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[[中華連邦]]の若き武官。
 
[[中華連邦]]の若き武官。
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かつて病の囚人に薬を与えた事を咎められた際に、[[天子]]に救われた過去を持ち、それ以降彼女に対して高い忠義心を持つ様になる。また、彼女の夢である「朱禁城の外から出る」事を叶えさせるために永続調和の契りを交わしている。
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天子・[[天子|蒋麗華(チェン・リーファ)]]に忠誠を誓うが、その身体は[[医療・病障害|病魔]]に蝕まれ、既に余命幾許も無い身となっている。
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指揮力・知略・政治手腕・戦闘力などにおいて高い能力を持ち、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]をして「自分に匹敵する知略と[[枢木スザク|スザク]]並の戦闘力を持つ」と言わしめている。しかし、彼の体は[[医療・病障害|病魔]]に蝕まれており、戦闘中に何度も吐血するなど余命幾ばくもない事が示唆されている。
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=== 人物 ===
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腰よりも下にまで伸びた長髪が特徴の美男子。[[ナイトメアフレーム]]搭乗時はポニーテールに縛っている。
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『R2』からのキャラではあるが、存在そのものは[[コードギアス 反逆のルルーシュ|第一期]]の終盤にて(後ろ姿のみではあるが)明かされている。
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下級官吏の息子として生まれ、実家は奇門遁甲や風水を司る古い家系である。武官としての能力は非常に優れており、生身の戦闘能力では中国拳法や剣術、縄鏢といった暗器をも使いこなす等、[[枢木スザク]]にも匹敵する高い戦闘力を発揮する。また、知略面に関しても指揮力・知略・政治手腕・において高い能力を持ち、更にはナイトメアのパイロットとしても、並のパイロットでは動かす事の出来ない[[神虎]]を難無く使いこなす等、まさに非の打ち所の無い完璧振りを見せており、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]をして「自分に匹敵する知略とスザク並の戦闘力を持つ」と言わしめている。しかし、その身体は病魔によって蝕まれており、戦闘中に何度も吐血する等、既に余命幾許も無い身となっている。
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下級役人であった時、病の囚人に薬を与える形で規則を破り咎められていた所で幼い頃の天子と出会い、それを機に彼女に忠誠を誓って彼女の夢である「朱禁城の外から出る」事を叶えさせる為に永続調和の契りを交わす事を決意。約束を果たす為に士官学校に入り直し、武官となっている。それ故に、自らの死期が近い事もあってか、約束を果たす事に内心かなり焦っている様で、彼女を傀儡の指導者として利用する[[大宦官]]達に対するクーデターを画策しており、必要とならば暗殺といった汚れ仕事を実行に移す事にも躊躇を見せない。だが、彼女の身が危険になってしまうと、例え大宦官達や敵対国家に利をもたらしてしまう選択をとっても助け出そうとする等、大局的な視点で物事を見れなくなってしまい、それがゼロよりも劣っている点となっている(ゼロが民衆を扇動する形で大宦官達の求心力を失わせる策に出た際は、驚きを隠せないでいた)。
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=== 来歴 ===
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『R2』からのキャラではあるが、存在そのものは[[コードギアス 反逆のルルーシュ|第一期]]の終盤である[[ブラックリベリオン]]時にて(後ろ姿のみではあるが)明かされている。
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一方、劇場版ではブラックリベリオン時に既に黒の騎士団と繋がりを持っており、作戦に失敗しても黒の騎士団の面々が[[エリア11]]より脱出し、中華連邦に亡命する事に成功している。
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==== 『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2|R2]]』 ====
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大宦官である高亥の護衛をする形でエリア11に来日。そこで、死亡したとされていた黒の騎士団の指導者であるゼロの復活宣言を目の当たりにする事になるが、高亥が本国の[[朱禁城]]に無断で[[テロリスト]]である黒の騎士団の残党の亡命を認めた事に不信を抱く(高亥はゼロの[[ギアス]]によって操られていた)。その後も高亥は、中華連邦の領事館の一部を「合衆国日本」の領土として認める等、完全に度が過ぎる形でゼロを妄信する行動に出続け、あまつさえは建前上とは言え仕えるべき君主である天子を「小娘」呼ばわりして愚弄する態度に激怒した結果、「売国奴」と罵って彼を暗殺。この暗殺の罪を被ってもらうのを条件に、黒の騎士団の面々の中華連邦への亡命を認める裏取引を行い、シズオカゲットーでの「[[行政特区日本]]」の式典会場にて、百万人のゼロに扮した日本人達を亡命させる為の塊氷船を手配している。
