風格を宿していた。そのため、シャクティは直ぐにはマリアを母と認めなかったが、彼女の優しい気遣いによってやがて自分の母であると認めていく。そして母の死後、[[エンジェル・ハイロゥ]]を母が願った形へと最大限に活かす。
 
:再会した時には女王としての風格を宿していた。そのため、シャクティは直ぐにはマリアを母と認めなかったが、彼女の優しい気遣いによってやがて自分の母であると認めていく。そして母の死後、[[エンジェル・ハイロゥ]]を母が願った形へと最大限に活かす。
77行目: 80行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*「アーモニア」の出典は、[[ギリシア神話]]の女神「ハルモニア」だろうか。しかし、検索サイトで「アーモニア」を調べると、まず彼女のことが引っ掛かってしまう。
 
*「アーモニア」の出典は、[[ギリシア神話]]の女神「ハルモニア」だろうか。しかし、検索サイトで「アーモニア」を調べると、まず彼女のことが引っ掛かってしまう。
*彼女自身、特異的ニュータイプであり、自身から照らされる光によって難病を抱える患者らを回復させるという特殊能力がある。これは歴代の[[ガンダムシリーズ]]でも類のない能力であり、似たような人物も登場してない(小説版ではそれもガチ党による芝居とされているが、アニメではそのような気配は一切ない)。
  −
**強いてあげれば『[[機動戦士ガンダム00]]』における[[イノベイター|真のイノベイター]]として目覚めた[[刹那・F・セイエイ]]と[[ダブルオーライザー]](トランザムライザー)が発揮した[[GN粒子]]の浄化能力「[[トランザム|トランザムバースト]]」か。
   
*漫画『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ゴースト』では教団の旗印となるマリア以外にも複数の候補がいたとされ、特殊能力を持った女性たちが集められていた。このうち女王に選ばれなかった「マリア」の一人は物語の黒幕であるキゾ中将と手を組み、暗躍していくことになる。
 
*漫画『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ゴースト』では教団の旗印となるマリア以外にも複数の候補がいたとされ、特殊能力を持った女性たちが集められていた。このうち女王に選ばれなかった「マリア」の一人は物語の黒幕であるキゾ中将と手を組み、暗躍していくことになる。
  

案内メニュー