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中華連邦への帰国後、大宦官達の陰謀によって天子と[[神聖ブリタニア帝国]]の第一皇子である[[オデュッセウス・ウ・ブリタニア]]との政略結婚が決行されてしまう事になり、結婚式に部下達を率いる形で乱入しクーデターを決行に移すも、そこに現れたゼロによって天子が連れ去らわれてしまった結果、クーデターは失敗。仲間や部下達と共に中華連邦軍に囚われてしまうも、大宦官から罪を許す代わりに天子奪還を命じられた事で神虎に搭乗し、黒の騎士団と交戦する。神虎の性能を十二分に発揮させ、単機の性能だけでなく様々な知略も駆使する形で[[千葉凪沙]]や[[朝比奈省悟]]の搭乗する[[暁直参仕様]]を苦戦させ、[[紅月カレン]]の[[紅蓮可翔式]]との交戦では、彼女が補給を怠った事もあって捕縛に成功。ブリタニア側に捕虜として引き渡す事になる。その後も、病魔に苦しめられつつ地形を利用した策略で追い詰めるが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]や[[ナイトオブラウンズ]]と結託していた大宦官達は最初から自身だけでなく天子をも切り捨てる算段を取っており、助力を得られなくなり窮地に陥った所でゼロの搭乗する[[蜃気楼]]によって救出される。更にゼロの策によって[[ディートハルト・リート]]が拡散させた大宦官達の醜悪な本性を剥き出しにした言葉を聞いた中華連邦の人民達が一斉に暴動を起こした結果、大宦官達の求心力は一気に失われ、彼等の留まる[[大竜胆]]に乗り込み、一斉に粛清した事で結果的にクーデターを成功に持ち込む。その後、ゼロによって天子の自由が保障された結果、彼を理解して同盟を結ぶ事になる。超合集国の誕生後は、その優れた能力を見込まれ、黒の騎士団の司令官に就任する。
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「日本解放戦」では陽動を担う形でカゴシマ沖の前線に立ち、ナイトオブラウンズを相手に奮戦するも、「第二次トウキョウ決戦」後、シュナイゼルと裏取引した扇要を中心とする黒の騎士団の面々の強行によって、ゼロことブリタニアの元・第11皇子である[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア]]が追放されてしまう事になる。扇達からは「ゼロが死亡した」と虚偽の報告を受ける事になが、その直後に神根島にてゼロと思われる人物によるブリタニア軍の反乱が勃発したという情報が入ったのを機に、[[皇神楽耶]]達と共に扇達から事の真実について問い質す。その後はどういう結論になったのかは具体的に明かされていないが、一応扇達の言い分に納得したらしく、ブリタニアの皇帝となったルルーシュとは敵対する姿勢を取っている。だが、ブリタニアの超合集国への加入に関する会議がエリア11のアッシュフォード学園で行われた際、強引にルルーシュの排除に乗り出そうとしたのが逆に仇になってしまい、ブリタニア側に「皇帝救出」の大義名分を与えてしまった上に、「ナイトオブゼロ」であるスザクの[[ランスロット・アルビオン]]を中心とするブリタニア軍の突入を許し、更には天子や神楽耶を始めとする超合集国の首脳陣達までもが人質に取られる最悪の事態となってしまった。
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病魔の進行に苦しみつつ各国の人間達を説得する中、シュナイゼルが広域殲滅兵器であるフレイヤを大量搭載した天空要塞[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]を持ち出し、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]を新たなブリタニア皇帝として擁立すべく表舞台に現れる。トウキョウに壊滅的被害を出したフレイヤを認める気にはなれなかったが、この場はあくまでも「世界を纏める事」を優先した結果、シュナイゼルと同盟を結ぶ形で「世界の敵」となったルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に挑む。しかし、ルルーシュの座乗する[[アヴァロン]]に天子達超合集国の首脳陣達が乗せられていた結果、シュナイゼルの付け入れる隙を与えてしまう事になり、「フレイヤを使用しない」という条件を飲ませる為に、やむなく全体の指揮権をシュナイゼルに譲渡し、自らは神虎で前線に出る。しかし、フジサンのサクラダイトを爆破した火山弾により黒の騎士団は壊滅状態となり、自身もスザクのランスロット・アルビオンによって神虎の左腕を切り落とされてしまうが、それでもアヴァロンを航行不能にし突入に成功。黒の騎士団の歩兵部隊と共に天子達の救出には成功するも、シュナイゼルがギアスの支配下に置かれてしまった結果、ダモクレスを奪われてしまう事になり、全面降伏する形で敗戦する。
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2ヶ月後、天子と共に皇帝ルルーシュに背いた重罪人の一人として処刑を待つ身となっていたが、ルルーシュとスザクによって決行されたゼロレクイエムによって、スザクの扮したゼロがルルーシュにとどめを刺す光景を目撃。解放される事になった。
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エピローグにおける扇の結婚式の写真にて、黒の騎士団を始めとするメインキャラクター達は写真に写っているのに'''星刻は写っていない'''。ただし、これに関しては特に言及されていないため真相は不明(エンディング部分には神虎は映っている)。しかし、続編である『[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]』では、[[玉城真一郎]]の「CAFE ZERO」の2号店開店記念パーティーの際、[[ロロ・ランペルージ]]や死亡した[[四聖剣]]のメンバーと共に遺影が置かれている事から、既に亡くなった事が示唆されている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;「この売国奴が!」<br/>「紅天、既に死す…」
 
;「この売国奴が!」<br/>「紅天、既に死す…」
 
:R2第4話にて。[[エリア11]]に派遣されてきた[[大宦官]]の一人である高亥(ガオ・ハイ)が[[天子]]の存在を無視する行動([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の[[ギアス]]による命令で)を繰り返した結果、粛清した際の台詞。漢字表記はアニメに準じた漫画版から。
 
:R2第4話にて。[[エリア11]]に派遣されてきた[[大宦官]]の一人である高亥(ガオ・ハイ)が[[天子]]の存在を無視する行動([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の[[ギアス]]による命令で)を繰り返した結果、粛清した際の台詞。漢字表記はアニメに準じた漫画版から。
:この時、星刻は錐を投擲して高亥を仕留めている。もっとも、元々天子を救う為にクーデターを企てていた星刻にとっては、ちょうどいい口実だったかもしれないが…。
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:この時、星刻は縄鏢を投擲して高亥を仕留めている。もっとも、元々天子を救う為にクーデターを企てていた星刻にとっては、ちょうどいい口実だったかもしれないが…。
 
:ちなみに「紅天~」の元ネタは、『三国志』の序盤に起こった反乱である「黄巾の乱」のスローガン「蒼天已死 黃天當立(蒼天すでに死す。黄天まさに立つべし)」である。「蒼天」は漢王朝を指し、「黄天」は反乱を起こした黄巾賊こと太平道一派を指す。「紅天」は作中の王朝を指す言葉であろうか。
 
:ちなみに「紅天~」の元ネタは、『三国志』の序盤に起こった反乱である「黄巾の乱」のスローガン「蒼天已死 黃天當立(蒼天すでに死す。黄天まさに立つべし)」である。「蒼天」は漢王朝を指し、「黄天」は反乱を起こした黄巾賊こと太平道一派を指す。「紅天」は作中の王朝を指す言葉であろうか。
 
;「……わかりました。いずれ、自分が天子様を外へお連れしましょう。救っていただいた命のお返しとして……」<br />「外では、こうやって約束をするんです」
 
;「……わかりました。いずれ、自分が天子様を外へお連れしましょう。救っていただいた命のお返しとして……」<br />「外では、こうやって約束をするんです」
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*前述の通り[[天子]]に忠誠を誓っているが、そのせい(?)でネット上では彼がロリコン扱いされる事が多い。
 
*前述の通り[[天子]]に忠誠を誓っているが、そのせい(?)でネット上では彼がロリコン扱いされる事が多い。
 
**『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で[[サイズ差補正無視]]を持っているのは、ロリコンネタではないかと受け取るユーザーもいた。
 
**『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で[[サイズ差補正無視]]を持っているのは、ロリコンネタではないかと受け取るユーザーもいた。
*『R2』エピローグの[[扇要|扇]]の結婚式の写真にて、[[黒の騎士団]]を始めとするメインキャラクター達は写真に写っているのに'''星刻は写っていない'''。[[医療・病障害|病弱]]である設定から察するに……。ただし、これに関しては特に言及されていないため真相は不明(エンディング部分には神虎は映っている)。
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**続編『[[コードギアス 復活のルルーシュ|復活のルルーシュ]]』でも本人は登場せず、'''[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]や[[四聖剣]]たちの死亡したメンバーと同じ所に写真が飾られていた'''。
   
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[[Category:登場人物ら行]]
 
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[[Category:コードギアスシリーズ]]
 
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